カテゴリー: 日本ハムvsソフトバンク

日本ハム対ソフトバンク1回戦

試合は延長10回裏サヨナラ負け

試合終了後、新庄剛志監督は、報道陣の前に姿を見せると「負けはしましたけど、いいゲームでしたよ」とうなずいた。

報道陣からリリーフ陣について聞かれると「頑張った、頑張った。よくね３点で、４点か。もう十分ですよ。切り替えて、明日、この逆の勝ち方をしていきます」と語った。

８回にモイネロから松本剛、清宮の連続二塁打で同点にした件に関しては、「よく打ちましたよね、清宮くんも」と語った。
新庄さん、厳しさが足りませんで。

つなぐ野球ではリーグ優勝できない

選手は、経済関係上、コーチの命令に従う義務は生じません。コーチが帰塁しろと命令しても、三塁を蹴ったらオーバーランしなければなりません。

これら、毎試合言ってるよね

6回表一死一二塁

投手又吉、打者上川畑

カウントは、2-0

投球は、インコース（左打者のアウトコース）ベルトの高さのボールゾーンに外れる。

捕手の甲斐は又吉に返球する。

シャッフルして二次リードを取って三塁ベースとの間を詰めていた清宮は二塁に帰塁してしまう。

上川畑は、カウント3-0から右前安打を打つ。

本塁送球は、右打席の外側のラインのマウンド寄りのコーナーを通過する。

甲斐は、アンツーカーの外側、ファウルゾーンで捕球する。

清宮は、三塁ベースを蹴ってオーバーラン後、三塁に帰塁する。

二死一塁から離塁して二塁に走ってアウトになった五十幡と矢澤

「つなぐ野球」に洗脳された野球をしたことのないオールドファンは、さぞかし五十幡と矢澤にご立腹であろうが、五十幡と矢澤がしたことの方が正解なのである。

周東佑京のスライディング

周東は、1回裏、右足拇指球で地面を後ろに蹴る。左膝が左足の前に出る。

周東は、1回裏、10回裏は、左膝を伸展、右股関節を内旋、右膝を屈曲し、スライディングする。左足で二塁ベースを蹴る。

しかし、左股関節は内旋しており、左膝も完全には伸展していない。左股関節が引っ込まない。
オーバーランした後、三塁に走れる体勢を作ることよりも減速停止することを優先している。

周東は、3回裏、右膝を伸展、左膝を屈曲してスライディングをする。右足で二塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋をする。右足でベースを蹴る前までは、右膝を完全には伸展しておらず、右腕上腕部、右股関節は外旋していない。右股関節の内旋運動の加速距離は短い。

周東は、左足、右足のどちらでもベースを蹴れるが、何れも減速停止優先のスライディングをしている。

3回、10回裏に盗塁成功に余裕が生じたのは、宇佐見は、1回裏はピッチドアウトをさせなかったが、3回、10回裏はピッチドアウトさせた。

3回裏、宇佐見は、ピッチドアウトで両股関節を外旋した後、両股関節を内旋し、左膝の屈曲の角度を鋭角にしてシャッフルする。

股関節を内旋すると、股関節及び膝は屈曲する。左膝の角度を鋭角にすれば、鈍角にした場合よりも左膝の高さが上がる。

右肘をコックアップすると左腕前腕部が回外しない。左股関節の外旋が加速せずに突っ張る。

左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回転半径が長く、加速距離が短くなる。

投手が前膝を骨盤より高く上げると、走者が左腕前腕部を回外、右股関節を外旋して左足拇指球で地面を蹴ることをブロックする間を作れるのとメカニズムが同じである。

周東は、左足拇指球で地面を蹴らずに両内踝をぶつけてスタートを切る。

10回裏、宇佐見は、右肘をコックアップした後、右足拇指球で地面をバックネット方向に蹴ってしまう。

周東は、左足拇指球で地面を蹴らずに両内踝をぶつけてスタートを切る。

捕手は、左股関節を外旋（左膝の屈曲の角度を鈍角）してシャッフルをすれば、周東は、刺せない相手ではない。

藤本博史は、一つでも先の塁を奪うことよりもつなぐことを優先する。藤本博史の野球は、保守的である。

脚注

用語の意味に関しては下記参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]