Last Updated on 2025年6月8日 by wpmaster
交流戦日本ハム対DeNA1回戦(橫濵スタヂアム)
先発は、伊藤大海とトレバーバウアー
試合は、1-2で日本ハムの敗戦
併殺崩しの個別ミッションー概要
無死満塁又は一死満塁では内野ゴロが生じても併殺崩しでMax3点取ることができる。
三塁走者は、投手がセットを解く前にスタートを切る。二塁走者は、セットを解く前に二次リードをハーフウェイ手前まで進め、スタートを切る。二塁に送球されても逆走せず、三塁に送球されたら逆走する。
一塁走者は、投手がセットを解いた後にスタートするか、投球腕前腕部を回内(スロー)した後にスタートを切る。
スタートを切られても打者は、ワンバウンド以外の投球はスイングして構わない。
一塁走者は、一二塁間でラインの内側に入った後、二塁ベースをポップアップドリルスライディングをして二塁ベースをオーバーランする。二塁ベースをオーバーランした後は、二塁に逆走せずに三塁に走る。最前位を走る走者が三塁を離塁した後は、盗塁の場合は、三塁ベースの占有権は最前位の走者に生ずるが、ゴロの場合は、後位を走る走者に生ずる。一塁走者は、三塁に転送された後、初めて二塁方向に逆走する。一塁走者が二三塁間で挟まれて三塁ベースを蹴った二塁走者の本塁生還をアシストする。
一塁送球を一塁に入った野手が後逸すれば一塁走者も本塁に還ることができる。一塁走者は、ラインの内側に入って二塁に入った野手の一塁送球と一塁に入った野手の三塁送球を妨害するのっであるから、エラーを待っているのとは異なる。
打者走者は、減速せず、フェアゾーンをオーバーランし、二塁に向かう。一塁ベースに逆走してしまったら一塁走者が打者走者の犠牲となって打者走者の出塁をアシストするという本末転倒のバカープ野球になってしまうからだ。
ケーススタディ
6回表一死満塁
打者松本剛(右投げ右打ち)
投手バウアー(右投げ)
一塁走者万波、二塁走者清宮幸太郎、三塁走者石井
スコアは、1-2で日本ハムが1点ビハインド
二塁走者清宮幸太郎は、二塁ベースの左中間寄りのラインの三塁寄りのコーナーに左足の爪先を触れ、左股関節を内旋してラインの内側に向かってリードを取り始める。
これでは、三本間で走路が膨らむので内野ゴロ、飛球で本塁に還ることが難しい。
遊撃京田は、内外野を分かつラインの前、二塁ベースのアンツーカーと外野芝の境目よりも後ろ、すなわち、清宮幸太郎より後ろ、ハーフウェイより二塁ベース寄りに守る。
二塁走者は、遊撃手の後ろでリードを取るのがノルマ、遊撃手の後ろでリードすることができなければ、二次リードを進めて遊撃手を二塁走者の前に出させなければらなない。
右投手は、右股関節を内旋した後、左回り(反時計回り)をする牽制は、セットを解いた後、二塁走者、三塁走者に背側を向ける。
三塁走者は、本塁にスタートを切った後、投手に三塁に送球されても三塁への逆走は厳禁である。
三塁走者は、三塁を離塁し、本盗を開始した後は、後位の走者である二塁走者に三塁ベースの占有権が生ずる。
タッグされる前に三塁ベースに触れれば三塁ベースの占有権は、三塁走者に生ずるが三塁でセーフになることが難しい。
三本間でランダウンプレーに持ち込まれた結果、三塁走者がタッグアウトになれば、最前位の走者が後位の走者をアシストする本末転倒のバカープ野球をすることとなる。
三塁走者は、セットを解く前にスタートが切れるが、石井は、スタートを切らない。
バウアーは、右股関節を内旋した後、左回り(反時計回り)をする牽制は、本塁への投球、送球以上に直立に近い立投げをする。
右肘をコックアップした後の右股関節の内旋運動の加速距離が長いから右股関節が弛んで右足親指IP関節が底屈する。
右肘をアクセレーションした後、左股関節の内旋運動の加速距離が長いから左股関節が屈曲して左足親指IP関節が底屈する。
右腕前腕部の回内運動(スロー)の回転半径が短く加速距離が長い。
日本人投手より数段牽制のモーションが速い。
バウアーは、右股関節を内旋した後、左股関節を内旋、右回り(時計回り)する牽制(インサイドムーヴ)に関しても、右肘をコックアップした後の右股関節の内旋運動の加速距離が長いから右股関節が弛んで右足親指IP関節が底屈する。
左股関節の外旋運動の加速距離が長いので左股節が本塁方向に伸展、左股関節が腹側に引っ込む。ストライドが狭くなる。右肘のアクセレーション及び左股関節の内旋運動の加速距離が長くなる。
右肘をアクセレーションした後、左股関節の内旋運動の加速距離が長いから左股関節が屈曲して左足親指IP関節が底屈する。
右腕前腕部の回内運動(二塁へのスロー)の回転半径が短く、加速距離が長い。
二塁に偽投した後、三塁に偽投又は送球するとボークを取られ得るから日本人は、二塁偽投後の三塁送球はしない。
但し、二塁偽投後、三塁に偽投したら、三塁走者は三塁への逆走は不要である。
バウアーは、二塁に偽投した後も三塁に送球する。
盗塁を含めファーストバウンドをが生ずる前は、三塁ベースの占有権は、二塁走者に生ずるが、二塁走者は逆走する。
二塁走者は、三塁走者を還す手段上、囮りにならなければならないからアウトになって構わない。
よって、バウアーの二塁送球の巧拙は、二塁走者にとっては瑣末な問題と私は、評価付けできる。
しかし、清宮幸太郎は、二次リードは、シャッフル1往復しかしていない。
よって、京田に清宮幸太郎の左股関節の外側と二塁ベースの間を通過させ、二塁走者の前に入らせることに成功していない。
バウアーは、左股関節の回転半径を短くし、内旋運動の加速距離が長いから左足親指IP関節を底屈して地面をタップする。
右腕前腕部を回外してセットを解く。
右腕上腕部、左股関節がが弛緩する。
右腕前腕部を回内後、右肘を伸展させることなく右肘をコックアップする。
右肘側副靭帯の前束が弛緩し、右肘が鋭角に屈曲、右手首が背屈する。
左足入射前も左手親指IP関節が底屈できている。
右肘アクセレーション開始後のストライドが狭く立ち投げする。
フォロースルー後、一塁側に上体を流す。
上腕、側副靭帯、右足長趾伸筋が弛緩しているから素人にはクイックが遅く感じられるだろうが、クイックは非常に速い。
松本剛は、右腕前腕部を回内直後後、ヘッドが下がり、右手首をコックしてヘッドアップしてしまっている。右腕前腕部を回内し直す。
打球が三遊間方向に跳ねる。
三塁走者、二塁走者、一塁走者は、ファーストバウンド後、右膝をコックアップしてスタートを切る。
二塁走者の清宮幸太郎は、二三塁間ヘーフウェイの手前からラインの内側に入ってしまう。
京田は打球に触れた後、右手で二塁にトスする。
二塁ベースにドリルスライディングをしてオーバーランすることにより二三塁間ランダウンプレー及びタッ
グプレーに持ち込まない。二塁走者の本塁生還をアシストしていない。
二塁手の牧が二塁ベースの左中間寄りのラインの中堅寄りのコーナーを左足で蹴った後、一塁走者の万波は、一塁手と二塁手を結ぶライン上に入って送球を妨害するのではなく二塁ベースの右中間寄りのラインと一塁ベースの右翼寄りのラインを結ぶラインの外側’右中間方向)へ走路を膨らませる。
二三塁間で走路を膨らませ三本間でラインの内側に入ることができないことに加え、一塁送球もアシストしてしまっている。
打者走者の松本剛は、ファウルゾーンをオーバーランする。
6-4-3の併殺が成立し、追加点を取ることができずにこのイニングスの攻撃が終了する。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照