2018広島vs巨人7回戦。田中広輔2本塁打を含む猛打賞、新井貴浩1号3ランを含む5打点、岡田明丈が7回125球3失点で5勝目。

この試合のMVPは、俺の中では岡田やな。

確かに、広輔も新井さんも活躍したけどな。

立ち上がりに味方が大量点を取ってくれた直後の立ち上がりは難しい。

広島打線は、巨人の先発吉川光夫に1勝5敗だが、吉川光夫は巨人に移籍してからは、広島戦は、昨季は、1回1/3 4失点(自責同じ)、今季初対戦では、5回1失点(自責同じ)。

 

初回、田中広輔は、アウトローストレート145キロを壁を作って(右股関節が前に出ることを抑止して、手首の返しを留まらせること。ピッチャーが腕を内旋したときに踏み出した足の膝を伸ばすのと同じ。)レフトスタンドに本塁打。

吉川光夫は、トップを作ったときに右肩が開く。

一塁側に左足を着地して重心が一塁側に残っており、フォロースルーができていない。

吉川光夫は、菊池のところでは、リリースの際に左肩が沈んで、真ん中低目にスライダーをワンバウンドさせて四球を与える。

吉川光夫は、バティスタをレフトフライに打ち取った後、アウトローにスライダーが外れて鈴木にも四球を与える。

続く新井がアウトロー(新井から見ればインロー)のスライダーをレフトスタンドに3ラン本塁打。

新井は、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤の上に乗せてからスイング

ミートポイントを前にして両肘を逆三角形にして瞬発力をボールに伝えた。

吉川光夫は、トップを作ったときに、コックした(垂直に曲げた)左肘が沈んで、後ろの腰の回転よりも遅れて左肘が出るので、変化し始めるのが早い。

コースといい、ボールの軌道といい典型的なホームランボールだね。

會澤は、真ん中高目のストレート145キロをヘッドを残してライトの頭上を越える二塁打。

野間がアウトローのスライダーを打って浅いレフトフライ。

美間は、真ん中ストレート142キロに、ステイバックのときに頭が前に出されて左足踵に重心がかかって差された後、左膝も伸びながらもヘッドよりも右肘を先に出した分、レフト前ヒット。

これがプロ初打点となり、5点目が入る。

打者一巡で、攻撃が長いと肩が冷えて回跨ぎの調整が難しく、その裏(後攻の場合は、次のイニング)に自分も大量点を取られることがよくある。

しかし、岡田は、7,8球目と右肩が凹んでボールがアウトロー、インローへと外れたが、右足をターンさせて右腕のフォロースルーを完結させて坂本を真ん中高目スライダーで見逃し三振、吉川尚輝をアウトハイ(吉川尚輝から見ればインハイ)のカットボールで遊飛。

ゲレーロに投げたときは、トップの位置が高く、インサイドアウトで右腕をスイングしていたが、三塁側に重心が残り、球離れが早い。

ゲレーロはステイバックのときに頭が前に出されて、岡田は、真ん中高目のスライダーで二飛に打ち取ることができた。

岡田は、初回を無失点に抑える。

瞬発力の乗らないボールを逃さない。打撃のレベルが向上した現代野球は、追加点を取れるかが重要

吉川光夫は、2,3回を無失点で切り抜けるが、60~63目に、リリースの際に左肩が凹み、61球目のフォークをインローに、62球目のスライダーを真ん中低目にワンバウンドさせている(ワンバウンドした球は、他に42,55,68球目)。

吉川尚輝は、逆シングルで捕球したときに、左足スパイクの外側の拇指球に重心がかかり、右足でエッジをかけてトップを作るが、そのときに左膝が大きく割れてから右肘の出と右足の蹴りが同時に行われた。

一塁送球が逸れて、岡本の右足が離れた。

広島は、4回表、田中広輔が左肘をヘッドよりも先行させてアウトコースのベルトの高さの真っすぐ137キロをライトスタンドに本塁打。

田中広輔は、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤に乗っていたね。

吉川光夫は、菊池、バティスタに連続四球。

吉川光夫は、右の股関節が前に出されてトップの位置が下がっていた。

ここで谷岡に交代。

谷岡は、クイックで、右股関節を二塁方向に捻らずに右足拇指球に重心をかけて「く」の字を作ってステップ。

左足は、スパイクの内側から着地する。

鈴木は、真ん中高目ストレートに、左足の重心をスパイクの外側に移すのが、右肘の出よりも早く、ボールを擦ったときに、左肘が上がる。

左中間のフェンス手前で失速するセンターフライ。

新井は、ヘッドを残して真ん中低目のフォークを打ち、一塁線を破り、2者ホームに還る。

亀井がクッションボールを処理して中継に入った岡本に返球、岡本の本塁送球の間に、新井は三塁へ走る。

小林は、三塁に送球、マギーのタッチよりも新井の触塁の方が早い。

會澤は、アウトハイの真っすぐ148キロをヘッドを残して打ってライト前ヒット。

広島9-0巨人

野間が、インコースベルトの高さのストレートをヘッドを残して打って三塁線、マギーのグラブを弾くヒット。

美間は、真ん中のスライダーを打って遊ゴロ併殺。

後続が凡退して追加点にはならなかったが、野間のバッティングを見ていただきたい。

7回表、野間は、右膝を上げたときに、ヒッチ、右膝を下したときにグリップを上げて打つ。

野間は、右膝を前に運ぶときに、ユニフォームの上着の襞が後方に向かって上向きにできていますね。

これがいわゆる”割れ”という奴です。

グリップの位置が左足よりも奥にあって、トップが深く入っているので、ステイバックがそこそこ大きく取れています。

振り下ろし始めたときに、左肩が下がり、泳がされる(左膝が前に伸びて、右膝が右足つま先よりも前に出る。

しかし、野間は、左肘をコックしたまま、ヘッドをボールの外側に入れて、トップハンドである左手の親指でグリップを押して左腕を内旋してボールを外側から擦っている。

これは、ステイバックを大きくして、前膝を運ぶときに割れを作らないとできません。

ボールの外側にヘッドを入れると、ヘッドの下がり具合、ボトムハンドの方の肘の上がり具合を抑えることができるんです。

すなわち、スライダーを投げるときの肘の出し方、前腕部の捻り方(時計回り)、小指の腹の切り方、親指でボールをボールを押し下げる動作と同じ使い方をしているんですね。

スライダーを投げるときも手首は寝ませんからね。

ボールの外側にヘッドを入れても、ドアスイングではなく、肘→ヘッドの順に前に出してインサイドアウトで打っているんですね。

だから、ファウルゾーンに切れないんですね。

内川とか鈴木誠也は泳ぎませんが、野間は、彼等が外を打つときの打ち方をしているんですね。

野間は、アウトコース寄りベルトの高さよりやや下のカットボールをボールの上っ面を擦って地を一、二塁間に地を這うゴロ。

吉川尚輝は、アンツーカーと芝の境目に守ってフォアハンドで追うが、境目でボールが跳ねて追いつけない

右肩の限界は、一試合に何度も生じる。ピッチャーは、それをいかに乗り越えるか。

岡田は、16球目に、スライダーをアウトローにワンバウンドさせる。

岡田は、36~40球目(39球目を除く)にかけて(3回裏)と、49球球目、54球目、58,62,68球目(4回裏)右肩が凹んで潰れかかる。

66球目にもスライダーをアウトローにワンバウンドさせている。

しかし、坂本を真ん中高目のストレート149キロ(48球目)で空振り三振。

4回裏、ゲレーロをアウトローのスライダーで空振り三振(57球目)。

何れも、左膝を蹴り伸ばして右足を一塁側にターンさせてフォロースルーを行って瞬発力を加速させて、右肩の負担を軽減させた。

このように一旦凌ぐが、マギーには、右足をターンさせて投げたが、アウトローに外れて四球。

岡本は前の打席でアウトハイのストレートをヘッドを残して打ち、二ゴロ併殺に終わっている。

岡本は、頭を後ろの骨盤の上に乗せてステイバックをするが、右膝が伸びて、左膝がつま先の前に出され、左膝を下すのと振り下ろしが一緒。

すなわち、始動が遅れているということ。

岡本のところでは、岡田は、投げ終わりに三塁側に右足を着地させ、右腕を振り切れていないから、三遊間を破るヒットとなる。

巨人は、1点返す。

亀井は、インコースベルトの高さのカーブをヘッドを残して打ち、レフト前安打。

長野には、72,73球目は、右足をターンさせて下半身を使って右腕を振り切ったが、75球目には、右足を三塁側で着地させ、右腕を途中で止める。

長野は、真ん中低目のストレート153キロを打ってセンターフライ。

これが犠飛となり、巨人に2点目が入る。

岡田は、大城に、三塁側に右足を着地させて投げ終える。

大城は、アウトコースのベルトの高さのスライダーをヘッドを残して打つ。

美間が打球を追うが、落球、照明と重なったと認識、バウンドが変わり、ショート内野安打になる。

岡田は、三塁側に右足を着地させてスライダーを投げ、シュート回転してボールはインローに進む。

辻は、グリップ先行でヘッドを残して打つが、一塁線を固めていた新井に捕球される。

岡田は、バックにも助けられた。

5回表、巨人は、一軍登録されたばかりの池田を登板させる。

池田は、二段モーションで、2回目に右膝を上げたときに二塁側に左股関節を捻る。

右足はスパイクの外側の踵から着地する。

フォロースルーのときに、右膝の壁が崩れ、一塁側に重心が残る。

岡田は、真ん中カットボール130キロを空振り三振

田中は、アウトローの真っすぐ137キロを打って一ゴロ

菊池は、インコースベルトの高さのストレート139キロをピッチャー返しをするが、一塁送球アウト。

広島打線は、池田から3イニンングで奪った安打は、野間の1本のみ。

岡田は、5回裏、81球目のチェンジアップをアウトローにワンバウンドさせる。

次の82球目も右肩が凹んでシュート回転し、スライダーが真ん中低目に行ったところを坂本に三遊間を破られる。

吉川尚輝には、アウトコース(吉川から見ればインコース)のベルトの高さのカットボール142キロをグリップ先行のインサイドアウトのスイングでセンター前に打たれる。

ゲレーロには、右足を一塁側にターンさせて右腕をフォロースルー。

スライダーのシュート回転が相殺される。

ゲレーロのバットが折れて5-4-3の併殺。

5回裏を終わって91球、岡田は、ここで代えタレや。

前の試合、一岡、今村、Jackson、中﨑の勝ち継投の投手投げておらず、明日は試合がないのでその中から一人と、カンポス、アドゥワが投げさせられる。

しかし、岡田は、6回も続投。

岡田は、左肩、左膝が割れて右肩が凹んでシュート回転したホームランボールになったストレートを、長野に投げる。

右足をターンさせてもシュート回転を止められない。

長野は、頭を後ろの骨盤の上に乗せてステイバックして耳と頭の間から振り下ろし始めてボールを擦り、レフトスタンドに運ぶ。

岡田は、112球目にも、チェンジアップをアウトローにワンバウンドさせている。

岡田は、7回も続投し、114球目スライダー(ワンバウンド),115,117球目ストレートを右肩を凹ませながら投げて若林に四球。

岡田は、坂本のところでも、右肩を凹ませながら、右足を一塁側にターンさせて肩甲骨を押し下げ、フォロースルー。

岡田は、120球目、打者の顔から遠いアウトローでスライダーをワンバウンドさせる。

右肩の損耗をごまかせない。

しかし、坂本は、踵体重(右足が振り下ろしたときに一歩後退すること)になっていたので、これを空振り。

岡田は、このイニングまでで終わりであると、このイニングが始まる前に告げられていたのだろう。

吉川尚輝のところでは、岡田は、トップを作ったときに、腸腰筋が外旋して左肩、左膝が割れて右肩が凹みながらも、右足のターンにより瞬発力を加速させ、ストレート153キロを投げる。

ボールの軌道は、インローにシュート回転して進む。

吉川尚輝は、ヘッドを残してスイングするが、差されてショートライナー。

若林は、一塁に帰塁できずに、フォースドアウトで併殺完成。

いいですか、気合ではなく、瞬発力の加速がシュート回転を抑えたんだよ。

しかし、下半身を使って加速させて負担を軽減させたといっても、左肩、左膝が右肘の出よりも早く割れて右腕のスイングはリミッターを切っているわけだから、見ている側は複雑な気分だよな。

巨人は、8回から宮國が登板。

代打の安部は、ステイバックのときに頭が前に出されて、ボールの下から手首を返して真ん中低目のカーブを打って一ゴロ。

田中は、インコースベルトの高さのカーブを壁を作ってセンター前ヒットで、この試合3本目のヒット。

宮國は、トップを作る過程で左肩が開き、トップの位置が低かった。

試合は、6点差のまま、8回一岡、9回アドゥワ誠が、共にあまり下半身(右足のターン)を使って投げられていなかったが、0で抑え試合終了。

両チーム、死球や下半身の故障がなくて何よりだ。

試合データ

7回戦 2018年5月23日 18:00 ひたちなか

試合時間 3時間29分

勝利投手 岡田明丈 5勝1敗

敗戦投手 吉川光夫 3勝3敗

捕手(広)會澤

捕手(巨)小林ー大城(5回表)

本塁打 田中広輔2号ソロ(1回表 吉川光夫) 新井1号3ラン(1回表 吉川光夫)  田中広輔3号ソロ(4回表 吉川光夫) 長野3号ソロ(6回裏 岡田)

失策 吉川尚輝

対戦成績 広島5勝2敗