対日本ハム1回戦。前回60球以上投げて中4日の戸田と昨年新人王の有原。有原は、1度見てみたかった投手だったので楽しみな対戦。
2回表、新井が四球、エルドレッドに対し、日本ハムバッテリーは、インハイ、真ん中高めのカットボール、ストレート、外角低目のバットの届かないところのカットボールという、紋切型の攻め。最後、インコースのフォークに詰まり、一二塁間へのフライ。ダイビングや特別なことをしなくても捕れる、何でもない飛球。記録は安打でエルドレッドとしてはノーヒットがストップしたわけだが、実際は、田中賢介のエラー。窮屈な打ち方で、あそこに投げられてバットが止まらないようでは、明日以降も相手バッテリーは、インハイ攻めを止めないだろう。
ランナー1、2塁で鈴木誠也が、インハイの147キロのストレートを一邪飛。ギアを上げた投手を打ち崩して打点を稼いできた得点圏打率が3割を割りました(.293)。
ワンバウンドのフォークに手を出す松山の動きを日本ハムバッテリーが見てフォークをシンカーの軌道にして連投して空振り三振。安部をフォークで二ゴロ。
二回裏、日本ハムは、田中賢介が左前打、レアードが外低目をポイントを遅らせてケース打撃、右中間を破り、ベンチは、田中賢介にスタートを切らせていて、結果、ランエンドヒットで一塁走者田中が還り、先制。レアード二塁打。
3回表、1アウトから、田中広輔が真ん中真っ直ぐをセンター前。田中が二盗。菊池がフォークを悪球内でレフト前に緩いゴロを打ちます。日本ハムのように、二塁走者にもう少し早くスタートを切らせて、本塁に生還させ、本塁送球の間に打者走者が二塁に進み、尚、得点圏という攻めができれば、悪球打ちができる菊池なだけに、ランエンドヒットの作戦も取れるだけに(それともサインの見落とし?)ワンランク上のチームになれると思います。結果論ですが、バットコントロールしにくい、内寄り高目のカット系を進塁打をした丸の一塁線の当たりが安打になっただけに、2-1と勝ち越せていました。
田中が本塁に還る間に、丸が二塁、菊池が3塁に進塁。一死二、三塁で本塁、三塁タッチプレーのケース。バッテリーは新井と勝負。三振暴投でも1点入るケースですが、フォークで空振り三振を取ります。エルドレッドを外をカットで攻めた後、インハイのボール球147キロで空振り三振。
3回裏、戸田は、真ん中低めのやや甘い球を中島に安打され、打者は陽。クロスさせた球に対し、陽が足を動かして、カウント1-2となったのを見て、會澤は外低目に構えストレートを要求しますが、力んで高目に外れます。ファウルでランエンドヒット失敗、5球目の外低目のスクリューもファウル。8球投げて四球で出塁させます。西川が送って、一死死二、三塁、打者大谷。
戸田は、初球、2球をインコースの真っ直ぐを投げますが、大谷は柔らかいステップで見送り、外→内と攻め、最後は、外角低目に127キロのスライダーをコース、高さ共間違えることなく投げ、三振。戸田は、6回も外低目の今度はショウトバウンドさせますがスライダーで大谷を三振に取ります。
中田に対しては、初球外のシンカー、2球目は外のスライダーを投げて、最後は、インコースにクロスさせる球を、手が出ないところに投げ切り、三振。
4回表、鈴木は、先程のインハイの球と同じようなコースのカットボールをセンター前安打(インハイは、ボール球を含め、16-5 .313)。イチローや青木がやるミートポイントを広くするってゆうか、ヘッドから根元を使い分けてファウルで粘るスイングですが、これがフェアゾーンに飛びました。
しかし、第三打席は、外中位の高さのカットボールで投ゴロ、第四打席は、高さ、コースとも間違いのない147キロ外真っ直ぐを空振り三振。
鈴木は、二盗を試みますが、市川がランナー側に逸らして(セオリーではベースに向かってだが)、タッチし易いところに投げ、アウトにします。低目のフォークでも高目の球でも手首を返さず、上からミットを出して、送球大勢に円滑に移行できるので、握り直したとしても、高い阻止率を記録できる。
ここも結果論ですが、松山三振の後、安部に安打が出ただけに勝ち越すことができませんでした。
5回表、広島は、田中のバックスクリーンへの本塁打で勝ち越し。
5回裏も、2アウトから、陽を、インコースのスライダー、アウトコースのチェンジアップで追い込み、4球目、外から内側に曲げるバックドア(スライダー)を投げるが、ボール1個分外れて2-2となり、その後もファウルで粘られますが、最後はスクリューで見逃し三振。
戸田は、トップスピン、バックスピンのかけ方が安定し、これまでより、とんでもないボール球が減り、球速、キレもコンスタントに出るようになってきました(久本の言うチェンまでには、未だ、少しかかりますが)。この日は、概ね、ストライクからボールになる球をコース、高さを間違えることなく投げることができていたので労せずアウトを重ねることができていました。
7回表、安部の当たりを中島が左側のバウンドを合せられず、後逸。會澤のバントはハーフバウンドで、ハムは、バントシフトを敷いており、併殺。
田中が有原の抜けなくなって高くなったフォークを安打。有原は、フォークの多投で右手中指の第二関節の握力が落ちてストレートやカットも伸びがなくなってきましたが、菊池のところでギアを上げます。菊池はカットボールを安打して、二死一、三塁。バッテリー、内野は一塁走者、三塁走者の両方の動きを頭に入れていかなくてはならないケース。高目に投げた抜けないフォークを丸が二ゴロ。
7回裏、ヘーゲンズが、落ちるカットボールを連投し田中賢介をライナー、レアードの初球はホームランボールでしたが、最後は、カットボールで外野フライ。谷口には、カットボールを安打されますが、浅間を初球にインコースを突いて、カットボールを一ゴロに仕留めます。
8回、谷元がカウント1-0から簡単にストライクを取りに来た真っ直ぐをレフトスタンドへ。3-1と追加点。
8回、J.J.は、トップバックスピン、スピンを与えた縦のスライダーと、151キロの真っ直ぐのパワーピッチングで追い込みますが四球。陽のところは、バッター勝負しました。
陽は、スライダーで三振ですが、クイックが遅いので余裕をもって二盗。西川をスライダーで3球三振。
大谷は、縦のスライダーに合わずバットとボールの離れた空振り。會澤は、インローの真っ直ぐを要求。大谷は、手足が長いので右投手のインコースを打てないので(この打席もファウルで逃げる)、配球自体は間違いではないと思う。スライダーも甘く入れば、真っ直ぐ以上に本塁打し易い表裏一体の球。
しかし、ジャクスンはインコースを投げ切れず、外角高めに外れ、大谷にレフト前打で3-2と再び1点差。中田を、セットからプレートの外側から外側へ、外低目のベースを掠るかどうかのところにスライダーを投げて空振り三振。
9回表、四球で出た田中を會澤が送って、一死二塁。日ハムは、鍵谷に、左打者が引っ張れない外のスライダーを投げさせ、田中がショートライナーを打ち、スタートを切っていた(ランエンドヒット?)安部が還れず、併殺。
9回裏、田中賢介が中﨑の147真っ直ぐを芯に当て、揺れたファウルライナーを安部がキャッチ。中﨑は、レアードをスライダーで投ゴロ、谷口を148キロ外のツーシームで空振り三振で12セーブ目。
ホームランでしか勝ち越し、追加点が取れず、相手バッテリーの攻めに助けられた面もあり、攻守共、100点満点とは言えませんが、こういうロースコアの試合を勝つことで、地力をつけていくことができるという試合といったところです。
[追記]
ベンチにいても、スマフォやi Phoneでアプリを取得すれば(私もPuffinというアプリを取得して、移動中及び外出中は、見ています。)、選手達も解説を聴きながらプレーをすることが可能になりました。ということは、酷評された選手は、その解説者の名前を憶えているわけで・・・。流石に素人が書いたブログは読まないでしょうが。