Last Updated on 2025年5月23日 by wpmaster
日本ハム対ソフトバンク8回戦(エスコンフィールド)
先発は、古林睿煬と前田純
試合は、9イニングスを終了した段階では勝敗が確定せず、延長戦を戦うことを余儀なくなくされる。
延長12回裏を終了した段階で規定により、3-4で日本ハムの敗戦が確定した。
この試合、支配下登録された孫易磊が9回表から登板し、6つのアウトを稼ぐ。記録員によりプロ初登板初ホールドであるとの評価が付された。
ヒップファーストは陳腐化している!孫易磊の投球動作を見たことにより生じた懸案事項
孫は、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせ、両股関節を内旋、クローズドスタンスでセットアップする。
左股関節を一塁方向に伸展してアウトステップする。
左足外側広筋が弛み、左膝が屈曲、左股関節の内旋運動の回転半径が狭くなる。
右股関節が弛む。
グラブを胸の高さから鎖骨の高さに上げる。
左足親指IP関節を底屈する。
右股関節の内旋にブレーキをかける。
左股関節の内旋運動が加速し、左股関節が弛み、屈曲する。左足親指IP関節が底屈する。
左足親指IP関節を底屈して地面をタップすることができている。
左股関節の内旋運動、右股関節の外旋運動の回転半径を狭くすることができている。
右腕前腕部を回外してセットを解く。
右腕上腕部のローテカフが弛む。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が短く、加速距離が長くなる。
右腕前腕部の回内後、右腕前腕部の深層屈筋、右肘側副靭帯の前束が弛む。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が短く、加速距離が長くなる。
左股関節を外旋、左足首を底屈してレッグアップを止める。
左足外側広筋が弛む。
右腕前腕部を回外後、左股関節の内旋運動の回転半径が短く加速距離がを長くすることができる。
左足親指IP関節が底屈する。
ここまでは、完璧に近い。
しかし、孫は、左股関節を内旋し、左足の爪先に右股関節を跨がせる。
左足の爪先が三遊間に向く。
ヒップファーストのポイションを作る。
このヒップファーストを作る動作(過程)は、台湾及び1年目のスプリングキャンプでは見られなかった動作である。
ヒップファーストをすれば球速が増す、制球が良くなるという誤った理解をしているNPBのOBの入れ知恵だろう。
ヒップファースト後、孫の右足踵は一塁側に滑り、回内した左腕前腕部の手首が掌屈してしまう。
右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕上腕部のローテカフが弛まなくなる。
右腕前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕前腕部を回内後、右肘の側副靭帯、右腕前腕部の深層屈筋が弛まない。
孫は、右腕前腕部が右股関節を通過する前に右腕前腕部を回内する。
左股関節が外旋する。
右股関節の回転半径が長く加速距離が短いので右股間節が弛まず、右足親指IP関節が底屈せず、右足拇指球にウェイトが移ってしまう。
右股関節の内旋運動の加速距離が短いと右股関節が弛緩せず屈曲せず右足親指のIP関節が底屈しないのでストライドを狭くすることができない。
右肘のアクセレーション後に右股関節を伸展した後、右膝が屈曲しないのでストライドを狭くすることができない。
孫は、左足前脛骨筋を外反(回内)する。
右足小指球にウェイトが戻る。
ストライドが広がらずに済む。
右腕前腕部を回内して右肘をコックアップした後の両肩を結ぶラインは、右足親指IP関節は底屈しないものの右足小指球で地面を荷重している分、スタンダードWにできている。
しかし、右足小指球にウェイトを戻せないと、アマチュアのときのように右肘のコックアップ後、両肩を結ぶラインのインバートWを再発させてしまう。
右腕前腕部の回外運動(右肘のアクセレーション→トップポジション)の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕上腕部の腱板が弛まない。
右腕上腕部の回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕上腕部の回内(リリース)後、右腕上腕部が反張する。
孫は、ヒップファーストの動作を削らないと失速の少ないファストボールを投げられないし、側副靭帯の前束、深層屈筋、ローテカフの故障、損傷を進行させてしまう。インピジメント、ルーズショルダーを生じてしまう。
僅差のビハインドでもつなぐ野球をするな!敗因は、各駅停車の走塁
走るのが速くないのであれば、ランエンドヒットをかけなさい。
ディレードスチールは、ピッチャーズバック毎の帰塁は不要
4回裏一死一塁
打者レイエス(右投げ右打ち)
投手前田純(左投げ)
一塁走者郡司
スコアは、1-2で日本ハムが1点ビハインド
レイエスは、引っ張って三遊間にライナーを打つ。
郡司は、打球が三塁手、遊撃手の身長を越えた段階でスタートを切る。
三塁で停止する。
レイエスも二塁ベースを一歩しかオーバーランしておらず、最前位の走者の本塁生還をアシストできていない。
6回裏一死一二塁
打者レイエス(右投げ右打ち)
投手藤井皓哉(右投げ)
一塁走者細川、二塁走者郡司
スコアは、2-3で日本ハムが1点ビハインド
レイエスは、インサイド高目の投球の軌道に対し、右腕前腕部の回外後、両肘が長軸と短軸が垂直に交わる。右腕前腕部を回内後、ヘッドが立つ(右手首が背屈)。
中堅方向にライナーを産む。
郡司は、二次リードを取った後、右股関節を外旋(バックステップ)打球がに二塁手、遊撃の頭上を越えた後にスタートを切る。
細川も打球がに二塁手、遊撃の頭上を越えた後にスタートを切る。
郡司は、本塁に還ることができず一死満塁にしてしまう。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照