2018広島vs中日。岡田明丈6回3失点(自責点1)。しかし、カープ打線は、柳裕也に7回1/3 2失点に封じられる。

この試合、岡田も柳も引っ張りすぎだ。

岡田も長井も右肩の故障歴がある。

岡田は、100球に達したところで、4球、柳は、93球に達したところで6球、右肩が凹んでボールがワンバウンドをした。

岡田は、5回で、柳は、7回で交代させろと思ったよ。

長井も中村恭平も前の試合で、30球を投げての連投は、ハードだろう。

今回のテーマは、下半身を使ったピッチングじゃ。

俺の話は、冗長だが、打撃や投球のメカニズムをわからないで野球を見るほど、詰まらない話はないと思うんだよな。

フィジカル上のこと、体を稼働させるメカニズムの話の方が、オカルトブログや坊主の説教野球ブログより、ずっと面白いんだぜ。

日本の投手の投げ方は、実は、下半身が使えていない。実は、メジャーの投手の方が下半身を使えている。

ピッチングにおいて、右股関節のタメが大事。

左肩、左膝が開くなと言われる。

正確に言うと、オーバーハンドの投手は、一塁側に回転軸を傾けて投げるから、いつかは、左肩も左膝も割れる。

右腕のトップ、胸の張りを作ってから右肘を前に出していくより先に、左肩、左膝が反時計回りしてはいけないということ。

左膝、左肩が右肘の出よりも先に割れると、右股関節が伸び切り、右足の蹴りが右肘の出に遅れる。

右股関節、右腰の筋肉が右肘の出よりも早く反時計回りすると回転軸が三塁側に傾き、トップの位置が下がる。

右腕は、右肘先行のインサイドアウトでなければダメなのだ。

右足のターンもドアスイングではダメだ。

右の骨盤に沿わせて右足をターンしなければダメだ。

言い換えれば、リリース直前にまでに、左膝、右の腰の筋肉、左肩を反時計回りに回せる準備をしておかなければいけないということ。

具体的には、左膝、左内転筋を上方に蹴って伸ばしておかなければいけない。

左足を着地したときの状態、すなわち、左膝を垂直に曲げたままでいたではダメなのだ。

左膝のタメは不要なのだ。

左膝が垂直に曲がったままだと、重心は低くなる。

ステップ幅が広いと重心が低くなる。

遡れば、右足の拇指球に重心がかかりすぎると重心が低くなる。

重心が低くなると倒されにくくなるが、それ格闘技の受け身の話だよね。

野球は格闘技ではない。

左膝がロックされて、又、左股関節が右肘よりも先に前に出て、右肘の出と共に右足を蹴って右の腰の筋肉、右股関節を反時計回りさせることができない。

その結果、右足を一塁側にターンすることができなくなり、右足が三塁側に着地する。

三塁側に着地するということは、三塁側に重心が残るということ。

下半身の回転を途中で止めて、右腕だけを時計回りに捻り始めている、いわゆる手投げになっていること。

下半身の回転を止めるからリリースのときに打者の正面に胸が向く。

手首の向きを変えて小指の外側から一塁方向にチョップする前にボールがリリースされるので、インハイにボールが外れてシュート回転(失速)する。

すっぽ抜けないから、ボールを擦れない。

実況アナが連呼する”高目の抜け球”、”ボールが高目に浮く”というのは、正鵠を得ていない表現なのだ。

右肩がリリースにシンクロして、または、直前、直後に凹むとトップの位置が下がると手首が寝て、小指の外側を一塁側に向けていても、三塁側に向けていても、ボールを擦ることができずに、シュート回転する。

アウトハイに外れる場合には、左肩、左膝の割れに比べ、下半身の回転、右肘の出が遅れていないので、右腕を時計回りに捻じって小指の外側を一塁側に切ることができているから、ボールの失速が抑えられている。

右打者がレフト方向に打球が飛ぶのと、逆方向に打球が飛ぶのとメカニズムは、一緒。

球数が嵩んで、右肩が損耗すると、肩甲骨を下向きに押し下げることができなくなり、ボールが高低に外れる。

そうであるからこそ、右足を一塁側にターンさせて右腕前腕部を時計回りに捻じることを助けなければならない。

この三塁側に重心が残るということが、柳が初完封以降、勝てなかった原因でもあり、長井が、球速表示で150キロ以上を出しても相手打線を抑えられない原因なのだ。

しかし、右股関節のタメを作って、左肩、左膝が開かなくすることは、現実には、相当、難しい。

逆に、右足を一塁側にターンさせることができていれば、右肘の出が下半身の半時計回り、左肩、左膝の開きを右肘の出よりも遅らせることができているかというと、必ずしもそうではない。

右肘の出よりも、右股関節、右の腰の反時計回り、左膝、左肩の方が早く回っていることもある。

それではどうすればいいのだろうか。

二段モーションにしても、左膝を上げてから三塁側を向いてから投げても、左足がフットファーストで右股関節がトップを作る過程で、反時計回りしてしまう投手もいる。

右足踵に過度に重心をかけずに、右足踵にも重心を残して骨盤の上に頭を乗せ、上体を前傾させる。

左足を踏み出す前に右肘を大腿骨を骨盤に刺す方が、右肘の出よりも先に、右股関節、右の腰の筋肉、左肩、左膝が反時計回りすることを防ぐことができる。

柳も、長井も、右足をしっかりと一塁側にターンしているときは、本当に素晴らしい球を投げるんだ。

岡田明丈は、この試合も左肩、左膝の開きが右肘の出よりも早いけれども、右足を一塁側にターンすることで、下を使い、右肩の損耗と、付き合うことが出来つつある。

柳は、右足踵に重心をかけて右股関節を二塁側に捻って(クイックのときは、この捻りがない。)左膝を上げ、右足拇指球に重心を移し、左足と回転軸で「く」の字を作ってステップ。

柳も試合は作ったが、まだまだ左膝の壁が崩れて三塁側に重心が残る球が多い。

しかし、左足は踵から着地し、右腕のトップの位置は高かった。

長井も10球で3アウトを取ったが、まだまだ三塁側に重心が残る球が多い。

岡田だけじゃない、柳も、長井も俺がイレ込んでいる投手。

下を使って投げれば、プロで大成することができる投手なのだ。

中村恭平も左肩、左膝が割れて、打たれはしたが、下を使って投げられていたし、トップの位置も高い。

自由契約にしたら勿体ないよ。

相手投手の出来が良くなくても、打てるとは限らない。狡い手段は通用しない。野球は難しい

試合の方は、初回、岡田明丈は、大島に、インハイにストレートが外れ四球を与える。

大島は、打者京田の初球、インコースのベルトの高さのスライダーを投げたときに、二盗成功。

會澤は、送球のときに、左足がインステップして左の股関節が前に出されているから、右足がターンし切れず、インハイに送球が外れる。

會澤がイップスだなんて、バカも休み休み言え。

投手は、打者に投げる瞬間は、呼吸を止めるから、牽制のときと同じに投げることは難しい。

日本の投手は、クイック、スライドステップのときに、「く」の字を作って左膝を落として重心が沈んだままトップを作るから、すなわち、”大腿骨を骨盤に刺す”がないから、右膝がロックされて、右足を蹴ってターンさせるのが右肘の出よりも遅くなって逆に投球動作が遅れるのではないか。

京田は、インコースベルトの高さのスライダーを右越えに二塁打。

京田は、右膝を上げたとき、ヒッチして、右膝を下したときに、グリップを上げ、ステイバックのときに頭が前に出されるのを最小限に抑えた。

中日が先制。

岡田明丈は、いずれも、三塁側に重心が残って瞬発力がボールに伝わっていなかったな。

広島は、6回まで、會澤の右中間の2塁打と野間の中前安打のみ。

野間は、5回表の遊ゴロと9回表の遊ゴロは、下半身が左肘の出とシンクロして時計回りしなかった故にセンターから逆方向にしか飛ばないのだが、3回表の中前安打は、左股関節、後ろの腰の筋肉を左肘とシンクロさせて一塁側にターンできていた。

打者は、振らなきゃタイミングがつかめない。

見るだけじゃダメ。

バティスタは、早いカウントから顔から近い高目を振ることで、タイミングが測れるから手段として間違いではないが、顔から遠いアウトローのボール球は振ったらダメだ。

ところで、ファーストストライクを打てって言うルールを作った一人が石井琢朗だぜ。

カウント3-0から打っていくのも全然アリだぜ。

大部分は、ステップ幅を広くして三塁側に重心を残して、タレたストライクを投げてくるからな。

「ファーストストライクを打て」は、きわどい球をカットして球数を投げさせろよりは、ずっと益しだけどな。

ファウルできる球ってバットが届いているわけだから、ヒットに出来る球なんだぜ。

球数を投げさせても、右肩が凹んでいないかどうか、そういうマネージメントは、プロは、アマよりしっかりしているから、その投手を交代させるよ。

高校野球は、ベンチ入りしている投手の数が少なく、トーナメント制だから、「先発に球数を投げさせろ」の方が、むしろ、高校野球レベルの指示だよ。

球数を投げさせれば、次に更に打ちやすい球を投げてくるだなんて花畑すぎる。

それに、打ちやすい球が来ても、ファウルを連発する欠陥だらけの打者が、打撃を修正して対応できるのかい?

それに、ドラッグバントやプッシュバントなんかで、投手の動きは揺さぶれない。

田中は、6回裏のビシエドの打球の正面に入り、右手をグラブに添える格好(硬式球なので、厳密には、密着させていない)をしたが、バウンドに合わず後逸。

これだと、仮に、前にこぼせたとしても、右手がロックされて送球が一塁には間に合わなくなる。

フォアハンド捕るなら、左手1本で、足を左足よりも前に出して、右足の前にグラブを前に出して捕球する打球であった。

野間は、3回裏、三塁側スタンドに背を向けて、フォアハンドで捕球して体の向きを入れ替えたから、京田に二塁まで進塁された。

どちらも基本的なミスだよな。

福田は、左膝を上げたときにヒッチして、左膝を下したときにグリップの位置を上げて、骨盤の上に頭を乗せてステイバック。

グリップ先行のインサイドアウトでヘッドを残し、グリップからヘッドまでが体と平行になり、バットと体の間に狭いラインができている。

真ん中低目のスライダーをライナーでセンター前に運ぶ。

メンタルは関係ないよ。

技対技で負けたんだよ。

モヤには、アウトローにスライダーをワンバウンドさせて四球を与えて無死一、二塁。

髙橋周平への初球、岡田は、真ん中低目にスライダーをワンバウンドさせ、中日に2点目が入る。

一死二、三塁から松井雅人の遊ゴロで1点追加し、広島0-3中日。

7回表、菊池は、ステイバックのときに、ヘッドが投手方向に向くが、立たせており、真ん中スライダーを打って三遊間を破る安打。

バティスタは、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤の上に乗っていたが、アウトローのスライダーに、ボールの下から手首を返して5-4-3の併殺。

鈴木誠也は、ステイバックのときに頭が若干前に出されてアウトローのスライダーを打って遊ゴロ(記録は安打)。

松山は、ステイバックのときに頭を後ろの骨盤に乗せ、左足でエッジをかけて左足を運び、壁を作って真ん中低目のスライダーをセンター前に落とす。

二死一、三塁から、野間は、真ん中チェンジアップに、ステイバックのときに頭が前に出されてボールの下から手首を返し一ゴロ。

7回裏、大島は、インローのストレート144キロを壁を作って打って左前安打

京田がバントで送って、アルモンテがヘッドを残してインローのストレート136キロをセンターオーバーの当たりを打つ。

広島0-4中日。

ビシエドの中飛で代走工藤は、タッチアップから三塁へ進塁。

福田が真ん中低目のスライダーを中前安打で、広島0-5中日。

8回表、會澤が右飛の後、庄司が四球。

柳は、99球目にスライダーをアウトローにワンバウンドさせ、100球目は、インハイ(庄司から見ればアウトハイ)にストレートがシュート回転していた。

坂倉の右中間を破る二塁打で、広島は、1点返す。

田中が真ん中低目のスライダーを打って一、二塁間を抜ける安打。

もう一点返す。

確かに安部の打撃は、崩れている。

安部は、第一打席、柳が投じたアウトハイのストレート(安部から見ればインハイ)振り下ろし始めに左肩が差されたが、ステイバックのときには、頭が後ろの骨盤に残っている。

ニ打席目は、振り下ろし始めに左肩が下がり、ボールの下から手首を返している。

しかし、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤の上に乗り、ヘッドも立っている。

美間は、始動のときに、右肩が内に入るので、センターから右にしか打球が飛ばない。

しかし、「ヒッチしてグリップを上げる」がある分、壁が作れる。

打てなくても、守れる。

庄司を起用しろという声があるが、庄司は、構えを見ただけで、こりゃダメだとわかる。

投手が打席に立ってるようなもんなのよ。

打てる根拠がない。

具体的に言うと、両肘がロックされる、右足の探りのとき臀部が沈む、踵体重。

始動が遅れるから、ステイバックのときに頭が前に出される。

始動が遅くてもエルドレッドやバティスタのように、膝の上げ下げが僅かならいいが、庄司は、探りのときに右足で弧を描く。

投手に球数を投げさせているのは、打ち損じているだけ。

また、庄司は、小窪と一緒で、見た目は俊足だが、実際は、足が遅い。

庄司は、安部どころか美間とも差がある。

また、安部をディスる奴に限って、庄司待望論と併せて堂林を昇格させろって言うよな。

おまえの方が、よっぽど野球をわかってないよ。

どうしても、安部を使いたくないなら、庄司と西川を入れ替えて西川を使え。

ファームでの打撃内容が悪くても、フィジカルが試合に出れる状態にあるなら、庄司よりは間違いなく打てるから。

それと、村田修一を獲れとおっしゃっている大先生は、巨人との三軍の試合の村田修一を見たのかい?

あの始動のレベルじゃ、プロの一軍では、通用しないよ。

俺が監督だったら安部を一軍の試合で使い続けて調整させるけどな。

打撃面の収穫は、坂倉だな。

ミートポイントは、前だが、後ろの骨盤に頭を乗せてステイバックし、振り下ろしのポイントが後ろ。

スイングの結果、ボールが長く見れている。

坂倉は、アウトローのチェンジアップを打って右中間を破り、柳の無失点を阻止した。

続く田中のヒットは、田中は、右足が拇指球回転で、手首の返しが早いから、捕手がスライダーのサインを出して一塁手が一塁線を固めた。

しかし、田中の始動が遅れて、急ピッチでトップを作ってステイバックして、右膝を下すのと振り下ろし始めが重なったからヒットになった。

野球は、難しい。

しかし、野球に限らず、全ての事柄について、運、不運、偶然はないんだよ。

結果には、必ず、根拠がある。

試合データ

2018年5月16日 18:00 ナゴヤドーム

試合時間3時間5分

勝利投手 柳 裕也 2勝3敗

敗戦投手 岡田 明丈 4勝1敗

セーブ 田島慎二 0勝0敗 8S

ホールド 鈴木博志

盗塁 大島洋平 1

失策 田中広輔 1