[プロ野球em豚vs星Ⅳ]守りに生じた2つの懸案事項

Last Updated on 2024年5月12日 by wpmaster

エクスィビションマッチ日本ハム対DeNA4回戦(エスコンフィールド)

試合は、0-1で日本ハムの敗戦

二死から打者走者が一人でも出塁することに成功すれば、二盗、三盗、本盗をすれば得点はできる。このことに関しては、昨シーズンの試合評の中で散々書いたので、今回のテーマは、グラブさばきに関してである。

加藤貴之のグラブさばき

2回表一死二塁

投手は、加藤貴之(左投手)、打者桑原(右投げ右打ち)
二塁走者牧
スコアは、0-0の同点

二塁走者牧は、シャッフルしながら二次リードを取る。

桑原は、ヘッドがホームプレート方向に倒す。
予備動作でコックを行う。

右腕前腕部を回内して右肘を上げる。

右腕前腕部を回外後、右手首が顔方向に掌屈する。

右腕前腕部を回内後、ヘッドが下がる。

右腕前腕部を回外してコックする。
右腕前腕部を回内してカチ上げる。

投手は、二塁走者よりも前に守るから投手が打球に投手の前で跳ねれば、二塁走者は、進塁のスタートを切る。

[豚vs鯉Ⅳ]負けに等しい引分け、敗因は1つの走塁ミス

投手が採る手段は、二塁送球又は三塁送球である。

[eg豚vs兎2回戦]失点とリンクする守備

牧は、ファーストバウンドの後、三塁に向かって左足内踝を右足内踝にぶつけてバックを踏まずにスタートを切る。

加藤貴之は、右足内踝で地面をタップして左股関節にぶつけて(シャフル)ジャンプする。

右腕前腕部を回外してフォアハンドシングルで打球に触れる。

右腕前腕部を回内して右手人差し指の付け根と右手親指基節骨で打球を挟む。

左足拇指球、右足拇指球から着地する。

左股関節を内旋、右股関節を外旋する。
左足の内踝が地面に刺さる。
右足は、外踝から二塁ベース方向に入射させる。

加藤貴之は、左腕前腕部を回内する。

牧は、左股関節を内旋、右股関節を外旋して二塁に帰塁を始める。
左足内踝、右足外踝が入射する。

牧は、左足内踝を右足内踝にぶつける。

牧は、更に、左股関節を内旋する。右股関節が外旋する。
左足親指基節骨で地面を荷重する(母趾IP関節を屈曲=長母趾屈筋が緩む)。
左膝がニーアップする。

牧は、右足内踝を左足内踝にぶつける。左股関節が外旋する。
左足親指基節骨で地面を荷重する(母趾IP関節を屈曲=長母趾屈筋が緩む)。
右足の外踝を地面に入射させる。

牧は、ダイヴして右腕前腕部を回内して右手小指を二塁ベースの一塁側のラインのマウンド寄りのコーナーに入射させる。

加藤貴之は、右足のスパイクの外側の踵寄りから入射する。
右足の内踝を左足の内踝にぶつける。

加藤貴之は、左腕前腕部を回外してグラブにボールをしまう。
右足内踝が地面に刺さる。
右股関節の内旋にブレーキがかかり、右股関節を外旋した状態で右股関節が背骨の方に引っ込む。
左足外踝が地面に刺さる。

加藤貴之は左足内踝を右足内踝にぶつける。
左腕前腕部を回内して左手親指基節骨でボールを叩いてグラブからボールを抜き取る。

右足がスパイクの内側から入射する。

加藤貴之は、左腕前腕部を回外する。
左腕前腕部を回内する。

送球は、二塁ベースの右中間寄りのコーナー方向に切れていく。

二塁手水野が二塁ベースの一塁側のラインのマウンド寄りのコーナーに右足外踝を沿わせる。
左足踵にウェイトがかかる。
臀部が沈む。

水野は、左腕前腕部を回内して左手親指基節骨を送球に入射させる。
フォアハンドハンドシングルで送球に触れる。

水野は、右膝を垂直の角度、左膝をインサイドの角度にして両膝を地面に着ける。
左腕前腕部を回内して二塁走者牧の右脇腹にタッグする。

二塁審判が付した評価は、セーフ

一死一二塁

打者山本祐大(右投げ右打ち)

投手は、引き続き、加藤貴之(左投げ)

一塁走者桑原、二塁走者牧

山本祐大は、予備動作でコックする。

トップポジションを作った後、左腕前腕部を回内する。

泳いで右肩関節~左股関節のラインが抜ける。

左腕前腕部を回外して投球を掃う。

ファーストバウンドは、加藤貴之の首の高さに跳ねる。

投手は、二塁走者よりも前に守るから投手が打球に投手の前で跳ねれば、二塁走者は、進塁のスタートを切る。

ポイント

投手が採る手段は、二塁送球又は三塁送球である。

遊撃手は、二塁走者の走路よりも後ろに守る。

二塁手は、一塁走者の走路よりも後ろに守る。

三塁手は、三塁ベースから離れない。

二塁走者が三塁にスタートを切った後、遊撃手又は二塁手が二塁ベースの三塁寄りのラインに入る。

遊撃手又は二塁手のどちらが二塁に入るかは、打者のカウント別の打球方向のデータではなく打者のグリップの握り方と構えによって決める。打球を追わない方が二塁ベースに入る。

二塁ベースの三塁寄りのラインに入った野手は、三塁に送球する(ランダウンプレーに持ち込む)。

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[走塁技術]五十幡亮汰の一人犠走

二塁走者の牧は、ファーストバウンド後、三塁に向かってスタートを切る。

加藤貴之は、右腕前腕部を回内して右手親指基節骨を打球に入射させていく。

加藤貴之は、右腕前腕部を回外させず右腕前腕部を回内したまま右手人差し指の付け根と右手親指基節骨で打球を挟む。
右足拇指球で地面を一塁方向に蹴ってしまう。

右腕前腕部の回外運動動回転半径が長く加速距離が短くなる。

右手小指基節骨からボールがリリースされない。
左肘を伸展して左腕前腕部を回内しないとグラブからボールを抜き取れない。
左腕前腕部の回内運動、回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
左腕前腕部を回外して左手小指基節骨でボールを叩くことができないから三塁方向に右足の外踝を入射させることができない。

加藤貴之は、右腕前腕部を回外し、右胸にグラブを包み込む。右手首が顔側に掌屈する。
右足の外踝が一塁方向に入射する。

加藤貴之は、左腕前腕部を回内する。
左足拇指球で地面を蹴ってしまう。
右足内踝を一塁方向に入射させる。

左腕前腕部を回内してグラブからボールを抜き取る。

加藤貴之は、一塁方向に左股関節を内旋して左足拇指球で地面を蹴ってしまう。
右足の前脛骨筋が右足外踝のより一塁方向に張り出す。

加藤貴之は、左足股関節を外旋する。
右股関節が内旋してしまう。
右足の内踝で地面を二塁方向に蹴ってしまう。

加藤貴之は、左腕前腕部を回内して左肘を上げる。
右足の外踝を二塁ベース方向に入射させる。

加藤貴之は、左腕前腕部を回外する。右足外踝が浮き上がる。

左腕前腕部を回内する。右足外踝が着地する。

加藤貴之は、二塁ベースのマウンド寄りのコーナーの前で送球をワンバウンドさせる。

二塁手の水野が右足の外踝で二塁ベースの一塁側のラインを蹴る。

水野は、フォアハンドシングルで左肋骨の高さで送球に触れる。

水野は、一塁に転送してしまう。
1-4-3の併殺が成立する。

しかし、併殺が成立しなければ、二死一三塁となる。

DeNAは、偽装スクイズ、フォースボーク、重盗の合わせ技で無安打で得点できるのだ。

宗山塁のグラブさばき

加藤貴之のグラブさばきとの関係で、想起されたのが、今オフシーズンに日本ハム資本が入札予定の宗山塁(明治大)である。

宗山塁(右投げ左打ち)は、両足をシャッフルさせながら、打球の落下点の後ろに左手親指基節骨を入射させる。ここまでは良い

左腕前腕部を回内してバックハンドシングルで打球を触れた後、左腕前腕部を回外するとなく左手人差し指と左手親指基節骨でボールを挟む。
左手前腕部を回外してフォアハンドシングルで左手小指基節骨で打球に触れた後、左腕前腕部を回内して左手人差し指の付け根と左手親指基節骨でボールを挟む。

又は、左手人差し指の付け根から叩き落としている。

バックハンドシングルで打球に触れた場合もフォアハンドシングルで打球に触れた場合も、左手小指基節骨からボールをリリースしていない。

故に、リリースされたボールに対し、右腕前腕部を回内して右手親指基節骨を、右腕前腕部を回外して右手小指基節骨を入射すること(トップポジション)ができない。

右腕前腕部を回外すると右股関節が外旋するのであるが、右腕前腕部を回外できなければ、右股関節は外旋できない。左足外踝を三塁方向に入射できない。

バックハンドシングルで打球に触れた場合もフォアハンドシングルで打球に触れた場合も、グラブが左胸の位置で止まる。

右腕前腕部を回内しないとグラブからボールを抜き取れない。
グラブが左胸の位置にあるから右腕前腕部の回内運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。

首が右肩の方に捩じれて左手首が掌屈する。左腕前腕部が右肩の方に入っていく。左腕前腕部の回内若しくは回外運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
右腕前腕部の回外運動の開始後、右手首の背屈の角度が0°にならず、右手首が一塁方向又は三塁方向に掌屈する。
右股関節が外旋しないから左足の外踝を三塁方向に入射できない。

右肘が上がらないから、右腕前腕部を回外してボールをグラブに入れ直す。
右腕前腕部を回内して右肘を上げ直す。

首が右肩の方に捩じれて左手首が掌屈する。左腕前腕部が右肩の方に入っていく。左腕前腕部の回内若しくは回外運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
一塁方向に右股関節を内旋後、右腕前腕部の回内運動(スローイング)の回転半径が長く加速距離が短くなる。

まとめ

この試合で生じた2つの懸案事項は、投手のグラブ捌きと二塁手が二塁ベースに入った位置である。

グラブを持つ手の前腕部を回外すると、グラブを持つ手側の足の股関節は外旋する。

グラブを持つ手の前腕部を回内してグラブを持つ手の人差し指の付け根とグラブを持つ手の親指基節骨で打球を挟む煎餅捕りは、グラブを持つ手の前腕部の回外運動にブレーキをかける。

グラブを持つ手側の足の股関節が内旋してグラブを持つ手側の足の拇指球で地面を蹴ってしまう。
グラブを持つ手側の股関節の内旋にブレーキがかからないから、グラブを持つ手側の股関節を外旋した状態のまま投球肩方向に引っ込めることができない。

投球腕側の足の股関節が投球腕側の足の外踝の外側に伸展して張り出してしまう。

投球腕の前腕部を回内して投球肘を上げると投球腕側の足の拇指球で地面を蹴ってしまう。

投球腕側の内踝が地面に刺さらないから、三塁ベース方向にグラブを持つ手側の足の外踝を入射することができない。

グラブ捌きのポイントは、煎餅捕りはしないということである。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

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