野村は、ショートバウンドするかどうかのところにドロップのようなカーブを投げ空振りをとったり、手元で動かした真っ直ぐをボールからボールのコースに投げ、制球重視の投球で、体の使い方やバランスを修正しながら投げているところから、首に打球を受けた故障が完全には癒えたとは言えない投球でした。
4回二死満塁で倉本に投げたチェンジアップは、コース、高さ共、バットに力が伝わらない所に投げ、右方向のゴロに打ち取りました。
2回の外の球に空振り三振した打撃は、割れを作って開くのが早く、4回の二塁頭上を越える安打もまだわずかに早く、筒香の打撃の状態は完全に戻っていません。
ロペスを併殺に打ち取ったところも、きっちりと引っ張られており、守っている位置が良かったので併殺になったと言えるでしょう。よく研究、観察しています。
ルナの肩の故障が全治3ヵ月と可成り重傷。雇う側は、今季の成績から雇う側は、自由契約にするかもしれませんが、しっかり故障は治してリハビリして欲しい。
抹消されたルナに代わり、安部は、三塁線の打球を捕球した後ノーステップで一塁へ投げ、野村の立ち上がりを助けました。
中﨑は、足が長くいいときでも重心は高いですが、投球によっては、やや腰を庇ったような投げ方で、やや復帰を間に合わせたような投球でしたが、中﨑から見てインコースの小さく曲がるスライダー、シンカーのような沈む球を上手く使い、高低も巧く使って0に封じました。
攻撃面では、初回、こーすけが中に入ってくる低目の難しい球を左手首を下げながら、下半身の回転で巧く打った技ありの二塁打で出塁し、丸が高目の球をバットコントロールして一二塁間に転がす安打で先制。
四球で出塁し、三嶋の大暴投で二塁に達した田中を、菊池が送り、丸がしっかり引きつけて、やや浅いですがセンターに犠飛。
8回には、田中が、三上から、きちんと引きつけ割れを作って完璧な本塁打。
鈴木は、初回は、シーズン6-3 1本塁打と打っている三嶋と対戦、外のスライダーを遊ゴロ、4回にインコース寄りの高さは真ん中のカーブを抜かれ、これは何を待っていてもどうすることもできない。6回には砂田の外低目の真っ直ぐを三ゴロ。
引っ張った打球が三塁ゴロになるときは、ポイントが前過ぎで、振り切れていないときで、状態は良くない。そういうときでも打てる球を選んで安打できるので3割3分打てるわけですが、センター方向に打球が打球が飛ぶようになると、レフトスタンドへの本塁打、引っ張った打球が間を抜くゴロヒットが量産される一歩手前。
他の選手より、打てないプロセスが短いので、今日、明日に、本塁打が出ることはないでしょうが、修正してその内、打球が上がるでしょう。