セパ交流戦日本ハム対中日3回戦
先発は、北山亘基と福谷浩司
試合は、4-0で日本ハムの勝利
但し、これができれば、もう1ランク強いチームになれるのにと思われる走塁が生じたので書いていきます。
打者の仕事は、ヒットを打ったら終わりではない
打者走者を含め後続の走者は、一つ先の塁をオーバーランするに留まらず、本塁に向かって走り続け、ベースは、左股関節を外旋、右股関節を内旋してオーバーランすることにより、先頭の走者の本塁生還をアシストする。
1回表一死一二塁、万波は右前安打を打つ。
万波は、一塁ベースを蹴り、フェアゾーンをオーバーランした後、減速する。
二塁ベースに走らず、一塁に帰塁してしまう。
右翼手細川成也は、二塁に送球せず三塁に送球する。
一塁走者加藤豪将の本塁生還をアシストできなかった。
1回表一死一三塁、マルティネスは、中前安打を打つ。
岡林は、背側を左翼席、腹側を右翼席に向けて背走する。打球の落下点の後ろに回り込んで入り、サイドステップしながら、両腕前腕部を回外して両手首を背骨の方に引く。
右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
右肘を上げ直し、打球を後逸する。
マルティネスは二塁ベース手前で減速し、わずかにオーバーランした後、二塁に帰塁してしまう。
打球に触れた野手に先頭の走者の進行方向とは逆方向の三塁に投げさせることができなかった。一塁走者万波の本塁生還をアシストできなかった。
一死二三塁、三塁走者万波は、上川畑が左腕前腕部を回内した後、スタートを切る。
遊直で三塁に帰塁できなかったが、私見では、ライナーバックの失敗はOK
総合
一塁走者は、一二塁間、二塁走者は二三塁間、三塁走者は、三本間ハーフウェイでリードを取ることができます。
しかし、打者は、スイング(トップハンドの前腕部を回内)した後でないと打席から出ることができません。
アウトカウントを問わず、引手の肘を投球肩の方に入れ、引手の肘を抜いてトップを作りスローイングをする二塁手、三塁手、遊撃手、三塁手にとっては、打者走者を一塁でアウトにするのが最も簡単ですから一塁に投げます。
一塁走者は、アウトカウントを問わず、打者走者が先にアウトにならない限りは、出塁義務が生じ、守備側との関係では、フォースドプレイの関係が生じます。
タッグという動作が加わらないので、アウトカウントを問わず、引手の肘を投球肩の方に入れ、引手の肘を抜いてトップを作りスローイングをする遊撃手、三塁手にとっては、一塁走者を二塁でアウトにするのが最も簡単になります。
右翼手、中堅手、左翼手にとって二塁ベースが最も距離が近くなります。打者走者を二塁でアウトにするのが最も簡単です。
3アウトに取られる前に三塁に進塁をさせることができれば無安打でも得点できます。
すなわち、先頭の走者の進行方向とは逆の塁に投げさせることができるかが攻撃の鍵となります。
一方、守る側は、先頭打者の進行方向とは逆の塁に投げないことが無失点に近付けるポイントになります。
捻転差を作らずにオーバーハンドの高さに投球肘を上げることができる投手同士の対戦では、一人走者を出した後、併殺打、併殺崩れを含む内野ゴロ、犠飛、スクイズ、本盗という無安打による得点が行われ、5回までに0-3とされたチームは、プロの野手の守備率並みの確率で負けます(統計は偽造、洗脳できるので敢えて調べていません)。
投打の源泉及び土台
7回表、松山は、1球目、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。
左足拇指球で地面を蹴る。
左膝を右股関節のの高さまで上げる。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。
左膝を骨盤の高さまで上げる。
左膝を右股関節の高さまで下げる。
左膝を丹田の高さまで上げる。
左膝を下し、左足首の甲側を三塁方向に向ける。
右肘をコックアップする前、右腕のラインをインバートLにせず、右肘のコッキングの角度をアウトサイドにしたところで右腕前腕部を回外する(スタンダードW)。
左腕前腕部を回外する。
左足はスパイクの内側踵寄りから入射する。
右肘の上で右腕前腕部を回内する。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照