22/07/2020広島3-3阪神,菊池保則スアレス共に打たれドロー

Last Updated on 2020年7月24日 by wpmaster

プロ通算71勝の野村祐輔、広島打線は中日在籍当時から抑えられた試合が圧倒的に多いガルシアの先発で始めった試合。
広島は、9回表に勝ち越し、このような試合は勝ち切らないとリーグ優勝は難しくなる。

野村祐輔、ガルシア両先発のピッチング

5回表、ガルシアは、左足の踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げてから、右足のスパイクの内側で地面を蹴る。スパイクの外側でエッジをかけ、前足の股関節を伸ばさずに前膝を曲げたまま、前足で回転半径を狭く弧を描く。前足の着地位置を探りながら、左肩関節を外転する。投球腕の前腕部を回内する直前に両肩甲骨がぶつかる。左足の腱を伸ばしたまま、左足小指球で地面を蹴る。リリースの瞬間に前膝は突っ張る。左足小指球で地面を蹴って左足全体が地面を離れる。左腕上腕部の付け根が凹み、投球をワンバウンドさせる。

鈴木誠也は、右足踵で地面を蹴って前肩の開きにブレーキをかけるが、少しドアスイングになる。ヘッドが遅れたり、ヘッドアップさせる。最終打席は、空振り三振

野村祐輔は、昨季に比べ、一塁側にタンブルし、右足のターンも両足がクロスするところまで完結させて投げていた。ボールをコーナーに置かずに投じていた。

3回裏、野村祐輔は、右足小指球で地面を蹴ってから、左足拇指球で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴って前膝を上げてから、投球肩を前肩よりも下げる。投球肩を上げるときにローテカフに負荷がかかる投げ方である、前足を軸にするのが遅れる。左膝を下し始めてから、「く」の字を作るまで前膝が背骨の方に入る。右足が踵体重になる。右腕が骨盤の手前を通過するときに右足小指球にウェイトが移る。右肩関節を外転したとき、右足のスパイクの内側でエッジをかけている。リリース(右腕上腕部の回内)後に前膝で地面を蹴っている。
サンズは、前肩を残してインサイドアウウトスイング。

塹江敦哉のピッチング

塹江は、左足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げてから右足拇指球で地面を蹴る。前膝を下して前膝下を後に振ったときも左足踵で地面を二塁ベース方向に蹴ってヘッドステイバックしている。左腕を骨盤の前で止めるところも私好みである。
逆「く」の字を作ったときも左足踵で地面を二塁ベース方向に蹴っている。左肩関節を外転したときも左足スパイクの外側でエッジをかけ、左股関節で地面を二塁ベース方向に蹴っている。両股関節がぶつかる。ここまでは100点満点。
左腕上腕部を外旋、左腕前腕部を回内。このとき、左足小指球から左足拇指球にウェイトがかかる。左腕前腕部をレイバックする。レイバックの角度は、85°前後でやや大きいが、投球腕を楕円運動とのハイブリッド型にカテゴライズできる。リリースと同期して前膝で地面を蹴って背屈する。日本人投手の大部分は、ここでも前膝が突っ張らないけど、塹江は前膝が突っ張る。
三塁側に上体をタンブルして右足スパイクの外側で地面を蹴ってシャッフル、左足をターン、両足をクロスさせる。
サンズは、前肩を残してインサイドアウウトスイング、右翼席に本塁打を打つ。
塹江の投球動作は、総合すると合格点である。
しかし、塹江が、1回目の左腕上腕部を外旋、左腕前腕部の回内のときに前膝で地面を蹴ることで、後足にウェイトを残さずに、100%前足に軸を移せていれば、サンズは、オーバーフェンスできなかっただろう。投球腕の前腕部を回内して指先をしならせてから投球肘を前に出す瞬間にまで後の股関節を外旋できている投手はメジャーのオーバーハンドの投手でもほとんどいないが、この動作ができれば、誰にも打てない投手になれる。

9回表ロベルトスアレスのピッチングvs西川龍馬のバッティング

9回表、鈴木誠也は、前肩を残し、左肘を曲げて左手人差し指の付け根を押し込んでヘッドを残す。中前に落ちる安打

長野は、スアレスの投球にヘッドアップする。
大山は、左足小指球で地面を蹴ってから右股関節を外旋、右肩関節の外転の前、右足のスパイクの内側でエッジをかける。両足を前に運ぶ。送球が一塁に外れ一塁側ベンチに入る。
スアレスは、右腕を背中の方に引き、左肩甲骨が背骨の方に入る。前肩を開かないと投球肘が出ていかない。右足のスパイクの内側にウェイトが移る。
會澤は、前膝を上げながら、右股関節を外旋、インサイドアウトスイングで三塁線に打つ。
スアレスは、17球目、リリースの瞬間、右腕上腕部が凹み、投球をワンバウンドさせる。二塁走者代走田中広輔は、進塁しない。

安部は、スアレスが右肘をつまみ上げたとき、前足小指球で地面を蹴ってから左の股関節を外旋、手首を下げる。前肘、前肩は、ほとんど背骨の方に入らないが、前膝を下したときと同期して左足スパイクの内側にウェイトが移る。わずかにストライドが広がり、スイングできない。投球がミットに収まる直前に左足踵を一塁側に引き、前足を背骨の方に引っ込める。前肩が背骨の方に入る。三振
スアレスは、右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げてから左足拇指球で地面を蹴る。前膝を下してから、両腕を解いて右足スパイクの外側でエッジをかけて右股関節で地面を二塁ベース方向に蹴る。二塁ベース方向にヘッドステイバックする。前膝は背骨の方に入らない。右腕が骨盤の横に達したときに右足小指球で地面を蹴る。右肘が逆Lになったとき、右足踵が地面を離れる。リリースの瞬間、両股関節をぶつけ、右足小指球で地面を蹴る。右足全体が地面を離れる。左膝は突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。

西川は、前足の小指球で地面を蹴ってから、後足の股関節を外旋する。前肩、前肘が背骨の方に入る。手首の位置を上げていき前肩が後の肩より下がる。前膝が背骨の方に入る。右足スパイクの内側にウェイトがかかり、左足踵が一塁側に滑る。左足拇指球にウェイトが移る。前肩が開いてから押手の肘が出る引手主導のドアスイングで空振り三振
チームの勝敗面においても、個人の打撃動作にとっても、ほのぼのと笑って済ませられる動きではない。

菊池保則のピッチング

9回裏、梅野は、ヘッドをボールの外側に引っ掛けて三遊間に打つ。
田中広輔は、前肩を開き、打球の軌道の正面に入る。右足のスパイクの内側でエッジをかけ、ストライドが広がる。左膝が左足つま先の前に出る。右手をグラブに添えて両手で捕球。前膝で地面を蹴らないと右肘をつまみ上げられない。前膝で地面を蹴るが、前膝が曲がったまま、右肘をつまみ上げる。右足のスパイクの内側でエッジをかけているので、ストライドが広がる。右手の指先がしならず、右腕前腕部の加速距離が短い。一塁送球を真ん中低目にワンバウンドさせる。内野安打にする。

菊池保則は、右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げてから前足の拇指球で地面を蹴る。前膝を上げたとき、右足踵にウェイトがかかり、前膝が背骨の方に入る。前肩を開いてからでないと押手の肘が出て行かない「く」の字を作って前膝を下したとき、右足踵のスパイクの外側踵寄りでエッジをかけ二塁ベース方向にヘッドステイバックするが、前肩関節が背骨の方に入る。右肘を逆Lにしたとき両肩がM字になる。右肩関節のとき、右足スパイクの内側でエッジをかけている、右腕前腕部を回内する間がなく右腕上腕部を外旋する。右腕前腕部をレイバックするが、。指先がしならない。フォークをすっぽ抜けない。

近本は、前足小指球で地面を蹴ってから後の股関節を外旋していく、前肩、前肘が背骨の方に入る。押手の親指でグリップを押し込む前に前膝で地面を蹴ることができない。ヘッドがしならない。前肘を曲げて左手人差し指の付け根を押し込んでヘッドを残した。

DJジョンスンは、右肘を逆Lにしたとき、左足つま先が右打席のインコースのライン方向に向く。インステップの度合いが大きく、左足着地位置の探りが長い。右肩関節を外転したとき、右足拇指球にウェイトがかかる。
サンズは、前肩を残してインサイドアウトスイング、右股関節の外旋が解けて押手の親指でグリップを押し込む前に前膝で地面を蹴ることができず、右翼棒横にファウル。

馬場は、右足の踵で地面を蹴ってから前膝を上げる。右腕を骨盤の手前で止めるまで、右足踵で地面を蹴っている。右肩関節を外転したとき、右足小指球にウェイトが移る。リリースの瞬間、前膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。

磯村は、前足の拇指球で地面を蹴ってから手首を下げる。前肩が背骨の方に入る。後足母指球にウェイトがかかり、ストライドが広がる。空振り三振

総括

野村祐輔はこの試合のピッチングができれば、先発ローテーションに定着できる。クリスジョンスンが先発6番手のポジションを争うことになる。
本塁打を打たれたが、私の塹江に対する価値付けは動かない。しかし、もっと良くなる。
7回ケムナ、8回セットアップがフランスア、塹江、9回島内のラインアップは、3連覇のときよりも強力且つ相対的にもセリーグNo1のリレーとなることだろう。
中継ぎの控えとしては、岡田、藪田、中村恭平、菊池保則、一岡、高橋樹也、矢崎がいる。
今季は、クリスジョンスンが昨季のレベルまでフィジカルが戻らなければ、外国人選手は、ピレラとフランスアだけ使え。