2018広島vs中日7回戦。中村祐太は4回6失点で降板、アドゥワ誠、長井も1回2失点。

試合のポイント

俺が、プロで成功すると評価している若手3投手が揃って打たれたね。

打たれたるのも勉強じゃけ、俺は悲観していないぞ。

若い3投手は、いかに課題を克服するかじゃね。

中村祐太は、中13日で登板。

中村祐太は、トップを作ったときに、右股関節、右の腰の筋肉(腸腰筋)が反時計回りに回転し、左肩、左膝が割れる。

そのときに、右膝が内に入るので、瞬発力が伝わらない。

これは、「く」の字を作ってステップするときに、右足踵が本塁方向に向いて極端なヒップファーストになってしまったことの弊害でもある。

更に、右腕を真下に向けて内側に捻じった後、左膝を蹴り伸ばしてターンしているけれども、最後にその左膝の壁が崩れている。

すなわち、左股関節が前に出されて、瞬発力がボールに伝わらないわけよ。

京田も、ヒッチしてグリップを上げることで、体が前に出されることを抑止しているけれども、右足の探りが若干遠回りして頭が後ろの骨盤よりも前に出されている。

京田は、右足の着地前に、一瞬空中で右足を静止して瞬発力が消耗。

京田は、ステイバックのときに、頭の位置を戻すけれども、上体が後ろに反ってしまっている。

京田の打ち方も良くはないけれども、中村祐太の投じたボールが瞬発力が乗っていなかったので、京田は、アウトハイ(京田から見れば、インハイ)の真っすぐ139キロを差されずにライトスタンドにホームランを打つことができた。

広島0-2中日

3回裏、中村祐太は、インハイにストレート135キロが外れて京田に四球を与える。

京田は、打者アルモンテにカウント2-0から中村祐太がスライダーをインローに投じたときに、二盗成功。

中村祐太は、右肘をつまみ上げたときに右肩がM字になって、トップを作ったときに、右の股関節が反時計回りしている。

リリースの直後に右肩が凹む。

アルモンテは、無死走者2塁から、真ん中低目のストレート135キロをグリップ先行のインサイドアウトでセンターへ、福田は、一死走者なしから、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ139キロをヒッチしてグリップの位置を上げてヘッドを残してセンターに本塁打。

広島0-5中日

一方、中日の先発マルティネスは、右足踵に重心を残して左膝を上げて微妙に下げて再び上げる僅かな二段モーション。

左膝を二度目に下げたときに右股関節を二塁側に捻る。

マルティネスは、トップを作ったときに、左肩、左膝が割れる。

しかし、右股関節、腸腰筋が回らないので右股関節にタメがある。

左膝が内に入らないので、瞬発力が逃げない。

左足を踵から着地させ、内転筋を伸ばして、左膝をタメないので、瞬発力がボールに乗り、右足を一塁側にターンさせるので、瞬発力が加速する。

5回表、マルティネスは、アウトローのチェンジアップを松山に壁を作ってライト線に二塁打を打たれる。

マルティネスは、クイックになると、右股関節を二塁側に捻じらないので(同じ中日の松坂は捻じる)、右股関節にタメがない。

トップを作ったときに、後ろの腰が反時計回りして右足がつま先立ちする。

野間は、インハイ(野間から見れば、アウトハイ)のストレート146キロを、後ろの骨盤に頭を乗せてステイバックし、ヘッドを残して壁を作ってレフトオーバーの当たりを打つ。

広島1-5中日

會澤は、ステップ幅を狭くしてステイバックのときに、頭が後ろの骨盤に乗り、尚且つ、上体が反らない。

會澤は、同時にヘッドが立っており、左肩、左膝が開かない。

會澤は、真ん中高目のチェンジアップを打ち、打球は、ファウルゾーンに切れずに、レフトスタンドに入る。

広島3-5中日

4回裏、先頭の大島が、真ん中スライダーを左前安打。

中村祐太は、63球目、打者京田の初球、右股関節が半時計回りしてリリースの際、右肘、右腕のトップの位置が下がる。

リリースの直後に右肩が凹み、スライダーがアウトローにワンバウンド。

大島が二盗に成功。

京田は、左足でエッジをかけて、右足の踵に重心をかけて一塁側にバント。

アルモンテは、ヒッチしてグリップを上げるときに、頭が後ろの骨盤よりも可成り前に出されるが、振り下ろし始めに後ろの骨盤の上に戻す。

アルモンテは、ヘッドを残してインハイ(アルモンテから見てアウトハイ)ストレート137キロをレフトフライ。

松山は、ライトスタンドに背を向けて捕球、体の向きを変えずにショートに返球。

犠飛となって中日に6点目が入る。

ナゴヤドームのマウンドは、マツダスタジアム、札幌ドーム同様、硬いと評される。

マウンドの高さも高いと評される。

中村祐太は、左足は踵から着地する。

アルモンテと中村祐太ではステップ幅が異なる。

中村祐太は、ナゴヤドームのときには、右股関節にタメを作って左肘、左膝を並進させて踵着地を緩和させて立ち上がって下半身の損耗を抑えることも一つの案かもしれない。

胸の張りを大きくすれば、トップの位置も下がらない。

マルティネスは、6回に入り、先頭、バティスタに、アウトローにチェンジアップが外れ、四球を与える。

83球目、右肩がリリースの直後に凹み、真ん中低目にスライダーをワンバウンドさせる。

マルティネスは、トップを作ったときに、右股関節が反時計回りして、前に伸びる。

鈴木誠也は、頭を後ろの骨盤の上に乗せて左肩、左膝を開かずにステイバックし、左足の重心をスパイクの外側に移し、左中間を破る。

マルティネスは、ここが限界だろう。

無死二、三塁で、血行障害(命を落とすこともある)の手術から復帰した岡田俊哉に交代。

岡田俊哉は、クイックで、左足のスパイクの内側に重心をかけ、左股関節を二塁側に捻らずに、逆「く」の字を作ってステップ。

テイクバックは、投げる腕が背中に付くほどではないが、内旋するので、中村祐太同様、現代の投手としてはやや大きい。

ヒップファーストは、それほど極端ではない。

胸の張りは、まずまず大きいが、コックした(曲げた)左肘が三塁側に倒れる。

右足は、踵から着地する。

フィニッシュで右膝の壁が崩れて一塁側に重心が残るので、球離れが早い。

無死二、三塁から、真ん中高目のスライダーを打った松山の一ゴロの間に、広島は、1点返し、広島4-6中日。

野間は、真ん中スライダーを、ボールの下から手首を返し二ゴロ。

髙橋周平は、グラブを下から上に挙げてトップを作り捕球。

三塁走者は還れない。

岡田俊哉は、9球目、左足を三塁側にターンさせて、143キロの真っすぐを投げる。

シュート回転(失速)しているが、後は、股関節のタメの問題なので、ごまかしながら投げる方法としては間違っていない。

広島は、二番手中村恭平が、5回裏は、そこそこ下を使った投げ方で、2イニングを無失点。

中村恭平は、右足踵に重心を残して左足の股関節を二塁側に捻って右膝を骨盤より高く上げ、右足はスパイク外側の踵寄りから着地。

トップを作ったときに、右膝、右肩は割れるが、胸の張りが大きく、トップの位置が高い。

フィニッシュで左足を三塁側にターンしてインコースベルトの高さのストレート146キロで髙橋周平を空振り三振。

三番手アドゥワは、二段モーションで投げることもある。

アドゥワは、左肩、左膝が割れるものの、胸の張りが大きいので、トップの位置が高い。

しかし、リリースの直後に右肩が凹む。

7回裏、アドゥワは、先頭福田にアウトハイのストレート系141キロをライト前に打たれる。

アドゥワは、フィニッシュで左膝を伸ばした直後に、左足の踵が滑り、三塁側に重心が残る。

瞬発力がボールに乗らずに、松井雅人にセンターオーバーに運ばれる。

広島4-7中日

アドゥワは、フィニッシュで左膝を伸ばして右足をターンさせて平田を投直に打ち取っているので、いかに、下を使って投げることが重要かの証左だろう。

藤井にもセンター前に打たれて、広島4-8中日。

4番手の長井は、右股関節のタメだね。

長井は、先頭のアルモンテに真ん中真っすぐ150キロを打たれたときも、2つ目の押し出しのときも、トップを作ったときに、左肩、左膝が割れている。

フィニッシュで左膝の壁が崩れ、三塁側に重心が残る。

2つ目の押し出し(インハイのストレート141キロ)は、リリースのときには、右肘が伸びている。

長井は、ビシエドをアウトコースのベルトの高さのフォークで二ゴロ。

福田に、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ151キロをヘッドを残してライト前に打たれて、一死、一、三塁。

長井は、12球目に、真っすぐ145キロを投げたとき、リリース直後に右肩が凹み、真ん中低目にワンバウンド。

ファーストランナーが二塁へ進塁。

髙橋周平を、アウトローの真っすぐ151キロで遊直。

長井は、トップの位置を高くキープできていた。

しかし、20球目にフォークを真ん中低目にワンバウンドさせる。

平田には、アウトハイにストレート151キロが僅かに外れて四球。

松井雅人には、アウトローにストレート146キロがボール半個分外れて押し出し。

亀澤には、インハイにストレート141キロが外れて、更に1点。

大島は、30球目のインハイ(大島にとっては、アウトハイ)ストレート149キロを打って遊ゴロ。

しかし、長井の投じた4,8,26,30球目は、左膝を蹴り伸ばして左股関節を止めて右足を一塁側にターンさせたナイスボール。

長井は、2点は取られたが、メジャーでの実績があるビシエド、打率3割3度の大島からアウトを取ったのは実績だ。

四球は、フィジカル面も関係する。

先発の場合には、1イニングに4つ出しても、暴投や捕逸がなく、犠飛、エラー、センターから右のゴロ、ヒットを打たれなければ、1点で済む。

プロの投手、野手は、メンタルは関係しない。

メンタルが動作に先立つことはない。

リリーフ投手は、四球を3つ出した後に抑えればいいのだ。

鈴木誠也は、8回表に鈴木博志のストレートを空振りしたときに、フォロースルーの後、右足の踵の位置がズレるので、故障は完治していない。

6点差となった最終回は、股関節の故障から復帰した福谷が登板。

福谷は、右足踵に重心を残して、右股関節を二塁側に捻じって左膝を上げる。

右足のスパイクの内側に重心を移して「く」の字を作ってステップ。

左足は、スパイクの内側から着地する。

こちらは、左膝の壁が崩れ、三塁側に重心が残り、回復途上だろう。

試合データ

2018年5月15日 18:00 ナゴヤドーム

試合時間 3時間12分

勝利投手 R.マルティネス 1勝1敗

敗戦投手 中村祐太 3勝1敗

ホールド: 岡田俊哉 岩瀬 祖父江

本塁打(広) : 會澤3号2ラン(3回表 R.マルティネス)

本塁打(中) : 京田1号2ラン(1回裏 中村祐太)、アルモンテ7号2ラン(3回裏 中村祐太)、福田4号ソロ(3回裏 中村祐太)

盗塁 : 大島1 京田1 平田2

対戦成績 広島3勝4敗