4連敗中の広島。
このカード第3戦の先発は、九里とオーレンドルフ。
オーレンドルフは、オープン戦のときには、一塁側に両手を振ってから振りかぶってから投げていましたが、
両手を振る動作がなくなりました。
振りかぶる位置もノーワインドアップに近くなりました。
テイクバックの前に軸足で立ったときに三塁側に目線を切るのは、
セットでも同じです。
セットで骨盤の上に上体を乗せ、両肩を水平に、
一岡や大野豊のように膝をルーズにして立ちテイクバックすることで、リリースのときに軸足が伸び、
強く軸足を蹴れ、股関節を使って弧を描かずに着地することで、上体を前傾させ、投げ終わった後に、前の膝が伸びます。
よって、球に力を伝えることができます。
グラブを高く上げることで、肘を高く上げることができます。
テイクバックのときに手首を一塁側(左投手は三塁側)に引いたり、
三角筋や肩甲骨周辺の筋肉を使うことで反動をつけることができ、肘もトップも高くなります。
手の平が外側に向きます。
ヘソからトップまでを半径にした弧も大きくなります。
下半身を使って体重移動をすれば、
ワインドアップやノーワインドアップよりも球のキレが落ちるということはないと思います。
ワインドアップよりも背筋を使いませんので、より多くの球数を放れます。
ふりかぶる動作はやはり力をロスしているように思えます。
前置きは長いですが、一応、今日のオーレンドルフの投球に関係があります。
オーレンルドルフは、初球から、左腕を本塁方向に、まっすぐ斜め上に向けてテイクバック。
左足が弧を描かない。
オーレンドルフは、セットのとき、球を長く持つことがある。
1回表
田中 9球粘って アウトロースプリットをセンターにゴロヒット。
菊池 アウトハイ141キロのカット系で二飛。
オーレンドルフは、リリースの位置は高いですが、バックスピンがかかっていれば、必ずしも、低>高ではありません。
アウトハイ真っすぐ系141キロセカンドフライ。
丸はインロー真っすぐを見送り四球。
ネット中継を見ていた限り、
打者新井のときのオーレンドルフの二塁偽投は、膝が二塁に向いていたので
個人的には問題ないように思います。
オーレンドルフは、テイクバック大きく肘も上がっています。
新井はアウトロースライダーを空振り三振。
鈴木は膝を曲げて打つが、インハイ141キロをバックスピンをかけることができず、レフトフライ。
1回表
九里は、初球から改良後の投球動作を継続。左足も弧を描いていない。
坂口 10球粘られるが、真ん中高めのチェンジアップで一ゴロ。
荒木 アウトローシュート系の球を二ゴロ。
山田 アウトコースのベルトの高さ145キロを内から外にバットを出す。前を大きくして打つ。
ライトに落ちる安打。
バレンティン インコースのベルトの高さシュート144キロを遊ゴロ
2回表
松山 インハイ真っすぐ系138キロをライトフライ。
安部に対し、オーレンドルフは、リリースの際にラインができている。
アウトハイシュート143キロ空振り三振
會澤 アウトコースベルトの高さスライダーを見送り四球。
九里には、アウトハイ真っすぐ系136キロ外れて、ストレートの四球。
三角筋を使えておらず、肘が伸びる。
動画で見直したけど、オーレンドルフは、リリースのときに左膝がまっすぐ伸びるのがやはり早い。
二死一、二塁。
田中は、真ん中高めのチェンジアップを左手でサポートでしながら左中間に持っていき、左中間を抜ける。
2者還る。
広島2-0ヤクルト
送球の間 田中三塁へ進塁。
二死三塁。
菊池 ヒッティングの構えから三塁方向にスクイズ
広島3-0ヤクルト
菊池も一塁セーフ。
カウント1-0からの2球目に菊池 盗塁
二死二塁。得点圏が続く。
丸はインハイ140キロを二飛。
2回裏。
雄平 バットの先で三塁へゴロ。これが内野安打になる。
中村 インローシュート137キロを、体の近くでグリップを回し、ヘッドが下がったところで、
バットの上面に当てライト前に落ちる。
一塁走者の後ろの打球なのでコーチの指示で歩幅を大きく三塁まで進塁。
無死一、三塁。
西田 インローシュートをグリップを体の近くで回し、開いて打つ。
レフト方向の二塁打になる。
広島3-1ヤクルト
一死二、三塁。
いずれも、タッチプレー。
三振暴投、三振捕逸、内野フライでも1点が入り得る。
大引 インローシュート144キロを窮屈に打つ。バットの下面。
遊ゴロ。
広島3-2ヤクルト。
オーレンドルフの代打大松
九里は、インハイに伸びる143キロカットボール(厳密には初速と終速の差が小さい)を投げる。
顔から近い、始動を早くしなければならないコースだが空振りでなく、見逃しのストライク。
大松は、次のインハイカット134キロで差されて、投飛。
坂口 アウトハイ138キロシュート系を懐深い打撃でレフトへ速い打球の安打。
広島3-3ヤクルト 同点。
荒木に対し、九里は、肘を上げインローフォークで空振り三振
3回表
星が登板
少し左足で弧を描く。
新井 アウトロースライダー を三ゴロ
鈴木 アウトコースベルトの高さ143キロ
開かずに膝がつま先より前に出てライトフライ。
松山 インハイまっすぐ144キロ
センター前に落ちる安打
安部 真ん中高め141キロを二飛。
3回裏
山田 アウトコースベルトの高さのスライダーに右膝伸びるレフトフライ。
バレンティン インローフォークで空振り三振。
雄平 ボールの軌道にバットを水平に出し、少し遠回りさせバックスピンとまではいかない。
ストロークは中ぐらい。
アウトロースライダーをライトスタンドへ。
広島3-4ヤクルト
中村 アウトロースライダー空振り三振
4回表 星が回跨ぎ。
會澤 懐深くアウトハイ146キロ真っすぐをセンター前。
九里バント失敗 ランナー入れ替わる。
田中 真ん中低めをセンターへゴロの安打。
一走九里が三塁まで走り、一死一、三塁
三塁タッチプレー。
菊池がアウトコースベルトの高さの真っすぐを打って山田への低いライナー。
田中ハーフウェイから帰塁。
三塁走者九里が飛び出す。
三塁走者は走るのであれば、山田が捕球したのを見て一旦、三塁に戻ってから本塁に走り出さなければいけない。
5回表 星が引き続き登板
丸 フォークの後のアウトコースベルトの高さの真っすぐ142キロを遊ゴロ。
新井 インハイ真っすぐ144キロ ライトフライ。
弧を描くかかるところで膝下を一塁側に引く。膝は開いている。
鈴木 アウトハイの真っすぐ、星が投げ終わった後に星の左膝が伸びる。
力は、さほどロスしない。鈴木は強振して膝を曲げてインパクトするが三振。
5回裏
荒木がインコースのベルトの高さのシュートをセンター前
山田 アウトコースベルトの高さのスライダー前傾のまま見逃し。インコースのシュート待ち。
次の真ん中高めのシュートを三ゴロ
バレンティン アウトコースベルトの高さのスライダーを見送り、四球。
一死一、二塁で九里は降板。共にフォースドプレイにケース。
九里は、降板まで終始、改良後の2017年ヴァージョンの投球動作で投げていた。
内容そのものは悪くない。
打たれた球は、三角筋を十分に使えておらず、肘が十分に上がっていなかった。
4回1/3 95球 被安打8 被本塁打1 奪三振4 与四球1 4自責。
飯田は、右足で弧を描く。
雄平 アウトコースベルトの高さの真っすぐ139キロをバットの下に当てる。
バウンドする。
田中は、二塁に投げるがセーフ。
一死満塁。
中田廉に交代。
中田は136キロ真っすぐを左足が弧を描いて投げる。
インハイだったので捕邪飛。
西田 アウトコースベルトの高さの真っすぐ143キロを
三塁方向に小さく蹴って左足で弧を描かずに投げる。
見逃し三振
6回表 この回も星
松山 アウトハイのスライダーを遊ゴロ
安部 アウトコースベルトの高さの真っすぐ144キロをセンター前
打者會澤のとき、捕逸で安部2塁へ進塁。
會澤 アウトローのシュートを打ってバウンド。二ゴロ。
代打エルドレッドはアウトコースベルトの高さの真っすぐを打ってセンターへフェンス直前のフライ。
星は4回 56球 被安打4 奪三振1 無失点
6回裏
一岡は、いいときの投球動作で投げられている。
大引 真ん中真っすぐ141キロをライト前に落とす。
西浦に対し、一岡は、真下に足を落とし、ストレートに着地。
アウトハイ真っすぐ141キロをバント失敗。
三塁への小飛球。
坂口 インハイ真っすぐ142キロに右膝が後方に伸びて差される。捕邪飛。
荒木 インコースのベルトの高さのフォークをレフトフライ。
7回表 杉浦が登板
杉浦は左足で弧を描く
丸 テイクバックのとき、星は、ラインができる。
アウトハイのボールの軌道と水平に当てるのが難しい球をボールの軌道と水平に当て、
開きを抑えて、右肘を開けつつもミートし、
手首を返した後、左肘をほぼ真っすぐに伸ばし、レフトスタンドに運ぶ。
7回裏
一岡が回跨ぎ、前の回と変わらない投球動作で投げられている。
山田 真ん中低めのフォークを見送り、四球。
バレンティン 一岡は、6回2,3アウト同様、
三塁方向に左足をクイックで細かく蹴り戻し、左足で弧を描かずにステップ
アウトコースベルトの高さの真っすぐを打って、二ゴロ併殺。
一岡は、膝下をテイクバックして、左足で弧を描かずにステップ
雄平は、アウトローのフォークを打って一塁線のゴロ
新井がベース上に、通過していく一岡にトスで3アウト
一岡は、この日は25球。
8回表 石山
鈴木 アウトコースベルトの高さのカット系135キロに
足を上げ、下したときにトップが深く入る。
ポイントは大分前、両腕が真っすぐに伸びる。
開くのが早い。
後ろの膝がルーズに曲がって前傾。
三塁正面のゴロ。
一塁西田がボールをこぼす。
松山がアウトハイのフォークをボールの軌道と水平に当てる。
センター前にゴロで抜ける安打(代走野間)
無死一、二塁
安部のバントを三塁に投げる。
鈴木の足は既に三塁ベースに入りかかっている。
無死満塁
會澤に対し、石山は左足で弧を描いてフォークを投げ、シュート回転。ファウル。
アウトハイの沈むスライダーを空振り三振
西川 バットを担いで打席に立つ。
トップが深く入る。
アウトローのフォークを
股関節を使い、両膝を平行に開きながら、
ボールの軌道に水平に当て、ストロークを短く引っ張る。
右中間の塀と地面の接する部分にダイレクトに当たる。
一死二、三塁
田中は、真ん中低めのスライダーを後ろの手手動で手首の返しを早くなりすぎず、
ライト前にゴロで抜ける安打。
一死一、三塁
打者菊池のカウント0-1からの2球目
投手カット 田中が盗塁で二、三塁
三振暴投、三振捕逸、内野フライでも点が入り得る。
菊池 アウトロースライダーを一邪飛。
丸 真ん中低めのフォークを空振り三振
8回裏 Jacksonが登板
いつもの投球動作で投げる。
中村 アウトローのスライダーで空振り三振
西田 アウトローのストレート147キロにバットを止める。一ゴロ
大引 アウトローのスライダーで二飛。
9回表 ルーキが登板
左足が弧を描かない。
新井 インハイ147キロをファースト後方の二飛。
鈴木 明らかに高めのボールからゾーンに入ってくる緩いスライダーを見逃し三振。
簡単そうに見えてこれは手が出ない。
野間 インロースライダーを空振り三振
9回 今村が登板
ほとんどの球は、いつもの投球動作。
西浦 アウトコースベルトの高さの真っすぐ系140キロ空振り三振。
坂口 インローフォークを暴投。これは、捕手は止めるのが難しい。
振り逃げ。
鵜久森に対し、今村は、テイクバックのとき、
肘を直角に曲げて二塁側に手首を向けて肘を上げ、
アウトコースのベルトの高さ146キロ真っすぐで見逃し三振。
今日は、西川の一振りがチームを救いました。
鈴木曰く西川は、”天才”(生まれたときから打てる奴はいませんので100%努力ですが)
西川曰く鈴木について、”あんな奴見たことがない”
次は、4打席立たせてみたい。
次の巨人戦、マツダスタジアムで西川が打ち、誠也が水をかける。
何すんだ、拭け!
そういうやりとりが見てみたい。
菊池も1年目にはレフトで出場していましたし、
新井が休みのときに、一塁エルドレッド、
西川をレフトで先発させてみたらどうでしょう。