2018年広島vsヤクルト8回戦。12安打10得点で大勝。大瀬良123球完投。

試合のポイント

試合で20球を投げることがどれだけ大変かが分かっていない、特に、オールドファンの方達は、大瀬良が完投したことに関しては、さぞかし御悦びのことだろう。

しかし、大差が付いたとはいえ、大瀬良は、右肩のころもあるけぇ、123球は投げさせ過ぎ。

点差に関係なく、100球に満たないにしても、肩に問題があれば、代えなけばならないし、球数制限は設ける必要がある。

点差に関係なく完投を義務付けてはならない。

青木の左膝の皿の上に当てた死球なんかを見ると、又、ワンバウンドさせた球なんかを見ると大瀬良の右肩の状態は、この試合においても、良くないからな。

大瀬良は、トップを作った過程で、腸腰筋が外旋して、左肩、左膝が割れて右肩が凹んでいた。

投球動作も良いとは言えない面もあったよな。

山田に本塁打を打たれたときは、トップを作る過程で、腸腰筋だけでなく、右股関節をも外旋し、リリースのときのトップの位置も低く、骨盤と胸が打者の正面に向いていた。

大瀬良は、ボールを持つ手が打者の前に現れるのが早く、山田は頭を後ろの骨盤の上に乗せて、トップの角度を45°に、ステップ幅を狭め、コックした右肘を肋骨に沿わせて、左肘でバットをはらった。

大瀬良は、フィニッシュで、重心も三塁側に残っていた。

打撃においても、投球においても、下半身の外旋よりも肘の出が遅れることに弊害があるという面は共通する。

投球における、左膝の上げ下げ、大腿骨を骨盤に刺すというプロセスは、次のような役割がある。

すなわち、左膝の上げ下げ、大腿骨を骨盤に刺すことにより、左股関節の出を抑止することや、右股関節、腸腰筋の外旋を遅らせる。

大瀬良は、ニ段モーションに投げ方を変えても、左膝を上げたときに、右股関節が二塁方向に内旋していないこと(3回裏山田に安打を打たれたとき)、右腕を内旋してから、左膝の壁が崩れて、ニ段モーションのメリットを台無しにしている。

また、二段モーションも、二度左膝を上げ下すので瞬発力が上げ下しが1度の場合よりも消耗するという欠点もある。

大瀬良は、8回、再び、右肩の限界を超えてから、一塁側に右足をターンさせて瞬発力を加速させて凌いだが、球数が累積する前から、これをして右肩の負担、損耗を減らさないといけない。

フィジカルに原因があって、投球動作を立て直すことができていないと、相手にも被害を与えてしまうことがある。

あの死球は、青木もよけきれなかった。

青木には、申し訳ないことをしたよな。

先発投手の一試合における球数は、その時期における打撃技術の進展具合によって肩の損耗の程度と異なるので、その時期における打撃のレベルとも関係してくる。

現代野球の打撃のレベルと、1980年代のそれととは、特に、下位打線のレベルが違う。

その頃(1980年代)は、本当にプロかよって言う、ひどい打ち方をしていた。

現代の野球においては、その頃ほど下位打線に手抜きができないんよ。

この試合も、他の投手もブルペンで全く準備をしていなかったわけではないから途中で代えることもできなかったわけでもない。

よって、先発投手が完投したからと言って、ブルペンに全く負担をかけなかったということは、この試合に限らず、ほぼないのだ。

しかし、それは、先発投手の負担を鑑みると、止むを得ないことでもあるのだ。

よって、一シーズンを乗り切るだけのピッチングスタッフの層を厚くして、入れ替えながらやっていかなければならない。

入れ替わりで昇格させる投手は誰でもいいということではない。

ァームで結果を出していても、一軍で投げさせてみなくても、ダメと俺にでもわかる投手がいるから、昇格させないのであって、昇格、起用しないことをもって、メグに度量がないと言うのは、笑止千万というより他はない。

それと大瀬良は、この試合、3回裏の鈴木誠也の本塁送球を始め、バックにも助けられたよな。

しかし、それにしても、打つ方は、随分と本塁打が出たよな。

両チームを含め、本塁打を打った打者も、それ以外の安打を打った選手も、始動が遅れず、始動が早くない選手も着地位置の探り、ステップ幅を調整。

ステイバックのときのトップの深さ、ヘッドの立つ立たないはあるが、グリップ、肘の出が、下半身の外旋に遅れることなく振れていたね。

會澤の本塁打なんかは、ボールを擦ってボールの下にバットをくぐらせて、打った瞬間から本塁打の打球だな。

ヤクルトの投手は、梅野は、右足拇指球に重心をかけて「く」の字を作ってステップするが、トップを作ったときに、右股関節、腸腰筋が外旋、左肩、左膝が開き、エルドレッドに本塁打。

田中には、トップの位置が下がり、回転軸から頭が外れ、リリースポイントと頭の位置が離れて四球。

菊池のときには、トップを作る過程で左肩、左膝が開いて、フィニッシュで左膝の壁が崩れて右中間に二塁打を打たれる。

中澤も、トップを作る過程で、肩、膝が開いていたな。

風張は、微妙に二段ステップで投げるが、トップを作る過程で腸腰筋が外旋して左肩、左肘が開いていた。

松岡は、トップを作ったときに左肩、左膝が開く(右股関節、腸腰筋は外旋しておらず、リリース直前のトップの位置が高いが、リリースの直後に右肩がやや凹む。)が、鈴木は、ホームランボールに、ステイバックのときに頭が前に出されて左中間を破る二塁打に留まったな。

試合データ

2018年5月5日 18:00

神宮

試合時間 3時間21分

勝利投手 大瀬良 4勝2敗

敗戦投手 梅野 0勝1敗 0S

本塁打 : エルドレッド5号ソロ(梅野)

會澤 2号ソロ(風張)

菊池 5号2ラン(中澤)

バティスタ 5号ソロ(中澤)

山田 9号ソロ(大瀬良)

盗塁  田中 1 野間 1

山田 1