対阪神3回戦,今のところ、混戦の4球団脱落するのはどこか。

何がルーズヴェルトゲームだ。本当につまらない試合だぜ。

14試合終わった段階だから、4球団が競っているが、こんな試合やっていたら、4球団の中から真っ先に脱落するだろう。

広島は、中継ぎ、リリーフでは通用しないとされ、先発に転向した藤川をとらえ7点を取った。藤川は、TJ手術をしてから、別人のように衰えました。全盛時を見ているだけに見ていて寂しかった。

福井は、今季、ランナーを出すと間合いが短くなり打たれているので、この日は、間合いをもって投げましたが、左打者には、どの球種にも対応され、なかなかアウトが取れません。中継ぎの層が薄いので、せめて100球、5回はということで続投させられ、6回125球10安打4失点。

丸は様子を見なければ通年維持できるかはわかりませんが、菊池は、並の打者がヒットを打てない難しいコースを安打し、.324を打った年並に空振りが減り、故障がない限りは通年安定した打撃をすると思います。鈴木は、前日も新井やエルドレッドが打てなかったインコース低めの難しい球を安打し、この日も開かずにライト前に安打で、2試合続けてマルチ安打。体も昨季より一回り大きくなった。外野守備も並になった。

仲尾次は、前日同様、この日のストレートが走らず、少しも内容が良くなっていないし、中田も結果としては抑えたが、真っ直ぐ主体で攻めさせ、2人の打者(北條、梅野)にそれぞれ真後ろにファウルを飛ばされている、すなわちホームランボールを投げて、打者にアジャストされているのだ。

Jacksonは、150キロのシュートは、ストレートのシュート回転だが、135キロのシュートを一球だけであるが、左打者の荒木に投げた。低めに投げられるまで、捕手はこれからも要求し続けてもらいたい。

永川は、確かにここ3年間の中では、最も仕上がりが良い。しかし、前日147、148キロを1球ずつ、この日も146を一球計測したが、それ以外は140キロ台前半で、若い頃からのフォークの多投からかストレートの走りもフォークの落ちも全盛時のものではない(そのフォークは、昨日は髙山にファウルで粘られていたし、今日も抜けずに高めに行った)。仲尾次、中田、今村より益しというだけで、1年通してストッパー、クローザーを務めるだけの力は残っていない。現在の実力は中﨑の方が上。永川は、連投となった今日の試合、前日の疲れから下半身に粘りがなく、146キロのストレートを今成にぶつけた。

中﨑は、ここまで、状態が上がらず、真っ直ぐをセーブし、ストレートを動かしながら、ランナーを出しながら凌いできた。この日は、無死満塁から登板、ペナントレース前半にもかかわらず、ギアを上げて投げざるを得ず、ストレートは最速152キロ、ツーシーム、スプリットは147~149キロ、シュート、は145~147キロ、カットボールは143キロ、スライダーは140キロに到達した。ヘイグ、ゴメスを欠いた阪神打線は皆、振れていて、西岡がインコース低めをライト前で1点、北條が詰まりながらしっかりと振り抜きケース打撃に徹し、一塁線のゴロでもう1点、狩野の三遊間の当たりを田中が止め、偽投し、二塁走者の西岡の本塁生還を抑止し、一点で食い止め、一点差。

最後も高山が中﨑の152キロのフォーシームをグリップ付近に当て後方にスライスしたファウルをして粘り(スピード、コース共難しい球にもかかわらず合っている。この打者は、相当な打者になります。)、最後、やや低いですが、中﨑のツーシームを見逃し三振。

中﨑も永川もJacksonも三振の取れる投手ではない。何れも、ランナーのいない回の頭から投げさせ、長いシーズンを考えればストレートをセーブしながら(特に、指の手術歴のある中﨑)打たせて取らなければならない投手。4点差はセーフティリードではない。

西川は、打撃では結果を出しているので、菊池を休ませたとき、田中が打撃を崩したとき(戻るまでが長い)に二塁、遊撃でスタメン起用でテストして、ユーティリティプレイヤーではなく、一つのポジションを決めて起用した方がいいと思います。

堂林を三塁の守備固め&代打で上げるとすれば、振れていない小窪と交代させ、一軍に昇格させないのであれば、体のキレが良くなってきたルナを最後まで三塁を守らせた方がいいと思います。

阪神は、岩貞は腕をしならせ球持ちがよくなり、今年はローテーションに通年定着するだろう。中日の小熊(若松よりもいい投手)もローテーションに定着するだろう。

中日は、高橋が抜けても、前年同様中継ぎ、抑えの層が厚い。阪神も、マテオとJacksonは、いいとこ勝負だが(レベルの高い争いではない)、高橋聡文(左投手、全盛時ほどではないが、144キロまで回復)が加わり、榎田、この日は安藤も復帰した。他には福原、高宮もいる。

中日が、高橋周平が3番に昇格し、ビシエドは、低めの他の打者が安打を打てないコースを手首を返さずにセンター方向へ追っ付て打てるので、研究しても打撃を崩すのは難しく、ホームラン王ではなく、首位打者を取るのではないかとみています。

広島は、ルナが内角高めに力負けせず、地を這うような早い打球の安打を打ち、振れてきたが、逆転打を打ったエルドレッドが、ウィークポイントの内角寄りの高めのストレートに手を出し始めた。これからは右のエースを各球団が全くぶつけてこないということはない。シーズン通してチーム打率.280をキープするのは先ず無理。いつかは打てなくなる。

大瀬良は今季いないものと考え、今の内に、二軍から7回or8回を投げる投手(候補として岡田)とオスカルの代役(候補として中村恭平)を組み込まないと他の三球団との争いから一早く脱落するだろう。昨季もリリーフの薄さで失敗しるのだから、少しは他球団の投手編成を学んだらどうだろう。

[追記]

ここはこうして欲しい、あそこはこうして欲しい、思うところは沢山ありますが、なかなか上手く行きません。故障や不振で一軍にいなければならない選手がいない。監督やコーチも、中継ぎ、抑えの層が薄く、補強が必要なこともわかっているでしょう。しかし、監督やコーチは、法律上雇用されているので、出資や融資をしたとする奴等に言いたいことは山ほどあるけど言えない。

監督やコーチが、失敗の中から、他球団のやり方から学んで、全体を総合的に見て柔軟に対応しながら乗り切り変わっていく過程を、言葉にしないと伝わらない(この板に訪れることは先ずないでしょうが)部分もあるので厳しいことを言ってしまうかもしれませんが、長いスパンで見守っていきたいと思います。

[追記]

目先の勝敗に一喜一憂する、ファンの方はそれでいいのかもしれません。しかし、首脳陣がそれでは困ります。中﨑は、連投した上での3連投目で、瞬発力を入れたあの投球。見ていて痛々しかったです。今の時期からあんなことをやっていたら、選手生命は終わります。その後の人生もあります。勝って楽しければそれでいいのでしょうか。

長丁場のペナントレースは、少しでも楽な方法で勝つことを考えなければなりません。弱いチームが強いチームを倒し強くなっていく過程がプロ野球の面白さです。昨日のような試合を続けていればいつまで経っても強いチームより上の順位に行けません。ファンの方は不愉快でしょうが、それを承知で冒頭のような文章を書かせていただきました。

[追記]

ビハインドになってから盛り返すことができるようになった打線については、プラスに考えるところだと思います。しかし、中継ぎ投手は、内容が良くありません。大瀬良は、多くのファンの方が望んでいる5月になんて復帰しません。大瀬良の復帰を待っていてからでは、ペナントが終わってしまいます。勝っている今のうちに動かないと後で取り返しがつきません。中田や今村は、中継ぎで投げさせても改善する見込みはありません。仲尾次は二軍で調整させれば再生の見込みがある。岡田はコントロールは未だまだで落とす試合もあるでしょうが、投げさせていく中で改善の見込みはあります。

[追記]

確かに両チームの選手達は、生活が係っているので一生懸命やっていると思います。しかし、それは、一軍の試合に出ている選手だけと言えるでしょうか。高校野球やオリンピックであれば、「よく頑張った」「感動を有難う」で構わないと思います。

今シーズンは、昨日の試合で終わりでしょうか。

一二軍全選手の中から、より高いレベルのプレー、より高い結果を出す選手を一軍に選抜して、投手戦を演じ、少ない安打で接戦をもぎ取ることでチーム力を上げ、シーズントータルで一つでも高い順位に立つ。これがプロ野球の面白さだと個人的には思います(本文中でも、敵味方関係なく、素晴らしいプレー、素晴らしい選手については素晴らしいと言っています)。

よって、個人的には、打撃戦は詰まらない試合となるわけです。