2018広島vs中日9回戦。鈴木誠也の本塁打で勝ち越し。Johnsonは、6回2失点。

試合のポイント

ルーズベルトゲームで勝ち越し本塁打を打つのではなく、ロースコアの接戦で勝ち越し本塁打を打つ。

これが4番の仕事。

ロースコアの接戦っていうことは、試合を作ったレベルの高い投手の中の一人から打つわけだからな。

メンタルは関係ないよ。

鈴木誠也の修正技術が高いから打てたんだよ。

鈴木誠也は、吉見からの2三振とインコースベルトの高さのシュート141キロを打ってバットを折られた打席は、いずれもステイバック(振り下ろし始める直前の形な)のときに頭が前に出されていた。

インコース膝元のシュートを空振りしたとき(上の写真)には、左肘を抜くときに、左脇が空いて左肘が上がっていた。

吉見がインコースに投げたこの球そのものは、ホームランボールで、吉見は、投げたときに三塁側に重心が残っていたから、瞬発力がボールに伝わり切れず、失速している。

鈴木博志も本塁打を打たれた球(インコースベルトの高さのストレート149キロ)を投げたときは、左膝の壁が崩れて右足のターンを途中で止めているんだけれども、鈴木博志の投げた球の方が、顔から近くて遥かに難易度が高いのよ。

しかし、鈴木博志から本塁打を打った打席ではステイバックのときに頭が後ろの骨盤の上に乗っている。

左肘、右肘先行のインサイドアウトで、コックした肘を肋骨に沿わせてスイング、左肘を抜くときも、左肘を肋骨に沿わせている。

吉見は、拇指球に重心をかけて右股関節を内旋して左膝を上げて、左膝をルーズに曲げて内入れしてステップ。

左足は、スパイクの内側から着地し、回転軸の一塁側の傾きは大きくなく、スリークウォーターで投げる。

得点圏にランナーを出すと踵着地に変えてオーバースローで投げる。

トップを作ったときに、右股関節、右の腰の筋肉が反時計回りして左肩、左膝が割れる。

トミージョン手術の前は、首を振って地面と平行になるぐらい、リブダウン(右肩甲骨を押し下げること)していた。

これが、ランナーを出してから最少失点の留めるピッチングで高い勝率を出した要因でもある。

吉見は、三塁側に右足を着地し、左膝の壁が崩れる。

重心が低く、下半身がロックされているから、ボールを外に出し入れしたり、インコースの出し入れが容易になる。

言い換えれば、手投げで、ボールを置きに行く投げ方だから、精密機械のような制球ができる。

しかし、左膝のタメと、この右足の三塁側の着地により、下半身の反時計回りにブレーキをかけるので、ボールに瞬発力が加速されないだけでなく、

右肩、右肘を故障してしまった。

手術後は、この試合も含め、リブダウンは、小さくなったが、相変わらず、右足は三塁側に着地している。

前日の記事でも書いたが、吉見も、三塁側に重心が残るので、ボールがシュート回転する。

右肩が凹んでワンバウンドした球が、112球中4球。

この試合、カープ打線が中盤まで吉見を打ちあぐねたのは、吉見の出来が良かったからではない。

カープ打線がヘボかったから。

6回表になって、漸く、田中がヘッドを残してインコースベルトの高さのシュート140キロを打ちレフト線に二塁打。

菊池がアウトコースベルトの高さのスライダーを壁を作って打ち、ピッチャー返しの安打。

松山が真ん中のシュート140キロをヒッチしてグリップを上げて壁を作って打って、左中間を破る二塁打で点は取ったけどな。

7回表は、庄司が、右足の探りで弧を描いてインロー(庄司から見ればアウトロー)のワンバウンドしたフォークを振り遅れて空振り三振、石原が真ん中フォークにヘッドが遠回りして中飛、エルドレッドが真ん中高目シュートに差されて中飛。

一方、この試合のJohnsonは、トップを作ったときに、右肩、右膝が割れる球がいつもより多く、左肩が凹んでワンウンドさせた球もあったが(116球中6球)、バックのミスもあったな。

5回裏、一死から、インコースのベルトの高さよりやや上にシュート143キロが外れて、京田に死球。

アルモンテは、アウトハイ(右打席のアルモンテから見ればインハイ)のカットボールを、ステイバックのときに頭を後ろの骨盤の上に乗せ、肘先行のインサイドアウトで、肋骨に沿わせるようにスイングするが、ボールの上っ面に当たり、地を這うゴロ。

田中は、二塁ベース寄りに守っており、この当たりがセンター前安打となる。

Johnsonは、ビシエドのところでも、トップを作ったときに、右肩、右膝が割れて、フィニッシュで右膝の壁が崩れる。

ビシエドが壁を作って打ったインローから真ん中低目(チェンジアップ)は、右腰の回転で産み出した瞬発力がバットに伝わるから打球が伸びる(厳密には、失速が遅れた)。

こんなことは、プロの選手なら誰でも知っていること。

ビシエドの打球があそこまで飛んだことは驚くに値しない。

野間は、フォアハンドで一瞬前に出てから、後方に走り、追いつけない。

知っているか知っていないかは実体がない。

これからは、内野手は、球種、コースのサインを外野に伝えるだけでなく、インローから真ん中低目を打つと打球が伸びることも事前に伝えないけん。

ビシエドの当たりで、京田がホームインの後、アルモンテも三塁ベースを回る。

その後の中継に入った菊池が、三塁に返球したのも、ありえねえプレーだな。

庄司が落球してアルモンテも生還。

漫才の世界だよ。

三本間の挟殺プレーなんて、そんな労力を要するプレーが必要があるのか。

三塁に還られたっていいじゃねえか。

本塁に投げろよ。

アルモンテが好走塁なんじゃなくて、あんなことすりゃ、誰でも本塁に走るよ。

この試合、誠也の一発が先輩のミスを救ったよな。

試合データ

2018年5月17日 18:00 ナゴヤドーム

試合時間 3時間17分

勝利投手 Jackson 2勝1敗 0S

敗戦投手 鈴木博志 2勝1敗 0S

セーブ 中﨑 0勝0敗 12S

ホールド 今村

本塁打 鈴木誠也4号ソロ(9回表 鈴木博志)

盗塁 京田 1 ビシエド 1

対戦成績 広島4勝5敗