[野球]最下位に沈む根拠が再認識できたプレイ

日本ハム対西武16回戦

先発は、ジェイムズマーヴルと隅田知一郎

試合は、0-6で日本ハムが敗戦

改めて、このチームが何故最下位に沈むのかがよ~くわかった試合だった。

二死一塁における守備

守備の基本(

二塁及び三塁に進塁されると無安打で得点することができる。
三塁に進まれることは阻止しなければならない。
更に言えば、二死を取られた後は、打者走者を含め、帰塁せずに本塁に走ってくる。

二塁手は、走路の前に守らない。
走路より前に出てゴロに触れない。
遊撃手が二塁に入るまでの間、二塁ベースが空いてしまうからである。

内野手、外野手は、打球の落下点の後ろに回り込まずに、走路の膨らみを作らずに、落下点の後ろに入る。

グラブを持たない側の足を回転軸に、グラブを持つ手の前腕部を回外し、グラブを持つ手の小指基節骨→親指基節骨の順で打球を叩く。

二死を取った後であっても、野手は、先頭を走る走者の進行方向とは逆の塁に送球しない。
野手は、打者走者よりも先に先頭を走る走者をアウトにする。

中継に入った野手は走者の方に首を捩じらない。

走者一塁のケースは、二塁上ベースはフォースドプレイであるから、一塁手、二塁手は、先頭を走る走者である一塁走者をアウトにすることよりも打者走者(本塁に帰塁できないから触球によりアウトにすることが慣行化されているが、フォースドプレイではない)をアウトにすることよりも優先する。

5回表二死一塁、

二塁手山田遥楓がフォアハンドシングルで打球に触れる。

左手親指の爪の裏と人差し指の爪の裏でボールをつまむ。

左腕前腕部を回内し、バックハンドにして一塁にグラブトスをする。

トスが逸れたのが問題なのではなく、スローイングであろうが、トスであろうが、一塁に送球したのが誤りなのである。

二死二三塁となる。

二死二塁、打者ペイトン、二塁走者源田

遊撃手奈良間は、二塁走者の走路の後ろ、二塁ベースとの距離を詰めて守る。
二塁手山田遥楓は、内野の土と外野芝の境目で守る。

源田は、二三塁間ハーフウェイ手前まで二次リードを取る。

ペイトンが左腕前腕部を回内(スイング)後、スタートを切る。

ペイトンは、泳いで中堅に飛球を打つ。

矢澤は、打球の落下点の後ろに回り込む。

山田遥楓は、二塁ベースに向かう。一塁側に背を向け、左中間に腹側を向け、二塁ベース方向に首を捩じる。

右肩が左肩の方に入る。

右腕前腕部の回外運動、回内運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。

矢澤は、フォアハンドシングルでショートバウンドの角度で打球に触れる。

右手親指の爪の裏と人差し指の爪の裏でボールをつまむ。

左手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。

右肘が左肩の方に入る。

右腕前腕部の回外、回内運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。

矢澤は、本塁に投げずに、二塁に投げてしまう。

二塁走者の源田が本塁に還られてしまう。

打者走者のペイトンは、二塁に走る。

山田遥楓は、一塁方向に腹側、左中間に背側を向け、左肘を伸ばしバックハンドシングルでグラブを出す。首を右肩の方に捩じる。フォアハンドシングルで送球に触れる。

グラブを左胸に包む。

左肩、左肘が右肩の方に入る。

ペイトンは、左膝を伸展、右膝を屈曲してスライディングをする。左股関節を内旋して減速する。

ペイトンが左足つま先で二塁ベースを蹴る。

山田遥楓は、左腕前腕部を回内し、バックハンドシングルにする。右手をグラブに添える。

山田遥楓は、ペイトンの左足腓腹筋にタッグする。

ペイトンは、左股関節を内旋して停止する。

松本剛のボーンヘッド

3回裏一死二塁、打者山田遥楓、二塁走者松本剛

二塁走者松本剛は、二三塁間ハーフウェイで停止する。
打球が三遊間を抜けた後、スタートを切っている。

打者走者の山田遥楓は、二塁ベースとの距離を詰めるに至らず、一塁ベースアンツーカーから出ずに一塁に帰塁する。

二塁走者の本塁生還をアシストしていない。

一死一三塁は、偽装スクイズ、重盗、フォースボーク、及びこれら2以上の合わせ技、スクイズ、ランエンドヒット、飛球で得点できる。三振(ワンバウンドを空振りすればルール上は得点できるが、俺は認めない)以外であれば、無安打で得点できる。

一死一三塁、矢澤は神主打法の構えをしている。ワンバウンドを空振りし、ストライクゾーンの投球をスイングできないことが明らかであるのに、全球ヒッティングさせる。

二死一三塁、郡司は神主打法の構えをしている。ワンバウンドを空振りし、ストライクゾーンの投球をスイングできないことが明らかであるのに、全球ヒッティングさせる。

野村佑希のボーンヘッド

9回裏二死一塁

二死を取られた後は、打球が飛球であろうが、ゴロであろうが、ライナーであろうが、帰塁せずに本塁に向かって走る。野手がどこにどのような送球をしようが関係ねぇ!兎に角ひたすら走る。三塁コーチが静止しようが関係ねえ! 三塁で停止及び帰塁は、ぜってぇあり得ねぇ!

マルティネスがヘッドを残して、右翼にライナーを打つ。

打球は、右翼塀ポール下のラインに当たる。

右翼手蛭間が右翼席塀に当たって跳ね返った打球に触れ、本塁に送球する。

右翼線にカットに入った二塁手山野辺がバックハンドでグラブを出すが、送球に触れることができない。

二人目のカットに入った一塁手呉がボテボテになった送球に触れる。

野村は、一次リードを取り、打球がバットからリリースされた後、スタートを切る。三塁ベースを蹴った後、右股関節を内旋、左股関節を外旋、左膝を屈曲して停止、三塁に帰塁してしまう。

ビハインドが大量であろうが、三割打者であろうが、特別扱いするな!

放置したら、野球が生ぬるくなる。

迷わず、二軍に落せ!

今夜の最終便で鎌ヶ谷に送還させろ!

マルティネスは、二塁ベースで停止している。一塁走者の本塁生還のアシストをしていない。

四球を与えられたら、一塁に走る。捕手が二塁に送球したら、二塁走者、三塁走者は、本塁に走る。

二死二三塁、隅田は、万波に四球を与える。

万波は、ユニフォームで顔を拭ってから一塁に歩く。

脚注

用語の意味に関しては下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]