24/03/2020練習試合広島2-3ヤクルト

レギュラーシーズン開幕が更に延期し、肉体の稼働の土台ができていることを既に証明できている投手、すなわちレギュラーが確定してる投手には、調整方法を一任し、スロー調整OK
そのような投手は、まず、投球の源となるフィジカルを仕上げる。
更に、投球腕の手首を下げる→後ろの股関節の外旋→前足首の背屈というサービスの土台となるプロセスを、ブルペンではなく実戦のマウンドでトライアンドエラーしながら繰り返し調整していけばいい。投球腕の前腕部の回内の際にギアを上げる必要はない。
監督コーチ及び関係者、ファンは、このような投手を煽ってはいけない。
両腕を解いてからの投球腕前腕部の回内、投球肘の逆L、投球腕前腕部のレイバック及び投球腕上腕部の外旋、前腕部の回内(リリース)というプロセスを反復すればローテカフ、側副靭帯は損耗する。投手がしたワンバウンドの投球を責めることはできない。
各投手は、前述の投球動作の土台の綻びを修正、更に調整して肉体の損耗の再発を防止、肉体の損耗の進行を食い止めなければいけない。
間違った体の使い方をしてレギュラーシーズン前に肉体を破壊させることは愚の骨頂である。

藪田和樹のピッチング

藪田は、23球目、右足踵に体重をかけ、右股関節を外旋して両腕を解く。右肩関節の外転の直前、右腕前腕部を回内、右肘を逆Lにして、へその前に右腕を持ってくる。このとき、右肩を左肩よりも下げる幅をMaXにする。右足小指球に体重が移り、右膝が右足のつま先の前に出る。骨盤は前傾しているが、滑り始める。左腕前腕部を回内しているが、左腕上腕部が内に入る。右大腰筋の外旋が解け、前肩が開き始める。右肩関節の外転のときに右足小指球に体重がかかる。右足のスパイクの内側でエッジをかける。左腕前腕部の回内が解ける。
リリースの瞬間に左膝が突っ張り切らず、右膝が外側に外れる。両股関節をぶつけて瞬発力を産み出せていない。右腕上腕部が凹み、アウトローにナックルカーブ121キロをワンバウンドさせる。

會澤は、半身で逆シングルで捕球するが、右肘をつまみ上げない。塩見は、二盗に成功する。

一岡竜司のピッチング

一岡は、6球目、右足踵に体重をかけ、右股関節を外旋して左膝を上げる。骨盤の打者寄りが内に入る。左腕前腕部を回内しているが、左腕上腕部が内に入る。前肩が開き始めている。
右腕前腕部を回内して右腕を骨盤の横に持ってきたときに右肩を左肩よりも下げる幅をMaxにする。右足は踵に体重をかける。左腕前腕部の回内が解ける。
右肩関節の外転のときに、右足のスパイクの外側に体重をかける。右股関節を外旋して二塁ベース方向に蹴る。Cアーチができる。左腕前腕部を再度回内する。これは間違いではないが、左腕上腕部が内に入る。よって前肩を開かないと投球肘が出て行かない。
一岡は、右肩関節の外転のとき、左足スパイクの内側を地面に向け、外踝を打者に向ける。左足は拇指球が下、踵が上でインステップの状態で左肘と左膝を並進させる。
リリースの瞬間に左膝が突っ張り切らず、両股関節をぶつける。右膝が前に飛び出しかかるのを右足拇指球でブレーキをかける。右腕上腕部が凹み、真ん中低目にフォーク135キロをワンバウンドさせる。

一岡は、17球目、右肘を逆Lにしたとき、右足小指球に体重が移る。左腕前腕部の回内が解ける。右肩関節の外転のときに、右股関節で地面を蹴りCアーチができる。左腕前腕部は回内していない。前肩が開く。右肘でスクラッチする間ができず、九里、菊池保則ほどではないが両肩がM字になる。左足内転筋を内旋、左膝は骨盤より下、左膝を寝かせる。
左足首を背屈し、左足スパイクの内側を地面に向け、左膝でスクラッチ。左肘と左膝を並進。左足つま先の方を左足踵より下げるがフラットに近い。6球目ほどインステップは極端ではない。
左腕は再度前腕部を回内することなく肋骨にグラブを添わせて左肩関節を左肩甲骨に格納。前肩を下げ、両肩峰をぶつけていく。
リリースの瞬間に左膝が突っ張る。両股関節をぶつけるが右膝は完全には真下に落ちない。右腕上腕部が凹み、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる。
會澤は、両膝を着いてボールを前に落す。會澤は二塁に送球できない。中村悠平は、二盗に成功する。

高橋樹也のピッチング

高橋樹也は、6球目、左足踵に体重をかけ左足股関節を外旋、両腕を解く。左肩を右肩よりも下げる幅がMaxになるのは、左腕前腕部を回内して骨盤の横まで引いたとき。このとき、左股関節の外旋が解ける。
左肩関節の外転のときに左足小指球に体重が移り、左膝が内に入る。Cアーチが崩れかかる。右足首は底屈。左肩関節の外転から左腕上腕部の外旋、左腕前腕部の回内の過程で両肩甲骨がMaxでぶつかる。右足はスパイクの内側の踵から着地しインステップする。左足拇指球に体重が移る。
リリースの瞬間、右膝が突っ張り切らず、左膝が外側に飛び出すのを左足拇指球でブレーキをかける。左腕上腕部が凹み、真ん中低目にフォーシーム144キロをワンバウンドさせる。
會澤は、左膝を地面に着いて逆シングルでグラブを出す。三塁線にボールを弾く。前肩が前に出され、ガイドハンド(右手首)でボールの軌道を引き付けられていない。
一塁走者西田は、二塁に進塁。記録は暴投。

スコットのピッチング

塹江は、フォーシーム、カットボールは、ツーシームを投げるときは、左肩関節を外転したときに外国人投手並みに両肩甲骨がぶつかる。すなわち、後ろの股関節にタメがある。右膝で地面を蹴って両足をシャッフルして前足を軸に投げられている。

村上も、左足のスパイクの内側にエッジをかけてしまいストライドが広がる。引手主導のドアスイングで、三塁側にスライス回転のかかったファウルを連発
しかし、塹江は、スライダー、チェンジアップを投げるときは、左肩関節の外転の前に左股関節の外旋が解ける。村上も前肩を残してヘッドをボールの内側に入れ左翼席にファウルを打っている。
最終結果としては、村上は、16球目、アウトローのスライダー136キロに対し、左足がインエッジの状態からストライドが広がりフルスイングできない。空振り三振

菊池保則は、7球目、右肩関節の外転のとき右足に拇指球に体重が移り、Cアーチが崩れる。左腕前腕部の回内が解ける。前肩が開く。左足はスパイクの内側から着地し、左膝はスクエアになっている。両肩がM字になるのは抑止できている。
リリースの瞬間、左膝はほぼ突っ張るが、右膝が伸びる。右腕上腕部が凹み、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる。
坂倉は、両膝を着いてグラブは捕球面を上に出す。ボールを前に弾く。

フランスアは、左肩関節の外転の前に左股関節の外旋が解けてリリースの瞬間に、右膝がわずかに屈曲し左膝のターンが遠回りしている。
雄平は、21球目、インローのツーシーム138キロに対し、右肩関節を右肩甲骨に格納してから押手の肘が出てくるドアスイング。前膝で地面を蹴って前の股関節を引っ込めて打つ。打球にスライス回転がかかり、左前に落ちる。

宇草は、右翼席に背を向けて捕球。右肩関節の外転の過程で右足の小指球を支点に右足内踝が前に倒れる。右腕前腕部のレイバックのときに右足裏全体が地面を離れ左膝が屈曲。送球が三塁線、捕手の手前で3バウンドする。

西浦は、23球目、アウトロー(右打者のインロー)のナックルスライダー131キロに対し、右膝が内に入りかかる。左膝で地面を蹴ってヘッドステイバック、ストライドを狭める。インパクトの瞬間、前膝が突っ張り切らずに差される。しかし打球は、左前に抜ける。

村上は、2次リードから西浦のバッティングのインパクトの瞬間にスタートを切る。宇草は、アンツーカーの近くまでチヤージ、前肩が開いて捕球。リリースの瞬間、前膝が突っ張りきらず左足がインステップする。三塁線にノーバウンドで送球。
宇草は、村上に舐められている。

スコットは、6球目、左肘と左膝を並進する前に前肩が内に入り打者に背中を向ける。川口和久が現役のの頃の指導者にとっては、これが正しい投げ方とされていた。
しかし、これだと前肩を開かないと投球肘が出て行かない。スコットは、左膝で地面を蹴って右腕前腕部をレイバックする。レイバックの角度は地面とほぼ水平で最大外旋位は大きいが、頭のほぼ横でレイバックしている。すなわち、打者に両胸が正対している。骨盤が回転してから右肘が推進しているということである。右足小指球で右膝が前に飛び出すのにブレーキをかける。
リリースの瞬間に、右膝が一塁側に伸びる。左膝は突っ張るが、左の股関節から下のラインがO脚になる。右腕上腕部が凹む。アウトローにスライダー138キロをワンバウンドさせる。
坂倉は、両膝を着いてボールを一塁線に弾く。
廣岡は、前肩が内に入り、空振り三振

カープファンは、スコットのスライダーに太鼓判を押すが、とてもじゃないがクローザーは任せられない。

各打者の調整の進捗状況

スアレスは、81球目、右腕前腕部を回内して右腕を背中の方に引いたときに右肩を左肩よりも下げる。右足の踵から小指球に体重が移る。
右肩関節を外転したときに、右足の拇指球に体重が移り、Cアーチが崩れる。左腕前腕部の回内が解ける。
リリースの瞬間に、左膝は突っ張るが、右足踵が前に倒れる。右腕上腕部が凹み、アウトロー(左打者のインロー)にカーブ118キロをワンバウンドさせる。
松山は、右膝を上げたとき前肩が内に入り、投手に背中を向ける。骨盤は前に出ないが、拇指球を支点にストライドが広がる。前肩が開いてから押手の肘が出て行くドアスイング。頭とボールの軌道が逆を向く。松山は、空振り。
スアレスは、82球目、右肘を逆Lにしたときに、右足小指球に体重が移り、右足踵が地面を離れる。
リリースの瞬間に左膝が突っ張るが、右足踵が前に倒れる。右腕上腕部が凹み、アウトロー(左打者のインロー)のカーブ124キロをワンバウンドさせる。

松山は、前肩が内に入り、投手に背中を向ける。左足踵が一塁線方向に滑る。左足の拇指球を支点に相変わらず、ストライドが広がる。引手主導でワンバウンドの投球を空振り三振
松山は、ヒットを打っているときもストライドが広い。
野間のストライドも広い。小園は、差されてもストライドが狭い。田中広輔は、ファストボールのシュート成分の大きい投手と対戦したときはストライドが狭いが、シュート成分の小さい投手のときは、ストライドが広い。田中広輔は、ファストボールの後に変化球を投げられると前肩が内に入る。小園は、ファストボールの後、変化球を投げられても前肩が動かない。
しかし、田中広輔、松山、野間は、メヒアと異なり、ヘッドが寝ない分、前足首を背屈できる分、メヒアよりは幾らか益し。

ピレラや鈴木誠也や小園は、右足の拇指球に体重がかかっても、後ろの股関節を外旋して捕手方向に地面を蹴れる。
メヒアは、、右股関節で地面を蹴れず、右足の拇指球、小指球、踵、外側のラインの何れでも捕手側に地面を蹴れていない。よって、ストライドが広がる。相変わらず、振り下ろす直前にヘッドが寝る。

大下は、20球目、左足内転筋を内旋して「く」の字を作ったときに右足踵に体重がかかる。右腕前腕部を回内して右腕が右太腿を通過するところで、右肩を左肩よりも下げる幅がMaxになる。上体は二塁ベース方向にステイバックする。骨盤は前傾するが少し滑りかかる。
右肘が逆Lのとき、右足小指球に体重がかかり、右足のスパイクの内側でエッジをかける。右肘でスクラッチする間がなく両肩がM字になる。
リリースの瞬間に左膝が突っ張りきらず、右膝が外側に外れる。右腕上腕部が凹み、インロー(左打者のアウトロー)にフォーク132キロをワンバウンドさせる。
宇草も、前の打席までは、ヒッチを採り入れ前肩が内に入るのを抑止することを試みていたが、最後の打席では、ヒッチする間が作れない。宇草は、右膝を上げたとき左足のスパイクの内側でエッジをかける。
これまで同様、一回目のステイバックの過程で前肩が内に入る。左足の拇指球を支点にストライドが広がる。20球目のワンバウンドの投球を空振り三振

上本は、23球目の真ん中低目のカットボール138キロに、ヒッチし切れず右手首が頭の位置を通過する前にスイング。左膝で地面を蹴ってヘッドステイバック。ヘッドステイバックのレンジは大きい。インパクトの瞬間前膝が突っ張るが、バットの先にボールが当たる。三直に終わる。

一塁走者、西川は、80球目、シャッフルしながら、一次リード、二次リードを取る。
今までの広島の一塁走者は、このシャッフルが足りなかった。
しかし、82球目のとき、両手を膝の上に置いていないのはいい。しかし、リードの構えのときの歩幅が広く重心が低い。予備動作がほとんど全くない。スタートを切るときも帰塁のときも前のめりになる。帰塁も遅い。

メジャーの選手は、一塁走者のとき、リードの構えのときの両足の間隔は、肩幅よりわずかに広い程度で重心も高い。一二塁間ラインと平行ではなく、牽制球の軌道と平行に立つ。すなわちラインの内側に前足のつま先を向ける。西川は、一二塁間ラインと平行よりも、外側に前足が外れてスタートを切る。
ピレラを見て思ったことだが、メジャーの選手は、日本の選手のように二盗に成功した直後、ベンチを見てにやけない。
二塁ベースカバーに入った野手がボールを持っていても、三塁ベースががら空きであれば、三塁に向かって走る。
日本の選手は、送球が外野に転がって初めて三塁に走る。

総括

藪田、一岡は、ワンバウンドの投球が多すぎる。特に、藪田、一岡、高橋樹也、スコットは、肉体を損耗する投げ方をしている。
中﨑同様、一岡も、ほぼ全ての投球において右腕上腕部が凹んでいる。それを前足首の背屈で補っている。セットアッパー、クローザーとしての復活は厳しいだろう。
大資本メディアのライターは、石原慶幸のキャッチング、ブロッキングを絶賛するが、石原慶幸は、基本的に、前肩を開いて両膝を着く。捕球面を上、すなわち左腕前腕部を回外してグラブを出す。それで捕球乃至は、ボールを前に落す。
足を使った攻撃をされると、右肩関節の外転、ストライドの調整が崩される。二塁送球、三塁送球がインハイ、アウトローに外れ本塁生還を許す。盗塁阻止率の良かったシーズンがない。
會澤の捕球は、石原慶幸、坂倉より益しな方であるが、片膝、両膝を着いてワンバウンドを止めるのがないわけではない。
投手は、ワンバウンドを投げると投手の肉体を破壊する。前肩を内に入れる投球腕を背中の方まで引くという動作、ワンバウンドの投球は、走者に進塁を許す隙を与える。
投攻守何れも、内容が悪すぎる。