2018日本シリーズ、広島vsソフトバンク第4戦。東浜5回1失点。上林1号本塁打、Despaigne2号本塁打。

1回裏、丸が縦にボールを擦ってヘッドをボールの外側に入れてバックスピンをかけた打球は、若干スライス回転もかかりながら、右中間に飛ぶ。

一死なので、一塁走者の菊池を三塁でストップさせても、ニ、三塁。

次が鈴木誠也で、三塁走者は、基本、ゴロゴーだから一点が入ったかもしれない。

しかし、これも実体のない結果論。

柳田は、レフトスタンドに背を向けて打球を追う。

柳田は、体位を入れ替えないと送球できないので、一塁走者の菊池に三塁を回らせたのは間違いとまでは言えない。

鈴木誠也は、スウェイしてしまい、右肘が、ヘッドが前に出ていかず、見逃し三振。

流れなんてもんは、実体のない観念だから、その後、ソフトバンクの各投手を打ち崩せなかったのは、初回に点が取れなかったこととは関係がなく、広島の各打者の実力不足に他ならない。

野村は、思っていたほど点を取られなかった。

しかし、野村が打たれる主たる原因は、テイクバックが横に大きいことだ。

懐古趣味のOBにとって、背中に付きそうなくらい大きなテイクバックは、好ましい投げ方だが、実際は百害あって一利なしだ。

テイクバックが横に大きいという余分な動作が一つ加わるから、脱力できず、右肩、右肘の損耗を早める。

この投げ方をしていたら25球持たない。

トップを作ったときには、既に左肩、左膝が割れており、右肘が遅れて出るからシュート回転する。

体軸が一塁側に流れて行かず、横回転になる。

リリースの瞬間に左足が突っ張っても、右足に重心が残り、すぐに左膝の壁が崩れる。

右腕上腕部が凹む。

鈴木、内川と共に自主トレを行い、性夜からは、”キモ林”と呼ばれている上林。

上林は、トップを作るまでの間に右肩が内に入ってしまう。

トップを作ったときに、割れを作って右膝の内転筋を絞り、スクエアに右足を踏み出す。

右肩は開かないが、ステップ幅が広いので、ややヘッドが遅れる。

それでも左手の親指でグリップを押してヘッドをボールの外側に入れ、グリップの位置の下がりを抑える。

両股関節を外旋させて骨盤を横にスライドしながら、かち上げる。

キモくありません。

いい面構えです。

デスパイニは、トップを作ったときに、ヘッドの角度が45度に立ち、肋骨下の筋肉をスライドさせながら、振り下ろす。

グリップからヘッドまでが体軸と平行になって、更に、俗に言うヘッドがしなる”というプロセスを経てヘッドがボールの外側に入る。

ここまで左肩の位置が動かないから右肘の出が先行している究極のインサイドアウト。

フォロースルーの過程で左足の踵に重心を移し、両肘が伸びることがない。

レギュラーシーズンの打率が.238とのことだけど.338の間違いじゃないの?

この打撃が、デスパイニは、ヘルウェグのインハイのツーシームを打てることの根拠。

6回裏、長谷川の打撃は、ヘッドがボールの下に入り、打球はスライス回転がかかる。

今村は、完全に打ち取っている。

菊池が白旗を挙げ、田中に委ねるが、田中は、一歩が出ない。

バンデンハーク、モイネロ、ミランダは、立ち投げでスライドステップが速い。

森もクイックでは重心が低く、クイックは遅い。

東浜は、クイックでは重心が落ち、左膝の壁が崩れるので、クイックは遅い。

甲斐は、インステップが修正されている。

左股関節を円滑に動かしてトップを作った後は、左膝がクローズドしなくなっている。

左足の着地が早くなって右股関節にタメができ、トップを作るのが早くなり、右肘の位置も高くなり、右肘が出るのが早くなった。

こういうレベルの高いバッテリーにトライして成功することで、走塁のレベルが上がるから、盗塁はトライし続けることだ。

連敗したことで、中﨑、フランスアを2試合続けて投げさせずに済んだ広島。

サフォーテ、岩嵜が故障で、ハードでタフな投手はモイネロだけのソフトバンクのリリーフ陣。

それほど難しい投手ではないが、石川も肘の故障。

後は、故障明けのスアレスがどれだけ投げられるか。

武田と岡田なら投げている球は岡田の方が上。

森、加治屋は、それほど、難しくないが、登板過多。

嘉弥真、高橋礼は、対応しやすい。

先発を見ても、東浜は、右肩が損耗している投げ方をしている。

千賀、バンデンハークも明確な欠陥を見つけたのでそれほど難しくない。

只、ミランダは、可也、いい投手。

広島も、リリーフでまともなのは、岡田とフランスアだけ。

岡田は、20球未満という要件付き。

中﨑、ジャクスン、一岡は、そのときのフィジカル次第。

現状、言えることは、広島もソフトバンクも8戦目まで賄えるリリーフ投手の数が足りないということ。

緒方と工藤のどちらが先にチキンレースを降りることができるか。

アドゥワは、ポストシーズン初登板、2イニングは行けた。

しかし、広島は、中村祐太を敗戦処理で登板させ、

第5戦は、あれほどやるなと言った大瀬良が中4日で先発。

ジョンスンも中4日は無理だ。

中6日で、第6戦に大瀬良、第7戦にジョンスンを先発させると、ジョンスンを2回登板させることなくシリーズが終わることがあり得ると言いたいのだろうが、両投手の中4日登板は、これこそ、ズリセン采配の極み。

大瀬良とジョンスンが結果を出しても緒方と畝には掌は還さないから大丈夫。

日本シリーズをレギュラーシーズン以上に価値を付するのは間違い。

投手のフィジカルを軽く見ている。