Last Updated on 2017年12月6日 by wpmaster
1. 河田、石井コーチの退団
石井琢朗、河田雄祐両コーチの今季限りの退団するわけだが、衝撃ってほどではないな。
シーズン中から他球団と交渉するのは、よくあることだよ。
プロ野球もビジネスには違いねえから、俺は、両コーチを責めてるんじゃないぜ。
40過ぎのオッサンと若い選手の食事が違うったって、同じ方がヤバイだろう。
運動量も選手とコーチでは違うからな。
俺だって、現在は、一日一食だぜ。
間隔も一定ではない。
空腹が気持ちいいんよ。
生存がヤバくなったら食う。
製薬に投融資してコントロールしている奴等は、病気になってくれた方が儲かるから、
3食食えって言ってるだけで、従順に3食食う必要なんかねえんだよ。
寮の食事のことも
石井コーチに食事を一人前分残しておいてくれた選手に対し、
石井コーチが、「俺が食っても豚朗になるだけだから、お前らが食え」って、
言ったんじゃねえのか?
選手は、管理される側だけど、コーチは違う。
食費の件も寮の家賃と食費が明確に区分されてねえってだけじゃないのか?
トータルで見て、仕事量に比して年俸が安かったってのはあるだろうな。
表向きの理由は、家族とのことを挙げてるけど、
まだ、決まったわけじゃないけど、ヤクルトのコーチになったら、
シーズンの半分は東京にいないわけだからな。
家族が本当の理由なら、ヤクルトのコーチの話なんか受けずに、東京の局で解説者か自宅のパソコンでもできる評論家でもやるだろ。
去る者は追わず。
ヤクルトのコーチになったらなったで、河田コーチが腕を回したランナーを刺してやりゃいいんだよ。
石井コーチが指導したヤクルトの打者を抑え込んでやりゃいいんだよ。
河田さん、石井さんのために日本一になるじゃなくて、選手各個人の問題じゃろ。
キャリアが欲しい、金が欲しいから日本シリーズで勝つ、それでいいんよ。
緒方監督とも野球に関する見解に相違があったというのもあるだろうな。
それだけ、野球に真剣に取り組んでいるわけだから、
それは有っていいんよ。
野球についての考えだけど、
石井コーチがいう全員が3番打者。これはいいと思う。
しかし、俺はどちらかというとつなぐ野球というよりは、2番打者も3番打者も引っ張ってランナーを還すのが役割だと思っている。
一番田中、二番安部、三番丸と一~三番は、左打者で固めて、4番誠也 菊池は5番に置いて走塁面の負担を軽くしたいんよ。
俺はファーストストライクを振れじゃなくて、目線の最も近い球をまず振れという考え方。
目線から近いところは、最も早くトップを作らなければならないから。
始動を早くして振れば、結果としてボールを長く見ることができるようになるから。
試合でも完璧に打てという考え方(実際にはできりゃ、10割打てるけどな。)
外野守備においては、何でもかんでも突っ込めっていうものじゃない。
チャージするなら、ダイヴせずに、上体を立てて獲れという考え。
両コーチの野球に対する考え方は、筆者のそれとは異なるけど、
カープの選手達をサポートしてくれたことには、間違いないからな。
それは、認めざるを得ないよ。
二塁走者がワンヒットで還れるようになったし、打者がトップを作るのも早くなった、
始動が遅れても重心を後ろに残してヒットにできるようになった。
カープの選手たちは、経済的にも、フィジカル的にも、技術的にも、自立した大人のプロフェッショナル。
両コーチがいなくなったからといってダメになりゃしないよ。
両コーチがいなくなったから、カープの選手がどうこう言う方がカープの選手を舐めすぎだぜ。
やるのは選手、コーチはサポートするにすぎないが、新しいコーチが来て
新しいことを学べるんだから、それはそれでいいじゃねえか。
確かに、俺も野球のコーチや監督をやれるだけの技術、キャリアがありゃ、
強いチームの監督やコーチをやるよりも、弱いチームを強くする方が夢があるからな。
両コーチのことは悪く言えんよ。
2.清宮問題
清宮の面談だが、
至極、まともなことだと思うよ。
只、清宮克幸氏が決めることではなくて、清宮幸太郎君自身が労働条件を踏まえて決めることなんだけどな。
プロ野球選手は、法律上は、事業所得者だが、経済上は、給与所得者。
労働関係上は、選手は弱い立場。
労働条件を、雇用前に明示するのは、雇われる側から求められてからするんじゃなくて、
使用する側からやる、使用する側の義務だと思うよ。
俺は、飽くまで推測じゃが、抽選は、セレモニーで、実際のところは、経済上の力関係で、
事前にどこが交渉権が得るかを裏で決められていると
思ってるんよ。
運とか偶然はないのよ。
雇用前に労働条件が全て明示されずに、雇用されてから初めて知らされる労働条件があったっていう方が
どうかしてると思うぜ。
俺は、清宮が上から目線とかカープのカラーに合わないっていうことでで要らないいってるんじゃなくて、
プレーそのものからカープには必要ないっていってるんよ。
ポスティングでメジャーに行きたきゃ行けばいいのよ。
それに、カープにカラーなんてないじゃろ。
選手がストロングポイントを作って交渉をして、それを回りが評価するだけだろ。
スピードについていけなくなった40過ぎのオッサンが逆方向に打つってんならまだしも、
引っ張って本塁打にした打球もないわけじゃないけど、高校生の投手相手に逆方向の当たりが多いってのはさあ、
いろんな高校生見てきたけど、あんまり、大成しないんじゃないか。
オープンスタンスで踵体重になることもあるし、引っ張った当たりも高校生相手にトップが浅く、振り出しと着地が一緒で、
要するに始動が遅れてるんよ。
高校生相手だったら、クローズドスタンスかスクエアスタンスで立って、本塁打の限りなく100%近くが
引っ張った当たりでないと、プロでは大成しないだろう。
誠也は、今季26本中、レフトが24本、センターが2本で、ライトスタンドは0だぜ。
無名な選手でも、もっと大成し得る選手がいるんじゃないか?
その時々の高校生の記録を作った選手もプロでは、必ずしもホームラン打者になってないだろう?
カープは、一塁、三塁はいるけど、菊池の控えを育てにゃあかん。
長打は、瞬発力。
野手を獲るんだったら、プシュバントや走り打ちを売り物にしない手足の短い強打の二塁手だろうな。
[追記]
そういや、田中広輔の他にショートを守れるのは、小窪だけ。
ショートの控えも獲っておかにゃいけん。
セカンドの控えですが、
田中俊太は、トップを入れ直すところはありますが、田中広輔よりもトップを作ったときにヘッドが立って、トップが深く入る分、右に引っ張って大きいのが打てています。
内野守備のことはよくわかりませんが、守備範囲は、上本(阪神の方)ぐらいにはなるのではないでしょうか。
中々、いい選手だと思います。
[追記]
赤松のようにダイヴやフェンスに激突しなくてもあれだけの守備をできる選手がいますので、ダイヴやフェンスに激突するようなプレーは不要だと思います。
メジャーでは、日本とは桁違いの金が動きますので、ダイヴやフェンス激突のプレーは要求されないように思います。
ギプスで固定された方の足は、素人の推測で申し訳ありませんが、骨と共に体を支える関節のバネというか伸縮運動が戻るのにそれなりの期間を要するかもしれません。
[追記]
筒香同様、スイングしても、頭が前に出されずに、後ろ足の上に頭が乗っているのが、清宮のいいところです。
筒香ほどではないが、清宮も構えたときに、両肘がロックされています。
これだと、始動が遅れますし、コンタクト前に瞬発力が消耗します。
筒香は、2015年は逆方向の本塁打は0。
2015年オフウィンターリーグから帰ってきてから、ポイントを後ろにした結果、2016年は、変化球を逆方向に本塁打して本塁打を量産しましたが、後ろも前も小さいのでヘッドが十分加速できず、速い球に右膝が伸びて差されるようになりました。
筒香は、高校時代は、スクエアスタンスで、ポイントを前にして引っ張っており、インコースを打つときに右肘が空きませんが、清宮は、インコースを打つときに右肘が空きます。
筒香、鈴木誠也、中村剛也は、高校のときから、前の肘を肋骨に沿わせて前の肘を抜いて、前肘で掃うことができますが、清宮はそこまでのレベルに達していません。
また、清宮の場合、インサイドアウトと言えば、聞こえはいいですが、要は、ボールを追いかけています。
三年生になって逆方向の本塁打が増え、今の打ち方を続ければ、変化球を逆方向に打っての本塁打は増えるでしょうが、これでは、高校生よりも数段、スイングした後の体感速度が速いプロの投手にはついていけません。
中村剛也は、高校時代から現在まで、両肩、両肘から、瞬発力による体重の負荷を解いて構えます。
中村剛也は、両肩の前後の可動域の広さが尋常ではないので、トップを作るのが非常に早く、清宮よりもトップを作ったときにヘッドが立ち、トップも清宮より深く入ります。
清宮は骨盤よりも高く足を上げて下しますが、中村剛也は、足の上げ下しは、投手のスライドステップのように、足踏みをする程度です。
中村剛也は、前足を着地したときに、グリップの位置が上がっていますが、清宮は下がっています。
本文でも書きましたが、始動が遅れているということです。
2017年versionの鈴木誠也と中村剛也はここまで説明したところまでは、似ていますが、中村剛也と清宮は全く似ていません。
誠也と中村剛也は、トップが深く入り、ボールの下にバットをくぐらせて打つので共にストロークは長いですが、中村剛也は、ヘッドを残して打つのに対し、誠也は、ヘッドを出すのが早いです。
誠也の方が中村剛也よりも引っ張った打球の割合が高くなります。
しかし、誠也は、体が前に出されても、新井さんや堂林のように、ヘッドがグリップよりも前に出されることはありません。
誠也の方が中村剛也より、コンタクト前に瞬発力による体重の負荷を解いてスイングしており、コンタクトの瞬間にMaxで瞬発力を伝えています。
誠也の方が中村剛也よりもホームラン打者であるということができます。
安田は、オープンスタンスで構え、膝をタイトに曲げすぎで、両肘もロックされています。
始動が遅れ、コンタクト前に瞬発力が消耗してしまいます。
トップは、清宮より深く入りますが、トップを入れ直すところがあります。
鈴木博志は、ステップするときに左膝が硬直して瞬発力が消耗することと、左足で弧を描くことがあります。よってフィニッシュでも重心が三塁側に残ります。
リリースポイントが打者の目線から遠いので、プロの打者は苦にしないと思います。
田嶋もスライドステップのストロークが長く(右足が弧を描く、右膝が開く)、トップを作ったときに左肩が下がることがあります。
トップを作るのが遅れて、右膝が折れたまま、大腿骨を浮かせることなく、重心移動していきますので、
上体がバタンと前に倒れます。
肩を損耗する投げ方です。
投手も野手もメディアの評判、アマ時代の実績にとらわれずに、投球や打撃の動作を見て指名した方がいいでしょう。
[追記]
オープンスタンスは、中村剛也のように、足を踏むだけであれば、始動が遅れずに済みますが、両膝、両股関節がロックされていますので、前足を内に入れるのが遅れると、開いた状態で打ちに行くので、インローは、股関節、腸腰骨付近の筋肉、後ろの腰の内臀筋を使って産み出した瞬発力を伝えることができず引っ張れずに逆方向の当たりが増え、インハイは前の膝が伸びて差されてしまいます。
清宮の動画を数多く見ましたが、目線から遠いアウトローは広角に本塁打を打てますが、ホームラン打者が最も得意とするインローを打っての本塁打が少ないように思います。
[追記]
細川成也は、腰を落として膝をタイトに曲げ、テイクバックのときに、臀部が水平より下に沈み、外見上、縦の懐(空間)を広く作ってスイングしてボールを見やすくするということで、巨人の立岡、吉川尚輝、山本泰寛、岡本がファーム選手権でしていた打撃です。
しかし、臀部を沈めることで、両膝がロックされて、トップを作るのが遅れ、グリップを引っ張るように前に出してヘッドを残して打っています。
結果としてボールを長く見ることができず、前後に懐の深い打撃ができていません。
二試合、連続でセンターから右に本塁打を打ちましたが、ホームラン打者の王道を行く打者ではないと思います。