Last Updated on 2025年5月19日 by wpmaster
日本ハム対ロッテ7回戦(ZOZOマリンスタヂアム)
先発は、達孝太とオースティンリーボス
試合は、9回を終了した段階で勝敗が確定できず、延長戦を戦うこととなる。延長12回裏まで戦い、1-2で日本ハムが敗戦した。
ポイント1 : 11回裏一死二塁の守り
打者走者をアウトにするよりも二塁走者に三塁に進塁されないことを優先しなければならない。
二塁走者は、ファーストバウンド後に進塁義務は生じないが、遊撃手は、外野芝の切れ目の後ろ、インサイドムーヴを90°未満にして三塁に送球できる位置で守り、実際に三塁に送球しなければならない。
「目で二塁走者を殺す」は、前肩、前脇腹が投球肩方向に捻転すること、二塁走者に三塁に進塁されることから絶対に不可!!
11回裏一死二塁
打者藤原(左投げ左打ち)
投手宮西(左投げ)
カウント2-2
二塁走者山本大斗
スコアは、1-1の同点
二塁走者山本大斗は、二塁ベースを囲んで敷いてある黒土と二三塁間を結ぶ赤土の境目の内、左翼寄りのラインの直後でリードを取る。
二塁走者の後ろ、二塁ベースの中堅寄りのコーナーの後ろ、外野芝の切れ目の直前(二三塁間を結ぶ赤土の部分)で守っていた水野は、二塁ベースを囲んで敷いてある黒土と二三塁間を結ぶ赤土の境目の内、左翼寄りのラインの直後と外野芝の切れ目の中間部分(赤土が敷いてあるエリア)を三塁方向に進み、守備位置を移動する。
藤原は、左腕前腕部を回外(トップポジション)後、ヘッドが立つ(左手首が背屈)、左腕前腕部を回内完結後、ヘッドが立つ。左腕前腕部を回外(フォロースルーの開始)後、ヘッドが立ち投球の軌道の外側にヘッドが入る。
水野は、そこから二塁ベース方向にシャッフル、胸の高さで左腕前腕部を回内、左手親指基節骨の上に左手人差し指の付け根を持ってくる。左腕前腕部を回外、グラブの芯で打球を受ける。
水野は、左腕前腕部を回内、右肘をコックアップ、右股関節を内旋、左足を一塁方向にステップする。左足を二塁ベースを囲んで敷いてある黒土と二三塁間を結ぶ赤土の境目の内、左翼寄りのラインの直後に入射させる。
90°以上、左股関節を内旋(インサイドムーヴ)しないと三塁には送球できない。
解説の藪田は、水野は、「一塁方向にステップしたから一塁に間に合わなかった。ノーステップで投げないと一塁に間に合わない」旨を述べるが、打者走者なんかどうでもよい。
二塁走者の山本大斗を三塁に進塁させてしまった。
ポイント2 : 3回表一死三塁
一死三塁
打者田宮(右投げ左打ち)
投手ボス(右投げ)
三塁走者五十幡
スコアは、0-0の同点
カウント0-1
三塁手安田は、二三塁間を結ぶラインの前で守る。
五十幡は、両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈して三塁ベースのアンツーカーの三塁席側のラインの外側で一次リードを取る。
田宮は、ヘッドをホームプレートの方に倒してヒッティングの構えをする。
ボスが右腕前腕部を回外、右手首を煽った後にバントの構えに切り替え始める。
左手首が掌屈しヘッドがホームプレート方向に倒れる。
左手首をコックした後、右脇が締まり、右肘が突っ張る。
左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
左腕前腕部を回外後、左手首が掌屈してしまいヘッドが立たない。
ファーストバウンド後、五十幡がラインの内側に入りスタートを切る。
打球は三塁線を割る(ファウル)
スクイスを失敗する。
ポイント 3: 11回表二死二三塁
打者万波(右投げ右打ち)
投手木村優人(右投げ)
二塁走者今川、三塁走者奈良間
スコアは、1-1の同点
右投手は、二塁送球の手段としてインサイドムーヴを180°するか右股関節を内旋して反時計回りにシャッフルして二塁に送球するかの二択が生ずる。
後者の動作をする場合、三塁を走者に背面を向けることとなるから、三塁走者は、セットを解く前若しくはセットを解いた後にスタートを切ることができる。
二死を取られた後は、内野前進守備をして二塁走者の本塁送還を防ぐ場合と前進守備を解除する場合とが生ずる。
二塁走者は、二塁ベースアンツーカー(黒土が敷いてある部分)と二三塁を結ぶ赤土のエリアの境目の直後から両股関節を伸展して外野芝の切れ目の後ろに向かって一次リードを取る。投手がセットを解く前に二次リードを進め、投手若しくは捕手に二塁に送球させる。投手若しくは捕手が二塁に送球しても三塁に送球しても後位を走る二塁走者は、二塁に向かって逆走する。但し帰塁は厳禁。三塁走者の本盗をアシストしなければならない。
飛球が生じた後、無死又は一死の場合、最前位の走者である三塁走者は、野手が打球に”触れた”後、三塁を離塁する。野手がノーバウンドで”捕球”後は、逆走不要、減速厳禁。
後位の走者は、無死又は一死の場合、飛球が生ずる前(私見では推奨)又は後に、遅くとも野手が打球に触れた後二塁を離塁する。
打球に触れた野手が二塁若しくは三塁に送球後、後位の走者である二塁走者は逆走する。但し送球前後の帰塁は厳禁。二死を取られた後は、全ての走者は、ゴロ、飛球問わず逆走不要。
打者は、盗塁を仕掛ける場合、空振りするかスイングしないの二択が日本では、指揮官によってセオリー化されているが、ワンバウンド以外は、ヒッティングして構わない。
今川は、二塁ベースアンツーカー(黒土が敷いてある部分)と二三塁を結ぶ赤土のエリアの境目の直後で両股関節を屈曲して一次リードを取る。
遊撃手は、外野芝の切れ目の直前に守る。
投手がセットを解く前に両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈してシャッフル、二次リードを取る。
初球、今川は、木村がリリース後、スタートを切る。
万波は、三遊間にゴロを打つ。
三塁走者が本塁を蹴る前に打者走者の万波が一塁到達前にアウトになる。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事を参照