15/04/2017 5回戦 広島 7-1 阪神 甲子園
先発は岡田と青柳
1回表 青柳はアンダースローだが、左足をテイクバックし、左足をゆっくり下し、左足が弧を描くことなく、最短距離でそのまま本塁方向に着地。
アンダースローの投手にはない、力の伝わる真っすぐ系を投げる。
広島は、アンダースローの投手なので、左打者の方がボールの出処が見やすく、且つ、足の速い天谷をスタメンに入れる。
田中 アウトロー真っすぐ138キロを前で壁を作ってセンター前。
菊池のバントを梅野は二塁に投げる。
送球が高く外れ、野選で無死一二塁。
丸がアウトハイの139キロのシュートをハーフスイング。
手首は返っていないどころか、バットを担いでから少し動かしただけで、始動して間もない
四球の判定。
無死満塁。
プロ2試合目の四番の鈴木
内容は良くないながら、この試合始まるまで、リーグ最多安打。
テイクバックのときルーズに膝を曲げ、引き付けトップを深く作り、
上体を「く」の字にからバットを、左肩を下げて始動してぶつけにいくが、143キロシュートが胸元に来た。
肩甲骨付近の筋肉、中臀筋、股関節を使って回転する。
ミートの瞬間、両腕が伸びる。
バットのマークの部分よりも根元寄り、バットの中心に上から135°に交わるところにボールが当たる。
肩を水平に戻しながら壁は投手寄りにできている。
インパクトのとき、後ろの左膝がルーズに曲がりつま先よりも前に出ていない。
スライスしてここで投手の右に打球が落ちる。
左肘を締めて振り切る。顎を引いて目線も投手と正対している。
ボールの下にバットをくぐらせる打者であるがゆえにバットが折れた。
ボールの進んでいくのとバットが進行していき衝突するまでの過程、
当たる瞬間を見ると本塁打になってもおかしくはない。
バックネット方向のファウルになるところが、ヘッドが残っていない分、打者から見て投手の右に飛んだ。
一言で言えば打ち損じで鈴木が未熟であったということ。
青柳が後逸して鈴木は一塁セーフ(記録は青柳のエラー)。
広島1-0阪神。
安部 真ん中低めのチェンジアップを空振り三振。
一死満塁。
エルドレッド インコースベルトの高さに死球。
押し出し。広島2-0。
天谷がクローズスタンスから真ん中高め124キロスライダーをストロークを短くして体の中心線でボールの軌道と水平に当てセンター前。
広島4-0阪神
一死一、二塁。
石原 アウトローのスライダー三振。
岡田 四球。
田中 インコースベルトの高さ140キロ真っすぐをショート後方の飛球で3アウト。
見た目にはバットは折れていないが実際には折れている。
1回裏
髙山をカウント3-0から真っすぐ系を連投。3-2から真ん中低めの真っすぐで二ゴロ。
上本 アウトローのまっすぐ147キロで空振り三振。
糸井に対し、左足を真下に落とし、弧を描かずそのまま最短距離で(ステップが狭いということではない)本塁方向に着地。
投げ終わった後、岡田の左膝が伸びる。
143キロの低めフロントドア的なカットボールが伸びてホップする(厳密には初速と終速の差が小さい)。
糸井はポイントで右膝が伸びる。
ボールはバットの軌道の上を通り、空振り三振。
これでいいんだよ。
2回表
菊池 真ん中スライダーをセンターフライ。
丸 真ん中高め136キロをセンターへライナーの安打。
鈴木 インハイ139キロの真っすぐを二ゴロ。1、2打席のボールは、そこらへんの打者はインパクトのときホップする球に膝が前膝が伸びるが、
鈴木は、インパクトのとき、左膝は曲がっている。
3回表
安部がインコースベルトの高さ137キロを引っ張る。二塁打。
エルドレッド アウトコースの遠いところのスライダー 空振り三振
天谷 アウトローのチェンジアップ空振り三振
石原 四球 二死一、二塁
岡田が真ん中低めシュート系をグリップ付近の下面に当てヘッドが残ってバウンドが弾む。
青柳が一塁へ暴投。広島5-0阪神
田中がアウトコースベルトの高さ138キロをセンター前。
二塁走者の後ろの打球だが、打球が強かった。
加えて、二塁走者は、投手の岡田。
石原のみ還る。岡田は、三塁ストップ。
広島6-0阪神
二死一、三塁から、菊池 真ん中137キロまっすぐをバットを内から外へ出し、ライン近くに飛ぶ。
ボールの遠くからダイヴ。グラブが後から出たのでわき腹を打った。
青柳は3回66球 5安打 4奪三振 4四死球 6失点(自責3)。
3回裏
岡田は、グラブを肩より高く上げ、膝下をテイクバックし、真下に左足を降ろし、
足首で二塁側に左足を引いて三塁側に蹴り戻し、弧を描かずステップ。
肘も高く上がり、左打者へのカットボールも伸びる(厳密には、初速と終速の差がない)。
糸原 真ん中真っすぐ146キロで三振。
梅野 アウトコースベルトの高さのスライダーで一邪飛。
代打荒木をインコースベルトと胸元の間のカット系145キロで見逃し三振。
今日を含めて今シーズン3試合目。立ち上がりは最も良い。
4回表 左の岩崎が登板
丸はボールスイング率20.4%
ヒッチしてトップを深く入れ、右肘が空きながらもセンター前安打。
鈴木がポイントを体の中心線より前すぎ、バックスピンかけるが、センターフライ。
安部のところ 岩崎は右足で弧を描く。
安部は真ん中低めのまっすぐで二ゴロ。
エルドレッド インハイ135キロの真っすぐを股関節を使ってパンパンと打つ。
右肘が走り、左肘をすぐに閉じ、左腕もななめ下に伸びる。
レフトにライナーが飛ぶ(シングルヒット)。
広島7-1阪神
代打堂林股関節を使ってパンパンと打つが、ボールの軌道とボールを水平に当てることが難しいアウトハイで、
ボールがシュート回転して沈んだたことから、三ゴロになった。
4回裏
髙山 初球縦スラを右手一本で一塁線ファウル。
左足が弧を描いて膝が割れる(開く)ので、球種がバレやすい。
2球目真っすぐ見送る。
3球目スライダーを投げる。2、3球目は真下に左足を落とし、弧を描かずステップし投げる。投げ終わった後に膝が伸びる。
5球目142キロインローカットボールで三ゴロ。
上本をインコースベルトの高さの139キロスライダーで遊ゴロ。
糸井 外ベルトの高さの抜いたチェンジアップで二ゴロ。
5回裏
福留がアウトローカーブをストロークを短くしてセンター前。代走中谷
原口 アウトコースベルトの高さのスライダーを前に壁を作って打つ。 安部が捕って反転して二塁へスロー。
一塁はセーフ。
岡田は左足をストレートに本塁へステップしてインコースベルトの高さに投げる。堂林が上体を起こしてスライディングキャッチ
糸原に対し、岡田は、左足で弧を描いて真ん中に149キロのストレートを投げる。
糸原は引き付けてトップを深く入れ、懐の深い、フォロースルーの大きい打撃をする。
後ろの腕の走りも速い。右中間をゴロで抜ける二塁打。
広島7-1阪神。
梅野 インコースベルトの高さの真っすぐ149キロで詰まらせる。
6回表
菊池 アウトロー143キロまっすぐを見逃し三振
丸のところで、岩崎は、右足で弧を描くのを少し修正。
丸は抜いたスライダーをレフトフライ。
鈴木 バットの先だが、投手寄りに壁を作る。外131キロのシンカーをレフト前に安打。
安部はアウトロー140キロ真っすぐを空振り。ランエンドヒット失敗。
岩崎は、3回 47球 3安打 4奪三振 1失点(自責同じ)
6回裏
新井良太 120キロカーブに右膝伸びる。バックスピンを作るが力のないセンターフライ。
髙山のところで、岡田は3球目のアウトコースベルトのスライダー(左打者は右打者ほど引っ張れない)を投げたとき、左足で弧を描く。
堂林 6球目ボールの軌道と水平に当てるのが難しい真ん中高めのスライダーを投げ、レフトフライ。
堂林は、ℓ字で戻ってくる飛球を直線で追いつく。
上本 真ん中高めの148キロ真っすぐに差される。センターフライ。
岡田は、中盤からカーブを投げるときも弧を描かなくなった。
7回表 松田 足を上げ、左足首をピクっと振って静止。弧を描かずに、股関節を使い、弧を描かず、真っすぐステップ。
ステップ幅は広く 三角筋を使って胸を張る。
エルドレッド アウトロー151キロ見逃し三振。
堂林 初球膝の開き早い。膝の開く早さを修正 インロー143キロまっすぐをセンター前にライナーで安打。
石原 144キロ真ん中低めを一邪飛。
岡田 アウトロー144キロ 三振。1球目強振、1球ファウル有り。
ここは、ストライク、ボール関係なく、3球続けてキャッシュオンデリバリーで三振すればいいんだよ。
7回裏
糸井 初球アウトロー146キロ、
2球目インサイド寄りカット系、
3球目真下に左足を落とし、本塁方向に真っすぐステップしてインローに147キロ。
4球目 真ん中低め147キロ。岡田は、初球同様左足で弧を描く。
5球目150キロアウトローカット系。2球目同様糸井は右膝が伸びる。
8球目インロー148キロストレートをインハイより対応が素早くなくてよい分、センター前に打たれる。
中谷には、真下に左足を落とし、まっすぐステップ。
アウトロー143キロカット系見逃し三振。
原口は、アウトコースベルトの高さ148キロカット系に右膝伸びる。ファウルチップで三振。
岡田は、投げ終わった後、膝が伸びて力が伝わっていた。
鳥谷 左足で弧を描いて真ん中に146キロストレートを投げる。鳥谷がライト前ヒット。
糸原 初球151キロ球が伸びる。2球目真ん中147キロを遊ゴロ。
8回表
松田は、ステップ広く 膝はやや伸びたが 前でリリース。
田中 アウトロー149キロ 空振り三振。
菊池 引き付けて、ボールの軌道と水平に当てるのが難しいアウトハイ144キロを体の中心線で打ち振り切る。
センターは、ボールを最後まで見るがこぼす。
これが三塁打になる。
菊池 ゴロゴーのケース。阪神内野前進守備
丸ハーフライナー。菊池挟まれてタッチアウト。
鈴木 ピッチャー返しするが、前傾してバットを止めてしまう。
松田は、2回 24球 2安打 3奪三振 無失点
8回裏
梅野 真ん中148キロに左膝伸びる 岡田は投げ終わった後、左膝が伸び力が伝わる。
江越 初球手元にきて曲がる141キロスライダーにファウル。江越の右膝伸びる。
2球目真ん中144キロに、江越は、かかと体重になる。
119キロ 親指 人差し指から抜くカーブで空振り三振
髙山 3球目ストレート151キロ。岡田肘伸びて高めに外れる。
今日の岡田は、フォーシームは手のひらが外向きから前向きに振り下ろすので、手首が寝て叩きつけるというのがない。
三角筋が使えて肘が曲がっているときは、しなりができてバックスピンもかかっている。
しかし、高く外れても、外なので振ってくれない。
4球目の131キロのフォークを三塁側ファウル。
140キロ台のチェンジアップ一塁側ファウル
インローのカーブで三振
9回 藤川 岡崎のバッテリー(打順1番) 江越レフト
二塁側に足首で引いて斜め前に蹴り戻し 真っすぐ踏み出し 人差し指と中指を開けて(開けないで投げることもある。ストレートを2種類投げる。)手首を立てて投げる。
エルドレッドは、初球真ん中147キロ、2球目真ん中高め145キロ、4球目インハイのゾーンよりボール2個分高いところを空振りで三振。
堂林 初球スプリット見逃し 2球目フォークを空振り。
3球目まっすぐ高めファウル 6球目小さく曲がり落ちるスライダー見送り 132キロのフォーク打つ。
ショートが握り直した分、ショート内野安打。
石原 カウント3-2からランエンドヒットファウル 阪神野手は1球毎に守備位置を変える。
安部 三塁タッチアウト 三振併殺
藤川は、1回 22球 2安打 2奪三振 無失点
9回裏 岡田8回終わって105球。
上本 トップ浅い。真ん中高め140キロをレフトフライ。
糸井に対し、岡田は、左足で弧を描かず インハイカット系145キロ 三ゴロ。
中谷 アウトローに137キロスライダーで空振り三振。投げ終わった後、岡田は左膝が伸びていた。
岡田は、9回 113球 4安打 9奪三振 無四球 1自責
試合は、7-1で広島の勝利
勝利投手は、岡田 2勝0敗
敗戦投手は、青柳 0勝1敗
対戦成績は、広島の3勝2敗
まとめ
岡田は、弧を描くのが完全になくなったわけではないが、そのたびにすぐに修正。
いいときの岡田に戻りつつある。
無四球で事実上、プロ初完投(記録上は、ソフトバンク戦で5回完投というのがある)で2勝目。
このカード今日終わった段階で3勝2敗と一つ勝ち越す。
明日は、九里と能見。
オープン戦からやってきた投球動作で自己最多の3勝目だ。