いよいよ、来シーズンからメジャーに移籍することになるのか。

Last Updated on 2017年12月21日 by wpmaster

プレミア12終了後、メジャーに移籍するか否かについて、球団と話し合いを持つことになっている前田健太であるが、プレミア12準決勝プエルトリコ戦では、メジャー15球団以上のスカウトが訪れ、前田健太を視察したという。概ね、ダルビッシュや田中将大ほどの評価は付けられていない。

これまでも6年連続2桁勝利、防御率1位3回(セリーグでは金田と前田だけ)を記録して球団には十分すぎるほど、貢献してきた。

肩、肘は消耗品、勤続疲労により、年々劣化することは否めない。投手としてのピークが訪れる前に、これから全盛時に向かうという過程で、渡米してもらいたい。今季もチームは4位に終わったが、防御率2.09 15勝8敗、3年ぶりの200イニング突破と結果を残している。球団は、今年こそはメジャー入りを認め、送り出して欲しい。

15球団の内、どこか1球団に在籍するわけであるが、プロ野球選手は、どの球団に在籍したかではなく、残した結果によってその評価が変わってくると思っている。

個人的には、メジャーの球団中、どこの球団に入団しても構わないと思っている。

出来れば、弱い球団に入って、強いチームを倒す、メジャーを代表するエース級の投手の投げ合いが見てみたい。弱いチームを強くする仕事をして欲しいと思っている。

厳しい世界だと思いますが、先ずはメジャー昇格を勝ち取り、弱いチームの中で投げぬき、ワールドシリーズに進出し、そこで投げているところを見てみたい。

メジャーと日本では、ボールの違い、それによる変化、マウンドの硬さ等、諸条件が異なる。

横に滑るスライダー中心でいくのか、縦のスライダー、それとも、ツーシームで行くのか、スプリットで行くのか、既存の球種にマイナーチェンジを加えるのか、新しい変化球を取得するのか、今から非常に楽しみである。

メジャーで学んだことを晩年日本に帰ってきて日本プロ野球、カープの野球に還元してくれることなど望んでいない。日本のプロ野球に帰ってこなくていい。メジャーにおいて、怪我なく投げて、彼にとって最高の結果を出すことができればそれでいいと思う。カープを見捨ててメジャーに移籍するのだとしても、プロフェッショナルの投手である以上、批判しない。

井の中の蛙で終わって欲しくないのである。

前田のことを見損なってそういうことを言っているのではない。その逆である。メジャーで結果を残して欲しいのだ。野茂や黒田が残した記録を大きく上回る通算成績を残してもらいたいのだ。日本出身の投手が誰も取れなかった防御率のタイトルをメジャーでも取って欲しい。

メジャーに骨を埋めて、メジャーで引退して欲しい。

プレミア12も残り数日、監督にとっては、優勝することも重要には違いないが、前田は登板した3試合、全ての試合において状態が良かったわけではないものの、試合を作って役割を果たした。個々の選手のプロ野球人生のことも考え、一人の選手を集中して酷使すること、決勝戦にも中継ぎ、抑えで投げさせるといったことだけは避けて欲しいのである。

 

来季は、少なくとも、Johnsonが球団に残る。

菅野、マイコラス、ポレダ、高木勇人、杉内、内海、大竹といる巨人が突出しているだけで、

先発に限っては、残る5球団は阪神が若干抜き出ているくらいで、広島は、他の4球団とは争えるレベルにある。

チームを去るのは前田だけではない。黒田も既に引退を決めているかもしれないし、先は長くない。

Johnsonも来季のオフ以降、メジャーに引き抜かれるかもしれない。

彼等が抜けたら、ロッテの18連敗を更新する連敗をするかもしれない。

精神論は要らない。

技術面、戦略面を見直して自分達で止めるしかない。

いつまでも、彼等に依存するわけにはいかない。

監督だけが敗因ではない。

どこのチームの監督も頓珍漢な采配はしている。

他のチームの選手は、

起用された選手が状況に応じたプレーをして、

選手が監督のミスをカバーすることができるのだ。

残された選手にとっては、自立するチャンスである。

[追記]

カープは、来季、5番手以下の先発が決まっていません。しかし、ルーキー2枚をローテーションに入れると故障歴有りが多い中継、抑えの薄さをどうするかが問題になってきそうです。

確かに、杉内、内海、大竹は通年で活躍することは困難ですが、杉内、内海、大竹、小山らが5番手以下若しくは谷間で投げてくることを考えると、5番手以下の投手、谷間に関しても巨人は、他球団より1枚上かもしれません。

ヤクルトは、先発ローテーションが石川、小川、館山以外決まっていないので来季は苦しい戦いを強いられると思います。

打線も、丸、菊池、田中を始め個々の選手の底上げ、ケース打撃の向上が必要となってきます。