[選手名鑑]ヤクルトのクローザー候補キーオンケラ#11

Last Updated on 2024年4月2日 by wpmaster

クローザーを務めていたスコットマクガフがシーズンオフにヤクルトスワローズを退団(自由契約は12月2日)、ヤクルト資本は、マクガフの後任候補として広報担当者を使って既にキーオンケラの入団を発表している(2022年12月21日)。
ケラは、メジャーリーグ通算243試合に登板し、23勝13敗28セーブ、59ホールドの実績が記録されている。
今季はメジャーでの登板はなく、、アリゾナコンプレックスリーグダイアモンドバックス(ルーキーリーグ)、Reno Aces(メキシカンリーグ)、オクラホマシティドジャース(AAA)のマイナー3球団合計で19試合に登板し1勝2敗、防御率4.82。
キーオンケラは、試合で登板できる状態にフィジカルを再生し続けることができれば、日本ハムの打者も交流戦で対戦することとなり得るが、どのような投手であろうか。

プロフィール

生年月日 1993年4月16日
右投げ右打ち
公称サイズ 185cm 104kg

2012年 MLBドラフト12巡目ーテキサスレンジャーズ(2015-2018)-ピッツバーグパイレーツ(2018-2020)-サンディエゴパドレス(2021)-アリゾナダイアモンドバックスマイナー(2022)-ロスアンジェルスドジャースマイナー(2022)

球種

フォーシーム 平均155km/h、Max 158km/h
カーブ
チェンジアップ

故障歴

過去、右肘側副靭帯の再生手術を受けている(2021年5月19日)。

投球動作

キーオンケラは、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブは、背骨の右側、丹田の高さにセットする。首は、ホームベースの右打席寄りのラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。
左膝はヘソの高さでインサイドの角度で屈曲する。左足首が背屈している。右足がヒールアップする。
右腕前腕部を回外してセットを解く。

左腕前腕部を回内する。右手首は両股関節を結ぶラインを越え、背中からはみ出るが背骨の方には入らない。右腕前腕部は回外し右手の掌側が骨盤の右側に向く。左足前脛骨筋が回内(外反)し、左足の裏が立つ。右肘の屈曲の角度はアウトサイドである。左肩関節が右打席の内側のラインのバックネット寄りのコーナーに向く。右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れている。Cアーチが崩れている。

右手親指基節骨でボールを叩く。左腕前腕部が回外する。右足の拇指球にウェイトが移る。両肩が緩くM字になる。
左足はスパイクの内側の踵寄りから入射する。
右肘のアクセレーション前に頸反射していない。

リリース直前の左手小指基節骨の入射角は60°であり、左膝の屈曲の角度は、150°である。

リリース直後、右腕上腕部棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さ、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。右股関節は伸展している。
右足の拇指球で地面を蹴り、右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。

カーブを投げる場合、左膝のレッグアップはベルトの高さに留める。右腕前腕部を回外してセットを解くのはフォーシームと同じである。両股関節を結ぶライン上で右腕前腕部の回外を進め、フォーシームを投じる場合よりも右肘のヒッチが大きい。右足の外踝で地面を荷重している。左足前脛骨筋は回内(外反)している。両股関節を結ぶライン上で右手親指基節骨でボールを叩く。フォーシームを投げた場合ほど、右足踵は地面から離れない。
フォーシームを投じる場合よりも左腕前腕部の回外が加速する。よって、右肘のアクセレーション直前に頸反射はするが、左肩関節の外側に首は出ない。右肘前腕部を回外後、右手首が煽ったところで右腕前腕部の回外を止め、右手首を伸展、右腕前腕部を回内する煽り投げになる。

チェンジアップを投じる場合、プレートの一塁側に右足のスパイクの外側に沿わせる。左足の拇指球から爪先が右足の爪先からはみ出る。グラブは背骨の右側で丹田の高さにセットするが、右腕前腕部を回内している。右腕上腕部を内旋し、右肘を垂直に屈曲した後、右腕前腕部を回外する。右肘の角度が直前に近いアウトサイドになる。右肘のアクセレーション前に頸反射しない。左腕前腕部の回外が加速せず、全球種の中で左肘のヒッチが最も小さい。右足の拇指球にウェイトがかかり、左股関節は外旋している。リリース後の右肘の高さが全ての球種の中で最も低い。

年度別通算成績

MLB

NPB

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