2019広島vs中日6回戦,大瀬良大地123球完投,會澤翼決勝打

私は投手出身なので、レーズベルトゲームが大嫌い。

0-0のスコアで試合が進み8回裏に自分のチームが1点を取って9回表を0で抑えるというのが最も好きな試合です。

しかし、それには要件があります。

1球外すという無駄球を使わず、コーナーピッチングをせずに、ストレートで三振を取るピッチングをせずに、ゾーン内に投げ込んで限りなく27球に近い球数で試合を終わらせる。

これは、現役時代の私にとっても傍観者になった今でも理想のピッチングです。

大瀬良大地ルーキーイヤー以来5年ぶりの完封

大瀬良は、投球数が40球に達しない内から、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む投球になり始め、この試合もフィジカル面の状態は良くない。

右腕上腕部が凹むとフォロースルーで右腕上腕部を回外できないからインハイに逆球になったり、手首が寝てボールを引っ掛けてしまうので、スライダー回転させてワンバンドさせてしまう。

打者にとってアウトローは体から遠く、間が作りやすく、バットとボールの軌道との距離が取りやすい。手元にくるギリギリまで引き付けることができる、始動(レッグアップ)が遅れてもボールの軌道に追いつける。

アウトローを基準にして振ると前足を着地してから手首の位置が下がっていき、トップハンドの肘よりも先にトップハンドの肩や手首から先に推進し、ヘッドがボールの内側に入り、ミートの瞬間に手首が下がる。

振り始めたスイングの軌道を上方に修正すると振り遅れる。ヘッドを寝せてレベルスイングで打つとドアスイングになる。

終盤の大瀬良は、中日打線に助けられた面があることは否めない。

大瀬良は、概ね、少ない球数で打たせて取るを実行していたと思います。
しかし、先発は、初回からギアを上げるわけにはいきませんので、また球数が嵩むにつれ、フィジカルも損耗し、安打も打たれ、四球も出します。
理想と現実は違います。1イニング平均12~13球は十分合格点です。

日本のプロ野球の支配下登録選手は、143試合であることを踏まえると、演繹的に見て70人と少なすぎです。最近は独立リーグもできましたが、セパ各チームは二軍、三軍までしかなく、野球人口が足りないのも事実です。しかし、2ストライクから3球ファウルを打った段階で三振にしろとか、移民をもっと受け容れろ、支配下選手枠、ベンチ入り選手数を拡大しろという立法論は、立法論としては賛成ですが、金融資本との経済関係上の既成事実が形成され、更新され続ける過程を見ると現実的ではありません。
産めよ殖やせよとセックスを強要するのも好きではありません。

一方で、広島だけの問題ではないが、フロントがレベルの高い選手を獲得できず、現場を中継ぎ抑えの個々の投手をレベルアップをできなかったことを棚に上げ、監督やコーチが投手に”行けるか”という圧迫質問をして経済上の保身に走る、メディアが投手自身が志願したと捏造するのは見ていて見苦しい。

長野久義の激走

攻撃面では、4回裏に一塁走者長野が三本間で、フィジカル面のスタミナが切れてステップ幅が乱れ、両足の回転数が衰えて芝生(地面の凹凸)に躓きました。

長野がヘッドアップさせた結果、打球は三遊間を抜ける安打となります。

バティスタは、ステイバックのときに右足はアウトエッジ、両骨盤をぶつけ左足の壁を作ります。ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛け、左肘を使ってバットでボールを掃います。

打球は、三塁線を破る安打となります。

前述の場面の長野ですが、ネット上では、子供の運動会でコケた親父という見方が多いですが、私はそう捉えていません。

長野の激走は、大木大助に”コイツと競争して勝ったら俺は部に戻る”と持ち掛けられ、膝を損耗しているにも関わらずに激走した滝沢の姿が俺にはダブりました。

三塁ベースを回るまでのベースランニンは無駄がなくナイスランですが、膝が付いていかずにへばった。後続で点が取れないから回したんでしょうが、肉体面を踏まえると無理があった。

捕手加藤が長野にタッチした後、バティスタは、二塁に戻りますが、加藤は、左膝の開きが早く二塁送球が逸れて外野に達します。

バティスタは、三塁へ進塁。

ロメロは、手投げの投球でアウトハイに投球が外れ野間に四球を与える。

會澤は、左足の着地が遅れ、左足の着地ろスイングがシンクロして二塁後方のフライ。

西川龍馬の捕殺

大瀬良は左足のスパイクの外側で地面を蹴って、上体を一塁側に倒して右足をターン、両足がクロスする。

平田がヘッドアップをした打球は、二塁ベース寄りに守っていた田中広輔は、追いつけず、左前に転がる。前進守備の西川は、右足をシャッフルしてから捕球、左足を着地して右腕上腕部を外旋しトップを作る。くるぶしも本塁方向に向けスパイクの内側から着地、右足のエッジのかけ方もアウトエッジ(スパイクの外側でエッジをかける)、オーバーハンドでリリース、フォロースルーで左足拇指球で地面を蹴る。

コイツ、投手経験者なのか?三塁手のときはインステップしていたがそれがない。

エンニーロメロのピッチングvs菊池涼介のバッテイング

ロメロは、リリースの瞬間に両股関節がぶつからずに右足が突っ張らず投球はインハイ(右打者のアウトハイ)へ。

菊池涼介は、グリップを下げる+左膝を上げるでスパイクの外側でエッジをかける。

左足の着地位置の探りと共にヒッチアップ、ヘッドが立つ。振り下ろす直前にスパイクの外側に重心を戻す。ステップ幅を狭める。

振り下ろし始めに左肩が下がり後ろ体重になりヘッドが寝る(振り下ろし直前にヘッドが寝るよりは益し)。

両股関節をぶつけて左膝を蹴って壁ができる。ボールの外側を縦に擦り下ろす。
ミートの瞬間に手首の位置が全く下がらない。

ロメロに”このクソチビ生意気な”と思わせるには惜しいバッティング。

いかなる場合もメンタルはリセットされる。

ロメロはインステップのまま一塁牽制しアウトローに送球が逸れる。菊池は二塁に走る。ビシエドの送球もダブルプレーン。二盗に成功する。

長野は、左肩を残してヘッドをボールの外側に入れ壁を作って(手首を返さず)に二塁定位置にケース打撃。

ロメロは、バティスタのところで、左肘をつまみ上げたときに、両肩甲骨がぶつかる。しかしスパイクの外側の拇指球を支点に左膝が内に入る。リリースの瞬間に左肘が下がる。
アウトローにボールが外れてバティスタに四球を与える。

しかし、野間、會澤が連続してスイング軌道をヘッドアップさせて無得点。

8回裏広島打線vsロドリゲス

ロドリゲスは、手投げの投球で菊池に四球を与える。

長野は、ヘッドアップさせてハーフバウンドの打球を一二塁間に打つ。
これが進塁打となる。

バティスタは、踵体重で空振り三振

ロドリゲスは、左肘をつまみ上げたときに、左足はスパイク外側でもエッジをかけている右が、スウェイし左膝が内に入り始める。フォロースルー期の左腕前腕部の回外の後に左足を蹴る。

投球は野間の右腕上腕部に当たる。

會澤は、ロドリゲスが右膝を内旋してスパイクの外側でエッジをかけたときに、始動(レッグアップ)する。

始動が遅れたが、左膝は骨盤より下までしか上げず、左足の着地の探りがほとんどない外国人選手のような打ち方。

トップが浅いがヘッドが立つ。右足はインエッジだが振り下ろす直前に右足を後ろに引く。
左手で右肘の推進を押し戻しボールの外側を縦に擦り下ろす。

ヘッドをボールの下にくぐらせる過程でスライス回転がかかった分、本塁打にならなかったが、左中間塀直撃の二塁打。

試合経過

1回表

大瀬良は、5球目、インローにストレート142キロをワンバウンドさせる。

大瀬良は、8球目、アウトロー(左打者のインロー)にカットファストボール143キロをワンバウンドさせる。

大瀬良は、10球目、真ん中低目にカットファストボール141キロをワンバウンドさせる。

2回表

大瀬良は、19球目、アウトローにカットボール138キロをワンバウンドさせる。

3回表

大瀬良は、40球目、カットボール139キロをワンバウンドさせる。

5回表

大瀬良は、55球目、アウトローにカットボール136キロをワンバウンドさせる。

大瀬良は、63球目、アウトローにスライダー129キロをワンバウンドさせる。

6回表

大瀬良は、76球目、アウトロー(左打者のインロー)にカットファストボール141キロをワンバウンドさせる。

9回表

大瀬良は、112球目、インロー(左打者のアウトロー)にフォーク137キロをワンバウンドさせる。

大瀬良は、114球目、アウトローにカットボール140キロをワンバウンドさせる。

3回裏

ロメロは、37球目、アウトローにスライダー140キロをワンバウンドさせる。

6回裏

ロメロは、83球目、真ん中低目にストレート153キロをワンバウンドさせる。