交流戦日本ハム対広島3回戦
先発は、上沢直之とロベルトコルニエル
試合は、日本ハムが2-7で敗れた。
三連戦を通じて、広島は、寸分も狂わず、戦前私が指摘した弱点どおりに攻守走を行ってきた。
大瀬良、九里、コルニエルは、ピッチングのみの水準(到達度)は、大関、東浜、藤井皓哉、和田、板東、髙橋光成、松本航、今井、山岡、田中将大、早川、則本には遠く及ばない。
ずっと与し易い投手である。
ひょっとしたら、隅田、竹安、藤平、瀧中、有原辺りよりも落ちる。
ソフトバンク、西武、楽天、日本ハムでは先発ローテーションに入れない。
オリックス、ロッテでも先発ローテ6番手を争う投手である。
広島のリリーフ投手は外国人も含め、総じて鈴木翔天、阿部、森脇、佐藤隼輔、大津、水上、安樂、増田、西村天裕、平野、松本裕樹、森唯斗、張クラスよりも数段落ちる。
宋家豪、村西、黒木 本田仁海と同レベルの投手ばかりである。
打撃に関しては、西川龍馬、秋山、坂倉は、近藤健介に遠く及ばない。
田中広輔、オールドファンに人気がある堂林、阪神ファンから嫌がられている松山に至っては、リトルリーグの小学生に嘲笑されるレベルである。
マクブルーム、ダヴィッドスンは、ヌニェスに遠く及ばない。
マキノン、ペイトンよりも数段落ちる。昨シーズンまでオリックスと契約していたラベロやバレラと同レベルである。
カープファンの間で絶賛されている矢野の守備も、野球を勉強している人間から見れば酷い。
マスゴミによってカープファンが洗脳されているだけで、菊池涼介の守備も実際のところは外崎や安達の方が上手いかもしれない。
異論は認めない。
にもかかわらず、広島に一つも勝てなかった。
こんなチームに三連敗して恥ずかしくないのか。
一つも勝てなかったのは何故か
敗因は、日本ハムの投手を中心とした守りの基礎ができていないことである。
走塁の基本中の基本ができていないことである。
野球は、打つだけではない、三振を取るだけではない。
こんなことをやっていたら、故障者が全員実戦に復帰してもリーグ優勝できない。
清水優心のボーンヘッド
二死を取られた後は、打者走者を含め、ゴロであろうが飛球であろうがライナーであろうが帰塁せずに本塁に走る。
野手が外野からの送球のカットに入っても帰塁せずに、本塁へひたすら走る。
2戦目は、あと一本が出なかったから負けたのではない。
上川畑がヘッドスライディングした後、起き上がって二塁に走らず審判の付ける評価を待ったから得点できなかった。
二回裏二死一三塁、清水は、中前安打を打つ。
清水は、一塁ベースを蹴って一二塁間を1/4通過したところで一塁に帰塁してしまう。
一塁線のバントは一塁手が打球に触れる
右投手は、右股関節を内旋して右足を一塁側にターンさせる
右投手は、背骨を一塁側に倒す(一塁側に上体を流す)
左投手は、左股関節を内旋して左足を三塁側にターンさせる。
左投手は、背骨を三塁側に倒す(三塁側に上体を流す)。
一塁側のバントは投手は追わない。
バントをファウルさせ3バント失敗させる。
バントしてファウルをさせたら邪飛には触れない。
邪飛に触れた後、先頭の走者は離塁して進塁のスタートを切るからである。
ノーバウンドを空振りした場合は、盗塁できるが、ファウルを落球した場合は盗塁できないからである。
ワンバウンドは投げない
腱板を故障するからである。
振り逃げは認められないが、打者走者の前に既に出塁している走者は進塁できる。
捕手にバントを触れさせる。
一塁線のバントは、一塁手が打球に触れて先頭の走者の進行方向に投げる。
二死を取った後の飛球以外は、打者走者をアウトにするのは最も後回し
一塁線のバントは、一塁手の加藤豪将が打球に触れて三塁に投げなければならない。
無死一二塁、加藤豪将は、一塁線に背中、マウンドに腹側を向けて打球を追うが、上沢に譲ってしまう。
アウトカウントを問わず、前進守備は厳禁
外野手は、定位置より深い位置からでもノーバウンドで本塁に投げられるようにする。
ワンバンで投げれば外野手は腱板を損傷する。
地面の窪みに当たって送球の軌道が変わる。
既に2アウトを取られた後であるから相手の各走者は、帰塁せず、ノンストップで本塁に走ってくる。
送球を後逸した段階で打者走者の前に出塁した後の走者は全員本塁に還ってくる。
バックネット方向に送球が転がれば、投手がそれを追いかけて捕手にトスしても、ほぼ100%追加点を防ぐことは無理である。
5回一死満塁、万波が投じた送球はマウンドを越えた後、一塁線寄りの芝のところでワンバウンドする。
投手がしてはならないこと
ドアスインガーには、申告四球を使わない。
新聞記者やアナウンサー、カープファンの間では評価が高く付けられている坂倉であるが、秋山、松山、後述の田中広輔同様、左肘を上げた後に右肩がホームベースに被さる。
こんなもんは、中学生でも見抜ける致命的な欠陥である。
9回表ロドリゲスは、その坂倉に申告四球を使う。
投手がしなければならないこと
安全パイには手抜きをすること
且つ、安全パイには本塁打を打たれないこと。
投球肘のアクセレーションをしなくとも、投球肘はスタンダードWで上げる(=捻転差は作らない)。
田中広輔は、左肘を上げた後、首が捕手方向に捩じれ、ストライドが広がる。ストライクゾーンの投球がスングできずに、ワンバンを振る。
田中広輔、菊池涼介、會澤、松山は、広島が三連覇していたときから、大和、中島宏之と並んでワンバンの空振りが多い選手である。
松山、田中広輔は、4シーズン前の段階で、広島以外の11球団では確実に自由契約になっていたであろう選手である。會澤も広島以外の11球団であれば、昨オフ自由契約になっていたであろう選手である。
右投げ左打ちのスイングの典型で、どこへ投げても打たれない。
しかし、9回表、ロドリゲスは、安全パイの田中広輔に3ランを打たれる。
ロドリゲスの腕の振りが田中広輔以上にドアスイングであるからである。
脚注
用語の意味に関しては、下記記事参照