投球終了時の一塁側へのターン。

昨日の試合は、0-1のビハインドから代打バティスタの本塁打で逆転し、

その後も追加点を上げ、5-1でDeNAに勝った。

バティスタは、今永のストライクゾーン内の真ん中高めのチェンジアップを

トップを入れ直してしまったが、フォローを大きくしてスタンドに入れた。

ヤクルト戦で小川から、昨日は、今永からと打った投手のレベルもデビュー当時よりもアップしており、確実に実績を積み上げている。

誠也がノーステップに準じた打法(第3打席はすり足)で左方向に4安打。

この打法は、ボールを待っているときからテイクバックにかけて左膝をロックしてしまっているので、

フルスイングしきれずにバックスピンをかけたとしても失速してしまうのだ。

この辺の話は、前記事「広島東洋カープが他球団から学ぶこと」のコメント欄に詳しく書いたので、

詳細は割愛します。

この試合の解説は、山本浩二氏と池谷公二郎氏。

解説のところで一つ気になることがあったので書きたいと思う。

今永は、比較的、三塁側に体重移動ができている球が多い。

九里のことがお気に入りで九里とよく話をする池谷公二郎さんは、

今永のピッチングについて、リリースのときに右膝が伸びたら、力が伝わらない、

左足がクッションになって腕が先に出ていくのを抑えなければならない旨をおっしゃった。

アナウンサーが、今永がフィニッシュのときに右足が緩く曲がったまま、左足で一塁側に四股を踏んで、

股関節から下が台形になっているのを見て、

「今のですね」というと池谷氏は、「そう、今のがそう」とおっしゃった。

確かに、リリースの瞬間までは、膝が直角に曲がっていなければならない。

これがタメを作るという奴だ。

膝が後方に反って伸びていたら、指先に瞬発力が伝わらないし、つま先より前に出されても瞬発力を逃がしてしまう。

バッティングのスイングは、加速させて、バックスピンがかけられた球の軌道に抗わなければならない。

インパクトのときに膝が伸びて球を受けたらダメだ。

しかし、ピッチングのスイングには、反対側からボールが向かってくるのではない。

フィニッシュのときには、ステップした足の膝は真上に伸びていないと瞬発力が膝のところで止まってしまい、Maxでボールに伝わらないのだ。

このことは、同じ広島OBの川口和久氏も述べている。

私の言っていることがわかりにくかったら、中﨑又は九里とJacksonの投げ方を物真似してみればいい。

黒田も前田健太もフィニッシュのときに左膝を伸ばし、右足を左足の上を通過させて一塁側に重心移動をしている。

今日投げた野村も2016年からは、黒田や前田健太と同様に投げている。

藪田(登録名薮田)もフィニッシュのときに左膝を伸ばすように、佐々岡コーチなのか畝コーチなのか小林幹英コーチなのかわからないが、

指導されたという。

但し、根拠は、体が前に出されるのが防止されるからだという。

根拠がリアルじゃないのだ。

池谷氏のいう右投手が三塁方向に、左投手が一塁方向に体重が残っていたら、骨盤を使った外旋運動を途中で止めてしまっているのだ。

腕の振りも最後まで下半身主導のフルスイングができていないのだ。

この手の指導が九里が伸び悩んでいることに、関係しているのかもしれない。

池谷氏も川口氏もどちらも広島、巨人の両球団に在籍している。

プロ野球選手は、個人事業主で、池谷氏は、今は広島とコーチ契約を結んでいないので、

九里もコーチとして在籍していないプロ野球OBに言われたことは取捨選択できるので、池谷氏を責めているのではない。

九里は、複数のOBから相反するアドバイスをもらったら、自分で調べてどちらか又は、いずれでもない別の投球動作を採り入れればいいのだ。

フィニッシュのときにステップした足の膝を伸ばさない投げ方をしている投手は、広島、巨人だけでなく、他球団の現役選手にもいることから、

それを拠り所にしているプロ野球OBが他球団にも未だに多いことが看て取れる。

チームが強くなるのは、いかに、個々のコーチや選手が進歩しつつある新しい野球を勉強し続けるかなのだ。