2018広島vsロッテ3回戦。ロッテは、6回裏5安打で逆転。九里は、5回2/3 6失点で負け投手。

現状のブルペンの状況を踏まえれば、この試合のように、先発、リリーフが打ち込まれて逆転を食らうことは十分にあり得ることやし、結果は受け容れられるよ。

シーズントータルで見れば、一軍で使いものになる投手は24人(※)いるから、フィジカル面、技術面を立て直して後半戦に入るまでに整備せにゃいけん。

球数がかさみ、競争が肉体に負荷をかけることを加速させている面は否めないが、投球動作の無駄を省いて下半身の稼働を円滑にせにゃいけん。

九里のピッチングと継投

九里は、5回裏を終わった段階で98球で、3失点。

試合は壊していない。

九里は、ロングリリーフと先発を掛け持ちしているから、ファンは九里の肩が万全であると勝手に思っているのかもしれないがそうではない。

九里の投げ方を見ると、テイクバックが小さく、肘がL字に曲がり、右肘をつまみ上げてトップを作る過程で、両肩がM字になる。

トップの位置も、頭よりボール1~2個分上で、高くはない。

よって、九里には、球数制限を設けざるを得ない。

九里は、右足をターンさせ、上体を一塁側に倒して内旋後のリリース、フォロースルーを行えている球が増えてきた。

ピッチャーは、トップを作るまでと、前腕部の内旋とリリースの間に、投げ方の修正が可能。

トップの位置と投げ終わりを見れば、それまでの過程がどうだったかが、推定できる。

前腕部の内旋直前のトップの位置が下がっているということは、左肩、左膝、右股関節、腸腰筋の外旋が、右肘の出よりも先行しているということ。

右肘の出が下半身の外旋に比べて遅れることにより、回転軸が一塁側に傾かないということ。

トップの位置が下がっていて、横振りや下振りでもターンは出来なくはないが、重心が三塁側に傾くので、困難、それ以上に、一塁側に倒れることが困難だからだ。

俺は、特に言いたいことは繰り返して書いているが、投球動作の一部始終を見た上で、投げ終わりの部分だけを書いて、これまで書いてきたこととの重複を避けている。

九里は、下半身を使って投げられるようになったのに、またコーナーピッチングをしかかった。

それで球数が増えた。

総合的に見て、右足をターンできているときも三塁側に右足を着地しているときも、総合的に見てシュート回転している球が多い。

トップの位置が下がるということは、手の平が本塁方向に向きかかっているということだから、前腕部の内旋の際、小指の腹でチョップして人差し指と中指でボールを擦ることができないからだ。

俺は、九里は、6回以降、どのように継投させようか、頭の中で組み立てながら、見ていたよ。

永川、佐藤は、論外。

永川は、6/1の試合の画を見たところ、回転軸の傾き、トップの位置、右足をターンできていることがあるところを見ると完全にサイドアームにしたわけではないが、トップの位置は下がっている。

カンポスは、既にバティスタが登録抹消されているので、外国人選手の登録枠の面からは、登録できるが、日数の経過という評価の面からは、登録できない。

一岡は、昨日の試合27球、アドゥワは30球に投げているから連投は難しい。

藤井皓哉は、5月31日に57球投げているので、この試合に投げさせたら、中2日。

やはり、もう1日か2日間隔を開けなければ無理。

9回は、中﨑に投げさせるとして、今村、Jacksonのどちらか、または両方に回跨ぎをしてもらうしかない。

6回打者一人限定で、九里に投げさせるにしても、今村、Jacksonのどちらか、または両方に回跨ぎをしてもらわざるを得ない。

シーズントータルで見れば投手の数は何とか足りている。

しかし、ベンチ、チームを見ると、あの場面で投げさせられる投手の数が、フィジカル面、技術面、ルール上、足りない。

オールドファンは、兎に角、頭が古い、頭が固い。

「俄か」以上に、不勉強。

馬鹿の一つ覚えのように、変則左腕なんて言いやがる。

変則左腕なんて通用するわけねえだろ。

漫画の世界じゃねえんだ。

軟式野球や草野球の世界じゃねえんだ。

上から投げてた奴が横や下から投げるってことは死刑宣告に等しい、終わっている投手。

ただでさえ、サイドアームやアンダースローは、リリースの方向と逆に回転軸、重心が傾いてトップが下がって、ボールを持つ手が早くに現れ、打者の顔から遠いところからリリースされるから、打者は攻略しやすい。

1980年代とは、バッティングのレベルが違う。

特に、下位打線のレベルが違う。

変則左腕だったら、間違いなく、100球近く投げて肩、肘が損耗している先発投手の投げる球の方が数段上だから。

変則左腕に、ランナーがいるときのストッパーとしては、ワンポイントであっても試合を壊すし、走者のいないところからスタートしてもランナーをためる。

現状、足りないのは、1イニング投げられるオーバースローのパワーアーム。

不勉強なファンは、打てなくなると馬鹿の一つ覚えのように、セーフティバントをしろという。

そんなことは、1979年当時の江夏どころか地区予選で負ける高校生でもやっている。

先ほど言ったように投手は、トップを作るまでと、腕を内旋してから投げ方を変えることができる。

打者は、投手が投手が膝を上げたときに、前足で足踏みして、投手が膝を下したときに膝を上げ、投手がトップを作るまでの間に、バントの構えに切り替える。

そんな愚策は、プロには通用しないのだ。

それにオメエ、野球のピッチングそのもの、バッティングそのものを仕事にしている選手が、仕事が終わって、指導者やファンから、やれ、プレッシャーだとか、ホッとしたからだとか、気持ちが切れたとか、信頼関係とか、モチベーションだとか、守りに入ったとか、流れがどうとか、実体のない坊主の説教を聞かされたら、プレーするのが嫌になってしまうだろうよ。

坊主の説教なんか何の役にも立たないし、何の進歩もない。

先発土肥星也のピッチングとカープ打線

ロッテの先発土肥は、左投げ左打ち。

土肥は、左足踵に重心をかけて、左股関節を内旋して右膝を上げる。

ケースバイケースで二段モーションで投げる。

テイクバックは小さく、ほとんどないこともある。

右足の着地は踵からする。

クイックは、スパイクの外側に重心をかけ、左股関節の内旋なしで左膝をタイトに曲げて、蹴り戻してから右足を踏み出すので速くないし、瞬発力も落ちる。

左足のターンは比較的出来ている。

1回表、二死から丸は、アウトハイのストレート136キロを、ヘッドを残して壁を作って打ち、レフト前ヒット。

鈴木誠也は、インハイ(鈴木誠也から見ればアウトハイ)のストレート138キロを、ヘッドを残して壁を作って右中間フェンスダイレクトの二塁打。

カープが先制点を挙げる。

松山は、真ん中高目のストレートを、ヘッドをボールの外側に入れて打ち、センター前ヒット。

土肥は、クイックで投げると、左肘の出が下半身の回りに遅れる。

広島2-0ロッテ。

1回裏、荻野は、アウトコースベルトの高さのスライダーを、ヘッドをボールの外側に入れて打ち、レフトの左にツーベースヒット。

九里は、4球目、ナックルカーブを真ん中低目にワンバウンドさせる。

藤岡は、インコースベルトの高さにシュート回転した球を、ヘッドをボールの内に入れて、ボールの下から手首を返し、三ゴロ。

進塁打にならない。

九里は、13球目、アウトローにストレート143キロをワンバウンドさせる。

中村奨吾は、アウトローのツーシームを壁を作って打ち、レフト前に落とす。

ロッテが1点返す。

角中は、九里が三塁側に重心を残して投げ終えたシュート回転した真ん中の球を、ヘッドをボールの外に入れて打ち、一ゴロ。

これが進塁打となって、二死二塁。

清田は、インローのシュート回転した球をヘッドをボールの外に入れて打ち、レフト前ヒット。

2-2と同点に追いつかれる。

右足をターンさせてもシュート回転をするっていうことは、左肩がトップを作ったときに開いて、腸腰筋の稼働、胸、右肘の出のシンクロが遅れ、肩甲骨が開いてトップが下がっていたことが原因。

2回裏、野間は、インコースベルトの高さのストレート141キロを、ヘッドをボールの外に入れて打ち、ライト前ヒット。

土肥は、31球目、インコースのベルトの高さのストレート135キロが外れて會澤に四球を与える。

西川は、アウトハイの真っすぐ135キロを、右足の拇指球から踵に重心を移して三塁側にバント。

一死一、三塁で、田中は、真ん中低目のスライダーを、ボールの下から手首を返して打って一ゴロ。

野間は三本間に挟まれてタッチアウト、その間、田中は、二塁へ進塁。

二死ニ、三塁で、菊池は、真ん中低目のストレート138キロを見逃し三振。

3回裏、中村奨吾は、アウトローのツーシームを、ボールの下から手首を返して打ち、三ゴロ。

しかし、ボールがベースの当たってボールが弾み、二塁打になる。

角中は、真ん中低目のフォークを、ヘッドをボールの外に入れて打ち、一ゴロ。

これが進塁打になる。

清田は、インコースベルトの高さのシュート142キロを、ヘッドを残して打ち、バットが折れる。

この一ゴロで1点入り、2-3とロッテが勝ち越す。

4回表、新井がインハイのストレート136キロをヘッドを残してライト前に落とす。

野間は、インコースベルトの高さのスライダーを、ヘッドをボールの外に入れて二ゴロ打つが、右足の下しと振り下ろし始めが一緒、

始動が遅れている。

走者が入れ替わり、野間は、會澤の打席で、土肥がカウント1-0から真ん中チェンジアップを投げたときに、二盗成功。

會澤は、真ん中低目のチェンジアップを、ヘッドを残して打ち、ライトの右に落とす。

これで、3-3の同点。

西川は、真ん中ストレート135キロを、ヘッドをボールの外に入れて、一、二塁間を破るヒット。

土肥は、73球目、真ん中低目にスライダーをワンバウンドさせ、75球目、アウトローにスライダーが外れて田中に四球を与える。

土肥は、75球中9球ワンバウンド、左肩の状態も良くないが、打者の顔から遠いワンバウンドは一軍の打者は振ってくれない。

ここで、土肥が降板し、阿部(右投げ)に交代。

阿部は、右足踵に重心をかけて、右股関節の内旋しで(内旋なしのときもある)左膝を上げる。

左足は踵から着地し、胸の張り、リブダウンも大きいが、投げ終わりに左膝の壁が崩れる。

菊池は、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤に乗せるも、アウトローのストレート146キロを見逃し三振。

丸は、アウトロー(丸から見ればインロー)のフォークを、ヘッドをボールの外に入れて打つが、一直。

5回表、阿部が回跨ぎで登板。

阿部は、鈴木誠也のところで、アウトハイにスライダーが外れ、四球を与える。

松山は、真ん中のカーブを、ヘッドの外にボールを入れて打ち、ライト前ヒットで、無死一、三塁。

新井は、アウトローのスライダーを、ボールの下から手首を返して打って、遊ゴロ。

広島4-3ロッテと勝ち越し。

ショート藤岡の二塁への送球が逸れて、新井は二塁に進塁し、無死二、三塁。

野間は、頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックするが、真ん中低目のストレート146キロを見逃し三振。

ここで、阿部から南に投手交代。

南は、2球目、右腕の内旋のときに、右肩が凹んで、フォークをアウトローにワンバウンドさせる。

會澤は、アウトコースベルトの高さのフォークをヘッドを残して打ち、ライトに犠飛。

広島5-3ロッテ。

6回裏、ロッテの攻撃

6回裏、角中は、真ん中高目のシュート回転した球を、ヘッドをボールの外に入れて右中間に三塁打を打つ。

九里は、一塁側を踏んでスライダー、ツーシーム、全ての球種を投げて、縦回転を付ける。

清田は、インローのボール球のツーシームをヘッドを残して打つが、二飛。

福浦は、アウトローにシュート回転した球142キロに、ヘッドが下がり、ボールの下から手首を返して打ち、一ゴロ。

井上は、ヘッドを残し、ヘッドをボールの外に入れて、アウトローのストレート144キロをセンター前ヒット。

広島5-4ロッテと一点差。

鈴木大地は、アウトコース(鈴木大地から見ればインコース)ベルトの高さのストレート141キロを、ヘッドをボールの外側に入れ、右肘を抜いてライトフェンス直撃の三塁打。

5-5の同点。

九里は、打たれた3本のヒットのとき、投げ終わりに三塁側に右足を着地させていた。

ハムストリングスが消耗したのだろう。

ここで、九里が降板し、今村が登板。

田村は、アウトローのスライダーを、壁を作って左中間へ二塁打を打つ。

今村は、トップを作ったときに左肩、左膝が割れた後、右足を一塁側へターン。

広島5-6ロッテと、逆転される。

荻野は、アウトローのフォークをヘッドを残してライト前ヒット。

広島5-7ロッテ。

荻野は、二塁タッチアウト。

今村は、回跨ぎで7回に登板し、リリースのときに、手首が寝ていることがあった。

手首が寝ているということは、トップを作ってから、右肘が下がって行ったということ。

9回表、鈴木誠也は、ヘッドをボールの外に入れて、内からアウトコースベルトの高さのストレートをセンター前ヒットを打つが、左足の下しとスイングのスタートがシンクロしている。

少し始動が遅れている。

最後は、新井が、真ん中低目のスライダーをヘッドを残して打つが、二飛でゲームセット。

カープ打線は、相手のエラーによる4点目以外は、点の取り方は悪くない。

先発出場の野手で突出して悪い打ち方をしている打者もいない。

※24人の内訳は、野村、Johnson、大瀬良、岡田、中村祐太、九里、藪田、福井、戸田、加藤、中村恭平、髙橋昂也、髙橋樹也(故障中)、アドゥワ誠、長井、フランスア、カンポス、塹江、藤井皓哉、中田廉、一岡、今村、Jackson、中﨑。

試合データ

2018年6月3日 14:00 ZOZOマリン

試合時間 3時間36分

 

 

勝利投手 南 1勝0敗 0S

敗戦投手 九里 1勝2敗 0S

セーブ 内 1勝2敗 10S

ホールド 大谷、松永

捕手(広)會澤

捕手(ロ)田村

盗塁 鈴木誠也 1 野間 1

失策 藤岡1

対戦成績 広島 1勝2敗(通算22勝31敗 3分)