日米問わず、左投げの選手は、一塁手として起用される。二塁手、三塁手として起用された例は僅かに生じているが、日米プロ野球において、左投げの選手が遊撃手として起用された例は生じていない。
左投げの選手は、何故、ファースト以外の内野手として起用されないのか。
左投げの遊撃手がこれまで誕生しなかった根拠
商品引換券と借用証という架空商品をフィクションしたロスチャイルドは、御用学者を使って労働者に主に右手を使って労働をすることを義務化した。
走者を反時計回りに進めさせることをルールに規定することにより、守る側の玉拾いの選手は、アウトに取るのが難しくなる。投手の球数が増える。
守る側の投手、玉拾いのサービス労働の量が増える。ユダヤ金融資本は、利潤を増大させることができる。
御用学者を使って野球を労働者に普及させたが、野球を労働者の間に持ち込んだばかりの頃は、野球指導者が存在しなかった。
労働者及び格闘技の経験者に野球を指導させ、右股関節の内旋運動によって荷重することを、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋することよりも優先させた。
攻撃開始直後、守備側の野手は、一塁に投げて打者走者をアウトにすることを優先するようになった。
ベースランニングに課題を残した試合[対オリックス24回戦F2-3Bs]
[悲報]つなぐ野球に戻した結果
左投げの選手は、グラブを右手に嵌める。
右手で打球を叩いた後、左手にボールを持ち替える。
一塁へは、左股関節を180°近くバックステップ(外旋)しないと、投球肘である左肘を一塁ベースに向けることができない。
右股関節をバックステップしなくても、投球肘を一塁ベースに向けることができる右投げの選手に比べて打者走者を一塁でアウトにすることが難しくなる。
遊撃方向に打つ練習をすれば、出塁を増やすことができる。
ルール上、打者走者は、一塁ベースを通過しないと、二塁、三塁に進めない。
左投げの選手を一塁手として起用すれば、打者走者に関し、反時計回りに送球する必要が生じない。
一塁手は、一塁線のバント以外は、送球に触れて触球すれば、打者走者をアウトにできる。
打者がゴロを打った場合に進塁義務が課せられるケースでは、ルール上、二塁又は三塁に入った野手はベースを蹴れば走者をアウトにできる。
一二塁間からであれば、三遊間からよりも一塁ベースに近いので、左股関節をバックステップしてからでも、打者走者をアウトにするのに間に合い得るので。左投げ三塁手よりも左投げ二塁手の方が多い。
打者走者は必ず一塁に走らなければならないが、二塁に進塁する義務が課せられるケースは限られる。3-6-3、4-6-3の併殺プレーは打者走者をアウトにするケースよりも少なくなる。
三塁に進塁する義務が課せられるケースは更に限られる。
左投げの選手が三塁手として起用される例は、二塁手として起用される例よりも少なくなる。
三塁手は、ゴロに触れれば、ベースを蹴るかタッグすれば、送球しなくても三塁に突入してきた走者をアウトにできるが、遊撃手は、進塁義務が生じないケースでは、三塁に投げるか、走者にタッグしないと三塁に向かって走る走者をアウトにできない。
これが左投げの選手が遊撃手として起用されることが生じなかった根拠である。
左投げの選手を遊撃手として起用することのメリット
確かに、左投げの選手を起用すれば、打者走者の内野安打は増える。
しかし、投手は、打者走者を一人出塁させた後は、ワインドアップ、ノーワインドアップで投げなくなる。
二段モーションを使わなくなる。
入射する側の足の膝を骨盤以上に上げることがなくなる。
テイクバックを小さくする。
首を走者の方に向けた後、首を打席の方に向け直してからセットを解けば、捻転差を作らずに投球肘を上げられる。捻転差を作った場合よりも投球肘を高く上げられる。
グラブを持つ手の肘が、捻転差を作った場合よりも落ちる。ストライドを狭くできる。
グラブを持つ手の回外、回内運動、投球腕の前腕部の回外運動の回転半径を捻転差を作った場合よりも短くできる。投球腕前腕部の回外運動の加速距離が増す。
投球肘のアクセレーション前にグラブを持つ手の肩の開きを、捻転差を作った場合よりも小さくできる。
捻転差を作った場合よりも投球肘が高く上がる。
打者は、捻転差を作る投手と対戦した場合よりもフライボールを産むのが難しくなる。
バントや飛球でも二塁走者は、2つ以上進塁はできるが、先頭の走者を三塁に進めた方が、本塁に走る間を創ることができる。
三塁に走者を進めれば、飛球(無死及び一塁)、ゴロ、ライナー、四球、ボーク、盗塁で得点できる。
三振以外であれば、得点できる。
いや、振り逃げでもルール上は得点できるが、インサイドアウトスイングの水準が向上しなくなる。振り逃げで得点できるという低脳なことは提案したくないので、三振以外であれば得点できるとしておく。
先頭の走者が二塁と三塁とでは、守備面では、大違いなのである。
右投げの選手は、右股関節を90°~180°バックステップしないと三塁に投げられないが、左投げの選手は、左股関節をバックステップしなくても三塁に投げられる。
左投げの選手を遊撃で使うことは、たとえ、打者走者を内野安打で出塁させたとしてもこれだけのメリットを産み出すのである。
且つ、投手は、マウンドー本塁間よりも、ネットを投球位置に近付けてショートスローの練習をすることによって、前腕部の回外運動、回内運動の加速距離を増し、制球の水準を高めている。
コントロールがアップする投球練習法
しかし、打者走者の出塁を減らし、三者凡退で終わらせることによって球数を減らすのであれば、下記のような使い方をすればよい。
先頭の走者が二塁に達した後、左投げの選手に遊撃手を交代すれば、三塁進塁を阻止できる。
攻撃を終了させたら、次のイニングスの守りは、左投げの選手を一塁又は外野に戻す。
代わりに矢澤に遊撃を守ってもらうからといって、遊撃を本職としている右投げの選手が三塁及び本塁に投げる練習をしなくてよいということではない。
遊撃を本職とする右投げの選手も三塁及び本塁で措者をアウトにできるようにならなければならない。
走者を出さない投球をするのであれば、投手は、未だ走者を出していない先頭打者に投げる段階から、ワインドアップ、ノーワインドアップ、二段モーションはを使わずに、セットポジションでクイックで投げなければならないだろう。
日本ハムは、走者一二塁、走者二塁で内野ゴロを打たれた場合、二塁走者を三塁に進ませてしまうことが非常に多い。それが最下位に沈む原因の一つになっている。
日本ハムの支配下選手及び育成選手の中で左投げ左打ちは、矢澤のみである。
矢澤は、投手としては、敗戦処理以外で使うことは難しい。
右投げ右打ちの郡司、野村の二塁手起用を試すよりも先に、矢澤の遊撃手起用をテストしてみてはどうだろう。
矢澤を左翼で起用し、先頭の走者が二塁に達した後、矢澤を二三塁間アンツーカーと芝の境目に守らせ、遊撃手を左翼の位置に下げれば、選手交代の手間が省ける。
脚注
用語の意味に関しては、下記記事参照