私が日本ハムファイターズのコンテンツを書き始めたのは、交流戦対広島三連戦からである。それまでは、日本ハムと他球団との試合は継続して追ってきてはいない。私はテレビを所有していないが、現在web上で契約しているパリーグTVは、過去10シーズンのパリーグ同士の対戦、パリーグのチームと巨人、阪神、中日、DeNAとの試合を遡って閲覧することができる。私は、今、今オフ、試合のない間、今シーズンの開幕から交流戦広島戦の開始前までオンタイムで閲覧してこなかった試合を視聴して全試合のチェックを終えた。その上で、脳内で来季の各試合の中に選手を投入し、ゲームを作っていった。
日本ハムファイターズの2022シーズン閉幕の段階では、支配下選手数は、70名(投手が35、捕手8、内野17、外野10)
同シーズンオフに退団した選手が育成落ちした選手を含め16名(金子千尋、古川侑利、柿木、谷川、望月、石川亮、杉谷、ヌニェス、渡邉諒、髙濱、上野、佐藤龍世、王、近藤、片岡、宮田)である。
新加入が、齋藤友貴哉、齋藤綱記、松岡、金村、安西、宮内、伏見、アリエルマルティネス、山田遥楓、加藤豪将、奈良間、江越、矢澤の13名である。加算減算すると、現在、支配下選手は、67名(投手36、捕手9、内野14、外野8)である。
現在、NPBに加盟するチームが一軍登録できる人数は、合計29人、ベンチ入り25人と規定されている。外国人選手の一軍登録は、5人、ベンチ入りは4人である。一軍登録5名全て、ベンチ入り4名を全て投手とすることはできない。
私が妥当であると考えるポジション別人員の配分はm先発6、リリーフ8、捕手3、内野8、外野4である。
先発ローテーション[当確]
(右)
上沢
伊藤大海
ポンセ
(左)
加藤貴之
上沢は、来シーズンオフにメジャー球団でプレーすることにトライする旨を表明した。上沢は、手首が煽った(翻った)状態から投げていときは、相手打線にボコられるが、右手小指基節骨が立った状態からリリースを開始しているときは、無双のピッチングをする。投球動作を安定させることがメジャーで成功するカギであろう。俺は努力している人間の失敗を願うのは嫌いなので、上沢はメジャー球団で引退して欲しい。
加藤貴之は、労働力商品を再生産しながら来季も先発ローテーションに入って投げれば、来季FA権を法律上取得する。複数年契約を断り単年契約をした。若手が先発ローテーション入りの残りの枠を勝ち取ることを望む。
先発候補
先発、中継ぎ、抑えの何れもが強いチームに対し、相手チームのチームのチームリーダー(監督、コーチ又はフィールドでプレーする選手)は、前進守備のシフトを敷いて一点を防ぐ手段を講じてくる。既に出塁している走者の前に内野手が守り、捕手がホームベースの前に出てくれば、走者は、投手がセットを解いた後にスタート又はディレードスチールのスタートを取り易くなる。一人でも出塁すれば、その後、安打を産み出すことができなくとも、無安打で得点できる。
一方、先発が弱いチームに対しては、相手チームのチームリーダーは、試合序盤の1~3回は、本塁に近い塁に投げずに本塁から遠い塁に投げ、一点を防ぐことよりもアウトカウントを稼ぐことを優先する。
一軍と二軍では、投手、打者は共に、腕の振りのインサイドアウトの完成度に差異が生じている。一軍で通用するレベルの投手は、二軍では、試運転を行って労働力商品の再生産をする。よって、二軍で産み出したサービスに付けられる評価である成績は、一軍で高い価値が付けられるサービスを産み出せるかとは関係しない。ここでは、投球動作によってのみランク付けを行っている。
Aランク
(右)
立野(今季途中右肘故障)
達
金村
立野は、スタンダードWで右肘を上げるオーバーハンドに近いスリークォーターである。上記確定組の4人を除くと、頭一つ抜けている。スタンダードWというのは、投手がセットを解いた後、投球腕を回内しますが、その後、再び投球腕の前腕部を回外して投球腕の親指のしなりを作り、親指の基節骨でボールを叩いて投球肘を上げる手段である。投球腕前腕部を回外して投球肘が落ちると側副靭帯の前束が突っ張るが、同期して投球する手の小指第二関節が内旋するので、側副靭帯の張りが緩和される。ボールを中指の関節窩(溝)に嵌めることによって前腕部の深層屈筋が緩む。投球肘を上げる前と後、投球肘の側副靭帯、前腕部の深層屈筋、上腕部の棘下筋が弛緩するので、投球肘、投球腕、投球肩にかかる負荷が軽減する。
プロは、金を稼ぐ手段である。肩、腰を異なり肘を故障しても故障の進行のレベルが側副靭帯の手術を要するか否かまで進行しているのでなければ、投げられなくもない。今季途中右肘を故障したが、リハビリをしながら、労働力商品を再生産することを望む。
金村もスタンダードWで右肘を上げる。
達、畔柳、松浦の中で、プロ野球OBは、畔柳、松浦に評価を高く付けるが、私見では、達は、同じ試合に登板した畔柳、松浦と比べると頭一つ抜けている。
(左)
根本
メネズ
根本は、スタンダードWを完成途上、メネズは、テイクバックが殆どない。
Bランク
(右)
池田隆英
数少ないオーバーハンドで投げる投手の一人である。しかし、右腕上腕部を内旋するインバートWで右肘を上げる分、Aグループの投手よりも落ちる。
Cランク
杉浦
生田目
北山
生田目、杉浦は、スリークォーターである。北山は、テイクバックが大きすぎる。
Dランク
鈴木健矢
監督コーチ、ファンの多くは、サイドハンド、アンダーハンドの投手は、リリーフで投げるものという固定観念を形成しているが、私は、サイドハンド、アンダーハンドの投手をリリーフで使うのには反対の立場を採る。試合終盤にリードを5点以上広げられると事実上追い付き追い越すのは限りなく無理である。サイドハンドの投手は、オーバーハンドの投手に比べ、打者がフライングエルボー、トップポジションを作る間が長く取れ、メッキがは剥がれるのが早いからである。
Eランク
長谷川威展(左投げ)
齋藤綱記(左投げ)
松岡(右投げ)
リリーフ
リリーフで最も重要なことは、ブルペンで投げなくても、投げたとしても一試合一回だけブルペンに入り10球未満で肩肘の筋肉を緩め、試合で投げられる状態に戻せることである。
クローザー
吉田輝星(右投げ)
記録員がマシンを稼動させることによって投球に付与された球速表示は、Max151km/h、平均145km/h前後であるが、スタンダードWで右肘を上げられ、回転半径が短く、加速距離が長い投球ができる。
セットアップ
ガント(右投げ)
右肘をスタンダードWで上げること、左足をスパイクの外側から入射する立投げであり、回転半径が狭いことが根拠
7イニングス目
上原健太(左投げ)
根拠は、吉田輝星と同じ
ロドリゲス(右投げ)
スタンダードWは完成途上である。ランナーを出すまでは、ギアを上げずに、打たせてアウトを重ねていく投球で差し支えない。内外野の守備を強化してそれで走者にホームに還られなければ構わない。
4~6イニングス目兼延長戦要員
石川直也(右投げ)
北浦(左投げ)
河野(左投げ)
河野のみコンスタントにスタンダードWで投球肘を上げる。
以上計7名、ここまでがレギュラーである。よって、一人不足している。
リリーフ控え
(右)
玉井
井口
西村
齋藤 友貴哉
畔柳
(左)
福田
松浦
堀(現在左肩故障)
宮西
齋藤友貴哉は、投球の軌道に付与される球速表示は、ハイスコアであるが、スリークォーターである。
総合
自チームの最終回の攻撃を残し、1~3点リード又は同点若しくは1~3点ビハインドで投げる投手は、これ以上、失点すると追い付き追い越すことが事実上不可能になるのでチーム内で最もインサイドアウトの腕の振りの完成度が高い投手が要求される。
1~3点リードだけでなく同点若しくは1~3点ビハインドで投げざるをえないセットアップの役割をする投手は、リーグ優勝を争うチームとなると、一シーズン95試合前後登板をすることが余儀なくされる。一シーズン一人の投手で賄えるポジションではない。ガントは、右肘の故障で今季は、一度も登板しておらず、秋季キャンプで投げ始めたばかりである。
リリーフ候補がシーズンを乗り切るだけの絶対的な枚数が足りておらず、且つ、先発候補と比べ、リリーフ投手の人員が相対的に不足している。
野球に携わる人間は、監督コーチに就任すると、自身が現役のとき苦手であった投手を獲る。
現在、鈴木健矢、松岡、安西、宮内(以上右投手)宮西、長谷川威展、齋藤綱記(以上左投手)と7名のサイドハンド的、アンダーハンドの投手が日本ハム資本と契約している。最終的には、篩にかけて左右一人ずつ前後まで絞るのであろうが、支配下選手の人数には法律上制限が規定されている。36人中7人は多すぎる。新庄にどこまで権限が付与されているかは明かされていないが、誰か新庄を止める奴はいないのか。
トップポジションを作った後、側副靭帯、前腕部の深層屈筋の張が緩まない原因、リリース後、投球肘が上がらなくなる土台となる動作を列挙すると下記のとおりである。
1)ボールを人差し指の付け根に嵌める
2)投球肘を前肘よりも落とさない(=、投球腕の前腕部を回外してセットを解除させない→投球腕の小指第二関節が内旋しない→側副靭帯、深層屈筋、棘下筋が緩まない)。
2)親指の指先でボールを押す
3)投球腕の上腕部を内旋して投球肘を上げている
4)前肩を入れる(テイクバックが大きい)
5)首を走者の方に向ける。
6)前膝をベルトよりも高く上げる。
7)後ろ足の股関節の内旋が投球肩関節の内旋に先行する
8)前足をスパイクの内側から入射している(ストライドが広い)
9)前膝を屈曲させてリリースさせる
1)~9)に拍車をかける装置となっているのが、ワンバウンドを投げろというジェスチャーを粘着して出し続けるバッテリーコーチ又は捕手である。しかし、ワンバウンドを振る選手は、king of door swinger,perfect door swingerである。インローの投球以外であれば、どこへ投げてもアウトが取れる安全パイである。ワンバウンドを投げる必要はビタ一文ない。
しかし、肘が上がらなくなる投手に対し、「肘を下げろ」と命じる。肘は、オーバーハンドで投げていたときよりも後ろの股関節の内旋を早めれば(=前足の入射をフライングエルボーに先行させれば)、投球腕の前腕部の回外運動を単独で行わせ、投球肘をアクセレーション(加速)して後ろの股関節の内旋運動を追いかけなければならない。すなわち手投げになる。
一方、フライングエルボーを前足の入射に先行させ、投球腕前腕部の回外運動を後ろの股関節の内旋に先行させれば、投球肘のアクセレーションが後ろの股関節の内旋運動のフォロー(追い風)を受けることができる。
後者の方が投球肘がリリース後に高く上がる。トップを作ったとき、リリースの瞬間に投球肘の側副靭帯、投球腕の前腕部の深層屈筋、上腕部の棘下筋が緩む。よって、肩肘が上がらなくなってサイドハンドになった投手をオーバーハンドに戻すことは可能である。現実に上原健太は、サイドハンドに近いスリークォーターからオーバーハンドに戻している。
しかし、指導者の多くは、投球肘のアクセレーションを後ろの股関節の内旋運動に先行させると、「投球肘を落とすから投球腕の上腕部を内旋して投球肘を持ち上げなければならない」「投球肘だけで投球肘を加速させ、投球腕上腕部の内旋だけで投げる”手投げ”である」と指摘し、投球肘のアクセレーションが股関節の内旋に先行していることが肩肘が上がらない原因であるとする。その上で、肩肘が上がらないのであれば、肩肘を下げて投げろと指導する。肩肘を下げれば、リリース後に側副靭帯、棘下筋が突っ張らないと説明する。
リリーフ投手を増やす手段としては、①育成選手のオーバーハンドで投げる投手を支配下選手に昇格させる、②サイドハンドの投手の中からオーバーハンドに改造させるという手段がある。
総合すると、日本ハムは、野手は足りている。8イニングス目を投げるセットアップが一人足りない。仁手補償で獲れる選手は、1名のみである。
ソフトバンクの人間からGMの稲葉宛てに「獲れるリスト」が届いた。
近藤健介がFS権を行使してソフトバンク資本と契約したことにより受けられる人的補償は、「獲れるリスト」に計上されていればであるが、当方は、候補を右オーバーハンドの杉山一樹一本に絞ったところである。杉山は、スタンダードWで右肘を上げる。ネットを使ったショートスローで制球は改善し、且つ加速距離が増す。杉山は、セット、クイックで投げた方が加速距離が増すので、走者を出す出さないに関係なく全投球をセットポジションで投げることを要する。杉山の獲得に成功すれば、来季の日本ハムのリーグ優勝は現実のものとなる。
杉山を獲得すると投手は、合計37名となるが、内野手は、9名契約している捕手の中からコンバートすればよい。外野は内野手、捕手でも守ることができる。育成選手は、二軍の試合に出場できる。トレードは、来シーズンに入ってからでも行える。パリーグの球団は、各球団5人前後のサイドハンドの投手と契約している。7名契約しているサイドハンドの投手をセリーグの球団にトレードに出してセリーグの若手内野手を獲得すれば、故障者が複数生じても二軍の試合までをも成立させることができる。