[豚vs鷹①]内野守備のスペシャリスト爆誕する

Last Updated on 2024年4月11日 by wpmaster

日本ハム対ソフトバンク1回戦(藤崎台)

先発は、山﨑福也と有原航平

試合は、4-2で日本ハムが勝利した。

先発山﨑福也のコンディションはどうだったか

藤崎台球場のマウンドは、地面を固めた後、黒土が敷かれている。マウンドの表面が固められておらず、投手は、投球間にスパイクで黒土を掘っていかなければならない。

山﨑福也は、首を一二塁間に向けている。左股関節を内旋し、左足の内踝で地面を噛ませて立つことはできている(インエッジ)。左腕前腕部を回内、左手親指PIP関節を背屈してセットできている。

しかし、右足拇指球でタップしてしまう。

タップする前でなくタップした後に首を左打席の外側のラインのマウンド寄りのコーナーに向けてしまっている。

右股関節が内旋し、右膝が右股関節を跨いでしまう。

左足踵にウェイトがかかる。

右足内踝を左足内踝にぶつけた後、右股関節を外旋する間が作れず、骨盤の高さに達してから右股関節を外旋している。左足踵に更にウエイトがかかる。

左腕前腕部を回外してセットを解き、左腕前腕部を回内後、右膝を一塁側に伸展し、左足内踝より前にウエイトが移っていく。
左腕前腕部が背面に達する前に左腕前腕部を回外することはできている。

左腕前腕部を回内、左腕前腕部が左肘の高さに達する前に左足踵が地面から離れ、左足拇指球にウェイトがかかる(両肩を結ぶラインは、スタンダードWにはできている)。

左腕前腕部を回外後、右足親指IP関節を屈曲する間ができず、伸展してから右股関節を外旋し、二塁ベース寄りの三遊間に右股関節を伸展、右膝を突っ張らせている。

左肘のアクセレーションの加速距離が短くなり、左手首が掌屈してしまう。左腕前腕部を回内後、左肘が上がらない(スリークォーター寄りのオーバーハンド)。

山﨑福也は、側副靭帯の前束、深層屈筋、腱板の再生産が困難となり、40球を超えたところからワンバウンドの投球が増えた。

右足親指IP関節を屈曲し、右足親指の爪先でタップし、右膝を一塁側に伸展させずに、三遊間の二塁ベース寄りに伸展させないと故障してしまう。

よって、野手が守備で山﨑福也を助けてやらなければならない。

この試合のワンプレイは、こちら

三塁手のポジショニング、ハンドリング、及びベースの蹴り方

三塁手は、二塁走者の走路よりも後ろ、すなわち、三塁ベースの左中間寄りのコーナー(フェアゾーン)より後ろに守る。

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走者一二塁及び満塁のケースで、三塁ベースの投手寄りのコーナーの前に守ると三塁ベースがガラ空きになる。

三塁ベースに向かって走ると、シャッフルする間ができないから、バックを踏む(拇指球で地面を後ろに蹴る)。

三塁ベースに入れたとして、二三塁のようにタッグを要するケースでは、三塁に突入してきた走者にタッグしても追いタッグになる。

二塁ベースを蹴った走者を先にアウトにすると、三塁ベースを蹴った走者は、本塁手前でタッグプレーとなる。

先に本塁に投げてから三塁走者をアウトにすることとなる。

しかし、遊撃手が三塁に入るまでの間、三塁ベースが無人となるから、二塁ベースを蹴った走者にも本塁に還られてしまう。

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三塁手は、三塁ベースの左中間寄りのコーナーより前に出ず、遊撃手が外野芝との境目からチャージをかけ、三塁ベースの本塁寄りのラインより前のゴロの後ろに左手親指基節骨を入射させる。

遊撃手が本塁に投げる。

三塁手は、三塁ベースの左中間寄りのコーナーより後ろで、打球の落下点の後ろに入り、左腕前腕部を回内して左手親指基節骨を入射させる。

ゴロの場合は、バックハンドシングルで打球に触れても、フォアハンドシングルで打球に触れても構わないが、飛球の場合は、フォアハンドシングルで触れた方が望ましい。

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三塁ベースの左中間寄りのコーナー寄り後ろで打球に触れることによって、左足の外踝で地面を蹴ることができる。

二塁走者をフォースドアウトにできる。

右腕前腕部を回内し右肘を上げた後、右足の内踝で三塁ベースの左中間寄りのラインを蹴れる。

右足拇指球で地面を後ろに蹴らないから、ストライドが広がらない。

左股関節を外旋し、一二塁間方向に左膝を伸展でき、左股関節が右肩の方に伸展する。

新庄剛志流タッグアップに関して解説します

[野球]走者一二塁、私ならこうする[豚vs獅子②]

右腕前腕部を回外する間が作れる。

右手首の背屈の角度が0°になる。

短軸(左腕前腕部)と長軸(右腕前腕部)の交わる角度が90°になる。

[打撃講座]手首の角度とステップの関係

[野球]ところでクイックピッチによる反則投球って要るん?

郡司は、捕手を務めたときは、左股関節を内旋、右股関節を内旋して右足外踝、左足内踝で地面を荷重してミットを構えていた。

臀部を沈ませずに浮かせており、両膝の屈曲は、臀部を沈ませた捕手よりも浅いが、内野手及び外野手よりは両膝の屈曲が深い。

捕手は、内野手、外野手よりも両膝の屈曲した状態から、右股関節を内旋し、右足親指IP関節を屈曲させてシャッフルし、送球する。

郡司もシャッフルする間が作れず、バックを踏んでしまい、右腕前腕部を回外、回内する間ができないから、二塁送球の加速距離が短くなってしまった。

しかし、郡司は、内野で両膝の屈曲を浅くして構えると、別人のような動きを見せた。

今回の体の使い方にまで進化するに至る胚胎となったプレーを既に昨シーズン終盤に見せている。

打者村林の場面がそれに該当する。

[豚vs鷲㉔]またしても内野守備で負ける

1回表無死一二塁

一塁走者、二塁走者は、打球が地面に落ちた後、進塁守備が生ずるので、内野手は、走路より前にポジション取りしてはならない。二塁走者に三塁に進塁されるからと、バックを踏むからである。二塁手、遊撃手、一塁手は、外野の芝との境目がベストである。

投手山﨑福也(左投げ)、打者柳田(右投げ左打ち)

一塁走者周東、二塁走者今宮

一塁手マルティネスは、一塁線を空け、一二塁間の走路の後ろに守る。

柳田は、左腕前腕部を回内後、ヘッドが下がる。左手首をコックしてヘッドアップしてから左肘をカチ上げ直す(左腕前腕部を回内)。

マルティネスは、左足首を背屈、右足親指IP関節を屈曲、右膝をニーアップ、右足首を背屈、左足親指IP関節を屈曲、左膝をニーアップする。

更に、左足首を背屈、右足親指IP関節を屈曲、右膝をニーアップ、右足首を背屈、左足親指IP関節を屈曲、左膝をニーアップする。

マルティネスは、左腕前腕部を回内し、打球の後ろに左手親指基節骨を入射させる。

しかし、左手親指の基節骨で打球を叩いてボールを浮き上がらせる間ができず、グラブの芯で打球を受けてしまう。

三塁に送球できず、一塁にトスする。山﨑福也が一塁に走る。

無死二三塁

5回裏無死満塁

投手山﨑福也(左投げ)、打者は、あぐー(豚)こと山川(右投げ右打ち)

一塁走者柳田、二塁走者周東、三塁走者今宮

スコアは、4-2で日本ハムが2点リード

山川は、右手親指PIP関節を掌屈する。右手人差し指の付け根にグリップを嵌める。

左手小指は、グリップエンドの円柱部分に巻き付ける。

左腕前腕部を回外、右腕前腕部を回外し、ヘッドをホームプレートの方に倒す。

左足拇指球で地面をタップする。

右腕前腕部を回内して右手首を掌屈、ヘッドを投手方向に向け、右手首を背屈する。

左膝を骨盤の高さまで上げる。

左股関節を外旋、左膝を伸展する。

右腕前腕部を回内して右肘を上げた後、左の体幹筋が右肩方向に捻転する。

両腕を結ぶtラインがインバートWになる。

左足拇指球から入射する。

右腕前腕部を回外後、ヘッドが頭から離れていく。

右腕前腕部を回内後、ヘッドが下がる。

右腕前腕部を回外、右手首をコックしてヘッドアップする。

右腕前腕部を回内し直して右肘をカチ上げる。

ファーストバウンドが山﨑福也の身長より高く跳ねる。

三塁手郡司は、三塁ベースの左中間寄りのコーナーの後ろ(左中間方向)に守る。

郡司は、左足首を背屈、右膝をニーアップ、右足首を背屈、左膝をニーアップ、左足親指IP関節を屈曲する。

左足内踝を右足内踝にぶつける(シャッフル)

打球の落下点の後ろ、首の高さで左手親指基節骨を打球の落下点の後ろに入射させる。

左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟む(左足内踝を左足内踝にぶつける)。

ここで左腕前腕部を回外してグラブを開けると、ボールが地面方向に落下する。

右腕前腕部を回内してグラブからボールを抜き取ると左手首が掌屈、左腕前腕部が伸展して右肩の方に入ってしまう。

左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外(トップを作る)、回内運動(スロー)の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。

郡司はグラブを閉じたまま、左腕前腕部を回外する。

ここで、右腕前腕部を回内してグラブからボールを抜き取ると左手首が掌屈、左腕前腕部が伸展して右肩の方に入ってしまう。

左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外(トップを作る)、回内運動(スロー)の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。

郡司は、左足の内踝を地面を噛ませる。左足の外踝で三塁ベースの左翼寄りのラインの三塁線と交わるポイントを蹴る。

郡司は、左腕前腕部を回内、左手親指基節骨で打球を叩く。打球が浮き上がる。右腕前腕部が回外し、右肘がヒッチする。
右腕前腕部を回内して右手親指基節骨でボールを叩く。

右足の内踝で三塁ベースの左翼寄りのラインを蹴る。

右腕前腕部を回外してトップを作る。

右手首の背屈の角度が0°になる。

短軸(左腕前腕部)と長軸(右腕前腕部)の交わる角度が90°になる。
右腕前腕部を回内して本塁に投げる。

捕手伏見は、三塁線を跨いで構える。

左手小指の付け根で送球を叩く。

左腕前腕部を回内し、左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で送球を挟む。

伏見は、ホームプレートのマウンド寄りのラインの三塁線と交わるポイントに左足小指IP関節を付ける。

今宮が両足親指のIP関節を屈曲させて止まる。

左足内踝を2回右足内踝にぶつける。

左足を伸展してスライディングしかかるが止め、左股関節を内旋、左足拇指球で地面を蹴って三塁に引き返し始める。

伏見が今宮の背中にタッグする。

球審がタッグプレーに付けた評価は、アウト

シチュエイションは、二死一二塁に変わる。

追加点は取れなかったか?

5回表二死一三塁

投手有原(右投げ)、打者伏見(右投げ右打ち)

一塁走者水野、三塁走者マルティネス

二死一三塁のケースで取れる得点手段としては下記のものが生ずる。

[野球]一死二三塁、私はこう考える[豚vs鷗3回戦]

  • 本盗
  • 偽装スクイズと重盗の合せ技
  • フォースボーク、対左投手は、フォースボーク+本盗
  • ランエンドヒット

二死を取られた後は、打者がいかなる打球を産み出そうと帰塁することなくノンストップで本塁に向かわなければならない。

水野は、ランエンドヒットのスタート(ディレードスチール)をする。

伏見は、ヘッドアップ(コック)してからスイングし直す(右腕前腕部の回内)。

投球に差されるが、ファーストバウンドが有原の身長と同程度弾む。

走者水野は、右膝を伸展し、左膝を屈曲して二塁にスライディングする。
右足で二塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋してドリルスライディングをしてオーバーランする。
しかし、停止して打者走者の方に首を向けている。

1回表無死二塁

投手有原(右投げ)、打者松本剛(右投げ右打ち)

二塁走者郡司

郡司は、松本剛のバットから打球がリリースされた後、スタートを切り(ギャンブルスタート)、無死一三塁に留まる。

3回表

二死二塁

投手有原(右投げ)、打者水野(右投げ左打ち)

マルティネスは、水野のバットから打球がリリースされた後、スタートを切る(ギャンブルスタート)。

水野の産み出した打球は、中前に抜ける。

二死を取られた後にも関わらず、三塁をオーバーラン後、停止し、三塁に帰塁してしまう。

総合

現在の郡司の打撃は、申告凡退

相手投手にとっては、安全牌

水野は、既に45°のインサイドムーヴ(左回りの三塁送球)に成功した。

失策の多寡が守備の巧拙であるとは私は思わない。
水野の遊撃守備は、源田を超えたと思っている。

新庄も水野の打撃を買って遊撃でスタメンさせているのではなく、守備を買ってスタメンで起用している。

上川畑が一軍に復帰するまでの間、水野を遊撃スタメンで使い続ける。

水野は、いかなるケースも外野の芝との境目を守らせる。

清宮が一軍に復帰するまでの間、郡司を三塁でスタメンで起用し続ける。

[日本ハム]二遊間をどうするか[一点を守り抜くシフト]

清宮と上川畑が一軍復帰後、試合終盤に開幕前の構想どおり、水野を遊撃で、郡司を二塁守備固めに起用する。更に、郡司には、三塁守備固めもやってもらう。

それが実現すれば、日本ハムは、強くなれる。リーグ優勝できる。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

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