交流戦日本ハム対阪神3回戦
先発は、北山亘基と才木浩人
試合は、0-1で日本ハムが敗戦
四球は、腱板、側副靭帯、股関節を投球を反復する中で再生産することに失敗したことによるので防ぐのが難しいことを身を持って知っているので投手が四球を出すことには寛容です。
投手陣は、総員合計で1失点に抑えたので結果は出しました。
敗因は打線です。
ソウルやDoo-Wopのコーラスグループは、Bass、バリトン、テナー、Leadが他のパートに釣られずに、各々が自分の仕事をする。
同様に、野球の攻撃も、各走者と打者が別個に分離独立して各々の仕事をこなさなければならない。
その結果、野球は、ヒットが打てなくても一人でも出塁すれば、二盗、三盗、本盗して得点ができるのだ。
一死一二塁におけるケース攻撃
6回裏一死一二塁、打者万波、一塁走者加藤豪将、二塁走者は郡
万波は、捻転差を作らずにレフトに本塁打、一塁走者、二塁走者は重盗のケース
90球目、万波が右腕前腕部を回外し始めた後、食いこんでくる球を避ける。判定はストライク
一塁走者、二塁走者は重盗を仕掛けない。
才木は、91球目をワンバンドさせる。万波も手を出さない。カウント1-1
しかし、審判はタイムをかけて梅野からボールを取り上げてしまう。
3球目、梅野は、インローのワンバウンドし得る投球を潰してノーバンで捕球、カウント2-1
4球目、アウトローのボール球、カウント3-1
万波は、遊ゴロを打ち、一塁走者は、キャッシュオンデリバリーのスライディング、万波も一塁ベースを駆け抜けるが併殺が成立する。
二死一三塁のケース攻撃
9回裏二死一三塁、打者奈良間、一塁走者ハンスン、三塁走者上川畑
初球ストライク、2球目インローのワンバウンドし得る投球をバックハンドでノーバウンドで潰して捕球する。奈良間を手を出さなかった。
しかし、重盗を仕掛けない。
無抵抗すぎる。
2つのバント失敗
素人さんは、バントの失敗に関しては、「バントを打ち上げてしまった」「ノーバウンドで捕球された」「進塁させることができなかった」という結果だけを批判する。
郡と細川は、共にプッシュバントの失敗。
バントは、全ての塁に回転半径を狭く加速距離を長くして投げられる捕手に本塁ベースを囲んで造った円形アンツーカー内三塁線寄りで触れることができる位置関係にしてはいけない。
日本の指導者は、バントに関して「打球を殺せ」と教えるが、打球を殺せば、野手はベアハンドで打球に触れられる。
ベアハンドで触れれば、グラブを持つ手の肘を抜かなくても送球のトップ(投球肩の外旋)が作れる。どこの塁にも投げられる。
バントは、ドラッグバントが邪道で、全てプッシュバントが王道
ワンバウンドを空振りするから、走り打ちのドラッグバントの練習なんかしなくていい。
プッシュバントは、親指の基節骨でグリップを叩く前にトップハンドの肩を残す(外旋)から、引っ張ってフライボールを産むスイングにドラッグバントよりも近い。
ドラッグバントよりもプッシュバントの方が小飛球を産む。
プッシュバントは、投手と三塁手の間に落とし、投手と三塁手が譲り合って三塁へ入るのが遅れ、三塁ベースがガラ空きのスパンを長くすることができれば100点満点です。
走者は、野手が小飛球に触れた後にスタートを切っていたら、各駅停車の4人が出塁して1点を取る野球になる。
プッシュバントの場合、ラインの内側から一次リードを取り、投手がセットを解く前にスタートを切る。
打者がノーバウンドを空振りしても全走者は帰塁せずに進塁する。
後続の走者は、小飛球が上がっても直ちに帰塁せず、バントに触れた野手に進行方向とは逆の塁に投げさせる。
打球に触れた野手が進行方向とは逆の塁にリリース(投球腕の前腕部を回内)した後に初めて帰塁を開始する。
先頭の走者の帰塁及び離塁をアシストする。
打者が野手の身長より低い小飛球を産んだ場合に先頭の走者が戻れないのは、許容範囲でないといけない。
全ての走者は、先の塁との距離を詰めているから、飛球の軌道が野手の身長より低ければ、犬ですら帰塁できない。
つなぐ野球の信奉者は、バントを打ち上げて走者が戻れないと年端のいかないガキの頃からこっ酷く叱る。
恫喝しているテメエだって戻れねえだろうが!
2回無死一二塁、バントで進塁させることに成功できれば、一死二三塁
無安打で得点できる。
作戦としては間違っていない。
二塁中野、遊撃木浪は、一塁走者、二塁走者の後ろ、アンツーカーと外野の芝との境目に守る。
一塁の大山と三塁の渡邉諒は、アンツーカーと内野の芝の境目で守る。
郡は、ヒッティングの構えからではなく、最初からバントの構えをする。
右手首を背屈して構えている。
しかし、右腕前腕部の回外を完結する間が作れず、右肩が残らない。
6回裏無死一塁、細川は、初球、ヒッティングの構えからバントの構えに切り替える。
左手首を背屈してバントの構えをする。
しかし、右肘を左肩の方に入れてしまう。右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなる。右肘を抜く。左腕前腕部の回外を完結する間が作れず、左肩が残らない。
走り打ちをする。
プッシュバントの練習はロクにしておらず、ドラッグバントの練習ばかりしているのが看て取れる。
右肩が残っていないところから、右腕前腕部を回内して右手親指の爪先の裏でグリップを押す。
マウンドと三塁線間に小飛球を産む。
才木だけがチャージをかけ、三塁手の渡邉諒は、全く前に出てこない。
広島、オリックスの野手は、三塁線のバントは、既に先頭の走者が二塁に進んでいる場合であっても、三塁手と投手が前進して、三塁手と投手の内、バントに触れなかった方が三塁ベースに走る。
先頭の走者の進行方向に投げて先頭を走る走者をアウトにすることよりも打者走者をアウトにすることを優先する。
阪神は、三塁線のバントは、いかなる場合も投手だけが前進して三塁手は、三塁ベースに入る。
日本ハムは、三塁線のバントに関しては、走者一塁の場合は、投手と三塁手の双方が前に出てくる。バントに触れなかった方が三塁に走る。
走者一二塁又は走者二塁の場合には、三塁線のバントは、投手だけが前に出て、三塁手は、三塁ベースアンツーカーより前には出ずに投手が前進したら三塁ベースに貼りつく。
阪神、日本ハムは、得点圏に走者を進塁させたら、打者走者を刺すことよりも、先頭を走る走者の進塁を許さないことを優先する。
カープファンは、絶対に認めたくないだろうが、緒方カープ、佐々岡カープ、新井カープと梵水本オリックスは、「守り勝つ野球なんか糞食らえ」「アンチスモールベイスボール」のワッショイベイスボール。
上本以外はドアスイングで単打を打つ打者しか現在の一軍にはいない。
三次駅前のシャッター商店街の夏祭りがアマゾンの大売り出しに挑んでいるのと同じ。
守り勝つ野球&スモールベイスボールは岡田阪神の方と日本ハムの方。
阪神のように守り勝つ野球&スモールベイスボールのチームの野手に対してプッシュバントをするのは無駄かというとそうではない。
投手の頭上を越えれば、投手は、ベアハンド、フォアハンドシングルで打球を叩けない。
バックハンドシングル又は両手で捕球してくれれば、投げる方の手の親指の爪の裏でボールを押さないとグラブからボールを抜き取れない。
グラブを持つ手の肘が投球肩の方に入る。
グラブを持つ手の上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
郡の方は、才木にバックハンドでグラブを出させることに成功している。スプリットをすっぽ抜くことができなかったときにするワンバウンドを二塁にさせることに成功する。
遊撃の木浪が右膝を伸展しショートバウンドの角度でバックハンドシングルで送球を左手親指と人差し指で潰すが、二三塁間ハーフウェイを通過していた二塁走者の福田光輝が二塁ベースを蹴る方が早い。
郡のバントは、結果は0点だけれども、体の使い方は、惜しくはないが、赤点とまではいかない。
細川のバントは、才木が右膝を伸展(右股関節が外旋)、左膝を屈曲(左股関節を内旋)してフォアハンドシングルでグラブを出している。
脚注
用語の意味に関しては、下記記事参照