梵の自由契約と永川の去就

Last Updated on 2017年12月2日 by wpmaster

梵が退団、昨日は、今井、小野、多田、育成の松浦の4選手の自由契約が発表された。

梵は今季限りで引退すると思っていたので、梵の退団、今井、小野の自由契約は、全く驚かないわな。

外国人も、ペーニャ、ヘーゲンズ、ブレイシアの自由契約は確実だろう。

Jacksonも新外国人投手と入れ替えになるかもしれない。

各選手には各選手の生活がある。

枠がなければ、企業資本の業績に関係なく、各選手の成績に関係なく、自己都合でやめる者以外は、全員置いておいてあげればいいと思っている。

しかし、プロ野球の支配下選手の枠は、70という制限がある。

プロ野球選手は、死ぬまでできる職業ではない。

どんな選手でもやめるときがくる。

一軍で通用するレベルのない選手をいつまでも置いておいたら、一軍で通用するレベルの選手を新たに加えることはできないので、

チームを強くすることができない。

誰しも生活がかかっているから仕事の世界で汚いと評されることをするのは止むを得ない。

俺だってしている。

俺は、他の奴等のように仕事の世界で汚いことをしているくせに、ブログの世界で綺麗ごとを述べて共感を得るようなことはしたくない。

スポナビでブログを書く期間は、残りわずかだが、引き続き、本音を書きたいと思う。

今季一軍の試合に出場できなかったということは、チームにとって必要がなかったということ。

梵の場合、大幅な減俸を呑めば再契約する、又は、将来コーチとして戻してやるから、

他チームに移籍して他人の飯を食って来いということで既に移籍先が決まっているのかもしれない。

しかし、山本浩二や大下が現場に復帰することは先ず考えられないし、

元選手に同じ大学出身者であることを決め手に入閣させる権限などないだろう。

法大閥とか駒大閥とか通用しないんじゃないか。

個人的には、前者だと思う。

年俸面のダウン幅と来季も使われないので年俸が元に戻らないことから移籍するということ。

現在、今後の梵に他の11球団のどこに移籍してもレギュラーとして出場できるチームはないだろう。

是が非でも必要としているチームというのもないだろう。

わずかにでも獲得があり得るのはどこか。

巨人は、他球団の引退間際のベテランを入団させてきた。

巨人は従前から戦力としてだけでなく、他球団のベテランのノウハウ、エッセンスをチームに採り入れてきた。

最近では、井端を入団させたし、かつては、木村拓也、西山秀二も(両者とも厳密に言えば、広島の生え抜きではないが)巨人で晩年を過ごしている。

内田順三とのコネクションも全くないとは言わないが、

梵が移籍するとすれば、片岡、相川が引退して枠に余裕がある巨人ではないか。

梵は功労者だが、梵の採った行動は、チームを強くする上で、プラスになるだろう。

試合に出れる球団を探すという梵の申し入れを受け容れた球団も妥当だと思う。

梵ともう一人は、永川。

オーバースローで投げていた投手にとって、サイドアームに転向させられるということは、

肩肘に問題があってオーバースローやスリークウォーター(※)で投げられないわけだから、死刑宣告に等しい。

それでダメなら打者転向しかないが、打者としてやり直すのは遅すぎる。

体が開くサイドアームは、米国では、もはや殆ど通用しなくなっている。

日本でも、近い将来、サイドアームが通用するのは、かつての漫画の世界だけになるだろう。

永川は、もう引退してもいいんじゃないのか。

功労者ではあるが、本音を言えば、現役続行するなら、自由契約を申し入れて他球団に移籍してくれたらと思っている。

更に言えば、新井や石原も引退してもいいと思っているんよ。

野手は、田中、菊池、丸、安部、誠也以下若手とエルドレッド、松山、岩本だけで優勝出来るよ。

會澤、磯村、坂倉の3人で回せるしな。

中村奨成も獲らんでええよ。

ドラフトでは、即戦力の右のオーバースローを獲ってくれよ。

正直なところ、チームに梵と永川を存続させ続けたら、

山本昌広と川上憲伸を何年も存続させてその後、その2枠を使って補強をすることができなかった中日のように低迷するだろう。

(※)スリークウォーター(実際には、トップを作ったとき、肘が45度)には、肘の角度が90度でないだけで、左肩を下げて、肘の高さをオーバースローより高くして投げる場合もある。

[追記]

新井は、まだまだ変化球を追いかけて逆方向に打つことはできますが(変化球も、トップを作るのが遅くなって、引き付けてボールを長く見るということができにくくなっています。)、速い球に対する反応は遅れてきています。

肉体的にも疲労も取れにくくなってきています。

新井が来季も現役を続けた場合、中距離打者が多いチームの中、岩本は、鈴木誠也、エルドレッドと共に数少ない大砲。

新井やエルドレッドからポジションを奪うくらいでないと、チームの過渡期を乗り越えられずに、再び、チームは、弱体化するでしょう

確かに、来季も新井が打ったことでチームが勝つ試合は、いくらかあるかと思いますが、野手は、成熟した選手層も厚いので、いなければチームが負けが込んで連覇を逃すかというとそれもないように思います

来季も、新井は、今年の成績よりは落ちますが、打の面である程度は貢献すると思います。

現段階では、守備でチームの足も引っ張っていません。

攻走守いずれもスピードについていけるかでしょう。

只、一軍のメンバーは、それぞれ自立した選手で、新井の存在がなくても連覇はできるので、新井が辞めると言ったら慰留は不要なレベルまで来ているとは思います。

石原の方は、投球や走者の動きに対する反応が遅れていますので、もう引退でいいのではないかと個人的には思います。

[追記]

生え抜きのベテランの場合には、評価すなわち来季の年俸を示すことで、本人がどのような反応を示すかでしょう。

高卒で7~8年、大卒社会人で3~4年、一軍での実績が皆無に等しい選手は、いくら二軍での成績が良くても、肉体的、技術的に必要なレベルに達していないわけですから、いつまでも置いておくのは、勝負に甘いと思います。

[追記]

素人から見ても、梵も永川も来季も一軍では出番がないように思います。

梵に限らず、自由契約の手続きを申請する選手は、詰まるところ、他球団の反応を見ることでしか、自分のレベルを知ることができないということであろうと思います

[追記]

キレとタフは、抽象的な表現なのでもう少し補足させていただくと、

キレのある球は、回転数が多く、バットを振ってみたら、球速表示以上に伸びがあるように錯覚させられる球を投げる投手。

差されてボールが前に飛ばない原因は、ボールに伝えられた瞬発力です。

体重ではありません。

巷間言われる思い球質などボールには、備わっていません。

タフな投手は、球のキレに加え、無双できる、圧倒的すぎる、手も足も出ない球を投げる投手といったところです。

見解は分かれるかもしれませんが、タフな投手は、リリーフ向きだと個人的には考えます。

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