2018広島vsヤクルト9回戦。九里7回1失点。バティスタ6号2ランを含む全打点。but, 延長11回サヨナラ負け。

試合のポイント

九里は、先発ローテーション投手としてやっていける投手。

カープファンの中には、前回登板の結果をもって、九里を期待していなかった方もいたようだが、九里は、試合を作れる投手。

確かに、九里も、これまで、フィニッシュで左膝の壁が崩れて左股関節が前に出されて、三塁側に重心が残ると、手投げになって、瞬発力がボールに伝わらないことも多かった。

この試合、九里は、100球中、10球(10,25,30,48,53,63,69,76,79,94球目)を低目にワンバウンドさせ右肩の状態も良くない。

5回裏69球目は、リリース直後に右肩が凹んで、左膝の壁が崩れて、フォークをワンバウンドさせているが、右足を一塁側にターンさせて山田を空振り三振に取る。

九里は、フィニッシュで右足を一塁側にターンさせて、2回裏先頭バレンティンをアウトコースのベルトの高さの真っすぐ146キロで空振り三振、3回裏二死二、三塁から山田哲人をアウトハイカットボール129キロで遊飛に打ち取る。

7回裏二死一、三塁から、九里は、最後、フィニッシュで右足を一塁側にターンさせてインローの落ちるツーシーム138キロで鵜久森を見逃し三振。

瞬時に投球動作の過程の一部始終を逐一完璧にこなすのは難しい。

日本式の下半身がロックされた投げ方ではなくて、メジャーの投手のように下を使った投げ方をすれば、右肩の状態が良くなくても左肩や左膝が割れたって抑えられるんだよ。

只、故障のこともあるから、右肘の出よりも左肩、左膝の割れを、左膝をヒッチして、大腿骨を上げて、遅らせないといけない。

右肘を出したとき、着地したときの左膝の角度、低い重心ではダメで、左内転筋を伸ばして上体だけを一塁側に傾ける。

メジャーの投手は、9割方、右足を一塁側にターンさせて投げている。

マエケンや黒田もメジャーでは右足を一塁側にターンさせている。

九里だってできるんだよ。

100球丁度で7イニングを食う。

バレンティンのソロホーマーだけで、ナイスピッチングだよ。

バレンティンは、ステイバックのときに、相当頭が前に出されたが、ステップ幅を狭めて、ステイバックのときにヘッドを立ててインローのホームランボール(132キロの小さく落ちるツーシーム)を擦り、ボールの下にバットをくぐらせてレフトスタンドに本塁打。

更に、九里の勝ちを消したとはいえ、中﨑も今村も一岡も責められないよ。

皆、右肩が凹み、トップが低い、リブダウン(肩甲骨を振り下ろす)が小さいから、球持ちが悪い。

今村は、トップを作る過程で、左肩、左膝が割れてトップの位置が低く、頭が回転軸から外れ、右肘が伸びて頭よリリースポイントの距離が遠い。

低目、高目にボールが外れる。

一岡は、この試合。回跨ぎやったし、

三人とも登板過多だよな。

ちょっとやそっと休んだだけじゃ、右肘と違って右肩は回復しないんだよな。

9回裏、中﨑は、大引に真ん中高目143キロのストレートをレフトスタンドに打たれる。

大引は、ステイバックのときに、頭が前に出されるが、ヘッドが立っていたね。

中﨑は、初球と本塁打を打たれた球を投げたときに、胸の張りを大きくしてトップを作ったがリリース直後に右肩が凹んでいた。

10回表、バティスタの、インロー147キロのストレートを壁を作って打った中前安打で再び勝ち越すが、その裏、今村が2つの四球を出して一岡に交代。

石山は、クイックで右股関節の内旋なしで、「く」の字を作ってステップし、トップを作る過程で左肩が開いていた。

川端が、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤よりも前に出されながらも、ステップ幅を狭めて真ん中138キロのストレートを打って同点に追いつかれる。

延長11回、一岡が古賀に四球を出した後、坂口が真ん中高目137キロのフォークを壁を作って右越え二塁打。

一岡は、この球を投げたときに右肩が凹んでいた。

一方、両チームの打撃面はどうか。

バティスタの本塁打は、インローのホームランボール(114キロカーブ)。

ステイバックのときに頭が出され、ヘッドも寝ていたが、ステップ幅は足踏み程度に狭め、ボールを擦ってボールの下にバットをくぐらせ、左肘でバットで掃った。

石川は、セットポジションからクイックで左足スパイクの外側に重心をかけてステップ(クイックでないときには、左足拇指球に重心を置き、ほとんど左股関節の外旋なしで右膝を内旋してステップ)。

右膝下を内に入れる動作を速くして瞬発力の逃げるのを防止したが、トップを作る過程で右肩が開き、フィニッシュで一塁側に重心が残る。

この試合、バティスタが、先発石川から放った6号2ランを含め3安打3打点したが、鈴木誠也が代打のみの出場というのも点が取れなかった原因の一つでもある。

誠也もこのところ結果は出していても、右足が半時計前に回すのが、故障前と全く違う。

この試合に休ませたのは妥当。

一方、ヤクルトも青木が不出場。

打てない試合があると、ヤリ球に挙げられるのは、松山(前の試合と、この試合不出場)と安部。

野間は左投手が打てないと決めつける。

彼等は、対案として、「美間と堂林を上げて使え、庄司を使え、メグは度量がない」と宣う。

バカも休み休み言え。

上手くいかない試合っていうのは、何試合もあるよ。

ファンは、怒り狂っちゃいけないぜ。

試合データ

9回戦

2018年5月6日 18:00 神宮

試合時間 3時間58分

勝利投手 中尾 2勝0敗 0S

敗戦投手 一岡 1勝3敗 1S

ホールド Jackson

本塁打:バティスタ6号2ラン(4回表 石川)、バレンティン10号ソロ(4回裏 九里)、大引1号ソロ(9回裏 中﨑)

盗塁: 野間 1

対戦成績 広島6勝3敗