メジャー92発阪神新外国人ジャスティンボアのバッティング

阪神広報は、来季からメジャー92発のジャスティンボアが阪神でプレーすることが事実上決定した旨を発表(正式契約の手続きは後日)。
阪神は、今季、層の厚いブルペンで最終戦でAクラス入り
阪神は、ドリスとの契約更新は未定、ピアースジョンスンは、メジャー復帰と阪神残留を天秤にかけている。
共に退団となれば、ブルペンの層も課題となるが、本塁打を打てる4番が不在であることも阪神のウィークポイントである。
新外国人ジャスティンボアは、阪神の救世主となれるのか打撃について解析してみよう。

プロフィール

ジャスティン・ジェームズ・ボア(Justin James Bour, 1988年5月28日 – )は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身の一塁手。右投げ左打ち
公称サイズは、193cm 113kg
2019年ドラフト25巡目でカブスから指名され6月17日に契約
2013年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフト(マイナーリーグのAAA級フェイズ )でマイアミ・マーリンズから指名され、移籍
2014年6月4日にマーリンズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロスター入り。翌5日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビュー。「7番・指名打者」で先発起用される。

2018年8月10日にマッケンジー・ミルズとのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった。
2018年12月15日にロサンゼルス・エンゼルスと1年250万ドルの契約を結ぶ。
2019年レギュラーシーズン終了後の10月28日にFAとなった。

2019年は、マイナー(PCLリーグのSalt Lake Beesー3A相当)では、187打数 59安打 打率.316 OPS 1.104 17本塁打 43打点 46三振 41四球の成績を残した。

動作解析

ここから、先の画は、マエケン(前田健太)と対戦したときの画です。体軸の一塁側への傾きがファストボール系のボールを投げるときよりも小さく、ホップしてからシュート成分が加わるので、球種はスライダー(84mph=134km/h)でしょう。

投手が外転(右肘をつまみ上げること)前の右肘が逆Lのときに、ボーアは、右足の小指球で地面を蹴って右膝をレッグアップ(始動)していきます。

メジャーの選手としては、右膝を高く上げるので(次の画参照)、メジャーの選手としては、始動は早めです。

右膝は、骨盤の高さよりは低いですが、外国人選手の割には高く、右膝がMaxのときに、手首を下げます(ヒッチ)。ヒッチしたとき、左足の踵に体重が乗ります。ヘッドを捕手側に向けているのでこれもトップのポジションに達する上で遠回りになります。

右足の小指球を接地したとき(振り下ろす直前)に、左足のスパイクの外側でエッジをかけ、後ろの股関節を外旋しているのでヘッドは立っていますが、左肘がヘッドの内側に入り始めます。

振り下ろし始めに後ろの肩は殆ど下がりません。右足の足裏全体を接地して振り下ろし始めでヘッドが寝て頭とヘッドの距離が離れ始めます。広島メヒアや阪神マテオが左で打っているようなものです。尤も、広島メヒアと阪神マテオは、振り下ろす直前からヘッドが寝ていますが、ボーアも変化球は打てても回転数の多いファストボールは打てません。インハイは、シンキングファストボールを逆方向にポテンヒットを打つのが精いっぱいでしょう。

次の画から上からボールを叩いていますが、ヘッドの軌道はレベルに近い。

ヘッドが遠回りしているので、右膝で地面を蹴って右膝を突っ張らせても右の股関節が引っ込みません。左肘が右股関節の前に出ていきません。両股関節をぶつけたとき、すなわち、インパクトの瞬間に両肘が伸びてしまっています。

まとめ

しかし、それんしても阪神の経営を委託されたフロントは外国人打者を獲るのが下手ですね。これでは、実績、データ面ばかり見て土台となる打撃の動きを解析していないのではないかと言われても仕方がないです。スカウトは、アップトゥデイトな打撃について勉強不足です。
実力は、マテオより若干上ぐらい。NPBでは、220打席で.230~.240、7本塁打ぐらい。ポジションは、一塁ですが、シーズン中盤からは、従来どおり、原口とか日本人選手がスタメンで出ているでしょう。
日本人野手と同程度の仕事をしてくれればいいよという阪神ファンは、失望しないでしょうが、ホームラン打者として期待する阪神ファンをまたしても失望させることになるだろう。