[日本ハム対西武4回戦]詰めの甘さが看て取れたプレー

日本ハム対西武4回戦

先発は、伊藤大海とディートリックエンス

試合は、7-1で日本ハムが勝利

伊藤は、右肘のアクセレーション前とリリース後の右肘の高さは、前回、前々回登板よりは上がっていますが、昨シーズンと比べると未だ十分に上がっているとは言えない。
捻転差を作って振る選手がフライングエルボーをする間を作るのが難しい高めにファストボールを投げて凌いだ。

日本ハムは、田中正義に繫ぐまでの継投が弱いことので、安打を待たずに追加点を取ることが必要であると既に述べたところであるが、この面で残念なプレーが一つ生じた

スモールベイスボールは、弱い打者の場面で使う手段

9回裏無死一三塁、スコアは、5-1と日本ハムが4点リード

三塁走者は江越、一塁走者は、奈良間、打者は、水野である。投手は右投手の張である。

水野は、ヘッドを捕手方向に倒す神主打法を行う。左腕前腕部を回外して左手首をコックした後に右肘が左肩の方に入る。右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。ワンバウンドを振って三振することは十分にあり得る。ランエンドヒットで得点するのが難しい。

張が水野に投じた水野に投じた2球目(通算12球目)、奈良間は、減速の大きいヘッドスライディングを二塁ベースに向かって行う。しかも捕手の柘植が2塁に投げてくれた。
しかし、柘植が右腕前腕部を回内後、三塁走者の江越がスタートを切っていない。

水野が中飛を打ち、犠飛となって1点が追加となったが、安打待ちの結果オーライの攻撃である。

一死一三塁における守備

守備の基本

前進守備シフトは採らない。

バックハンドシングルでグラブを入射し、グラブを持つ手の小指基節骨(フォアハンドシングル)→親指基節骨(バックハンドシングル)の順で打球を叩く。

先頭の走者の進行方向と逆の塁に投げない。

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6回一死一三塁、外崎は、ヘッドアップして遊ゴロを打つ。

上川畑は、回り込んで鎖骨の高さにバックハンドシングルでグラブを出す。
右手親指の爪の裏でボールを押してボールをグラブから抜き取る。

左肘が右肩の方に入る。
左腕前腕部の回外、回内、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。

上川畑は、二塁に送球する。
三塁走者が本塁に還る。
二塁に入った谷内は一塁に転送する。

打者走者の外崎は一塁セーフとなり、併殺崩れの間に1点が入る。

二死一三塁、外崎は二塁に走る。

捕手伏見は、背側をバックネット側に向ける。右肘をアクセレーションせずに右腕前腕部を回内し回内を途中で止める(二塁偽投)。

二死二三塁とし、このイニングの追加点を防ぐ。

脚注

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]