2018広島vs楽天1回戦。大瀬良7回無失点で9勝目。丸が7号ソロを含むマルチヒット。

試合結果や大瀬良のピッチングの成績に一喜一憂し、共感し合うファンからすれば、俺みたいな奴は、うぜえと思うでしょう。

でも、俺は、止めません。

7回無失点で9勝目を挙げた大瀬良のピッチング

一流投手とそうでない投手の境目の一つは、アウトローのコーナーに決められるコントロールではなく、ボールが丸毎ストライクゾーン内に入るアウトローに失速の少ないボールが投げてスイングさせられるかどうかだ。

アウトハイは最も瞬発力の乗ったボールを投げられるコースで、インハイ、インロー、アウトローは、初速で高い数値を記録することができても、体全体を使わないと瞬発力の乗ったボールを投げるのが難しい。

もう一流と二流以下を分けるもう一つは、インハイのカットボールだ。

ピッチャーは、右股関節の内旋だけでなく、右膝をルーズに曲げて、左膝を下したときに、右大腿骨を骨盤に刺すという軸足の上下運動によって、左足が着地するまでの間に左の股関節が前に出されるのを抑止する。

打撃で前の膝を上げて一本足で待つプロセスを投手が膝を上げたときにしなさいと言われるが、正確には、後ろの股関節を内旋して待つというプロセスだ。

別に膝を上げようが、すり足だろうがどちらでも構わない。

打者の左肩が前に突っ込むのを抑えるのは、「ヒッチしてグリップを上げる」の「上げる」という動作だ。

ピッチャーは、打撃のヒッチに相当する左膝を上げるというプロセスが一度あっても二度あっても、左膝を下すときに右大腿骨を骨盤に刺すという動作がないと左の股関節が前に出される。

大瀬良は、二段モーション採用後も、左股関節が前に出されていることがあります。

ボールを引っ掛けて低目に外れる、更には、ワンバウンドさせる球も二段モーション採用前と比べて減ってはいません。

トップを作る過程で、右肘が位置が下がり、右肘の出が左肩の開きに遅れ、手首が本塁側に向きかかり、右肘の高さより右肩上腕部の位置が下がるのでトップの位置も下がっているからです。

この試合も42球目のストレートをアウトローにワンバウンドさせたのを始めとして、6回終わった段階で101球中6球を(最終結果として113球中合計7球。アウトローのスライダー、カットボール、インロー、真ん中低目のフォーク、インローのカーブ)ワンバウンドさせており、6回終了の段階で、この回で降板させるのが妥当だと思いました。

ピッチャーは、トップを作った後に左足を着地するが、次は、左足を着地してからの話だ。

ピッチャーは、トップを作ったときに、右肩上腕部は、内旋しているが、右肘を推進するプロセスで、右肩の上腕部を一旦外旋させてから、右肩の上腕部を内旋する。

ピッチャーが右肩上腕部を外旋→内旋するプロセスで、左足ハムストリングス→左内転筋→左膝を伸ばしていき、左肩を開いていく。

そうすることで、右肩上腕部を外旋して、左腸腰筋を内旋して左股関節と右肩を結んだラインを一塁側に傾ける過程で、左の股関節が前に出されて、泳ぐ(瞬発力が消耗する)のを防いでいる。

右腕上腕部を内旋してから、左肩を開いて右腕前腕部を回外してから右足を蹴り始め、右足を一塁側にターンさせる。

ステップ幅が広いと右足をターンできない。

左のハムストリングスが上体を支えられていないと左膝が折れ曲がって(左膝を伸ばして作った壁が崩れ)右足がターンする前に三塁側に着地してしまう。

右足が三塁側に着地すると前腕回外後のリリースが早まり、球持ちが短くなり、右腕のフォロースルーが途中で止まり、置きにいったボールになります。

スイングに急ブレーキをかけるわけですから故障を再発させやすくなります。

左膝の壁を壊して下半身をロックしたまま、腕だけで、前腕部を回外、リリースをすれば、低目に制球しやすくなり、コーナーを突くことができますが、瞬発力の乗った回転数の多い、失速の少ない縦回転の球が投げられません。

アウトローは顔から遠いので、バットとボールの距離が取りやすいので、打者は振りません。

コーナーピッチングで見逃し三振を取るピッチングは、現代野球では通用しないのです。

プロ野球の打者は、投手が失速の多いボールで四隅を突いても、バットのロゴマークのない部分にミートさせる技術を進歩させてきました。

打ち損じの原因は、コースが際どいからではなく、瞬発力の乗ったボールに差されたからです。

打者は、投手が左膝を上げたときに、膝を上げてヒッチし、投手が左足を下し始めてトップを作る過程で、左足をその着地位置を探りながら下げてグリップを上げて、ステイバックと着地をしても、投手の頭にボールが隠れていれば、振り下ろし始めるのが遅くなります(メジャーの選手は、左膝を上げてヒッチし始めるのが遅くても、左膝を骨盤より下までしか上げないので、ステイバックの動作までが速く振り遅れません)。

右腕が右股関節の外旋より遅く出て、三塁側に回転軸が傾き、右肘の位置、トップの位置が下がれば、ボールを持つ手が、そうでない投手よりも早く現れますので、バットとボールの距離を取りやすいのです。

左の股関節が前に出されれば、右の腸腰筋、股関節が外旋するのが右肘の推進よりも早くなってしまいます。

左膝を伸ばしたとき、左足のハムストリンングスが上体を支えられないと、ターンした後に壁が崩れたり、左足でケンケンして右腕のフォロースルーが止まってしまいます。

三塁側に右足を着地させる投げ方だと、リリースのときに左足に移る重心の一部が右足に分散されてしまいます。

解説者は、大瀬良は、左足に重心が乗り切っていると言っていますが、乗り切っていません。

打撃で言うと、差された打球が飛ぶのと同じことです。

瞬発力の乗ったボールが投げられません。

三塁側に右足を着地させれば、右足にかかった重心を逃がすことができませんので、右足の腸腰筋、股関節、内転筋、ハムストリングス、ふくらはぎ、腱が損耗してしまいます。

三塁側に四股を踏む投げ方は、左股関節と右肩を結ぶラインが捻じられる方向と逆方向に引っ張られるので、右の腹部、腸腰筋を損耗させてしまいます。

中﨑が右側腹部、右腰を故障したのは、三塁側に四股を踏む投げ方が原因です。

投手は、右足のこれらの部位が損耗すれば、次から右股関節のタメを作って投げることができなくなります。

投手は、一塁側へ体が流れて右足をターンさせると怒られて、腕を振り切れらないと怒られてではどうしたらよいのかわからなくなってしまいます。

指導者は、腕を振り切ることが何たるかを説明できていません。

投手は、手投げを続けて右肩、右肘を損耗させてしまいます。

この試合でも、大瀬良は、フィニッシュで、左膝の壁が崩れて三塁側に着地させててコーナーピッチングをして球数が増えてしまいました。

ウィーラーを浅いセンターフライをセンターフライに打ち取ったとき、112,113球目を始め、右足のターンさせてフォロースルーをしているところに改善の兆しが見られますが、1球を除き、ターンした後に壁が崩れたり、左足でケンケンさせてしまっており、後一歩です。

上下運動と右足のターンは、習得までには、トレーニングを要しますが、習得すれば右肩、右肘、腰、右足の負担が少ない投げ方です。

メジャーなメディアは、洗脳マシンですから、大瀬良が投げる毎に、褒め上げますが、絶えず、勉強を続けている現役、OBからは、大瀬良の投げ方は、陰でディスられていると思います。

大瀬良に足りないのは、制球ではありません。

大瀬良や中﨑は、誤った指導をする指導者に潰されて欲しくありません。

楽天投手陣vs広島打線

辛島は、左足の踵に重心を残し、スパイクの外側に重心をかけて左股関節を内旋して右膝を上げます。

右膝を曲げたまま内入れしてステップ。

トップを作ったときに一塁側に回転軸が傾くときと、若干、三塁側に回転軸が傾くときとがある。

右足は踵から着地し、左股関節の外旋と左腕上腕部の出がシンクロまたは左肘が左股関節より遅れて出るするスリークウォーター。

投げ終わりに、左足を一塁側に着地させる。

1回表、田中広輔は、インローのストレート135キロを、ヘッドをボールの外側に入れてライト前ヒット。

菊池が左足踵から拇指球に重心を移して(右足も拇指球重心)インコースのベルトの高さおストレート137キロをバント。

丸は、ヘッドを残して振り下ろし、トップハンドの親指でグリップを押してヘッドをボールの外側に入れ、ヘッドの下がり抑えて、壁を作ってアウトハイのストレート135キロを打ってレフトオーバーの二塁打を打つ。

ボールの内側にヘッドを入れて手首を返すとスライス回転がかかってゴロになります。

ステイバックを大きくとって、肘先行のインサイドアウトで振り下ろし、俗に言うヘッドをしならせてヘッドの外側に入れてボールを擦って、バットでボールを引っ掛けずに、ボールの下にバットをくぐらせても、スライス回転がかかりますが、逆にレフトポール左のファールゾーンに切れずにホームランとなります。

広島1-0楽天。

辛島は、9球目、チェンジアップをアウトローでワンバウンドさせ、鈴木誠也に四球を与えます。

新井は、インコース(新井から見ればアウトコース)のベルトの高さのストレート137キロを空振り三振。

野間は、真ん中のストレートを空振り三振。

2回裏、會澤は、インローのスライダーを、ボールの外側にヘッドを入れてレフトスタンドに本塁打。

典型的なホームランボールですが、辛島は、左腕上腕部の外旋がMaxのときに、胸が打者の正面に向いています。

サイドアームやスリークウォーターは、オーバースローに比べ、後ろの股関節の外旋よりも肘が遅れて出てくるから胸が打者の正面に向きやすい。

広島2-0楽天

3回裏、辛島は、46球目にチェンジアップを、47球目にカーブを続けてワンバウンドさせる。

丸は、48球目の真ん中のスライダーを、ボールの外側にヘッドを入れて、更に、右肘を使ってバットでボールを掃うことでヘッドの下がりを抑えて打つ。

丸は、ライトスタンドに7号ソロ。

広島3-0楽天。

辛島は、53球目、ストレート134キロが真ん中低目に外れ、鈴木誠也に四球を与える。

新井は、ヘッドを残して、真ん中高目のストレート136キロを打ち、センター前ヒット。

野間は、ヘッドを残して、アウトコースベルトの高さのストレート138キロをレフト前ヒット。

無死満塁で、辛島は降板し、今野に交代。

今野は、右足踵に重心を残し、スパイク外側に重心をかけて右股関節の内旋なしで左膝を上げ、右足拇指球に重心を移してステップ。

左足は踵から着地し、フォロースルーの途中で三塁側に右足を着地させる。

會澤は、アウトローのストレート149キロをヘッドを残してライトフライ。

これが犠牲フライとなり、広島4-0楽天。

今野は、回跨ぎして、25球目に、カットボールをアウトローにワンバウンドさせている。

5回裏、森雄大が登板。

森雄大は、左足踵に重心をかけ、左股関節を内旋して右膝を上げる。

右足は、踵から着地する。

フォロースルーのときに、右膝の壁が崩れ、一塁側に左足を着地させる。

低目に投げるとき、左腕上腕部を外旋→内旋する過程で、左肘が下がる。

左足のターンが右足とクロスする前に空中で止まり、手投げになる。

森雄大は、5球目にチェンジアップ、37球目にカットボールをアウトローにワンバウンドさせている。

田中広輔は、アウトローのストレートを、ヘッドをボールの外側に入れて打ち、この試合2本目のライト前ヒット。

ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤の上に乗っている。

8回表、Jacksonは、トップを作ったときに、左膝が割れますが、左股関節と右肩を結ぶラインが捻じれるのが速く、右股関節が外旋するのが、リリースより遅れるので、瞬発力の乗ったボールが投げられていた。

8回裏、池田が登板

池田は、右足拇指球に重心をかけ、右股関節を内旋して(内旋しないときもある)左膝を上げる。

テイクバックで右肩上腕部を内旋しているときに右肩が背中の方に入り、トップを作ったときに右腕上腕部が外旋してコックした右肘が背中の方に入り、右肘の出が遅れ、右肘が伸びるので、ボールがシュート回転する。

左足は、踵から着地する。

右足の蹴りが強いので瞬発力を消耗する。

一死から、松山は、真ん中ストレートを、ヘッドをボールの外側に入れてライト前ヒットを打つ。

10球目、右腕上腕部を外旋したときに右肘の位置が下がり、カーブを真ん中低目でワンバインドさせる。

田中広輔は、インハイ(田中から見るとアウトハイ)のスライダーを、ヘッドの外側に入れてヘッドの下がりを抑えて壁を作って打ち、この試合3本目のヒットとなるセンター前ヒット。

菊池は、真ん中高目のストレート143キロを空振り三振。

池田の投じた22球目のストレート145キロがアウトローに外れ、丸に四球を与える。

鈴木誠也は、アウトハイのスライダーを、ヘッドをボールの外に入れて、ボールを擦って、レフトの頭上を越える二塁打。

ステイバックがなく、左足の着地位置の探りと振り下ろし始めがシンクロしたので、ホームランにならなかった。

広島7-0楽天。

9回表、中﨑の投じたインローのスライダー(バックドア)に、田中和基は、空振りの三振。

中﨑は、5球目、アウトローにカットボール145キロをを投げたとき、右足を一塁側にターンしてフォロースルーしていた。

この投げ方を継続できるかだ。

6球目にアウトハイにストレート148キロを、フォロースルーの過程で、三塁側に右足を着地し、ウィーラーにレフト前ヒットを打たれる。

銀次は、インハイ(銀次から見ればアウトハイ)のスライダーが裏返った(シュート回転した)球を打って遊ゴロ。

中﨑は、トップを作ったときに、右肘が背中の方に倒れたから、スライダーが裏返った。

ペゲーロは、インハイ(ペゲーロから見ればアウトハイ)のスライダー(バックドア)を空振り三振。

広島7-0楽天で試合終了。

試合データ

1回戦

2018年6月8日 18:00 マツダスタジアム

勝利投手 大瀬良 9勝2敗

敗戦投手 辛島 3勝5敗

捕手(楽)嶋

捕手(広)會澤

本塁打(広)會澤6号ソロ(2回裏 辛島)115m 丸7号ソロ(3回裏 辛島)115m

失策 銀次 1

試合時間 3時間27分

対戦成績 広島1勝0敗

チーム成績 54試合 31勝22敗 1分