24/06/2020広島5-1巨人,九里亜蓮118球7回1失点(自責点1)

試合前、レギュラーシーズン2勝2敗の広島東洋カープ。先発は九里亜蓮、一方の巨人はメルセデスの先発。

九里亜蓮のピッチング

3回裏、九里は、29球目、右肩関節の外転のときに右足小指球に体重がかかる。前肩が少し閉じる。
パラーは、29球目、アウトロー(左打者のインロー)のチェンジアップ134キロに対し、ヒッチと前膝のレッグアップがシンクロする。前肩は殆ど背骨の方に入らないが、左足の拇指球でエッジをかける。但し、両股関節をぶつけると後ろの膝が地面につく。これだけ見ると、振る力は高く見えるが、引手主導のスイング。パラーは、空振り三振

大城は、32球目、真ん中低目のチェンジアップ136キロに対し、手首の位置がトップポジションに達するまでに、前肩がわずかに背骨の方に入るが、前膝で地面を蹴って前足首を背屈。両股関節をぶつけると後ろの膝が投手の方を向く。バナナカーブを作ってスイング
大城は、中堅塀直撃の打球を打つ。これが三塁打となる。

重信は、36球目、インロー(左打者のアウトロー)のシンキングファストボール144キロに対し、ヘッドを投手方向に向け、前膝を上げる。左足の拇指球でエッジをかけているのでストライドが広がる。ドアスイングでヘッドの稼働域が狭い。重信は、投ゴロを打つ。

4回裏、九里は、58球目、右足踵に体重をかけて左膝を上げ始める。九里は、左膝をMaxで肋骨の下まで上げる。背骨、骨盤は一塁側に反る。右足小指球に体重がかかる。両腕を解いて右腕前腕部を回内させる。右腕が右膝を通過し、右太腿の横に達したところで右肩を左肩よりも少し下げる。前肩は、わずかにオープンにしている。骨盤は前傾するが右足踵が少し一塁側に滑る。右肩関節の外転のときに再び、右足小指球に体重がかかり、Cアーチが崩れる。両肩がM字になる。左足つま先はホームベースの頂点の方向を向き、インステップの程度が大きい。引手は親指が上に切り替わる。
右腕上腕部を外旋する前に右足拇指球に体重が移り、右腕前腕部が回外(ボールを持つ手が打者の方を向く)しているので右肘が上がっていかなくなる。リリースの瞬間に左膝が突っ張り切らず、右肘が左股関節の前に出ていかない。右腕上腕部が凹んでチェンジアップ136キロを真ん中低目にワンバウンドさせる。

岡本は、左膝を上げたとき右足つま先は捕手方向を向いている。しかし左膝が背骨の方に入る。故に、ヒップファーストになる。インステップで左足の着地位置の探りが長くなる。左足首を底屈させバットを振り下ろす直前に前肩が背骨の方に入り、背中の文字はOKAまで投手に向ける。左肘が突っ張って手首が頭の後ろに追いやられる。左肘のロックを解いて前肩を開いてからでないと右肘が出て行かない。右足拇指球を支点に右膝が内に入っている。
引手主導のスイングになる。グリップで親指を押し込んだときに両肘が伸びる。岡本は空振り三振をする。

菊池保則のピッチング

菊池保則は、14球目、両手を首の高さに持ってきて骨盤を緩く前傾させて立つ。右足の踵寄りに体重をかけており、そこから左膝を上げ始める。左膝をヘソよりやや上まで上げ、左膝を下げ始めたときに左膝が背骨の方に入る。右足踵に更に体重がかかり、二塁ベースのすぐ右(一塁方向)にステイバックする。前肩がわずかに閉じる。これだと前肩を開いてからでないと投球肘が出て行かない。両腕を解いて、左足内転筋を内旋し、「く」の字を作る。右足踵に体重がかかり二塁ベース方向にヘッドステイバックする。右肘を逆Lにしたとき右足スパイクの外側でエッジをかけ右股関節を外旋できている。左肘と左膝を並進させたとき一岡、森下と同じく前膝をレイバックしているが、左足踵が左足つま先より上になっている。左足つま先がホームベースのインサイドのラインの方を向いている。ヒップファーストが極端なので、インステップの度合いが大きい。左膝の探りを先に始めないと投球肘が出て行かないので左足の着地位置の探りが長くなる。両肩がM字になる。右肘でスクラッチする間ができていない。右腕上腕部を外旋する前に右足拇指球に体重が移り、右腕前腕部が回外する。リリースの瞬間に左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹む。アウトローにフォーク133キロをワンバウンドさせる。

坂本は、14球目、左膝を上げたとき、前肩を投手の背骨とスクエアにしている。前膝も投手の骨盤とほぼスクエアにしている。前肩を後ろの肩よりも下げている。右足の親指は投手の方を向いている。左足を下し始めたときに左肘がわずかにヘソの方に入る。背中の文字はSAまで投手に向ける。坂本は、後ろ足を軸に骨盤が回り、ストライドが広がり、引手主導のスイングになる。坂本は、空振り三振

メルセデスのピッチング

1回表、西川は、8球目、アウトコースベルトの高さのフォーシーム146キロに対し、前肩が横と後ろに動かなくなったが、前膝が背骨の方に入る。ヒップファーストのスイングでストライドが広がる。スイングできずに三振する。

メルセデスは、12球目、前膝を上げたときに左足小指球に体重をかける。左肩関節の外転のときに、左足のスパイクの内側でエッジをかけてている。左の股関節で地面を二塁ベースの方に蹴れていない。リリースの瞬間、前膝が屈曲する。

鈴木誠也は、12球目、真ん中のフォーシーム144キロに対し、ヘッドをボールの外側に入れる。左肘を曲げ、左拳で右人差し指の付け根を押し戻してヘッドを残す。左翼席に本塁打を打つ。

メルセデスは、クイックで投げると、久保と同じく前膝を上げたときに後ろ足のスパイクの内側でエッジをかけている。ストライドが広がる。投球肘が出てくるのが遅れる。
大資本メディアの使用人は、後ろの股関節の外旋が解けるのが早い投手をクイックが速いと宣伝させられているが、実際はクイックが遅くて下手なのである。堂林は二盗に成功する。

メルセデスは、25球目、左肩関節の外転のときに左足拇指球に体重が移る。

田中広輔も、メルセデスが左肩関節を外転したときに前膝を上げて始動しても、後ろの股関節を外旋する間ができ、前肩が動かない。25球目、アウトコースベルトの高さのスライダー132キロに対し、ヘッドをボースの外側に入れて右中間に本塁打を打つ。

2回表、堂林は、24球目、真ん中低目のスライダー129キロに対し、手首がトップポジションに達するまでに、前肩が背骨の方に入るレンジが大きい。よって、引手主導のスイングになる。押手の手首に引手の手首を越えさせなかったので右前安打になった。
4回表の打席は、前述の前肩の内入りが少し緩和された。アウトハイのフォーシーム145キロを打って左前安打
メヒアは、2回表の堂林ほどではないが、前肩が背骨の方に入る。

會澤は、いずれの打席も左ローテカフは内に入らないが左腕上腕部、前肘が臍の方に入る。

5回表、古川は、右腕前腕部を回内して骨盤の横に持ってきたときに右足小指球に体重がかかる。右肩関節の外転のときに右足のスパイクの外側でエッジをかけ、右股関節で二塁ベース方向に地面を蹴れている。しかし、左足のつま先がホームベースのインコースのラインを向いており、インスッテップが大きい。すなわち、左足の着地位置の探りが大きい。
菊池涼介も、22球目、アウトハイのチェンジアップ129キロに対し、ヒッチする間ができて前肩が内に入らない。ヘッドをボールの外側に入れ左中間に本塁打を打つ。

藤岡は、13球目、緩く骨盤を前傾し、左足小指球に体重をかけて右膝を上げ始める。両腕を解いたときに投球肩を前肩よりわずかに下げる。前肩、骨盤は、一塁線ハーフウェイ方向にスクエアにしている。右膝が背骨の側に入る。左肩関節の外転のときにも左足小指球に体重がかかり、左足踵が地面を離れている。左股関節で二塁ベース方向に地面を蹴れていない。リリースの瞬間に右足首を背屈させるが、右膝が屈曲する。前の股関節が引っ込まないので、投球腕の前腕部が加速しない(打撃でいうとヘッドが走らない)。後ろの股関節の外旋→内旋で瞬発力を産み出し切れず、産み出した瞬発力も下半身に吸収される。両股関節をぶつけると左膝が真下に落ちるが、右膝下がわずかにO脚になる。リリースの瞬間に左腕上腕部が凹み、真ん中低目にチェンジアップ128キロをワンバウンドさせる。
藤岡は、フォロースルー期に、右足小指球で地面を蹴って両足をシャッフルして後ろ足に体重を残さなくしているが、これはリリースの瞬間にやることである。

長野は、13球目、投手が投球肩関節を外転する過程で、左膝を上げて始動する。右足はスパイクの外側に体重をかけるが、右足のつま先が投手側を向く。長野は、前肩は、投手が本塁ベースと前肩をスクエアにした場合の前肩とスクエアにしている。しかし、前膝が少し背骨の方に入り、ヒップファーストになる。長野は、引手主導のスイングで空振り三振

総括

手首がトップポジションに達するまでの前肩の動きで、各打者の現段階での到達点がわかります。前肩が背骨の方に入らない(=背中を投手に向けない)打者ほどレベルが高い。
九里は、7回自責0という結果ほどには、投球内容は良くない。
田中広輔、菊池涼介は、投球動作のレベルが高いとは言えない投手から打ったものなので、未だ信用はできない。