来季の先発オーダーはこれだ

投手陣の構想は、先発、抑え各1名海外から補強するようなので、組み立てることは困難な部分があるが、ルナの契約が内定し、来季の打線の構想を練ることができる段階まできた。

エルドレッドは、勤続疲労、故障が多いこと、打撃が通年コンスタントに打てるわけではない。

実際に、2014年を除いては70試合前後しか出場していない。

ルナも勤続疲労、故障が多いことから、全試合三塁を守ることは難しい。三塁は、できれば、守備範囲の広い堂林を起用してルナを一塁に回したいところだが、打撃面では、現状では、到底、ルナのライバルにはなりえないだろう。

また、打撃を評価して契約した以上は、堂林の噛ませ犬としてルナを起用するということはして欲しくない。

カープファンは、100試合以上、新井、ルナ、エルドレッドを同時起用できることを期待していると推察されるが、

故障により守備練習により向上させることが困難なエルドレッドが

専門外のレフトに入り、頭上を抜かれる、左中間を割られるところは見たくないし、

勤続疲労から新井が通年スタメンで出場することは困難であり、

現実には、エルドレッドとルナが揃って先発出場できるのは、60試合程度ではないかと思われる。

一塁、三塁の先発出場の内訳は、下記のように考えたい。

一塁:エルドレッド 72試合、ルナ 43試合、新井 28試合

代走が出た後の一塁守備固め :エルドレッド

エルドレッド抹消時 岩本 新井

 

三塁:堂林 69試合、ルナ 74試合

エルドレッドに代走、ルナ三塁⇒一塁 16試合or一塁新井 36試合、三塁守備固め:堂林16試合

 

更に、エルドレッド、ルナ、新井の起用法のバリエーション毎のオーダーを考えてみたい。

エルドレッドは、一塁72試合先発のとき以外は、ほぼ登録抹消されていると考えられる。

 

1. ルナ三塁とエルドレッド一塁の同時起用 64試合

(左)丸

(二)菊池

(三)ルナ

(右)鈴木

(一)エルドレッド

(中)野間

(遊)田中

(捕)會澤

 

先に点を取られて追いかけるよりも、先に点を取って、逃げ切る方が作戦面で遥かに楽である。

先に相手をゼロに抑え、裏の攻撃で先取点を取って、実力のある投手から注ぎ込んで逃げ切る野球をしたいところ。

先に2アウトを与えてしまうと相手投手は攻めやすくなるので、

アウトカウントを稼がれずに、塁を埋めずに少ないランナーで3、4番を迎えたいところ。

出塁率の高く足の速い打者を一番に置いて

2番以下は、三振や四球の少ない順、足の速い順、

クリーンアップは、打率の高い順から並べる。

打率が高く、バットコントロールに優れ、走塁面も熟知するルナが三番に入る

この1.が来季のベストオーダーだと思う。

確実な打撃で得点圏打率の高い(三年間通算.325)のルナ、得点圏打率の高い鈴木(.358)を3、4番にして1点を取り、

本塁打が打てるエルドレッドを5番に置けば、詰んでいる状況ではホームランか三振かの打撃でいいし、

走者が溜まっていればダメを押すことができる。

打率の高いルナと長打力を備えたエルドレッドが入ることで外野を守備優先で起用できるので野間を起用することができる。

 

2. ルナと新井の同時起用 14試合

(左)丸

(二)菊池

(三)ルナ

(右)鈴木

(一)新井

(中)野間

(遊)田中

(捕)會澤

 

 

3. ルナのみ 43試合

(中)丸

(二)菊池

(一)ルナ

(右)鈴木

(左)松山

(遊)田中

(三)堂林

(捕)會澤

 

一塁に新井がいるといっても、勤続疲労から通年三塁を守るのはきついであろう。新井も休ませる必要がある。新井の三塁は守れないこともないだろうが、勤続疲労、故障から困難である。

エルドレッド不在時の一塁は、打率面からルナが一塁で先発するケースが多いと考えられる。

エルドレッドが抜ける分、打線全体の長打力が弱くなるので、外野は、野間から松山にして埋める必要がある。

野間、赤松が守備固めに入る。

 

4. 一塁新井のみ 14試合

(1)

(中)丸

(二)菊池

(左)松山

(右)鈴木

(一)新井

(遊)田中

(三)堂林

(捕)會澤

or

(2)

(中)丸

(二)菊池

(遊)田中

(右)鈴木

(一)新井

(左)プライディ

(三)堂林

(捕)會澤

外野には、野間よりも長打力を備えた松山、松山とプライディであれば、.270~.310が計算できる松山を優先起用したいところ。

 

5. エルドレッドのみ 8試合

(左)丸

(二)菊池

(中)野間

(右)鈴木

(一)エルドレッド

(遊)田中

(三)堂林

(捕)會澤

 

(左)丸

(中)野間

(遊)田中

(右)鈴木

(一)エルドレッド

(三)堂林

(二)菊池

(捕)會澤

5.は、レベルの落ちた先発投手からは大量点は取れるが、エース級の投手にとっては、完封しやすい打線。

しかし、守備面では最も堅い布陣。

 

エルドレッドが不在のときに、新井一人に依存する、新井と未知数の外国人に依存する試合が、ルナの加入によって減少する分、打線は、少なくとも2015年よりは強化された。

新井、梵、小窪、廣瀬と代打陣が強化されたことで、早めの継投が可能となり、回跨ぎを防ぎ、選手層が厚くなったことで、追加点が取れるようになり、代走、守備固めが出た後の延長戦になっても攻撃力のダウンを抑えることが可能となった。