Last Updated on 2017年12月13日 by wpmaster
8回戦 マツダスタジアム
マツダスタジアムでの巨人との3連戦。
初戦中止で、昨日勝ったので、負け越しはありません。
初回、九里は、左打者の橋本 アウトハイにスライダーが外れて四球。 高めの外れての四球は、トップが下がりよりも、フィニッシュの重心移動の問題なので、低めに外れての四球よりはどうにかなる(修正できる)
マギー インローのシュートをライナーのシングル安打を打たれる。リリース後、右足を左足の上を通過させ、一塁側に重心を移し一塁側に傾いているのはいいが、そこに至るまでで、右肩が下がる。
1回3アウト目の石川のところ。 カーブをリリースの後に右足を左足の上を通過させ、一塁側に重心を移動させていた。
真ん中は低めより目線に近いのでボールの見極めを早くしなければならないので難しい。
ルーズにスイングできない。
2回中井をインローの落ちるハードカーブ121キロで空振り三振。カーブを投げるときも、リリース後左足の上を右足を通過させるので、よく落ちる。
3回 ヒットの橋本を重信が送り、一死二塁。
坂本 インハイの要求がインローのシュートになる。目線から遠くなり前後に懐に深い打撃ができるコースになったが、九里は、リリース後右足を左足を通過させ、一塁側に重心を移して投げていた。
坂本は左足を蹴って弧を描くのを抑止するが、トップが深く入らない内に重心移動して着地していたので、骨盤で回転した分左膝が伸びるところまではいかないが、ライトフライで済んだ。
阿部 真ん中高め ボール球の真っすぐ143キロでライトフライ
ゾーンよりボール2個分以上高く高さはいい分、阿部は、インパクトのときに右膝が伸びて差されたが、九里はリリース後三塁側に重心が残って四股を踏んでいるので、ライトに引っ張られた。ライトの浅いフライだが、もう少しきちんと一塁側に重心移動して欲しい。
キャンプで菅野のようにリリースを途中で止めるのを指摘されたのは、腕の振りではなく、三塁に重心が残っているということを指摘されたのである。
三塁側に重心が残ると、フィニッシュのときに真上に左膝が伸びないから、股関節を二塁方向に引き、外旋させ、リリース後に骨盤を回転することにより産み出される瞬発力、体重が指先に乗り切らない。
4回
マギー 真ん中低めのチェンジアップがワンバウンドし、見送られて四球。
トップの位置が下がるから手首が寝てボールを引っかける。
石川 インハイシュート141キロをフォローを大きく振る。
九里は、リリース後右足を左足の上を通過させ一塁側に重心移動させていた。1-6-3の併殺。
3アウト目 中井を真ん中低め真っすぐ143 見逃し。
肩、肘が上がり、一塁側に傾くが リリース後右足は、左足の斜め横で止まるので、通過させて投げて欲しい。
九里は、セットポジションから、左足を一塁側に引く 左足を浮かす、 つま先に重心を移し 右足を浮かし足裏全体でプレートを踏む。
今日も終始左足で弧を描くことがない。
九里は、テイクバックのときに右肩が下がることは減ったが、序盤からトップが下がる投球動作があるので、4~5回辺りででトップの位置が下がるというところは、岡田と共通する。
5回表
九里は、田口 インローシュート空振り 橋本インロー真っすぐ145 見逃しで、2つの三振。
この2つの三振のとき、九里は、リリース後、三塁側に右足を着地。一塁側に体重は移っているが十分ではない。
6回 亀井の四球 アウトローシュート 四球 トップが下がる 右足左足つま先の前方で止まる。
リリース後 一塁側に傾かない(一塁側に重心が移り切らない)。
村田 初球真ん中寄りアウトローカットボール 肩、肘とも上がる。
リリース後右足を左足の上を通過させる。一塁側に傾ける。
村田は、手首の返しが早く、三塁側にバウンドさせたファウルをさせる。
2球目アウトコースベルトの高さ真っすぐ144、真ん中寄りアウトローカットボール リリースし終わった後に真上に伸ばしてできた軸のところで右足止まる。3球目は捕球態勢に入った分、左膝は完全に伸びなかった。
肩、肘も上がり、十分ではないが一塁側に重心移る一塁側に傾く。
遊ゴロに仕留める。
田口は、右首をポンとクイックで蹴ることで右足が弧を描くのを抑止。
5回までエラーによる1失点だけ。
6回裏
鈴木は前の打席、一死一、三塁から真ん中低めのスライダーを右肩を下げてバットの下に当てたバウンドの高いゴロで菊池が三本間に挟まれ、マギーにタッチアウト、マギーが二塁に転送し、丸が挟まれ、二塁カヴァーに入っていたセンター橋本にタッチアウト。
鈴木 真ん中低めスライダー 肩甲骨周辺を下げて右肩を下げ、肩甲骨と間でスライド ミートの直前にストロークを遠回りさせて、外から内にボールの下にバットをくぐらせて肘をルーズに使ってヘッドを持ち上げバックスピンをかける(ライナーに近いが、かけている)
今季8本塁打は全てレフトスタンド
2ラン本塁打で3-1。
田口は、6回 101球 5安打 1被本塁打 8奪三振 2四球 3失点(自責2)。
際どいコース、コーナーを突くことを止めたことで、岡田は、左足で弧を描くところが減り、昨年同様左足で弧を描かない動作に戻りつつある。
九里は、リリース後に重心を3塁側に残し際どいコース、コーナーを突くという動作が減り、一塁側に重心を移動させるという改善が見られ、試合を作った。
九里は、6回102球 3安打 5奪三振(内、投手の田口から2つ。空振り3 見逃がし2) 4四球 i失点 自責1
7回には、一岡が登板
一岡 肩甲骨を剥がすように使っている。いいときは、リリース後、伸ばした左足を軸に骨盤を回転させ、右足を左足を通過 空中で足を骨盤よりも高く上げるが、今日は、一応一塁側に重心を移すが不十分。
Jackson 膝が開くのがいつもより早いが、リリース後右足を左足の上を通過させるいつもの投球動作。
一岡は、1回 13球 1安打 無失点
Jacksonは、1回 無安打 無失点
7回は、2番手宮國が登板
1アウト2塁から松山が宮國からレフトへの二塁打で4点目。
代わった山口鉄也から、丸が二死一、三塁からセンター前安打で5点目。
宮國は、1/3 11球 2安打 2失点(自責同じ)
山口鉄也は、2/3 12球 1安打 無失点
8回裏一死から
西川 左の乾の真ん中高めボール球ストレート141キロ 肩甲骨 、左肩と右肩水平 フォロー大きい センター前。
野間 アウトコースベルトの高さの真っすぐ143キロ トップはやや浅いが レフト前。
石原 カウント2-1からスライダーをスクイズ。砂煙を上げ、ファウルが空振りに見え、西川、野間が生還
石原四球、安部がライト前、田中見逃し三振の後、
菊池 真ん中低め142キロを開きながら 重心を少し後ろに残しレフト前 8-1
今村 肩は上がらないが、通過 重心を一塁側に移す 吉川尚輝を真ん中低めスライダーで一ゴロ。
今村は、1回 9球 1奪三振 無失点
試合は、8-1で広島の勝利。
九里で、5月中盤で自己最多の2勝を更新する3勝目(3勝3敗)。
敗戦投手は、田口で、3勝1敗
対戦成績は、広島の7勝1敗
まとめ
特攻隊長が使いっぱをさせられてはいけません。
便利屋やロングリリーフでの登板が見られなくなるのが残念という声もあるようですが、
プロ入り当初から先発で推していますので、ちっとも残念ではありません。
俺は、便利屋やロングリリーフに戻った九里は見たくありません。
一年間先発ローテに定着しましょう。
広島投手陣の総長になりましょう。
母の日ということで、鈴木誠也も東京にいる母(目とか誠也に面白いぐらい似ています。インスタその他webで確認できます。)にメッセージ。
野間には、普段から”コイツ”呼ばわりしているので、”野間、お前、覚えてろよ”はお約束どおりでしょう。
[追記]
一塁側に体が流れる動作は、リリース後左膝が真上に伸びるので、指先を通じ、ボールに瞬発力、体重を乗せる援けになります。
真上に伸びた左膝を軸に骨盤で回転し、一塁側に重心を移すのでボールに瞬発力、ウェイトを伝え切ることができます。
一塁側に体が流れる動作は、それまでの過程で、トップが高くなり、手の平が外側に向くのでバックスピンのかかったキレのある(打者に手元に伸びると錯覚させる)球が投げられます。
一塁側に流れる動作は、打撃でいうとフォロースルーのようなものですから、肩、肘が痛いときでも、肩、肘に負荷をかけずに腕を振り切り、指先で振り切り、ボールを切り切り、バックスピンを掛け切る援けになります。
[追記]
フィニッシュで体が一塁側に体が流れる投球動作は、それだけ、下半身が使えているということで、ステップのときに左足で弧を描くことさえなければ、股関節、肩甲骨周辺の筋肉、骨盤で産み出した瞬発力、重心移動の力がボールに伝わり切った素晴らしい投球動作です。
左足で弧を描かず、フィニッシュのときに一塁側に体が流れるのは、リリースし終わった後、左膝(左投手の場合は右膝)が真上に伸びて、左足を軸に回転するのですから、三角筋が使え、リリースのとき、トップが上がって縦回転ができていることでもあります。変化球も落ちます。
捕手が取れないような暴投は論外ですが、針の穴に糸を通すようなコントロールは要りません。
ストライクゾーンは全て甘いですが、甘いところに行っても球にキレがあるので、打者はルーズにスイングできません。
高めに外れる分には、特にインコースであればあるほど、打者は生活がかかっていますから、目線から近くなるので、素早い対応を余儀なくされますので、振ってくれます。
低めに外れると目線から遠いので、打者は素早い対応は必要ありません。
打者に見極められたり、前後に懐の深い打撃をされます。
一塁側に体が流れる動作は、リリース前の過程で、手首が外側に向かないということがなくなり、更に、手首が寝るということがなくなるので、ボールを引っかけて低めに外れるということがなくなります。
気にする必要はありません。
一塁側に体が流れるのは、疲労によるものではありません。
疲労しにくい、故障しにくい投球動作です。
肩、肘が疲労すると、三塁側に四股を踏むようになります。
保守的な指導者は、一塁側に体が流れると制球が乱れるとして嫌いますが、際どいコースやコーナーを突く球を置きに行き、手元で失速します。それだけでなく、球数もかさみます。前後に懐に深い投球ができません。
打者はルーズにスイングしやすくなります。
昭和の大エースたちがフィニッシュのときにやっている三塁側に四股を踏む動作は、三塁側に重心が残り、瞬発力や体重移動の力を最後に止めてしまいます。
肩、肘が疲れているときには、下半身を使った、リリース後に一塁側に流れる動作が必要になります。
修正しなければならないのは、三塁側に四股を踏む動作の方です。