史上最年少で100打点、今季ブレイクした岡本和真のバッティングを解析します。

私は、いかり肩で野球ケツなので、よく熊に例えられます。

プーさんやテディベアのような愛らしい熊ではなく、人殺しの方の熊です。

いかり肩は幼少の頃からの運動で骨格が発達して出来上がったものなので小さくすることはできません。

少しでも太ると、パワー系池沼と間違えられて職務質問されます。

だから、最近、私は、夜中に外に出て、上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターンさせてシャドーピッチングをいています。

ところで、今季、ブレイクした選手の一人として岡本和真を挙げることができます。

今シーズンの岡本は、シーズン途中から巨人の4番に座り、史上最年少での100打点を達成。

打率3割を達成し、打点はリーグ2位。

まずは、今季の成績から見てみましょう。

今季の成績

143試合  540打数   167安打

打率 .309 33本塁打  100打点

出塁率 .394 長打率 .541 OPS .935

72四球  4死球

犠打 1 犠飛 0

三振 120 併殺 11

盗塁 2

失策 7

それでは、次に岡本のバッティングについて見ていきましょう。

動作解析

岡本は、ほぼスクエアスタンスのオープンスタンスで立ちます。

投手の左膝のレッグアップがMaxになったときに、岡本は、左足を踏みます。

投手がレッグアップした左膝を内入れしたときに、岡本は、左足の踵を浮かせます。

ヘッドは捕手の方に向けていますので、その分、トップを作るのが遅れます。

投手が両腕を解いて左足を踏み出し始めるときに、岡本は、左膝をレッグアップし始めます。

レッグアップのタイミングは、日本人の打者の多くと同じです。

鈴木誠也のように左肩を、顎と共に直立したときよりも下げて左肩よりも右肩が上がり、その結果、右脇が空けば、右肘の出が右股関節の外旋に遅れることがなく、且つ、インハイのボールに対しても、バットをボールの距離が取れます。

昨年までの岡本は、髙山(左打者)のように、グリップの位置が左肩を下げずに右肩だけを上げてグリップの位置を肩よりも上、耳の高さまで持ってきていました。

確かに、これでも右脇が空くので右肘の出が右股関節の外旋に遅れることはありませんが、瞬発力がロスします。

前の肘が邪魔になってインハイのボールにバットとボールの距離が取りにくくなります。

今季は、両肩の位置をほぼフラットに立っており、右脇が閉まっていますので、右肘が通りにくく、前肘が邪魔になってインハイのボールにバットとボールの距離が取りにくくなりました。

岡本も右足の拇指球に重心をかけて右股関節を内旋→外旋し、頭が骨盤の右側に乗りますのでインハイの打率は悪くありませんが、鈴木に比べるとレフト方向の打球割合いは下がります。

また、ステイバックのときに、左肘が突っ張ることがあるので、これも右肘が遅れて出る原因となる。

右肩が背中の方に入っていない分、横回転のミックスされた瞬発力の乗り切っていないインハイのストレートには対応できますが、左肩、左肘が、ステイバックの過程で内に入るので、その反対動作で左肩が開いて瞬発力の乗ったインハイのストレートにヘッドが遅れて出ることがあります。

また、この打席では、ヘッドの角度は、45度でヘッドが投手方向に向いてトップが深く入っていますが、振り下ろす前にヘッドが寝ることがあります。

岡本は、ステイバックのときに頭が骨盤の中心ではなく、骨盤の右側に乗っていますので後ろ足に体重が乗ります。

上体が後ろに反っています。

ステイバックから振り下ろし始めにかけて右膝が折れてつま先より前に出ると左肩が下がってインコースのベルトより上のボールに差されます。

ボールを受けてから左膝が伸ばされるとヘソに重心が下りてこないで、胸の辺りに重心が残って差されます。

どちらもステップ幅が広く、トップ(両手首に位置)を作るのが遅れているということです。

ボールを受けずに、ボールがバットからリリースされる瞬間に左足が突っ張ると、カシ上げてバックスピンをかけることができるので、一概に後ろ体重が悪いとは言えません。

俗に言うヘッドをしならせてインパクトの瞬間にボールをこすり、ややスライス回転が混在しますが、バックスピンをかけられています。

フォロースルーのときに両肘が伸びるのでインコースの球を打ったときにレフトのファウルゾーンに切れることがあります。

まとめ

岡本は、ステイバックのときに、頭が骨盤の右側に頭が乗る後ろ体重であるから、真ん中の緩い変化球もトップハンドの肘先行のインサイドアウトで振る、懐の深いバッティングもできないわけではない。

シュート回転の最も大きいインローは、岡本の打ち方であると、ホームランボールになるので、インローは禁物。

インパクト後、両肘が伸びるアウトハイは、.306と、まずまず打っている。

しかし、ステイバックの過程で、左肩が内に入るので、上体がホームベース上に被さり、左肩が内に入る反対動作でスウェイするので、右肘の外旋よりも右肘が遅れて出て右肘が伸びてグリップと体が離れるドアスイングになることがある。

右足に体重がかかるので、投手は、インハイのボールで差し込んでファウルを打たせ、縦のスライダーを始め、アウトローの落ちる球で打たせる攻め方が基本線となる。

各種指標

コース別成績

右投手

左投手

打球方向

レフト方向  279-87 .312 21本

センター方向  175-53 .303 6本

ライト方向  78-27 .346 6本