2018広島vs中日12回戦。九里亜蓮は、6回1/3 4失点。中継ぎ投手が失点して逆転負け。

「ヘッドを残して打つ」と「ヘッドが遅れて出る」、「差される」と「後ろに重心を残して打つ」は、紙一重な部分があることは否めない。-そうは言ってもその差は大きいのだが。

制球をアバウトに、瞬発力をボールに乗せて打たせて取り、少ない球数で抑えるピッチングは、イニング数と同じかやや上回るヒットを打たれるのは、止むを得ないと見なければならない。

この試合の九里は、6回を投げ終えて92球。

そのうち、ワンバウンドした球は6球。

下半身を使って右腕を振り切った上で、イニング数と同じかそれ以上のヒットを打たれても、1イニング平均15球未満でリリースのときの右肩の凹みが顕著でなく、その数も、全くないに等しいぐらいのレベルであれば、続投でもいい。

6回までに10本のヒットを打たれた九里は、打たれ方が悪かった。

6回裏、九里に打順が回ったときに代打が出され、次のイニングは別の投手が投げるものと思っていた。

この試合は、最大4点差を逆転されたわけであるが、大逆転というほどのものでもなく、よくあることなので、俺自身は、ショックはない。

リリーフは、試合前の調整のこともあるから、ある程度の役割は、事前に決めておいてもよいと思う。

しかしリリーフは、そのとき、そのとき最も状態の良い投手を起用し、硬直した起用法でなく、柔軟に起用していいと思う。

Jacksonは、前の試合ではピッチングそのものは、打者に負けていないので、前の試合に球数をそれほど投げていなくて試合に投げられるだけのフィジカルがあれば、連投も可能だが、29球投げているので、この試合に投げさせるのは難しかっただろう。

只、先発、リリーフ問わず、ピッチャーは、ブルペンで良かったからと言って、試合のマウンドで投げればそのとおりに投げられるかどうかは、投げ始めた前の段階では実体がない。

采配を委託された監督、コーチは、試合の中で交代のタイミング、具体的な例としては、右肩の凹みを始めを逃してはならないのだ。

それと、ファンの方々に言っておきたいことがある。

投手は、引退してからも、右肩が頭の上に上がらないことを始め、生活に支障が出ている者もいる。

少し休んだからといって右肩の損耗が回復するわけではない。

登板間隔が空いた投手について、休み過ぎだとか言う奴がいるが、

そういう奴には、ふざけるな、ボケぇと言ってやる。

先発九里のピッチング

九里は、この試合の1回から4回までシングルヒット6本を打たれる。

その内、引っ張られた打球は、2本。

6本の内の何れも、トップを作ったときに左肩、左膝が開き、投げ終わりに三塁側に右足を着地させ、左膝の壁が崩れて三塁側に重心が残っている。

球離れが早く、フォーシームもその他の変化球もシュート回転した球を打たれている。

一方の中日先発大野雄大は、左足の踵に重心をかけ、左股関節を内旋して右膝を上げる。

逆「く」の字を作ってステップ。

右足をつまみ上げたときに、エッジをかけていた左足踵が浮き、トップを作ったときに左股関節が伸び右肩が開く。

右足はスパイクの内側から着地し、左腕が右肩、右膝の割れよりも遅れて出る。

投げ終わりに一塁側に重心が残る。

大野雄大は、真ん中高目のストレート149キロが外れて田中に四球を与える。

大野は、菊池のところで、クイックで、左膝の内旋なしで、左足踵に重心をかけて逆「く」の字を作って内入れするが、フットファーストでステップし、右膝下を内入れ(体の方に右膝を蹴り戻す)、。

大野雄大は、リリースのときに左肩が凹み、三塁側に左足をターンさせてフォロースルーさせるが、アウトローにストレート149キロが外れて菊池に四球を与える。

大野雄大は、三塁側に左足をターンさせてフォロースルーさせるが、アウトローにストレート149キロが外れて松山に四球を与える。

無死満塁から、鈴木誠也は、インローのチェンジアップを、ボールの下から手首を返して打って投手の頭を越える遊ゴロ。

広島1-0中日。

新井のところで、大野雄大は、真ん中高目にストレート150キロが外れて、四球を与える。

野間は、ステイバックのときに頭が前に出されて、右膝を下すのと、振り下ろしが一緒。

野間は、真ん中高目ストレート148キロを打って投手の頭を越えるニゴロ。

広島2-0中日。

3回裏、松山が、真ん中ストレート145キロを打ってセンター前ヒット。

大野雄大は、鈴木誠也のところで、左肘の出が右肩、右膝の割れよりも遅れて出る。

鈴木誠也は、真ん中のスライダー127キロを、ヘッドをボールの外側に入れて、ボールを引っ掛けるように擦って本塁打の角度を作って、本塁打を打つが、その前のステイバックのときに頭が前に出されており、完璧な打ち方ではない。

広島4-1中日

5回表、九里は、アルモンテのところで、右足踵に重心をかけて右股関節を内旋して右膝を内入れして右足拇指球に重心を移してからステップする。

左足は踵から着地するが、トップを作る過程で左肩、左膝が割れてリリースポイントの際にトップの位置が下がる。

投げ終わりも三塁側に重心が残る。

アルモンテは、真ん中低目のチェンジアップ129キロに、右膝を下すのと振り下ろし始めが一緒で、始動が遅れている。

しかし、松山と野間の間にボールが落ちて二塁打となる。

九里は、ビシエドのところで、トップを作る過程で、腸腰筋が外旋して左肩、左膝が割れる。

投げ終わりも三塁側に重心が残る。

ビシエドは、顔から遠いアウトローのストレート143キロをヘッドを残して打って、ライトオーバー、フェンス直撃の二塁打。

広島4-1中日。

6回表、福田は、真ん中低目のカーブ123キロをヘッドを残して打って中前安打。

九里は、右足を一塁側にターンさせてフォロースルーするが、左膝の壁が崩れていた。

髙橋周平は、インローのフォーク130キロをボールの外側にヘッドを入れ、右肘で掃って手首の下がりを抑止して打って右前安打。

松井雅人は、真ん中高目のフォーク125キロを左足拇指球に重心をかけてバントして投ゴロで三塁タッチアウト。

藤井淳志は、インローのフォークを、ボールの外側にヘッドを入れて引っ掛けて打つが二併。

6回裏、野間は、岡田俊哉が投じたアウトローのスライダー123キロをヘッドをボールの外側に入れて打つが、二ゴロ。

會澤は、アウトローのスライダー123キロをヘッドを残して打って右飛。

西川は、アウトコースベルトの高さのストレート142キロに、ボールの下から手首を返して打って一塁側へのゴロ。

ボールがハーフバウンドしてこれがヒットとなる。

九里は、ヘッドを残して真ん中低目のストレートをセンター前ヒット。

田中は、真ん中ストレート143キロをヘッドを残して打ってレフト前ヒット。

広島5-1中日

7回表、京田は、インローのシュートを打って投ゴロ。

大島は、インローにシュート回転した球146キロをヘッドを残して打ってレフト前ヒット。

九里は、アルモンテのところで、右肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になり、トップを作ったときに左肩、左肘が割れて、リリースの際にトップの位置が下がる。

アルモンテは、インローのフォーク130キロを、ステイバックのときに頭を後ろの骨盤に乗せて、右肘でバットを掃ってヘッドの下がりを抑止してライト前ヒット。

九里は、102球目、右肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になり、リリースの直後に右肩が凹んでアウトローにスライダーがワンバウンド。

ランナーニ、三塁となる。

九里は、ビシエドのところでは、トップを作ったときに左肩、左膝が割れるが、右足を一塁側にターンさせてフォロースルー。

ビシエドは、インコースベルトの高さにシュート回転した球をヘッドを残してセンター前ヒット。

広島5-3中日

ここで今村に投手交代。

今村、一岡のピッチング

今村は、右足の踵に重心をかけて「く」の字を作ってステップ。

リリースポイントも高く、左足の内転筋も伸びる。

しかし、左肩、左肘が割れるよりも遅れて右肘が出る。

今村は、右足を一塁側にターンさせてフォロースルーする。

平田は、ヘッドを残してアウトハイのストレート140キロをライトスタンドに本塁打。

広島5-5中日。

7回裏、鈴木博志は、左肩、左膝の割れよりも、右肘の出が遅れる。

打者の正面に胸と骨盤が向く。

鈴木誠也は、アウトローカットボールをヘッドをボールの外側に入れ右肘でバットを掃って手首の下がりを抑止してレフト前ヒット。鈴木誠也は二塁へ進む。

新井は、アウトローのストレートをヘッドを残して打って一ゴロ。

ビシエドが左足を前に出してフォアハンドでグラブを出すがファンブル。

鈴木誠也は、三塁を回わる。

鈴木誠也の手が松井雅人のタッチよりも早く本塁にタッチ。

広島6-5中日

野間が、インローのストレート151キロを右足の拇指球から右足スパイクの外側に重心を移してキャッチャー前にバント。

會澤は、アウトローのカットボール134キロを空振り三振。

鈴木博志は、西川のところで、トップを作ったときに、左肩、左膝が割れて、リリースポイントの位置が下がる。

投げ終わりに三塁側に重心が残り、球離れが早い。

西川は、インローのストレート150キロを、ステイバックのときにやや頭が前に出されるが、グリップ先行のインサイドアウトでスイングし、右中間へ三塁打を打つ。

広島7-5中日。

8回表、一岡は、4球目、亀澤のところで、トップを作ったときに、左肩、左膝が割れてリリースの直後に右肩が凹み、アウトローのストレート143キロをヘッドを残して打たれる。

ショートライナーを田中広輔が捕球できず、亀澤は、ショート内野安打。

京田は、インローのカーブ108キロを打って遊飛。

大島は、インコースベルトの高さのストレートを壁を作ってセンター前ヒット。

一岡は、投げ終わりも三塁側に重心が残っていた。

アルモンテは、インローのカーブ113キロを壁を作ってライト前ヒット。

一岡は、トップを作ったときに、左肩、左膝が割れ、投げ終わりに三塁側に重心が残っていた。

一岡は、大腿骨を骨盤に刺して二段モーションで投げるが、右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になる。

トップを作ったときに、左肩、左膝が割れる。

一岡も、リリースのときに右肩が凹んでおり、右肩が相当損耗している。

ビシエドは、ヘッドを残して右中間を破る走者一掃の二塁打を打つ。

広島7-8中日

9回表、前の試合で31球を投げさせたアドゥワ誠を登板させる。

アドゥワ誠は、二段モーションで投げる。

アドゥワ誠は、髙橋周平のところでは、右足を一塁側にターンさせてフォロースルー。

真ん中低目のフォーシーム142キロで二ゴロに打ち取る。

次の松井雅人をインハイ(松井雅人から見ればアウトハイ)のストレートで左飛に打ち取る。

更に、亀澤をインローのストレート145キロで遊ゴロに打ち取る。

しかし、何れも、投げ終わりに三塁側に重心が残っている。

今一つ、瞬発力をボールに乗っていない。

9回裏、田島が登板

鈴木誠也は、アウトローのストレート142キロを、ボールの外にヘッドを入れてレフト左へのヒット。

安部は、インローのストレートを左足でエッジをかけて、右足のスパイクの外側に重心をかけてバントで送る。

野間は、インローのフォークを、右肘でバットを掃ってヘッドの下がりを抑止してライト前ヒット。

バティスタのところで、10球目、田島はリリースのときに右肩が凹み、スライダーがアウトローにワンバウンド。

三塁走者は、ストップ、野間は、二盗成功。

バティスタは、インハイ147キロのストレートを空振り三振。

西川には、投げずに四球を与える。

エルドレッドは、13球目アウトローのスライダー132キロを空振り。

14球目、田島は、トップを作ったときに、腸腰筋が外旋して左肩、左膝が割れる。

エルドレッドは、グリップ先行のインサイドアウトでスイング、左肘でバットを掃ってヘッドの下がりを抑止してレフトポール際にファウル。

エルドレッドの放った打球は、ステイバックのときに頭が前に出されていた分、ファウルになった。

15球目、田島は右肩が凹んで手首が寝て、スライダーがアウトローに外れる。

16球目、アウトローのスライダー133キロにヘッドが返って空振り三振。

これでゲームセット。

中継ぎ投手は、肉体の損耗をごまかしながらやっている。

中継ぎ投手を責めることはできない。

しかし、リリーフの層を厚くすることは実行しなければならないだろう。

だからと言って、誰でもいいというわけではないからな。

試合データ

12回戦

2018年5月27日 13:00 マツダスタジアム

試合時間 3時間33分

勝利投手 鈴木博志 3勝1敗 0S

敗戦投手 一岡竜司 1勝4敗 1S

セーブ 田島慎二 0勝2敗 11S

ホールド 祖父江大輔

捕手(中)松井雅人

捕手(広)會澤ー石原(8回表)

本塁打 鈴木誠也 6号2ラン(3回裏 大野雄大) 平田4号2ラン(7回表 今村)

盗塁 野間 1

失策 ビシエド 1

対戦成績 広島5勝7敗