プロ野球が開幕していない間、テレビと嫁との性行為しか娯楽のない田舎っぺと違って私にはやることが沢山ある。
実は、私、サラリーマンになる前、20代前半の頃、プロのミュージシャンをしていたことがあります。
私は、幼少の頃からピアノにピアノを習っており、課題曲はロクに練習せず、バカの一つ覚えのように、Für Eliseピアノソナタ第1番第4楽章Prestissimoばかり弾いていました。前者は、ガラスの仮面でおなじみの”キッス”は目にしてのモチーフの基となり、後者は、ゲンズブール作Poupée de cire, poupée de son出だしの部分の基となった部分が3回出てきます。
家では、母親がアメリカンポップスのカセットをかけていて、母親は、プレスリーとかロカビリーとかが好きなんだけど、俺は全くそっちには興味を示さなかった。で、そのカセットの中にリトルリチャードっていうバイセクシャルの歌手がいてさ、特に、Tutti fruttiって曲がぶっ飛んでいて、聴いた瞬間、マジか!って思って。
そっから、エスケリータ、オーティスレディング、JB,ジョニーアダムス、リトルウィリージョン、コントゥアーズと進んで行ってな。
中学以降は、黒人のR&Bについて全パートを、主にキーボードを使ってコピーしまくり、楽曲の構成要素を全て体に覚え込ませ、フレーズのストック、いわゆる引き出しを増やしていきました。
作曲は、既存の曲をパクってじゃなかったモチーフにしてつなげ、膨らませていくのが基本です。
演歌じゃないんですから、作曲家の弟子になんかなりません。作曲は、みんな独学です。
歌は、黒人並みにシャウトでき、絶対音感の域に達していました。
野球をやめてからは、ピアノの他に、bass,Drums,Sax,guitarと全パート自分で演奏、作編曲してデモテープを作り、都内の有名ライブハウスに出ていました。
音楽は、金がかかります。
私自身もイタメシ屋、ホスト、マニュアル本のモデル他色々バイトをしましたが、金は足りませんでした。
しかし、私は、日本においてはイケメン高身長なので、ヒモになることができるんです。
当時付き合っていたコは、キャバクラで働くようになり、最後は、ソープで働いて支えてくれました。パイパンだったので即採用ですよ。
私は、就職してからの方がレコードを多く買えるようになりましたので、現在、黒人のR & B、soul、Funk、Jazz、hip-hopばかり2万枚以上のアナログを所有しています。
新譜も聴くけど、今でも最も好きなのは、Deep soulとナッシュビル、ニューオリンズ周辺のFunkですね。
レコードの音は、レコードプレイヤーでMp3化してUSBに保存し、レコードの大部分は実家に置いてあります。
最近は、これらのレコードの中の曲からピックアップして全パートのフレーズをコピーしまくっています。フレーズのストックも溜まったのでプロで演っていた頃よりいい曲が作れそうです。
野球選手も、レギュラーシーズン開幕が未定で、全体練習もままにならぬ現在、技術面の引き出しを増やして欲しいね。
岡田明丈がフォークをモデルチェンジ
岡田明丈自身は、大学時代、変化球はフォークを主体に投げていた。プロ入り後も、岡田のフォークについて、評論家によっては、チェンジアップと呼んでいたようだが、それは、握りの浅いストレートチェンジに近いものであった。
大瀬良が2019の秋季キャンプから握りの深いフォークにトライ。
岡田も、2019の秋季キャンプから永川と共に、握りを深くした新しいフォークに取り組んでいるそうだが、この深く握ってスッポ抜く方が、古くから存在するオーソドックスなフォークである。
岡田は、右肩を左肩よりも下げてから、左肩を下げ、両肩峰をぶつけていくオーバーハンド、一塁側へのタンブルも大きい。
岡田のような投げ方はフォークがより活きてくる。
個人的は、このピッチャーにカープのクローザーをやって欲しいのよ。
くれぐれも、捕手は、岡田にワンバウンドのフォークを投げさせずに、ノーバウンドのフォークを投げさせて欲しいですね。
岡田は、先発時代は、フォーシーム以外には、カットボール、カーブ、スライダーを投げていた。
岡田は、球数が増えると、右肩を左肩より下げるだけでなく右腕上腕部を背中の方に引き始める。
リリーフも先頭打者からギアを上げる必要はないので、カーブを交えて横の動きを抑止することが重要だ。
それによって右肘が上がり、カット、スライダーもフォーシームと同じ投げ方をすることができる。右腕上腕部を回内するときに右腕上腕部が凹む頻度を減らずことができる。
一岡竜司がスライダーにトライ
一岡は、従来からカットボールを投げていたが、それとは別に昨季から、ソフトバンク武田のような人差し指と親指からスッポ抜かないパワーカーブ(評論家によっては縦のスライダー)と呼ぶを使っていた。厳密に言うと新球取得というよりは、マイナーチェンジであろう。
考えられるマイナーチェンジとしては、右腕前腕部の回外(フォロースルー期)にボールの外側(打者寄り)を中指で擦るかボールの内側(自分の背骨寄り)から擦るかである。
ボールの内側を擦ると前肩の開きが投球肘の推進より先行してボールにジャイロ回転がかかってしまうので、ボールの外側を擦る方がベターである。
一岡は、従来は、ストライドが狭く両肩甲骨をぶつけて剥がす投げ方であった。しかし、昨季は、右肩関節の外転のときに左腕上腕部の回内が解け(わかりやすく言うと親指が上になり)グラブを体の方に引き始め、打ち込まれる場面が増えた。
スライダーを投げるときも、カーブを投げるときもフォーシームを投げるときと同じ投げ方で投げることが肝要である。そうすることで右腕上腕部が凹む頻度を減らすことが可能となるだろう。
メヒアが新打法
メヒアがヘッドを投手側に向けてから始動する打法から捕手方向にヘッドを向ける打法にチャレンジ。
鈴木誠也は、基本は、ヘッドを投手方向に向けてから始動。誠也の場合、ヘッドを投手方向に向けていても引手である左腕の前腕部を回内しており、左手の甲が背屈し、投手の方に向いている。
前肩を下げ、押手である右手首の位置を首の高さに上げてからは骨盤を前傾させている。右股関節を外旋し、右足のつま先が捕手側に向いている。
左足つま先を底屈して接地させてから、左膝で地面を蹴って左足首を背屈。右肘でスクラッチする間ができるからヘッドが立つ。
ヘッドを投手側に向けるプラス右股関節の外旋によってヘッドの加速距離を伸ばしている。
一方、メヒアは、従来から、左足を上げたとことまでは右肘でスクラッチする間が作れている。しかし、左足つま先の接地する過程で、左膝の運びと同期して右股関節の外旋が解けてしまう。
故に振り下ろし始めにヘッドが寝てしまう。頭とヘッドの距離が離れてドアスイングになる。横の動きが加わるから見ている側に力感が伝わる。
実際には大振りしているように見えてヘッドの稼働域は狭い。
今回の新打法の場合、ヘッドを捕手方向に向けると、骨盤が後継して背筋が直立した状態に近くなる。予備動作にコックを採り入れた場合同様、右手首を肩から上に持ってくる過程で横の動きが加わるから、前肩が内に入るのを抑止することができない。
故に、前肩を開いてからでないと押手の肘が前に出て行かない。前足首の底屈のときには、押手の肘が内に入ってしまう。ヘッドが寝てインパクトの瞬間にヘッドがボールの内側に入る。撫でるような打撃が増える。
この打ち方で、規定打席に到達したシーズンの前の野間は失敗している。メヒアは、今回の打ち方に変えたところで、従来からの課題をクリアできるとは思えない。
下半身の使いかたという根幹に関わる部分が問題なので一朝一夕に修正できることではないのだ。
バティスタの代わりは難しいので、スカウトは、パーフェクトインサイドアウトスイングの要件を満たす新外国人獲得の調査を継続していて欲しい。
坂倉将吾は森友哉のバッティングを参考にする
坂倉のストロングポイントは、上体を下半身の捻転差いわゆる割れであると個人的には思っている。前膝を前に運んだときに左足のスパイクの内側が前に出ていかなかった。
現在の坂倉の打撃の伸び悩みは、押手の手首を肩の高さに持ってくる過程で前肩が内に入ることが原因である。故に、前足首の底屈のときまでに前肩を開かないと押手の肘が出て行かない。本人もそれをどうにかしたいと思っているのだろう。
森友哉のバッティングは下半身の使い方と押手の使い方は滅茶苦茶であるが、前足首の底屈のときには前肩が残っている。
敷衍すると、踵体重は、捕手側に後ろ足が後退するのであればむしろ望ましい。坂倉も踵体重でる。しかし、森友哉は、踵体重で後ろの足が一塁側に後退して臀部が沈む。後ろ足の拇指球に体重を戻し、後ろ足のスパイクの内側でエッジをかけて体勢を立て直さざるを得ない。その分、前肩の開きは遅れる。
しかし、森は、左肘でスクラッチする間がなく、前足の着地位置の探りの過程で押手である左肘が内に入る。
坂倉に足りないのは、ヒッチの「下げる」の方である。但し、丸のように前膝と同期して押手の手首の位置を下げると後ろの股関節を外旋する間が作れないから、前肩が内に入る。
押手の手首を下げるタイミングは、鈴木誠也やソトのように前膝を上げる前である。