2018広島vs巨人11回戦。大瀬良は坂本の2ランで敗戦投手。菅野に8回無失点に封じられる。

前回菅野に対戦したとき、今回菅野と対戦したときを通じて証明されたことは、カープファンが雁首揃えて未練がましくロスを惜しむ石井琢朗が提唱するボールの内側を叩く打法では菅野に対抗できないこと、菅野からヒットを打った選手は、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打つ内川の提唱する打法を実践した打者であること。

手首の位置が下がってしまってヘッドの下がりを抑えきれなければパワーピッチングに対抗できないということだ。

尻尾を巻いて逃げるだけでは、進歩しない。

ベンチや選手だけでなく、ブロガーも、こういう現象面だけを追いかければ完敗と評価される試合こそ、菅野が凄すぎたといってスルーしてはいけないのだ。

先に失点した大瀬良のピッチング

野球を知らないオールドファンは、四球が投手が最もやってはいけないことだと語る。

しかし、投手が最もやってはいけないミスは、ホームランを打たれることだ。

四球は、4つ出しても1点で済むが、ホームランを4本打たれれば4点入る。

こんなことは、JSの算数レベルの話だ。

メンタルが肉体の稼働をコントロールすることはできないから、失投と、失敗が尾を引いたとか、落胆や動揺を気の緩みだとか、メンタルは関係ないですよ。

球数がかさんで肉体が損耗すれば、失投を投じることはやむを得ない。

事実、トップを作り切らない内に右腕前腕部が回外し、右肘が一旦下がってから上がっている。

左肩、左膝が割れている。

しかし、コースを間違えても、ボールに瞬発力が乗っていれば打者を差すことができる。

俺は、試合前、大瀬良は、昭和式の投げ方が主体なので、巨人打線に4点は取られると思っていた。

坂本にヘッドを残して打たれたバックスクリーンは、大瀬良の昭和式の投げ方が、パリーグ上位チームだけでなく巨人にも通用しないことの証左だ。

敷衍すると、リリースの瞬間に左足が突っ張らずに、左膝の壁が崩れる。

三塁側に右足を着地させる。

これでは、瞬発力が下半身に吸収されてしまう。

今季の大瀬良は、カープ打線のお陰で15勝はするだろうが、防御率は、3.60ぐらいに落ちるだろう。

昨季までの大瀬良は、リリースのときに左足が突っ張って、右足を一塁側にターンさせてフォロースルーを行っている投球が多かった。

大瀬良に今季の投げ方に変えさせたのは一体誰なんだ。

ここは、メジャーよりも野手のレベルの落ちる日本だ。

体の稼働をセーブしても抑えられるだろう。

しかし、セーブするところ(部位)が違うんだよ。

しかし、6回2失点に留めたのだから、大瀬良を責めるのはよそう。

鈴木誠也のバッティング>

失投を一振りで捕らえた坂本、失投を打ち損じた鈴木誠也。

この試合は、主軸の差で負けた。

下手くそは、由宇で練習するしかないじゃろ。

この試合の巨人先発菅野は、山本昌が言うほど、ボールに角度はない。

トップの位置は低いが、トップを作るまでの過程で無駄な動作を省いて脱力して、左の股関節からボールを持つ右手のラインを加速させて内旋し、トップの下がりを抑制して投げたという方が正鵠を得ているだろう。

菅野は、西川、丸のところで2球、田中のところで、1球、右足を一塁側にターンさせたのみで、それ以外は、三塁側に右足を着地させてフォロースルーを止める手投げである。

実況はやたら、ギアを上げるを連発するが、投球の過程における肉体全体の稼働のギアもトップギアまでは上げていない。

リミッターは振り切っていない。

大瀬良も菅野もあの三塁側に右足を三塁側に着地させるのはやめた方がいいよ。

ギアを上げたり、リミッターを切った後、急ブレーキがかかってしまい、体にかかった負荷を逃がすことができないから故障するよ。

他の投手は、大瀬良や菅野から学ぶ部分も多いが、この三塁側で四股を踏んで右足を着地させる部分は真似たらダメだ。

カープファンは、菅野を持ち上げるが、確かに、菅野はセリーグの右投手ではナンバーワンである。

しかし、メジャーで無双できるほど凄くはない。

カープの選手が未熟なのだ。

菅野は、日本で野球をしていたら今以上には伸びないよ。

メジャーに行けば、昭和式の投げ方を変えざるを得ないので、まだまだ伸びるよ。

菅野は、49球目のインコースベルトの高さと膝元の中間を通過する軌道のストレート、117球目の真ん中高目のストライクゾーン内のストレート152キロというホームランボールを鈴木誠也に投げてくれた。

49球目は、菅野はトップを作ったときに、右股間節、右腸腰筋が外旋し始めてシュート回転している。

49球目のときは、グリップが先に出ていってヘッドが遅れている。

「ヘッドが遅れる」とグリップ先行の「ヘッドを残す」は違う。

117球目は、ヘッドをボールの外側に入れるのが遅れてボールを擦ってスライス回転がかかってバックネット裏にファウル。

何れも、ヒッチして上げてから、ステイバックの途中で、グリップ→トップハンドの肘、トップハンドの肘→グリップ、続いてヘッドが出ていっている。

119球目の空振りは、ステイバックの途中で左足を着地させてから、ボトムハンドの肘が先に出て行ってしまっている。

86球目、菅野は、トップを作ったときに、右腕上腕部が外旋。

右腕前腕部が回外しかかり、背中の側に入り、左肘が沈む。

右股関節が外旋しかかり、左肩、左膝が割れる。

鈴木は、86球目のとき、ボトムハンドである左肘が先に出て、上体が本塁ベースの上に被さってしまっているから、右肘が出てこない。

よって、見逃しの三振。

バットとボールの軌道との距離が取れない。

何れも、始動(左膝を上げてヒッチする→トップを作ること)が遅れているんだよ。

ボールを待つ間に、手首のコックだけで、内転筋、膝以下に動きが殆どなくなっている。

菅野のピッチング

菅野は、右足踵に重心を残して、右股間節を内旋して左膝を骨盤よりも若干上まで上げる。

骨盤より高く膝を上げるはやや無駄だが、

1.テイクバックは背中側に入らずに小さい。

2.ステップ直前に右膝をルーズに曲げて重心を高くして投げる。

この1.2は、素晴らしいところだ。

故に、トップを作るまでは脱力できている。

左足は踵から着地させ、右足を三塁側に着地させてフォロースルーを止める。

左足を踵から着地させるのは、マウンドの状態によりけりだが、三塁側に着地させてフォロースルーを止めるのが良くないことは既に答えが出ている。

1回表、田中広輔は、アウトローのスライダーを、ステイバックし切れずに、スイングして空振り三振。

菊池は、真ん中高目のストレート148キロに、グリップを右手の親指で押してヘッドをボールの外側にコンタクトするが、空振り三振。

菅野は、丸に、アウトハイ(丸から見ればインハイ)に、カットボールを投じ、右足を一塁側にターンさせ、上体を一塁側に倒してフォロースルーしている。

但し、両足はクロスしていない。

丸は、グリップを左手の親指で押してヘッドをボールの外側にコンタクトし、右肘を抜くが空振り三振。

2回表、鈴木が、アウトコースベルトの高さのワンシーム149キロを、ヘッドをボールの外側に入れて壁を作ってセンターのフェンス直撃の二塁打を打つ。

松山は、菅野の右肘がトップを作ったときに沈んでスラーブのような軌道になった球を、ヘッドを残して打つが泳いで三飛。

西川は、アウトローのフォークを、壁を作って左手の親指でグリップを押してヘッドの下がりを抑えるが二飛。

4回表

菊池は、真ん中高目のストレート146キロを、ヘッドを残してセンター前ヒット。

丸は、インローのツーシームカットボール150キロを空振り三振。

鈴木誠也は、インコースベルトと膝元の中間を通るシュート回転したボール148キロを遊飛。

松山は、インコースベルトの高さにシュート回転した球を、ヘッドを残して打つが、遊ゴロ。

5回表

西川は、インローのカーブを、壁を作ってコンタクトするが、ヘッドをボールの下から返し、遊ゴロ。

坂本の送球が西川の左足のつま先がベースに接触する前に岡本のグラブに収まりアウト。

野間は、インローのフォークを、ヘッドを残して左手の親指でグリップを押してヘッドの下がりを抑えて打つが中飛。

會澤は、真ん中低目のフォークを、ヘッドを残し、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打つ。

打球は、トップスピンがかかり、地を這うセカンドキャンバスの左を抜ける遊ゴロ。

坂本は、一回転して送球するが、送球が逸れて内野安打。

大瀬良は、真ん中高目のストレート148キロをヘッドを残してセンター前ヒット。

二死一、三塁から、田中広輔は、アウトハイ(田中広輔から見ればインハイ)を打ったたときに、右肘が空いて上がる。

右肘を使ってバットでボールを掃うが二飛。

6回表

菅野は、73球目、リリースポイントを経る直前で右腕上腕部が凹み、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる。

菊池は、74球目、アウトロローのスライダーをヘッドを残して壁を作って打つが、二飛。

菅野は、80球目、手首が寝てボールを引っ掛けてアウトローにストレート150キロが外れ、丸に四球を与える。

鈴木は、アウトローの縦スライダーを見逃し三振。

打者松山に、カウント1-1-から菅野がインローにフォークを投じたとき、丸が二盗。

二塁送球が逸れて、松山は、三塁に進塁。

松山は、ステイバックのときに右肩が内に入り、インローでワンバウンドしたフォークを空振り三振。

バットとボールの軌道との距離が取れていない。

7回表

西川は、真ん中高目のストレート148キロを、ヘッドを残して、ヘッドをボールの外側に入れてヘッドの下がりを抑えて左中間への打球を打つ。

陽がジャンプ及ばず、フェンスダイレクト。

クッションボールを亀井が三塁側スタンドに背を向けて処理。

西川は三塁へ進塁。

右投げの野間は、バッティングで、ボトムハンドの肘、グリップが先に出てヘッドが遅れてボールの内側を打ってスライス回転がかかって三ゴロ。

やはり、始動が遅れている。

會澤は、100球目のインハイにシュート回転した球を空振り。

105球目のアウトコースベルトの高さのスライダーを、ボールの内側にヘッドをコンタクトし、空振り三振。

左足の探りとスイングがシンクロしている。

代打で出た新井は、真ん中高目のストレート150キロを、ボールの内側を打ってヘッドがボールの下で返ってスライス回転がかかった。

これも始動の遅れやな。

トップを入れ直しているからな。

プレッシャーを含むメンタルは関係ないですよ。

8回裏

陽は、インローのチェンジアップ132キロを空振り三振。

陽は、ロサリオ同様、スイングし終わったときに、右足の腱が伸びて三塁側に過度に重心が残るから、センターから右への打球が増えます。

インコースの高目に弱点があります。

吉川大幾は、アウトコースベルトの高さのスライダー135キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打ち、ショート内野安打

打者坂本に、カウント2-0から、真ん中低目にスライダー138キロを投げたときに、吉川大幾は、二盗。

フランスアは、アウトローのスライダー136キロが坂本の足元に外れ、四球を与えます。

アンツーカーの窪みに当たって送球が跳ね、田中広輔がボールを弾く間に、吉川大幾は、三塁に進塁。

フランスアは、アウトローにカットボール

フランスアは、アウトローにスライダー140キロを投じ、左足を三塁側にターン&上体を三塁側にタンブル。

阿部は、空振り三振。

坂本は、二盗。

オールタッチプレーの二、三塁ですが、二死ですから、外野フライを打たれても構いません。

三振を取っても、ワンバウンドの球を捕手がノーバウンドで捕球できなければ点が入り得る。

マギーは、ヘッドがグリップよりも遅れて出てきますから、セカンドベースから右に打球が飛びます。

マギーも岡本もスライス回転をかけてセンターに本塁打を打てます。

マギーは、ベース上から外の球は、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打つことができます。

フランスアは、左足を三塁側にターンさせ、上体を三塁側に倒してアウトコースベルトの高さより上にカットボールを投じて差してフライを打たせてしまえばいいでしょう。

岡本は、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤に乗って、インハイでも、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けてレフトスタンドに本塁打が打てます。

最近は、ミートの瞬間、上体が反らなくなりました。

満塁策は、要りません。

フランスアは、インコース(マギーから見ればアウトコース)ベルトの高さで、打者がバットとボールの軌道との距離が取りやすい、ツーシームから入ります。

マギーは、真ん中高目のスライダーを、ヘッドを残し、ヘッドをボールの外側に入れて壁を作ってバックスピンをかける。

フランスアは、左足のターンしましたが、両足がクロスしなかった分、ボールが中に入りました。

フランスアは、30球目、真ん中高目のフォーシームを投じ、左足を三塁側にターンさせ、上体を三塁側に倒してフォロースルー。

岡本は、このフォーシーム145キロを空振り。

フランスアは、セットポジションから、グラブの中でボールの握りを変えながら完全に静止せずに、重心移動をしたと審判に評価されたのだろう。

ボークのジャッジでマギーの代走吉川尚輝は二塁に進塁。

岡本は、真ん中低目のワンバウンドしたチェンジアップを空振り三振。

フランスアは、左足を三塁側にターンさせたが、両足はクロスしていない。

打球は、センター前に落ち、2者還り、広島0-4巨人。

フランスアは、完璧ではないが、自責2という結果ほど内容は悪くない。

僅差の場面のリリーフで通用するという評価は変わらないよ。

試合データ

11回戦

2018年7月6日 18:00 東京ドーム

勝利投手 菅野 9勝5敗

敗戦投手 大瀬良 10勝4敗

本塁打

坂本12号2ラン(大瀬良)120m

盗塁 : 丸(6回表)

盗塁(巨)吉川大幾(8回裏)、坂本(8回裏)

失策(広)田中広輔(6回裏)、會澤(8回裏)

失策(巨)大城(6回表)

走塁死 岡本(2回裏)

ボーク フランスア(8回裏)

残塁(広)7 (巨)3

併殺打(広)1 (巨)0

捕手(広)會澤

捕手(巨)大城ー小林(9回表)

試合時間 2時間56分

対戦成績 広島8勝3敗(729勝968敗 58分)