今日の先発は、ドラフト1位の加藤とベテラン石川（球団別勝利、敗戦とも広島から最も多く挙げている）。
ヤクルト打線は山田がスクエアスタンスであるが、主力打者はオープンスタンスの打者が多い。
山田をいかに抑えるかがポイントと見ていた。
加藤はランナーのいないときからセットで投げる。
加藤 グラブを胸の当たりで止めるので、肘が高く上がる。
足を胸下まで上げ、真下に落とし、左足首を二塁側に引いて、三塁側に足首を使ってはね、ストレートに本塁にステップ。
三角筋を使い胸を張る。
へそを中心点にして腕のトップまでを半径とした円周が大きい。
投げ終わった後、左手の先を真下に下す。
左膝も伸びている。
初回。
大引刺される。
山田をアウトハイの引っ張ることも逆方向に打つのも難しいコースのスライダーで三振。
三者凡退。
2回、バレンティンはオープンスタンスでバットを担ぐ。膝が伸びる。
谷内のとき、内臀筋の押し出しが早く、ステップの踏み出しが早く、肘が伸びて高く外れることがあった。
しかし、手首が寝てアウトローに外れるということがないので、
四球の大部分がボールが見極めにくい高さなので、ヤクルト打線も反応してくれた。
畠山のところで、スライダーを投げたときに、1球だけ弧を描くことがあったが、
谷内に対しては、足を高く上げずに、弧を描かず、137キロの小さく曲がり落ちるスプリットで三振。
3回大引に右打者へのフロントドアのフォークも使って見逃し三振。
坂口にはアウトハイに外れ、山田にはインハイに外れ、連続四球。
バレンティンをアウトローの真っすぐで二ゴロ
石川は、足を真下に下し弧を描かない。
1回丸がストロークを短くして右腕主導で引っ張る。
新井が球を受け着地を同時にトップが下がりながらも、肩甲骨付近の筋肉をねじってレフト前に二塁打。
1-0と先制。
鈴木は、構えたとき、手首を動かさなくなり、球を受けなくなってきた。
四球。
エルドレッドがカットボールを打って遊ゴロで3アウト。
3回
新井が右肘をスムーズに送ってレフト前。
鈴木がアウトローの球をストロークを長くしてレフト前。
エルドレッドがシンカー系の球を止めたバットに当て遊ゴロ。
ヤクルトは三遊間を狭める。
小窪が芯を長くして左手主導でレフト前安打。
序盤終わって、広島3-0ヤクルト。
4回、加藤は、畠山に四球を出すが、中村悠平をアウトコースベルトの高さの147キロで併殺。
5回
谷内に対し加藤は、フォークがよく落ちる。二ゴロ
石川を三振の後
大引も二ゴロ。
ヤクルト打線は、真っすぐを受けて最短距離で二ゴロが多い。
5回丸は、アウトコースベルトの高さのスライダーをセンター前。
新井は、アウトローのスクリューを打って三ゴロ。
鈴木誠也はアウトローのスクリューにバット折れる。
エルドレッドが引っ張ることも逆方向に打つことも難しいアウトハイ134キロの真っすぐ系を打って一塁ファウルフライ。
6回 加藤は山田に初球からインサイドに真っすぐを2球。
初球のインハイで空振りを取る。
山田は、9球目の真ん中高めのフォークを振ってアシスト
三振併殺
バレンティン三遊間の最も深いところ。田中がワンバンで送球してアウト。
石川は、広島の7~9番を三者凡退。
6回を投げて92球 6安打 4奪三振 3四球
7回
雄平をフォークで遊ゴロ
畠山105キロカーブで膝をつま先より前に出させた後、
141キロに刺されてライトフライ。
レフト前に抜けかかる当たりを小窪が防ぐ。
加藤は、投球動作は変わっていない。
2番手村中は右足をテイクバックした後、弧を描く。
田中がアウトローのワンバンのフォークを三振
菊池が四球
丸が真ん中低めのスライダーを打って併殺。
8回表
加藤は、ワンシームを使い球を動かし始めます。
先頭、左打者の大松のところで真っすぐをインハイに投げたとき（加藤にとってはアウトハイ）、弧を描いたが、ゾーンよりボール2個分の高さの分、反応が遅れて三振。
鵜久森の初球のところで弧を描くところを修正。
フォークで投ゴロをはじくもトスしてアウト。
三塁小窪の正面のゴロで3アウト
8回裏 土肥は、テイクバックが小さく、ステップするときの足も弧を描かない。
鈴木がインハイの146キロ真っすぐをヘッドを下げ、ボールの下にバットをくぐらせ、
バックスピンを掛ける。
膝が伸びていないので、ショート後方に落とすことができた。
エルドレッドが四球。代走天谷。
小窪センター前
石原犠飛
小窪が二盗。
中村は三塁へ偽投しただけ。
9回、加藤は、低めのフォークで坂口のバットへし折る。
山田は、トップが固まり、真ん中低めにバットが止まり、状態はいい。
素早い反応の必要のないアウトコースベルトの高さの145キロでファウルを打たせる。
しかし、アウトローのフォークが外れて四球。
バレンティンが真ん中133キロスプリットを引き付けて初球三遊間。
8回1/3、ここまで、無安打無得点の加藤は、この試合、初めて安打を打たれます。
雄平がインローのスプリットをヘッドを下げてバウンドさせてライト前に引っ張り4-1。
初登板初完封もなくなりました。
スプリット系を引っ張られてきたので加藤はここで交代。
8回1/3 135球 2安打 7奪三振 7四球 自責1。
中﨑は、初球、144キロ三角筋を使いきれず、弧は描いていないが、ステップの始動も早い。
2球目はボールになったが、足を真下に下し、そのままストレートに足を踏み出し、
体重移動は円滑にでき、つま先が膝より前に出ず、力が伝わった。
3球目は、ステップを広く真っすぐ足をステップし、三角筋を使えてトップもできたが、
着地と同時に振り下ろしていてしまっている。
しかし、昨日よりは内容はいい。
一死ランナー一、二塁から畠山をライトフライ。
中村悠平ライト前安打。
二塁走者バレンティンよりも後ろの打球だが、バレンティンは、三塁ストップ。
二死満塁からスライダーに荒木膝が伸びてセンターフライ。
中﨑は今季初セーブ。
加藤は、他の選手のインスタなどでは笑顔を見せる。
その一方で加藤がインタビューでどのような塩対応を見せるか楽しみであったが、
極めて穏健な受け答えであった。
今年の新人投手の中では、一番の投球内容を見せた。
Johnsonの代役としては十分すぎる仕事をしてくれた。
これで、Johnsonが復帰してからも、今後もローテーションに入ってくるだろう。