Last Updated on 2017年12月14日 by wpmaster
久々に投稿させていただきます。
本日は、キャンプ初日。ひとまず、ここでも今季の各人別の成績を予想してみたいと思います。この手の話は過去のブログでも書いておりますが、ルナ加入前のものなので、改めて述べてみたいと思います。
2015年のカープの二塁走者が、その段階で打席に立っている打者以降がシングルヒットを打ったときに本塁まで生還した数が53(DeNA、ヤクルト、阪神、中日の6割~7割程度しかありません。)でセリーグ6球団の中でワースト、本塁生還率も10月初旬の段階では巨人.429、広島.431でしたが、これも最終的にはひっくり返されてセリーグワースト。
機動力野球を標榜しながら、この有様で、優勝どころかAクラスに入れなかったのも頷けます。
今季は、個人間で盗塁数を競うだとか、盗塁王を輩出したとか、愚かなことはやめて、二塁走者がシングルヒットで本塁に還るという機動力野球をやって欲しい。
今シーズンも捕球前のブロックができないというだけで、ホームベースの一角を開けていればブロックが全面的にできないというわけではないので、取り締まりの判定基準が厳しくなるだけで、ルールそのものが変わったわけではなく、アマチュアの捕手と違って、プロの捕手が追いタッチを連発するとは考えられない。
今季も依然として、三塁コーチャーの打球、相手守備に関する見極め以上に、1~3塁ランナーの打球、相手野手のその追い方を見極めていかにスタートを切るかが重要になってくる。
そのことをも踏まえて、今季の各人別の成績予想を以前書いたベストオーダーを使って書いてみたいと思います。
①(左)丸 143試合 .277 21本 55打点
一番打者は、相手投手にいかに球数を投げさせるかが重要で、三振や四球の多い打者が向いていると言えます。
打率が高い打者ほど、早い回の打席を捨てて振ることで始動からミートポイントまでを測定しているので、絵的にはぶざまな空振りをしているように見えます。丸が外角低めを打てないのは四球が多いことも関係しているのかもしれません。
丸については、三番に推す方が多いですが、四球を取る打撃は3番には向かず、1番の方が向いているし、これが彼の良さでもあるので、また、ランナーがいないケースでは、全く制約がないをけではないですが、そうでないケースよりは、裁量が与えられ、フリーに打てるという面があります。そのことにより、先頭打者本塁打が増加することが予想されます。一番打者は彼が最も実力を発揮できる打順だと思います。
彼の場合、やればできる選手なだけについ厳しいことを書いてしまいますが、
彼の場合、過去3年間のストライクゾーンを9分割した上でのコース別打率を見ると、内角低め~高めは全盛時の阿部と比べても遜色ないものとなっています。肘を中にいれて上手く打っていると思います。外角の明らかなボール球となる縦のスライダー系のボールを如何に捨てれるかが鍵になると思います。
外角低めは最もボールを見やすいのでバットが出やすく、
確かに外にスライダーをきっちり落とすことができれば、ペルドモのような内野手でも高橋由伸を三振に取れるわけで、難しいところではありますが。
当方ごときの素人が言うのも失礼に当たりますが、外角低めいっぱいは、始動でゆっくりと最短距離で振り下ろしてぎりぎりまでボールを見て拾って振り切ることで詰まって野手のいないとことに落ちるという西田や東出のような打撃をすれば克服できるのではないかと思います。遅い球を打撃投手に投げてみたり、何種類ものティーをやるのがいいと思います。外角低めを安打にすることができれば、冗談抜きに.350は打てると思います。
盗塁は接戦の終盤や相手の制球が定まらないときにしかけてくれれば数字はそれほど多くなくても構いません。それよりも、外野フライや内野の深いファールフライでもタッチアップして進塁する、二塁からシングルヒットで帰り得点を稼いで欲しいです。
②(二)菊池 143試合 .282 9本 54打点
二番以降は、四球、三振、併殺が少なく進塁打が打てる、俊足である順に並べるのがベストであると考えるので、四球の少ない菊池がこれに当てはまると思います。二塁に丸を置いてシングルヒットで三番のルナに先立ってランナーを帰して、ルナで二点目、鈴木で三点目とつながってくれれば言うことなしです(菊池、ルナは本塁送球の間に二塁に進む。)。
野間が成長すれば、ルナが不在のときは、二番野間 三番菊池でも面白いと思います。
故障を抱えながらも、ケースやコースに応じて右方向にも左方向にも打てるし、エンドランもできます。一昨年は山田よりも上の打率2位の実績がありますので、昨年よりは打率も回復してくると思います。
③(三)ルナ 115試合 .305 9本 74打点
アウトカウントが増えて詰みの状況になる前に安打の他に外野フライ、右方向へのゴロといろいろなことができ一点が確実に取れる、三振が少なく最低でも進塁打が打てる打者が当てはまると思います
丸の出塁率、菊池の打率、フル出場が困難なことを考えれば、打点は、66~74位だと思います。マツダスタジアムが本塁打が比較的出にくい屋外の球場ということで本塁打は9本ぐらいでしょうか。
④(右)鈴木 143試合 .292 18本 67打点
彼を四番に据えるのは、将来主軸になって欲しいのもあり、昨季も三番や六番は経験し規定打席の半数前後は出場しているので、もう4番に据えて育成しながら勝というのも有りということと、ルナが敬遠された場合、鈴木とエルドレッドのどちらが確実にヒットかゴロでランナーを帰せるかというと、三振が多く打撃が安定しないエルドレッドよりは鈴木の方が確実であると思い、4番に据えています。
ルナがある程度、走者を生還させてくれるので、ランナーがたまるということはあまりないので、打点はこのぐらいでしょうか。
⑤(一)エルドレッド 72試合 .248 14本 46打点
新井 69試合 .270 3本 20打点(代打、途中出場含む)
岩本 51試合 .254 5本 18打点(代打、途中出場含む)
5番打者は、詰みの状況で打席に立つことが多いので、大きいのを打って追加点を取ってくれて、振り回して三振でも多少はやむを得ないということで長打力があって、一打で複数の打点を稼いでくれる打者が当てはまります。
エルドレッドの場合、本塁打王を取ったシーズンを除くと100試合以上出たシーズンはなく、打撃の安定度や故障歴のあることを踏まえれば、計算できる数字はこれ位ではないでしょうか。
⑥(中)野間 125試合 .279 3本 27打点(代走守備固めを含む)
(左)松山 85試合 .291 7本 39打点(代打含む)
(左)プライディ 35試合 .234 1本 6打点(代打含む)
6番は第二の一番打者ということで野間を据えた。先発72試合、打席は260打席位になると思われる。昨季終盤から速い球に対応できるようになったので打率は向上するのではとみている。
本塁打が少なくても、塁に走者が埋まったケースに打席に立つこともそれなりにあるので、打点は本塁打の割に多くなる。
松山はたまった走者を返す役割とルナ不在のときは、三番、エルドレッド不在のときは5番を務める。
⑦(遊)田中 143試合 .284 10本 47打点
(三)堂林 67試合 .243 3本 11打点(代打、三塁守備固めを含む)
7番打者は、第二の二番打者の位置付け。 四球が少なく、進塁打が打てること。8番は長打力のある捕手を置くにしろ、守備の負担が大きくコンスタントに走者を返す打撃ができなくても止むを得ないことから、また足の速い捕手が少ないことから、二塁走者を返せ、自らが二塁走者のときには、シングルヒットでホームに還れる打者が当てはまる。田中は、ケースに応じて相手の嫌がることができ、巨人の選手のように勝つ野球を知っている。田中がこれに当てはまると思う(但し、エルドレッド又はルナが不在のときは他の打順に入る)。
⑧(捕)會澤 123試合 .258 11本 51打点
石原 61試合 .224 1本 12打点
簡単にアウトを与えたくないこと、盗塁阻止率の高い(.404。セリーグ1位)ところから會澤を正捕手として定着させたいところ。捕逸はリーグ最多だが、守備率はリーグで最も良い。捕逸を接戦の三塁走者のときにやらかさすことを極力抑え、トータル6ぐらいに留め、打撃でカヴァーしてくれればと思う。
石原は捕逸が少ないが送球エラーが多いが(相手打者や走者に攪乱されると結構脆い。)、リードも改善され、三塁走者のブロックもミットを大きく動かさないブロッキングも上手いので、まだまだ必要な戦力。
鈴木や岩本については、過大評価だというコメントや、堂林やプライディの数値が低いことについてはお叱りのコメントを頂くと思いますが、取り敢えず、予想してみました。
とてもではありませんが、優勝できるような打線ではありませんが、予想を上回る数字を残して、諸評論家はDeNAと共に最下位候補に挙げると思いますが、諸評論家の予想より一つでも順位を上げてもらいたいと思います。