Last Updated on 2025年9月8日 by wpmaster
日本ハム対オリックス24回戦(京セラドーム大坂)
先発は、福島蓮と山下舜平大
試合は、2-3で日本ハムの敗戦
ケーススタディ[二死一三塁]
二死を取った後は、どの走者からアウトを取っても攻撃が終了する。しかし、後位を走る走者と競争している間も最前位を走る走者は、本塁に向かって走っている。
一塁走者が二盗に成功した後、投手がピッチーズサークルを出てホームプレートのアンツーカー内に入って捕手からボールを受け取る。
投手がボールを持ったまま、三塁線に対し、スクエアスタンスに立ち、三塁走者にタッグする。
6回裏二死一三塁
打者若月
投手玉井
一塁走者紅林、三塁走者中川
スコアは、2-2の同点
遊撃水野は、二三塁間ハーフウェイより二塁寄り外野芝の切れ目の直前、二塁手石井は、一二塁間ハーフウェイ外野芝の切れ目の直前に守る。
玉井が右腕前腕部を回内後(右肘コック前)に一塁走者紅林が左股関節を屈曲してスタートを切る。
三塁走者中川は、シャッフルして二次リードを開始し、三本間を一進一退する。
投手は、投球肩側の足を投球板の後ろに外した後、本塁方向に左足を本塁方向に入射して右肘をコックアップ、本塁送球にすると、右足が投手板を通過する。
投球板を跨がずに投手板から投球肩側の足を離し、ボールをリリース後、ピッチャーズザークルから出ないと審判からボークという評価が付与され得る。
玉井は、投手板から右足を前に外し前進してピッチャーズサークル内で右股関節を屈曲する。
捕手田宮は、右肘を左肘より下げた後、右肘をコックアップ、右腕前腕部を回外する前に左足親指IP関節を背屈、左股関節をうねり上げることにより、右肘の加速距離を短くし、バックスピンの加速距離がキャッチボールと同じ程度のピッチャーズバックを玉井の左肩関節の高さにする。
玉井は、右股関節を外旋して両股関節を伸展、左腕前腕部を回内してグラブを出すが上方に弾いてしまう。
送球が内野芝のエリアでバウンドする。
二塁手石井が二塁に入る。
しかし、石井は、本塁に投げるのではなく、一塁に投げてしまう。
三塁走者に本塁にスタートを切られ得点されてしまうという大惨事が産み出されるプレーである。
ボールを受けた清宮幸太郎が右腕前腕部を回内(右肘コック前)後、三塁走者中川が三本間ハーフウェイ手前から左股関節を屈曲してスタートを切る。
清宮幸太郎が右腕前腕部を回外して右肘をコックした後、中川は、左肩関節から右股関節のラインを本塁方向に外してブレーキをかける。
清宮幸太郎が右腕前腕部を回内して右肘をコックアップ、左足を三塁方向に入射した後、中川は、三塁方向に逆走する。
一塁手清宮幸太郎は、三塁に送球する。郡司は、右足親指IP関節を底屈して三塁ベースの本塁寄りのラインの延長線上にスクエアスタンスで立つ。追いタッグにならない位置関係を創る。
中川は、左股関節を屈曲、左足親指IP関節を底屈、右股関節を屈曲、右足親指IP関節を底屈、上方への加速距離がMaxのシャッフルをする。両足首が底屈する。両足親指の爪先を結ぶラインがスタンダードWになる。左股関節を縦に伸展、左足親指IP関節が底屈、左足首が背屈、右膝がアクセレーションし、両足親指の爪先を結ぶラインがスタンダードWになる。
中川は、三塁ベースのマウンド寄りのコーナーの外側に右足の親指の爪で触れる。
郡司は、左腕前腕部を回内して煎餅捕りをする。
解説は、清宮幸太郎のみのミスとする。
田宮は、二盗が実現する前にピッチャーズバックをしたというヘマをしでかす。
玉井に関しては、「キャッチボールもロクにできねえのかよ」という批判が生じ得るが、一塁若しくは二塁に投げるという要らんことはしていない。
清宮幸太郎は、本塁ではなく三塁に送球したので、手段としてはベストであるという評価を付与することができないが、石井のエラーを救済する方向に動いた。
最大のエラーは、石井である。
俺の方が100%正しい。
異論は、認めない。
後位を走る走者と競争してしまった例
7回裏
打者頓宮(右投げ右打ち)
投手齋藤友貴哉(右投げ)
一塁走者西野、二塁走者渡部
スコアは、2-3で日本ハムが1点ビハインド
遊撃手が二塁走者の前に出ると(二塁走者の左脇腹と二塁ベースの間を通過すると)二塁走者に投手がセットを解除する前にスタートを切られる。
渡部は、ツイストしながら一次リード、齋藤友貴哉が右腕前腕部を回内後(右肘コック前)、シャッフル7往復、田宮が齋藤友貴哉にボールをリリースする前から二塁へ逆走を開始する。
水野は、二塁方向に動かない
渡部は、齋藤友貴哉が3球目のセットアップに入り、右腕前腕部を回外してセットを解き右腕前腕部を回内後(右肘コック前)、シャッフル1往復、クロスステップ、シャッフル2往復、打球がリリースされた後、上方への加速距離の長いシャッフル、シャッフル3往復後、左股関節を屈曲してスタートを切る。
二塁手石井は、二塁ベースの中堅寄りのコーナーの後ろ、外野芝の切れ目の直前で二塁方向にダイヴする。左腕前腕部を回内して打球に触れる。
左股関節を内旋をせず、右股関節の内旋のみで、右肘をコックアップできるにもかかわらず一塁に送球してしまう。
二塁走者渡部に三塁に進塁されてしまう。
最前位を走る走者をアウトにした例
5回裏一死二塁
打者若月
投手福島
二塁走者宗
スコアは、2-0で日本ハムがリード
遊撃水野は、二塁走者宗の後ろ、外野芝の切れ目の直前で守る。
二塁走者宗は、福島が右腕前腕部を回内後、シャッフルして2次リードを開始する。6往復目のシャッフルと9往復目のシャッフルが上方への加速距離がMaxのシャッフルである。シャッフルを合計11往復後、ファーストバウンド後、左股関節を内旋してスタートを切る。
水野は、左股関節を屈曲し、二塁ベース方向にスタートを切る。
二塁ベースの三塁寄りのラインの外側敷いてある赤土と黒土の境目のラインの外側、外野芝の切れ目の直前で右股関節を内旋、右足親指IP関節を底屈、左腕前腕部を回内し、ハーフバウンドの軌道の後ろに入射させる。
宗は、右股関節を内旋、右足親指IP関節を底屈して二塁方向に逆走しかかる。
水野は、左股関節を内旋、左足親指IP関節を底屈、右股関節を外旋する。
宗は、打球の軌道より三塁寄りで右股関節を屈曲して三塁方向にリスタートする。
宗は、左股関節を屈曲し、加速する。
水野は、右股関節を内旋、上方への加速距離がMaxのシャッフルをする。両足親指爪先を結ぶラインがスタンダードWになる。左腕前腕部を回外し、左胸の高さで打球に触れる。
宗は、右股関節を屈曲し、三塁方向へ加速し走り続ける。
水野は、右股関節を縦に伸展、左股関節を内旋(インサイドムーヴ)、左足親指IP関節を底屈、上方への加速距離がMaxのシャッフルをする。両足首が背屈、両足親指IP関節が底屈する。両膝の下から爪先が浮き上がり、地面と平行になる。右肘がヒッチする。両足親指爪先を結ぶラインがスタンダードWになる。右腕前腕部を回内して右肘をコックアップする。左足親指IP関節を底屈、左股関節を内旋して着地、右腕前腕部を回外して右肘をアクセレーション、トップを作る。右足親指IP関節が背屈する。右股関節が縦に伸展、右足親指IP関節が底屈する。
水野は、右腕前腕部を回内、左足親指IP関節を背屈、左股関節を縦に伸展(左膝は背屈まではしないが、左膝の屈曲は、150°)、右股関節を屈曲する。ボールを三塁にリリースする。右手首は背屈できている。
宗は、二三塁間で走路の膨らみを抑え、ラインの内側に入る。
三塁手郡司は、左腕前腕部を回内して送球に触れる。
三塁手郡司が三塁ベースの左中間寄りのラインの延長線上の後ろ、黒土のエリア内で右股関節を屈曲、右足親指IP関節を底屈、左腕前腕部を回内し、左胸の高さでノーバウンドで送球に触れる。左股関節が屈曲する。左足親指IP関節が底屈する。
宗は、三塁ベースアンツーカーの赤土のエリアで左股関節を縦に伸展、左足親指IP関節を底屈する。
宗は、右股関節を縦に伸展、右足親指IP関節を底屈、左股関節を屈曲し左足親指IP関節を底屈し、三塁ベースの本塁寄りのラインのマウンド寄りのコーナーの外側に入射し始める。
宗の左足爪先が三塁に触れる前に郡司が左腕前腕部を回外、回内し、グラブで宗の右肩峰にタッグする。
宗は、左腕前腕部を回内して左手親指基節骨で三塁ベースのマウンド寄りのコーナーに触れる。宗は、左股関節を三塁線方向に伸展する。
二塁走者宗は、タッグアウトと審判から評価を付与される。
水野は、外野芝の切れ目の後ろで守れば、左股関節を内旋した後ではなく右肘をコックアップできたが、後位を走る打者走者と競争せず、最前位を走る走者と競争し、三塁手前でアウトにした。
footnote
用語に付与する解釈に関しては、下記記事参照