ケースに応じたベースランニングに課題を残す[F-EⅧ]

Last Updated on 2025年5月12日 by wpmaster

日本ハム対楽天8回戦(エスコンフィールド)
先発は、古林睿煬と岸孝之
試合は、4-0で日本ハムの勝利

古林睿煬の投球

古林は、右足親指IP関節で地面をタップ、左股関節を外旋してレッグダウンを開始後も左足親指IP関節を底屈することが再現できるようになった。

セットを解く前にボールを抜き取る動作を止めた。

古林睿煬は修正できる&清宮幸太郎の守備走塁に付ける評価

右足親指IP関節を底屈して右肘をコックアップした後の両肩を結ぶラインをスタンダードWにする。右腕前腕部を回外してトップを作った後も、右足親指IP関節を底屈してストライドを狭める。
左足首を底屈して入射後、左股関節が一塁方向に伸展する。
右腕前腕部を回内した後、プロ初登板のときよりも右肘が上がる。0ポジションに近い角度で投球する。

古林は、ファストボールを打者の肋骨より上の軌道で投球することによって打者を指し込み、右打者に一飛、二飛球、左打者に遊飛、三飛という屈辱的な打撃をさせてアウトを稼ぐ。

但し、左腕前腕部を回内したとき、左足首を底屈して入射する前に左足前脛骨筋を外反(回内)したとき、左足親指IP関節を底屈できており、左股関節の内旋にブレーキをかけることを試みるが、左手首が掌屈してしまっている。

左腕前腕部の回外運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。

左股関節の外旋にブレーキがかけることができず、右股関節が右足外踝を跨ぐ。

右肘をコックアップ後及び右肘をアクセレーション後に右足親指拇指球にかかってしまい、リリース後に右腕上腕部が反張してしまう場面が生じた(ナックルカーブ1、スプリット1)

それでも、古林は、プロ初登板でボコられた楽天打線に対し、98球で無四球完封

ポイント1: 6回裏の攻撃

6回裏
一死二塁

一死二塁におけるケース打撃

打者清宮幸太郎(右投げ左打ち)
投手岸(右投げ)
二塁走者野村佑希

スコアは、3-0で日本ハムが3点リード

左打者は、いかなる場面でも走り打ちは、厳禁。
左腕前腕部の回内してフォロースルーを完結(フォロースルーの開始は、回外であるが完結は回内)してからゴロ、飛球を問わずスタートを切ること。
スイングせずに四球の場合は、トップポジションを作り終えてから(左腕前腕部を回外)してからスタートを切ること。

カウント3-1から岸の投球がインロー(左打者のアウトロー)に外れる。

清宮幸太郎は、左打席を出た後、加速せず、バットを持ったまま一塁に歩いてしまっている。
捕手に一塁又は二塁に送球させて二塁走者の三塁及び本塁進塁をするということをしていない。

一死一二塁

<隙を産み出さない野球>徹底解説一死一二塁におけるケース打撃

打者万波(右投げ右打ち)
投手岸(右投げ)
一塁走者清宮幸太郎、二塁走者野村佑希
スコアは、3-0で日本ハムが3点リード

遊撃宗山は、二三塁を結ぶラインの後ろ、外野芝の切れ目の直前、二塁手小深田は、一二塁間のラインの後ろ、外野芝の切れ目の前に守る。遊撃の宗山の方が二塁ベースに寄っている。

三塁手の村林は、三塁ベースのアンツーカーの左中間寄りのコーナー(三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろ)の外側(外野芝の切れ目よりは前)で守る。

一塁手浅村は、一塁ベースアンツーカーと内野芝の境目相当部分の内側、一二塁間を結ぶラインの後ろ、外野芝の切れ目の前に守るが、宗山と小深田よりは前(3フットラインの直後)に守る。

二塁走者野村は、二塁ベースの三塁寄りのコーナーの後ろ、二三塁間を結ぶラインの後ろで両股関節を伸展してオープンスタンスで一次リードを取る。
これは、Ok
しかし、ライン上に向かって二次リードを取る。

清宮幸太郎は、一塁ベースの右中間寄りのコーナーからオープンスタンスで両股関節を伸展して一次リードを取る。

万波は、アウトローのカーブに対し、右腕前腕部を回外してトップを作った後、ヘッドが立たない。
右腕前腕部を回内した直後もヘッドが下がり、右手首をコックしてヘッドアップする。

野村と清宮幸太郎は、ファーストバウンド後にスタートを切る。
清宮幸太郎は、ラインの内側に向かって走る
二三塁間で走路を膨らませ、三本間でラインの内側に入れるので、ここまでの走路は妥当である。

打球は、岸の身長より高く跳ねる。

確かに野村は、両足親指IP関節を底屈、両股関節の内旋、外旋にブレーキをかけ、両股関節の内旋運動(外旋した股関節の反対側(=内旋した方の股関節側)の膝のレッグアップ)の加速距離が増し、走り方は、格段に進歩している。

しかし、ハーフウェイ手前からラインの内側に向かって走ってしまう。
遊撃手宗山の手前を走ってしまっている。
遊撃手が打球に触れた場合、遊撃手の三塁送球、本塁送球を遅らせることができない。

三遊間のゴロに対し、三塁手村林が野村の前を横切って打球に触れてくれたので、村林は、野村にタッグするのではなく、二塁に向かって右肘をコックアップ、左足を入射する。

三塁ベースが無人になる。
遊撃手宗山は、野村よりもスタートが遅く、しかもチンタラ三塁に向かって走っている。

二塁手の小深田が二塁に入る。

清宮幸太郎は、左膝を伸展してスライディングする。
清宮幸太郎は、右股関節を三塁方向に内旋するドリルスライディングではなく右股関節を外旋して減速停止するスライディングをする。

小深田は、二塁ベースの三塁寄りのコーナーを右足親指の内側で蹴る。

清宮幸太郎は、左膝を伸展二塁ベースの本塁寄りのコーナーを蹴った後、左股関節を内旋して停止する。
両足親指IP関節を底屈して左股関節を外旋、右股関節を内旋して左中間に背側を向けて立ち上がる。

二塁ベースをオーバーランしていない。
二三塁間のランダウンプレーに持ち込ませて三塁走者の本塁生還をアシストしていない。
二塁フォースドアウトとなる。

野村は、三塁ベースを蹴ってオーバーランした後、三塁に帰塁してしまう。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事を参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

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