大勝ロースコアの試合の僅差負けは弱いチーム[対楽天22回戦F8-2E]

日本ハム対楽天22回戦、先発は、加藤貴之と早川隆久
大勝ロースコアの僅差負けは、弱いチーム
スコア上は、日本ハムの大勝であるが、今回の三連戦、楽天の側にも、実績のあるベテランを大量に補強しながら常勝チームを作れていない原因を看て取れた。
大勝した試合でも、その過程において、ロスが生じていないか重箱の隅をつついて分析しないとロースコアの僅差の試合に勝てない。ロースコアの僅差の試合を取れないと前年最下位からのリーグ優勝は実現できない。日本ハムの選手も楽天先発早川を攻略したとまでは言い難い。

早川隆久のピッチング

早川は、右肩を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントに向ける。両肩を結ぶラインと首の交わる角度をアウトサイド150°にする。左手首を底屈し、左手人差し指、中指の付け根にボールを嵌める。左手親指の指先のしなりは小さい。右足拇指球で地面を踏む。右膝がアウトサイド165°に屈曲し、左膝の前に出る。右肩が一塁方向に微動する。
左足踵で地面を荷重する。右肩を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントに向く。頸反射はしていない。
左手首を垂直に背屈する。右手首は底屈している。右肩が一塁方向に微動する。頸反射していない。右手親指の指先はボールの外側に反らす。左手親指の指先はボールの外側に反らすが、左手親指の指先のしなりは大きくない。左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、左足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせている。左腕前腕部は回内、右腕前腕部は回外している。左手首の背屈を底屈に近付ける。右肩が一塁線方向に微動する。頸反射していない。グラブは、背骨の左側でヘソの高さにセットしている。
左手首の背屈を垂直に近づける。右肩を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントに向く。頸反射していない。
右足の拇指球で地面を蹴る。右膝は丹田の高さでアウトサイド105°に屈曲する。グラブは、背骨の左側で首の高さに上げる。右足首は、背屈している。左足踵にウェイトがかかる。右肩が一塁方向にボール1個分動く。頸反射していない。右腕前腕部、左腕前腕部を丹田の高さで回外し、セットを解く。右膝の屈曲の角度をインサイド80°にする。右足首は背屈している。頸反射する。左足踵にウェイトがかかる。
右腕前腕部、左腕前腕部を回内する。右膝が伸展する。右足の前脛骨筋を回外(内反)する。右足の前脛骨筋が回内(外反)し、右足の裏が30°の角度で立つ。頸反射している。左足首が背屈し、左足踵が地面から浮く。左膝が折れ、左足つま先の前に出る。左手首は骨盤の左側を通過させず、左股関節よりも一塁ベース寄りで左手親指基節骨でボールを叩き、インバートWで左肘をつまみ上げる。頸反射している。
右足のスパイクの内側から入射する。左肘のアクセレーション前に頸反射していない。
リリースの直後、左腕上腕部が凹む。
右足のスパイクの外側のラインの踵寄りで地面を三塁側に蹴ってしまう。左腕前腕部を回外する。

髙田萌生のピッチング

髙田は、右足のスパイクの外側をプレートの三塁側に沿わせる。右肩を左打席の外側のラインからボール1個分入ったところに向ける。首と両肩の結ぶラインをアウトサイド120°にしている。グラブは背骨の右側でベルトの高さにセットしている。
左足の拇指球で地面を蹴る。左肩が左打席の外側のラインからボール2個分入ったところを向く。
2回目の左膝のレッグアップの後、左肩が左打席の外側のラインからボール3個分入ったところに動く。
右腕前腕部を回内する。両股関節を結ぶライン上で右腕前腕部を回外する。左足前脛骨筋が回内(外反)し、左足の裏が立つ。右足小指球にウェイトがかかるが、右足踵でも地面を荷重しており、Cアーチができている。右手の親指側、小指側も背中よりも腹側、プレート内に収まる。左肩関節は、左打席の内側のラインからボール2/3個分入ったところを向く。右手親指基節骨でボールを叩く。右足拇指球にウェイトが移り、Cアーチが崩れる。
左足のスパイクの内側から入射する。
右肘のアクセレーション前に右足拇指球にウェイトが移り、左股関節が外旋する。頸反射していない。リリース直前の右手小指基節骨の入射角は、55°である。左膝の屈曲の角度は140°である。
リリース直後に右腕上腕部棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドであるが、右肘の高さがスリークォーターである。右腕前腕部を回外後、右手人差し指と中指がくっ付かない。
右腕前腕部を回外後、右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。

吉川雄大のピッチング

右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。左肩を左打席の外側のラインからボール2個分入ったところに向ける。首と両肩が交わる角度をアウトサイド105°にしている。グラブは、背骨の前でヘソの高さにセットする。
グラブを背骨の前で、胸の高さに上げる。
グラブを背骨の前で首の高さに上げる。
首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド135°にする。
首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド145°にする。
首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド170°にする。左肩が左打席の外側のラインからボール1個分入ったところに向く。グラブを背骨の前で首の高さにセットする。
右足小指球で地面を踏む。
左足の拇指球で地面を蹴る。
左膝は、ヘソの高さでインサイド50°に屈曲する。頸反射していない。左足首は背屈している。右足踵にウェイトがかかる。
左足の甲側の足首、親指で空気を三塁側に蹴る。左肩が左打席の中心線からボール1.5個分外れたところに向く。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。頸反射していない。
左足は、スパイクの内側から入射する。
左肩を左打席の外側のラインに向ける。首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド160°にする。
2回目にレッグアップした後、左肩が左打席の外側のラインからボール2個分入ったところに向く。
チェンジアップを投じ、右腕前腕部を回外した後、右手中指と右手人差し指がくっつかない。

無死一塁及び一死一塁からのケース打撃

1回表、上川畑は、トップを解除後、ヘッドが立った分、遊撃が深い位置で追い付く、三遊間を破り得る安打となる。
杉谷が、投球の軌道に右肩関節を合せただけの打撃をしてニゴロを打つ。一塁走者を進められず、併殺崩れで、打者走者の杉谷が一塁に残る。
谷内は、辛うじてヘッドが残った分、中前安打となる。3回表の右中間を破る打球も、辛うじてヘッドは残っているが、前進守備を敷いてくれた分、二塁打になったことは否めない。
一塁走者の杉谷は、走塁におけるトップを作る前に右股関節が内旋して右膝が地面に被さる。左膝が外側に開く。左足の拇指球で地面を後ろに蹴ってトップを解除してしまう。
三塁に進塁できず、一死一二塁となる。一塁走者、二塁走者に進塁義務が生ずる。
木村文紀が、センター返しの打撃をする。打球が早川のグラブの中指側に当たって打球が地面に落ちる。
早川は、左手親指基節骨で地面に落ちたボールを叩いて左肘を上げる。トップを作ってサイドハンドで三塁に送球する。二塁走者の杉谷は、三塁フォースドアウトとなる。
中堅ベテランの杉谷、木村がこのようなプレーをしているところに日本ハムが最下位を独走している原因の一つが看て取れる。
8回表、髙田は、先頭の近藤に四球を与える。一塁走者に進塁義務が生ずる。
プロ野球のバッテリーでも、現実には、走者を出した後は、片方の膝を地面に付けずにノーバウンドで捕球でき、且つ一塁又は二塁に投げやすいアウトコースの膝元より上を主体に投球してくる。打者は、フライボールを産むインサイドアウトスイングをしないと後ろの膝が地面に着くまで振れない。
打者に、初球、ワンバウンド以外は、後ろの膝が地面に着くまでスイングすることを義務付ける。人間には、資質、本能は備わっていない。経済関係上、労働力商品の再生産が義務付けられている捕手がベアハンドの小指第二関節の内旋、投球肩関節の外旋にブレーキをかけて労働力商品を再生産する。打者は、二盗、三盗、及び本盗をアシストする。一塁走者に進塁義務が生ずるのは、打者がトップを解除した後である。打者がフライングエルボーをした後からトップを作った後までの間にスタートを切るディレードスチールが打者がトップを解除する前までは使える。走者は、トップを解除した後、左股関節の内旋運動の加速距離が長くなる。
バントで二塁に進めてからでも、三盗をして一死三塁とすれば、打者が安打を打てなくても、本盗をしなくても、二塁走者は、投ゴロ以外のゴロ又は飛球で得点できる。一死二塁においては二塁走者は、走者が詰まっておらず進塁義務が生じないので、ディレードスチールが使える。二塁走者に対しては投手が背を向けていないので投手の動き全てが感知できる。二塁手、遊撃手は、一塁手のようにコンスタントにベースに張り付いておらず、投手が牽制球を投じてから二塁ベースに入る。しかし、アウトコース膝元より上に投球してきた場合に、盗塁しやすいのは三盗よりも二盗である。投手捕手は、ベアハンドキャッチを頻繁に用いるが、捕手、外国人投手以外の、日本人の野手は、ベアハンドキャッチができない選手が多くグラブを持つ側の肩寄りでグラブで捕球する。私がバントを用いるとすれば、捕手以外に捕球させるプッシュバントを無死二塁としてからである。捕手以外の野手に捕球動作をさせてからスローイングさせる分、ディレードスタートによる進塁を助けることができる。
無死一塁の場面で、今川は、一塁側にバントして一塁走者を二塁に進める。
打者宇佐見の場面で、髙田は、宇佐美がファウルした投球以外は、全てインコース(左打者のアウトコース)の膝元より上に投球する。

宇佐見は、左手親指の基節骨でグリップを叩き、左手中指第二関節、薬指第二関節、小指第二関節をグリップに嵌めていく。頸反射している。左肘をヒッチして左手親指の指先をグリップの外側に反らすが、グリップを左手親指の基節骨で叩くのではなく、左手親指のPIP関節を屈曲して左手親指の指先でグリップを押す。左手首をコックする。左手小指第二関節の内旋が止まり左手中指から小指でグリップを搾ってしまう。フライングエルボーの前に右肘が左肩の方に入る。右足は、スパイクの外側から入射しているが右股関節が前に動く。引手の肘を抜いてから、トップを作った後、左肩関節の外旋が小さく、トップを解除しても左肩関節の内旋が加速しない。近藤の三盗をアシストできない。
宇佐見は、ニゴロを打って近藤は三塁に進塁するが、言い換えれば、本塁に還せずにアウトを一つくれてやる。
髙田は、松本剛を申告四球で出塁させ、一死一三塁
万波に対し、髙田が投じたのは、アウトローにワンバウンドし得る投球である。万波は、トップを作った後、右肩関節を外旋する(=スイングしない)。
代走石井が、スタートを切る。捕手の炭谷は、左膝を地面に着いて捕球し、フライングエルボーをしたところで二塁スローイングの動作を止め、右腕前腕部を回外してスタンダードでフライングエルボーをして右手5本指の付け根を三塁線に向けたところでスローイングの動作を止める。石井は、二盗に成功する。
万波は、右腕前腕部を回外後、ヘッドを投球の軌道の下にこすらせ、中前安打
上川畑は、右翼線に安打を打つ。渡邊は背骨の左側で捕球後、右手にボールを持ちかえるが、左肩が地面に被さる。左肩を開いてトップを作ると右肩関節が内旋してボールを地面に叩き付ける。一塁走者の万波が本塁に還り、中継に入った浅村がボールを拾って本塁に送球する間に打者走者の上川畑が二塁に進塁する。

参考資料

楽天

2回表、早川は、19球目、今川に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
2回表、早川は、20球目、今川に対し、アウトロー(右打者のインロー)にフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
3回表、早川は、34球目、上川畑に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
3回表、早川は、35球目、上川畑に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
5回表、早川は、78球目、杉谷(右打席)に対し、アウトロー(右打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
7回表、髙田萌生は、6球目、谷内に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、吉川雄大は、3球目、谷内に対し、アウトローにカットボールをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、吉川雄大は、4球目、谷内に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、吉川雄大は、9球目、アルカンタラ(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

日本ハム

3回裏、加藤は、36球目、西川遥輝に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
9回裏、玉井は、3球目、浅村に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
9回裏、玉井は、5球目、浅村に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
9回裏、吉田輝星は、12球目、マルモレホスに対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。