2018広島vs阪神2回戦。新人髙橋遥人に7回で2安打しかできずに零封される。

試合のポイント

糸井ぐらいのレベルになれば、外の、体から遠いところに投げて打ち取ることは難しいよ。

アウトローは、更に体から遠いから、打者にとって、もっと簡単。

低目に投げりゃ、打たれないって?

低目は高目よりも打ちやすいよ。

糸井にとっては、ヒットにするのは容易いコースだったよな。

あれは、中村恭平の失投だよ。

ファンは、この試合の、中村恭平について、打者との勝負に逃げたとか、糸井の打球にビビったとかメンタルの世界に逃げ込むけど、そうじゃないんだよ。

糸井の打ち方だと、インコース、特に、インコースのベルトより上の球を打つのが難しい。

インハイに投げる技術がないなら、真ん中高目。

それもできないなら、アウトローよりは、ど真ん中の方が益しだよ。

体に近いから。

投げるのであれば、失速の少ないカットボール。

中村恭平は、確実に進歩し続けているよ。

投げ方も投げている球も、入団投手よりも、2016年シーズンよりも、良くなっている。

プロ入り以来最高のレベルを更新している。

只、殻を破り切れない原因も、割と明確なのよ。

原因てのは、フィジカル面、技術面よ。

そうは言っても、この試合は、広島も阪神の先発の谷間のゲーム。

現段階の中村恭平のレベルからすれば、4回1/3 4失点は、相応の結果ではある。

中村恭平も、現代野球のレベルを踏まえれば、試合を壊してはいない。

現在のカープの先発ローテに入れるレベルではないが、先発控えとしては、必要な存在であることがわかった。

敗戦処理の投手の中では、アドゥワ誠は、プロ入り以来、最高の内容を見せてくれたね。

今後、更に、それを更新し続けてくれることだろう。

この試合、やはり、敗因は、打線にある。

カープは、今季、ジー、ハフというメジャーで実績のある投手を初対戦で攻略している。

初顔に弱いわけではない。

髙橋遥人は、確かに、大学時代の欠点をプロに入って修正しつつあり、各段に、良くなってはいる。

阪神寄りの解説者が髙橋遥人をえ絶賛し、カープファンの中にも、髙橋遥人にお手上げ、褒めるしかないといった世論が形成されつつあるが、投球動作を仔細に解析すると、一軍、二軍問わずプロの野手であれば、攻略が難しい投手ではない。

投球動作を見れば、中村恭平と同じくらい打たれることも充分にあり得る内容だった。

この試合に限って言えば、鈴木誠也がいないことは関係ない。

試合の中でスイングするのは選手。

石井琢朗、河田雄祐がいなくなったのも関係ない。

皆さん、石井と河田を絶対化しすぎだよ。

誰も、この2人のことを話題にしないって。

7回 2安打 零封は、プロの一軍としては恥ずかしいかな。

また、阪神の投手のリリーフ投手陣も総じて、あんまり良くない。

こういうことを言うと、昭和のおっさんから、セーフティバントや転がすバッティングをしろだとか、走り打ちをしろだとか、叩きつけるバッティングをしろ、球数を投げさせろ、四球を取れという声が沸いてくるが、そんなもんは愚の骨頂だ。

俺が言いたいのは、きちんとフルスイングして打ち崩せということだ。

ファウルを連発するというころは、スウェイ(体が前に出される)しているか、差されているかであるからだ。

相手投手は打ち取りやすい。

俺はそんなん評価せん。

スイングしなけりゃボールの軌道、速さを評価できない。

インハイの体から最も近いところを振れ。

四球を取るなら空振り三振しろ。

三振するなら空振りしろ。

この試合で、対戦してスイングしたことで得られたことは、必ずある。

俺でもわかったことなので、次は、打者の内の何人かは攻略することだろう。

試合の詳細

1回~5回

立ち上がり、髙橋遥人は、左肘をつまみ上げたとき、トップを作る過程で、左の股関節、腸腰筋が外旋せずに、アマチュアの頃よりも、左腕のトップの位置が高く、三塁側に回転軸を傾けて投げられている球もあった。

初回、髙橋遥人は、田中を真ん中低目の145キロのストレートで投ゴロ。

菊池をインロー(菊池から見ればアウトロー)の146キロのストレートで見逃し三振。

丸は、真ん中低目の143キロを打って遊ゴロ内野安打。

メヒアは、インハイ145キロのストレートを空振り三振。

1回裏、中村恭平は、真ん中131キロのフォークで髙山を左飛。

中村恭平は、ワインドアップから拇指球に体重をかけ、右膝を骨盤より高く上げ、左股関節を内旋して右膝を内入れして右膝をルーズに曲げておろし、ややヒップファーストで投げる。

右足はスパイクの内側の踵から着地し、コックした右肘が沈んで、右肘の出が遅れる。

上本のところで、137キロがインローに外れて四球を与える。

中村恭平は、セットポジションからクイックで、左足の踵に重心をかけて、左膝の股関節の内旋なしでフットファーストステップする。

テイクバックの際、左肩が下がる。これも極端でなければいい。中村恭平は極端ではない。

中村恭平は、左肘のトップを作ったとき、胸の張りはいいのよ。

只、左股関節と腸腰筋が外旋し始めている。

左股関節と腸腰筋が外旋していなければ、胸の張りだけできて、胸のカーブとコックした左肘が後ろに反ったり、沈んだりはしない。

中村恭平は、左肘の出が腸腰筋の外旋よりも遅れてしまう。

糸井に胸と骨盤を正面に向けてしまっている。

糸井は、ステイバックのときにわずかに頭が前に出されて、振り下ろしのときに左肩が下がる。

左足のスパイクの内側でエッジをかけて、左足を運び、右膝を運ぶ。

右足のスパイクの外側に重心を移し、骨盤を横にズラして打つので、差される打ち方。

詰まりを活かして内野と外野の間に落とす打法。

糸井は、アウトコースのベルトの高さのストレート142キロを左中間を破る二塁打。

広島0-1阪神。

2回表、松山は、128キロの真ん中のスライダーを遊飛。

髙橋遥人は、トップを作る過程で、コックした左肘が沈んで、左肘の出が腸腰筋が外旋しながら出てくることがある。

言い換えれば、左股関節、腸腰筋の外旋の方が左肘の出よりも早く、トップが完成したときに骨盤が打者の正面を向くときがある。

左腕のトップの位置が低くなり、ボールが頭から出てくるが早くなる。

堂林は、インロー143キロのストレートを遊ゴロ。

髙橋遥人は、左肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になり、腸腰筋の外旋よりも右肘の出が遅れ、左腕のトップの位置が下がり、横振りになる。

安部は、アウトロー129キロのスライダーを空振り三振。

5回表、髙橋遥人は、47球目、左肘をつまみ上げたときに右肩が開く。

真ん中142キロのストレートを松山がステイバックして、トップの角度をキープし、ヘッドを残して打ち、レフトフライ。

カープ打線で初めてまともな打ち方をする。

堂林は、アウトハイ144キロのストレートを打って中飛。

安部は、インハイ141キロのストレートを打って二ゴロ。

5回裏、髙山は、アウトロー134キロのカットボールを打って一ゴロ。

上本は、インローの136キロのシュートをヘッドを残して打って右前に落ちるヒット。

中村恭平は、初回、二塁打を打たれたときの投げ方で、左肘が伸びて、アウトハイに123キロのスライダーが外れて、糸井に四球を与える。

ロサリオのところでは、テイクバックのときの左肩の下がりがこれまでより大きくなり、、左肘が逆L字のときに両肩がM字になり、左肘をつまみ上げたときに右肩、右膝が開き、リリースのときに、左肩が凹む。

122キロのスライダーがアウトローでワンバウンドする。

ロサリオは、ヘッドが返らず四球を与える。

106球目、143キロストレートがアウトハイに外れて、大山に四球を与える。

ここで、中田廉に投手交代。

俊介は、アウトハイ145キロのストレートをヘッドを残して打つ。

ライト堂林が滑り込んで捕球。

中田も右股関節、腸腰筋の外旋が右肘の出よりも早い。

中田は、糸原のところで、右肘をつまみ上げたときに両肩がM字になり、左肩が開く。

糸原は、インハイ125キロのフォークを壁を作ってレフト前に落とす。

梅野は、アウトコースのベルトの高さの144キロのストレートを打って中飛。

広島0-4阪神

中村恭平は、4回1/3 106球 打者23人 4安打 4奪三振 6四球 4失点(自責同じ)。

中田廉は、2/3 14球 1安打 無四球 無失点

6回~9回

6回表、髙橋遥人は、左足の踵に重心をかけて、右膝を上げ、左股関節を内旋、右膝を内入れして一瞬、逆「く」の字を作って右膝を落とす。

トップを作ったときに右股関節が外旋し、右肩が開く。

會澤は、133キロのインローのシュートをステイバックのときに頭が前に出されながらも壁を作ってレフト前安打。

下水流は、真ん中低目のシュート136キロを打って3-6-3の併殺。

何故、3-6-3かというと、先に打者走者をアウトにすると、一塁走者は進塁義務がなくなって二塁はタッチプレーになるから。

田中は、真ん中145キロのストレートを打って遊ゴロ。

6回裏、九里が登板。

九里は、右股関節を内旋してから左膝を内入れしてステップ。

髙橋遥人をアウトコースのベルトの高さのストレート142キロで空振り三振。

髙山をアウトローの136キロの落ちるカットボールで空振り三振。

九里は、どちらの三振もフィニッシュで三塁側に重心が残る。

植田をインロー132キロのツーシームで中飛。

7回表

菊池は、アウトコースのベルトの高さの143キロ真っすぐに遊ゴロ。

丸は、135キロのアウトローのシュートに空振り三振。

メヒアは、インコースのベルトの高さの134キロのシュートに二ゴロ。

髙橋遥人は、7回 84球 打者22人 2安打 5奪三振  無四球 無失点。

7回裏、九里は、真ん中高目、142キロのストレートで糸井を投ゴロ。

ロサリオは、130キロ、アウトローにワンバウンドしたフォークに空振り三振。

28球目、139キロのシュートが真ん中低目に外れ、大山に四球。

俊介は、アウトコースのベルトの高さのカットボール138キロに捕邪飛。

九里は、2回 29球 打者7人 無安打 3奪三振 1四球 無失点。

8回表、

岩崎は、セットポジションから左股関節を内旋してから、逆「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。

トップを作る過程で、右肩が開く。

松山は、アウトロー124キロのスライダーを壁を作って打ち、二塁に回った糸原が左肩でボールを前に落とし、エラー。

岩崎は、14球目、逆「く」の字を作って右足で弧を描き、トップを作ったときに、左股関節、腸腰筋が外旋している。

フォークを真ん中低目でワンバウンドさせる。

暴投で松山は二塁進塁。

岩崎は、17球目、140キロのストレートがアウトローでワンバウンド。

岩崎は、18球目インハイに125キロのスライダーを投げたときに右足で弧を描いていた。

21球目、インコースのベルトの高さのストレート134キロを投げたときも、右足で弧を描き、左肘をつまみ上げたときに左膝が割れる。

美間は左肩が内に入り、ヘッドを残して打つので失速した右飛。

岩崎は、26球目、右足で弧を描き、137キロのストレートがアウトローでワンバウンド。

27球目、インコースのベルトの高さに125キロのスライダーを投げたときも右足で弧を描いていた。

28球目、135キロのストレートがアウトハイに外れて會澤に四球を与える。

二死一、二塁で桑原に交代。

桑原は、初球、125キロのスライダーをアウトローでワンバウンドさせる。

2球目、アウトローの147キロのカットボールを投げたときに、右肩が凹んでいた。

エルドレッドが、アウトコースのベルトの高さの148キロのストレートをステイバックのときに頭がわずかに前に出されながらも、両肘で三角形を作って左中間を破る二塁打。

田中は、インロー136キロのスライダーに二ゴロ。

広島1-4阪神。

岩崎は、2/3 28球 無安打 1奪三振 1四球 1失点(自責0)

桑原は、1/3 9球 1安打 無失点。

8回裏

アドゥワは、初球、128キロのチェンジアップをフィニッシュで右足をターンして投げる。

2球目、右股関節を内旋して左膝を内入れして再度左足を上げる二段モーションから「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。。

右肘をつまみ上げたときに左肩が開き、フィニッシュで三塁側に重心が残る。

糸原は110キロのインコースベルトの高さのカーブをレフト前に落とす安打。

梅野は、投手正面にバントして二塁foreced out。

梅野は、左足踵に重心がかかっていた。

鳥谷のところで、インコースのベルトの高さの144キロストレート、インロー144キロのストレート、インハイストレート145キロ(8球目)をフィニッシュで右足を一塁側にターンさせた後、9球目にインローに127キロのチェンジアップを投じ、フィニッシュで右足を一塁側にターン。

8球目に梅野が二盗、鳥谷を空振り三振(9球目)。

髙山のところでも、インコースのベルトの高さの143キロのストレート、インローを145キロのストレートを、右腕を内旋し、左内転筋、左膝を蹴り伸ばし、右足を一塁側にターンして投げる。

髙山は、左邪飛。

アドゥワは、クイックのときに右股関節の内旋がないことがあり、また、右肘をつまみ上げたときに左肩が開くが、下半身を使ってリブダウンして腕を振り切れるようになった。

アドゥワ誠は、1回 13球 1安打 1奪三振 無失点。

9回表

ドリスは、「く」の字を作って左膝を内入れ、若干ヒップファーストでスライドステップ。右肘をつまみ上げたときに左肩が開く。

しかし、菊池は、142キロのインハイのシュートに空振り三振。

ドリスは、右股関節を内旋してから、左膝を伸ばして内入れし、スライドステップ。

右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が割れる。

丸は、アウトコースのベルトの高さのストレート147キロに空振り三振。

ドリスは、「く」の字を作って左膝を内入れ、若干ヒップファーストで右肘をつまみ上げたときに左肩が開く。

ドリスは、アウトに取った球以外は、9球目丸に投げたインハイ152キロ以外は、左膝を真下に落としてフットファーストでステップしていた。

フットファーストでステップすると右股関節の外旋がヒップファーストのときよりも早くなる。

12球目、ドリスは、右足踵に重心がかかり、上体が二塁方向に反る。

左膝を内入れするが、フットファーストでスライドステップ。

トップを作ったときに、腸腰筋は外旋していないが、右股関節が外旋しかかり始め、左肩、左膝が開く。

インハイの154キロがシュート回転。

メヒアは、頭が骨盤の上に乗ってステイバックできており、ヘッドは寝ているが、トップを深く入れ、右肘でバットを掃う。

メヒアは、左中間を破る二塁打。

ドリスは、松山のところでも、左膝を内に入れるが、フットファーストでステップ。

トップを作る過程で、左肩、左膝が開く。

松山は、アウトローの141キロのフォークを壁を作って打つが一ゴロ。

ドリスは、1回 16球 1安打 2奪三振 無失点。

広島1-4阪神で試合終了。

[追記]

高橋昂也がウエスタンのオリックス5回戦に先発。

左足踵に重心を残して左股関節を内旋して「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。胸の張りも大きいし、右肩を内旋できている。右足を着地してから、左腕を内旋するときまで、右内転筋が伸び、右膝を蹴り伸ばして左腕を内旋、左足の一塁側へのターンができている。

只、左肘が逆L字になって、そのとき、両肩がM字になることがある。

これは、ルーズショルダーになりやすいので、修正した方がいい。

高橋昂也は、6回 打者25人 7安打 1四球 8奪三振 自責4