2018広島vs阪神10回戦。最終スコアだけ見れば大差の試合。野村が5回2/3無失点で復帰後初勝利。

野村祐輔のピッチング

野村祐輔は、右肩関節唇損傷、背中の筋挫傷、腰と故障歴がある。

野村祐輔は、スリークウォーターである分、上体のタンブルは、ほとんどないけれども、一塁側に右足をターンさせてフォロースルー。

トレーナーと相談して、四股を踏む投げ方をやめて、元の投げ方に戻したのだろう。

フォロースルーで、腸腰筋、股関節、背筋、肩にかかった負荷を逃がして投げられていた。

2回裏、伊藤隼太は、インコースベルトの高さのスライダーを、ボールの下から手首を返して遊ゴロを打つ。

鳥谷は、ヘッドを残して、インコースベルトの高さのスライダーを打ち、遊ゴロ。

田中広輔が逆シングルで捕球し、一塁送球。

陽川は、アウトコースベルトの高さのストレート142キロを、ヘッドを残して打ち、二ゴロ。

4回裏、北條は、真ん中のチェンジアップ129キロを打って投手内野安打。

中谷は、アウトハイのストレートを打ち、4-6-3の併殺。

糸井は、インローのチェンジアップをライト前ヒット。

伊藤隼太は、ヘッドをボールの外側に入れて打つが、一ゴロ。

5回裏、鳥谷は、真ん中のシュート140キロを打って左飛。

陽川は、アウトコt-スのベルトの高さのカットボールを、ヘッドを残してライトオーバーの二塁打を打つ。

野村は、84球目、右腕上腕部を外旋→内旋したときに右肘が下がり、右肘上腕部が沈み、アウトローにスライダーをワンバンドさせて梅野に四球を与える。

髙山は、真ん中のチェンジアップ132キロを、ヘッドをボールの外側に入れて、引っ掛けて打つが、4-6-3の併殺。

岩貞のピッチング

一方、岩貞は、一塁側に左足を着地してフォロースルーを止めていた。

手投げで、球離れが早いから、シュート回転して打たれるよな。

1回表、岩貞は、インコースベルトの高さに、ストレートが外れて、田中に四球を与える。

菊池は、真ん中低目のスライダーを打って、右飛。

丸は、真ん中のツーシームの握りで投げるチェンジアップ126キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打ち、ドロー回転がかかる。

丸のライトスタンドへの2ランで広島が2点先制。

岩貞は、トップを作ったときに、左腕上腕部は外旋、左腕前腕部は、一塁側に倒れ回内していた。

しかし、左肘は背中側に入り、右肩が開いていた。

5回表、二死から、丸は、インコースベルトの高さのストレート142キロを、ヘッドをボールの外側に入れてスイングし、右肘を使って、ヘッドの下がりを抑える。

トップスピンとフック回転がかかるが、ライトスタンドにソロ本塁打。

6回表、守屋が登板。

守屋は、右足踵に重心をかけて、右股関節を内旋して左膝を上げ、左膝を内入れして、左膝をルーズに曲げ、右足の拇指球に重心を移してステップ。

テイクバックのときに、右肩が上がる。

左足は、踵から着地する。

トップを作ったとき、右腕上腕部は、内旋して、右腕前腕部は回内しているが、右肘、右腕前腕部は三塁側に傾いている。

右足を一塁側にターンさせてフォロースルーをする。

バティスタは、アウトコースベルトの高さのスライダー132キロを、ヘッドをボールの外側に入れて、手首を返さずに打ち、ショート内野安打。

守屋は、アウトハイにストレート145キロが外れて、野間に四球を与える。

會澤は、アウトハイのストレート144キロを一塁線にバント。

守屋は、15球目、トップを作ったときに、右腕上腕部は内旋、右腕前腕部は回内しているが、コックした右肘と共に背中の側に入り、右肘が沈む。

左肩、左膝が割れる。

西川は、アウトコースベルトの高さのスライダー131キロを、ステイバックを大きく取り、トップを深く入れ、ボールの外側にヘッドを入れて、右手主導で、ボールを擦り、スライス回転がかかる。

ライトスタンドに3ラン本塁打で、広島6-0阪神。

中継ぎ、抑えのピッチング

野村は、前述の故障歴があり、この試合もトップを作ったときに、右肘が沈み、また、5回にアウトローにスライダーをワンバウンドさせて四球を出している。

100球6回途中で交代させるのは、妥当。

6回裏2死、走者一塁、本塁打を打たれても6-2。

更に満塁本塁打を打たれても6-6の同点。

仮にチームが、ひっくり返されても、野村には、査定の際には、勝利数にカウントするよと言ってあるだろう。

僅差の試合で投げる投手も準備をさせているから、ここで、誰をテストしても文句を言うつもりはない。

ここで、飯田が登板するわけであるが、結果は、糸井は、ステイバックの過程で振り始めて、ボールの下から手首を返してスライス回転のかかった弱い二ゴロ。

飯田は、プレートの一塁側に左足を引っ掛けるから、トップの位置は下がる。

やはり、前回登板同様、左腕上腕部の最大外旋位から内旋するときにかけて胸が打者の正面に向く。

右足を着地してから、右のハムストリングスが伸びていかず、フォロースルーの過程で、右膝の壁が崩れて(タイトに曲がること)、左足を一塁側に着地させるから、瞬発力が下半身に吸収されてしまうから、ボールに瞬発力が伝わらない。

俺の評価は、僅差の場面では無理ということに変わりはない。

7回表に登板させたのはアドゥワ。

飯田や永川よりは、ずっといいピッチャーで、ベンチは、打つ手を打ったわけだから、俺は、どういう結果になっても文句は言わないよということで見ていた。

ピッチャーが四球を出したことに文句を言うクソじじいは、デブスに痴漢と間違えられて通報されちまえと言いたい。

アドゥワは、7球目、真ん中低目にストレート141キロが外れて、伊藤隼太に四球を与える。

アドゥワは、13球目に、インハイにストレートが外れて鳥谷に四球を与える。

陽川は、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打ち、フック回転がかかり、レフト線の二塁打になる。

広島6-1阪神。

アドゥワは、四球を出した球もヒットを打たれた球も、ワンバウンドさせた球も、右腕上腕部を外旋→内旋するときに、右肘の位置が下がり、右肩が凹んで、ボールを引っ掛けている。

フィジカルが原因だから、尚更、四球を出したことにとやかく言ってはいけない。

一旦、休ませた方がいいかもな。

アドゥワは、既に今季実績を積み上げており、先発でも僅差の場面でのリリーフでもこなせる投手であるという俺の評価は変わらない。

個人的には、アドゥワは先発希望だがな。

1点返されて、5点差、無死二、三塁で、打者の正面に胸が向くことを避けることが難しい永川。

ストッパーは無理だ。

点差を詰められて、Jackson、今村が出てくることは間違いないと確信しながら見ていたよ。

梅野は、アウトハイのカットボール137キロを打って三ゴロ。

原口は、インコースベルトの高さにシュート回転したストレート146キロを、トップハンドの親指でグリップを押してヘッドをボールの外側に入れて、ヘッドの下がりを抑えて左中間にヒット。

糸原を真ん中高目のカットボール136キロで空振り三振を取ったときも、右肘が沈んで、左肩、左膝の割れに右肘の出が遅れていた。

広島6-3阪神。

6-3と点差を縮められた後は、鈴木誠也の犠飛、下水流の本塁打、松山の三塁打で突き放した。

鈴木の犠飛は、能見の投じたアウトコースベルトの高さのストレート139キロを、ヘッドをボールの外側に入れるのが遅れ、トップスピンとフック回転がかかってレフトフライとなったもの。

下水流の本塁打は、福永の投じた真ん中高目のスライダーを、ヘッドをボールの外側に入れてボールを擦ってバックスピンをかけて打った。

菊池が、アウトコースベルトの高さのシュート回転したストレート137キロを、ヘッドを残してセンター前ヒットを打った後に、松山は、福永は、アウトハイにストレート143キロが外れて丸に四球を与える。

松山は、真ん中のストレート140キロを、トップハンドの親指でグリップを押して、ヘッドをボールの外側に入れてヘッドの下がりを抑えて、センターオーバーの三塁打を打った。

福永は、テイクバックのときに右腕が背中の側に入り、トップを作ったときに、右腕前腕部が回外し、右手の掌が頭の方を向きかかっていた。

9回裏、今村が登板。

今村は、4球目、トップを作ったときに、右腕上腕部は、外旋し、右腕前腕部は回外しかかり、コックした右肘と共に背中の側に倒れている。

三塁側に右足を着地させてフォロースルーを止める。

陽川に、真ん中高目のスライダー123キロを、フェンス手前のレフトフライを打たれた。

僅差のケースで、どのようなピッチングを今村、Jackson、中﨑が見せるかが試される試合が続くよな。

野球は、一軍の試合でも結果だけ見ていてはダメだ。

過程も、メンタルを除く、フィジカル、動作、技術、全ての面から見なければいけない。

この試合の収穫は、僅差の場面で、使える投手とそうでない投手の振り分けが更に固まったことだろう。

試合データ

10回戦

2018年6月23日 15:13 甲子園

本塁打

丸10号2ラン(岩貞)130m

丸11号ソロ(岩貞)110m

西川2号3ラン(守屋)110m

下水流2号2ラン(福永)120m

残塁(広)12 (神)7

併殺打(広)2 (神)0

捕手(広)會澤ー石原(8回裏)

捕手(神)梅野ー原口(8回表)

試合時間 4時間02分

対戦成績 広島7勝3敗(通算800勝887敗 68分)